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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
241. さよなら子供たち 《ネタバレ》 当たり前のことだけど、戦時中でも、子供は学校に行くし、友だちもできる。戦後の作家がよく戦争を描くけど、こういうリアルタイムで戦時中に生きていた作家しか描けない視点がある。ルイマルの作家としての誠実さが伝わった1本でした。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-10 14:06:21) 242. ルシアンの青春 《ネタバレ》 いろんな意見があると思う。でも自分はこの作品は青春モノとしてはかなり良く出来ていると思う。ルイマルは「死刑台のエレベーター」くらいしか観てなかったが、今だから上から目線で戦争中の善悪を知っている我々と違って、この時代、何の情報もない時代に善悪の判断ができない頃の若者たちがどう振舞ったか、まして田舎から出てきた少年がどう思ったか、それを見事に映画として創りあげたと思う。ルイマルに俄然、敬意を表して、他の作品も出来るだけ観てみたくなった。またヒロインの女性がとてもきれい。この女性の家族がどうなるか、ハラハラして観ていた。この少年の末路も気になった。あっという間の130分だった。青春映画なのだから、あのラストでいいと思った。[DVD(字幕)] 9点(2010-02-09 16:05:14) 243. レスラー 良かった。男の顔は履歴書というが、ミッキーロークはいい顔している。「ナインハーフ」の頃のたらし屋の顔ではない。ストリッパー役の女優(マリサ・トメイ)はきれいなのに、あんな役までやらされて、それでも演じちゃう。ああいうストリッパーって日本よりも敷居が低いのかな?客とはちゃんと一線ひくし。まあ、なにせ凄い。最後の「みんながオレの家族だ!」というセリフ、いい事言うと思ったが、ちょっと寂しい感じもした。[DVD(字幕)] 8点(2010-01-28 20:34:55) 244. 離愁(1973) 《ネタバレ》 列車の中で皆が寝てる隣で、愛しあってしまうというシチュエーションにう~んと唸ってしまう。「スターリングラード」もそうだったけど、皆が気づいたら、どうしますのん、と思ってしまう。この時点で彼女はスパイだったのか、それともメガネの主人公と病院で別れてから、スパイになったのかは分からない。前者なら彼女は「強い」女性だし、後者ならかわいそうな女性だ。最後の彼女の表情から、自分は後者じゃないか、って気がするんだよね。あんな美人が寄ってきたら、子供じゃないんだし、そりゃ男性なら・・・・[ビデオ(字幕)] 7点(2009-10-11 22:29:14) 245. 二十四時間の情事 《ネタバレ》 マルグリッドデュラスの映画は、どれも言葉が多く、そしてどの言葉もきれい。 殺されてしまったドイツ兵に恋をしていた女性の心の傷を 原爆被爆国、日本の男性が癒す話。 戦争は国を超えて、みんなに何らかの形で傷を負わす。 できることなら、戦争なんてない方が全くもっていいのだが・・[DVD(字幕)] 6点(2009-09-06 22:19:49)《改行有》 246. バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 お美しいミラ嬢はさすが傷つけられないですよね。良かったあ。続編、期待。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-06-29 17:14:31) 247. 太陽がいっぱい 《ネタバレ》 切ない話です。このアランドロンの演じた男は孤独な男です。金持ちのボンボンといい女の情事を窓から見ているシーンはつらいものがあります。こんな友達ともいえない関係なんかさっさと切って、自分と相応の友達作って、ちょい悪な遊びでもしてた方がずっと楽しかったろうに。金の為とはいえ、ここまで自分を貶めるような環境はさっさと抜け出した方が良いのです。気の毒な話でした。ニーノロータの音楽が寂しい人生を言いあらわしてました。学生の頃、映画談義でこの「太陽がいっぱい」の曲と「ゴッドファーザー」の曲や「ロミオとジュリエット」の曲の出だしを間違わずに歌えるか、なんて事、やっていた事を思い出しました。ニーノロータ最高![ビデオ(字幕)] 8点(2009-06-02 19:18:24) 248. つぐない 《ネタバレ》 こんなラストを観たくて、最後まで観たのではない!と言いたいくらいのラスト。才気を感じさせる演出や音楽。この女の子は、演技と思えないくらいの、存在感。それが、それから4~5年、自分のやった事に気づいて、自分を責めたのであろう、と思わせるような表情に力のない女性を配してる。また、どのシーンもセンスがあふれる映像。演出も進化するんだなあ。[DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 18:41:09)(良:1票) 249. やわらかい手 《ネタバレ》 甘っちょろい人生観なんて吹き飛ばしてしまうような映画でした。フェードイン、フェードアウトを多用し、音楽も地味で、内容だけ聞くとコメディかな?と思ってしまうような映画ですが、人生の陰影を浮き彫りにした、味わい深い作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 23:36:21) 250. ヘカテ 《ネタバレ》 愛と狂気は裏表?偉そうな事は言えないけど、こういう話はいいですね。主人公の男性が魅力がなかったのが残念。もうちょっと可愛げがあれば、女神も微笑んでくれたんじゃないかな?[ビデオ(字幕)] 6点(2008-11-28 02:19:38) 251. レディ・チャタレー(2006) 《ネタバレ》 自分の感情に素直にしたがった女性の映画。最後の幸せそうな二人を見てると、あ~良かった、と思った。変な噂が広まり、二人の恋は引き裂かれるかとハラハラしてたが、そういう事もなく、観終った後はじわ~っといい感じがする。こんな毒のない映画の原作がなぜ、表現が過激だと言って、裁判になったのだろう?そんなら今、あっちこっちにある、毒のある映画を何故訴えない。しかし、まあこういうストレートなラブストーリーもいいね。観てて、「ピアノレッスン」を思い出したが、自分にはこの作品の方が良かった。