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プロフィール
コメント数 1991
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  気狂いピエロ 《ネタバレ》 さてゴダールものである。 以前「右側に気をつけろ」を観て、さっぱり意味が分からなかったので、 今回は理論武装して、挑んだ。 当時の映画のあり方に批判的、実験的に模索していたのがヌーベルバーグである。 ゴダールの本作は、その代表ともいえる作品で、実験的かつ政治的メッセージをこめた代表作である。 今では、政治的メッセージを込めた実験映画は、数多く創られていて、youtubeなどでも散見される。 本作では、男女の会話で、それらしきことがほのめかされるだけだが、当時は衝撃的だった。 ストーリーはまったくない?(原作があるみたいだけど・・) ただ当時のアメリカのベトナム戦争や、世界を変えつつあった消費文化を 風刺しつつ、シネマスコープのスタイリッシュな映像で男女の逃避行が描かれる。 (男女の逃避行と言えば、「俺たちに明日はない」だが、この作品の2年後である) 筋を追って、観ていたら、何が何だがさっぱり分からなくなってしまうとこだろう。 「勝手にしやがれ」はまだ映画として成立していたが・・ まったく「ゴダールには気をつけろ」だ(笑) ※「ゴダールに気をつけろ」という映画本がありますね。図書館ででも見てみようっと。[ビデオ(字幕)] 7点(2018-12-06 17:01:40)《改行有》

42.  溝の中の月 《ネタバレ》 ベネックスは、果たしてどういう人なのだろう? オタクな「ディーバ」と過激な「ベティブルー」の間に製作された興味深い一本。 この映画では、危ういところで何とか正気を保っている。 二人の女性の間で揺れ、迷路にさまよいこむジェラールデパルテゥ。 怪しい魅力を放つのは、当時のアイドルスター、ナスターシャキンスキー。 エンディングの曲が何もかも表してる。 音楽とは言えない程、破たんした曲から、まっとうな曲へと変わっていく様が この主人公の、気持ちのありようを表してる。 ベネックスは、真っ当な人ではなかろうか? ますます興味深くなってきた。 今日は、このまま「ベティブルー」を再見することにしよう。[ビデオ(字幕)] 7点(2018-07-21 02:39:16)《改行有》

43.  フェリーニのアマルコルド 《ネタバレ》 特にストーリーらしきものはない。 群像劇かというとそうでもない。 フェリーニの子ども時代の思い出を映画にしたような感じだ。 これは「道」や「甘い生活」のフェリーニというより、 「81/2」に近い。 画面のどこかに映画的仕掛けがあり、それで最後まで観せるという映画だ。 何よりニーノロータの音楽がいい。 僕は青春時代、「81/2」と「アマルコルド」の彼の曲を先に聞いて、どんな映画なんだろうと 胸をワクワクさせていた。 ついに観る機会を得たときの気持ちは舞い上がるようなものだった。 映画の楽しみは、こういうところもある。[DVD(字幕)] 7点(2018-06-02 15:02:11)《改行有》

44.  ぼくの伯父さん 《ネタバレ》 もう前のレビュワーの方もおっしゃってますけど、ほんとチャップリンです(笑) デザイン重視のモダンな生活にふりまわされる人間たち。 デザインに合わせて、生活をする金持ちたちと、マイペースでのほほんと生きてる伯父さんの対比が絶妙です。 デザインとは何のためのものか?と見直される前の感覚のデザインが笑いを誘います。 犬がまた元気でね。犬と子どもたちが活き活きしてます。 終始、のんびりしたBGMがリラックスした気分にさせてくれます。 こんな牧歌的な人たちももういなくなりました。 観終わって、少し寂しい気持ちになりましたね。[DVD(字幕)] 7点(2018-02-18 15:41:50)《改行有》

45.  鞄を持った女 《ネタバレ》 クラウディア・カルディナーレ。そうか!この女優か!有名な人だけど、若いころの彼女の映画は初めてだ。薄幸な女性を見事に演じている。悪い男に騙されても、自分をしっかり持っている女性。その男のウブな弟が恋心を抱くも、イタズラ心は起こさず、真摯に向き合う。 彼女の顔にイタズラっぽい笑みは似合わない。 その後、元カレから暴力を受けたり、その上司に口説かれても、決して堕ちていかない。ただ目力がどんどん失われていく様子がしっかり描かれている。 ボロボロの彼女はトボトボと駅を歩いて、FINである。 悪い男がどうなるとかそんな展開はない。ただ観客はボロボロになっていく彼女が悪い女にならぬよう思いながら、スクリーンの手前でじっと観ている。 このような映画は、昔の汚い映画館がよく似合う。鑑賞後、シミのついた映画館の廊下を歩いて、彼女を思いながら帰路につくのが似合っている。 そんな映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-06 18:52:46)《改行有》

46.  預言者 《ネタバレ》 「預言者」というあだ名がタイトルなんだね。刑務所の老ボスの手足となり、動いてるうちに、ちょっとしたスキをついて、そのボスを追い落とし、刑務所の新ボスになる青年の話。シャバの友人とのコルシカ語を使った、一瞬の判断が決め手だった。見所の多い映画。面白い。映画の本に紹介されてたので鑑賞。150分の長編なるも、ダレルことなく、ラストまで観せる。ラスト、後ろから近づく車が何を意味するか?主人公は犯罪に手を染めてるので、単純なハッピーエンドでもないようだ。[DVD(字幕)] 7点(2017-01-21 16:57:43)

47.  サンドラの週末 《ネタバレ》 ダルデンヌ兄弟の新作。会社は金を得るための集まり。時として一緒に助け合ったりして働いてる「仲間」なのに、その「仲間」より金の方を優先する人も出てくる。サンドラは、ボーナスか自分かの選択を突きつけられた「仲間」に接していくうちに、この会社は一緒に働くのに値しない会社だと分かってくる。結局、サンドラはクビになるのだが、ボーナスより彼女を選んだ仲間には、大切なものを失わずに済んだ誇りのようなものが残る。ダルデンヌ兄弟は、新しい社会の病理などに飛びつかず、今足元で起こっている人の絆の問題を、改めて何度も何度も映画にしていく。新しい社会問題を取り上げるのだけが、映画ではない。もしかすると歴史に残る作品は、ダルデンヌ兄弟の方の作品かもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2016-07-30 13:54:19)

48.  道(1954) 《ネタバレ》 フェリーニは当時の映像作家に与えた影響は大きいらしく、我々は孫、ひ孫の観客だから、今では当たり前の感性や演出がなされていて、インパクトは少ないが感慨深い。ベテランすぎるアニメーターも、フェリーニの影響受けてたとか言ってる程なのだ。ありがたみの分かりにくいのが、文化の「古典」たるもの。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-09-24 01:28:35)

49.  エレニの帰郷 《ネタバレ》 テオアンゲロプロス監督は、この作品では、時間軸で物語を組み立てて分かりやすくした方が良かったのではないか?いい作品なのだが、主人公と孫が同じ名前なので、分かりづらい。しかもウォレムデフォーが息子だということが中盤まで分からないため、冒頭の二つの物語が何なのか、観ている方は関心持って観るが、結局主人公の息子と言うだけで、特に物語にサスペンス性も持たずに終わるので、却って観ている方を混乱させるのだ。しかし、難点はその点だけで、とてもいい作品だ