[DVD(字幕)] 8点(2008-11-06 16:24:42) 252. プライドと偏見 《ネタバレ》 原作未読。素直になれない頑固者なら、もう少しその辺の描写が欲しかった。リズはともかく、ダーシーが告白するところが映画の前半で、ダーシーがどういう人物か、まだ掴めないときだったので、そんなにプライド高い嫌な奴という印象がなかった。中盤あたりから、ダーシーの目は誰かも書いてましたが、濡れた子犬のような目になっちゃって、素直な青年じゃん!と思って観てました。でもやはり結婚は金ですか・・・ちょっと寂しい。最後の方のジュディディンチの演じるおばちゃんとリズの対決が面白かった。毅然としてるリズを演じたキーラはホントに綺麗な方ですね。他の姉妹と違和感がありました。最後のお父さんの「これ程の男でなかったら、手放さなかった」は良いセリフですね。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-29 00:15:58) 253. ルートヴィヒ(1972) 《ネタバレ》 男の没落を描く映画は多い。そのほとんどは、女、酒、ドラッグなのだが、芸術に耽溺してボロボロになるのは、国王ならでは・・。国務よりも、趣味に興じるから当たり前といえば、当たり前だが。国王が引きこもってオタクになってしまったから、戦争には負けるは、政治には無関心になるは・・。金は使い放題だから、税金でワグナーの借金肩代わりしたり、洒落たお城の建築に夢中になるというのは、スケールが大きい。それでも国民から人気があるのは面白いね。ビスコンティの映画らしく、女性が重要なファクターにならず、男一色なので、観てて少し疲れました。[DVD(字幕)] 7点(2008-07-08 17:08:40) 254. イノセント 《ネタバレ》 再見。貴族の弱さを描いている映画。と同時にビスコンティの限界でもあったのかな?この作品が最後だもんね。今の時代、この映画が公開されたら、女性たちから総スカンを食らいそうな展開だよね。女優たちの言葉にしない表情が、ものすごくこの映画を確かなものにしている。「青い体験」のラウラアントネッリが、女優として確かな人だということが分かる。この映画では、赤ちゃんを寒空に置く場面は、主人公の貴族が自分の敗北を認めたくないというのが、彼の行動の理由になっているけど、女性の強い今の時代に、再解釈してリメイクされたら、実はあの赤ちゃんは、自分の息子だったという展開もありうる。どのみち、あの主人公の貴族は、ボロボロになるのは間違いないけどね~。部屋の調度品からインテリアまで細部まで美しい映像の中、その中に住む人間が醜いというのは、何とも皮肉な・・。人間賛歌ではないねぇ。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-06-23 02:26:16) 255. 暗黒街のふたり 《ネタバレ》 先に「地下室のメロディ」や「現金に手を出すな」を観てたので、この邦題からして、ギャングものと思ってしまった。でも、ジャンギャバンの懐深いおとっちゃん役も悪くない。味がある。この映画に出てくるような、むかつく刑事や裁判官が出てくる物語って結構あるけど(例えば「暴力脱獄」のような)、これが源流だったか。ラスト、観客にもハッピーエンドなのか、そうじゃないのか、中々教えてくれないので、(観終わった後の感想は)ちょっとがっかりだった。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-19 22:54:48) 256. 迷子の警察音楽隊 《ネタバレ》 女主人と若い警官が軽々と関係もってしまう、それを見てる団長さんの表情が忘れられない。妻も子も理解できなかった彼の孤独を思うとつらいものがある。もっと音楽が前面に出る映画かと思ってたら、話は特に盛り上がることなかった。でも一気に観られた。[DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 18:06:02) 257. 映画に愛をこめて/アメリカの夜 面白かった。撮影中は毎日がお祭りみたいで楽しかろうと思う。しかも撮影後はホテルで自由に楽しんでる。でも、撮影が終われば、各自、別の仕事でバラバラになって行く。ちょっと寂しかろうな。この映画に出てくる監督は、タイトなスケジュールの中、ストレスもあるだろうに、現場ではどんな小さな質問にも丁寧に答えてる。ホント、自分の世界を構築する映画つくりが好きなんだろうね。そして、そんな監督についていくスタッフ。羨ましい気もするけど、家庭はもてないよね。映画の仲間が家族みたいなもんだから。[DVD(字幕)] 8点(2008-06-11 15:31:30) 258. 家族の肖像 《ネタバレ》 まあ、勝手な事ばっかり言って、教授のメイドさんを自分のメイドみたいに扱う失礼な連中。正直、教授の静かな生活に突然、押し入ってきたこの連中を好きになるのは最後まで無理でした。でもビスコンティの映画って、自分の体験をそのまま、映画化したからかもしれないが、上流の生活がどういうものかが分かる貴重な作家ですよね。「ベニスに死す」も良かったし、この監督の作品はDVDで揃える価値がありそう。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-05-28 17:37:37) 259. 現金に手を出すな 《ネタバレ》 これは犯罪映画というより、ジャンギャバン扮するマックスのダンディズムを楽しむ映画ですね。品格がある。ギャング映画といえば、下っ端はすぐ殺されてしまうけど、この映画は中々人を殺めない。結局、マックスは犯罪で得た老後の資金を失う事になりますけど、それは映画のお決まりで、仕方ないですね。でもこの後、どうやってマックスたちは生きていくのでしょう。これの後、金に困って、おこした犯罪が「地下室のメロディ」なら面白いんですけどね。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-22 17:25:20) 260. 哀しみのトリスターナ 養女に手を出さなきゃ、尊敬されて幸せに終わったであろうに・・・女は怖い、男は弱い。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-20 21:01:38)
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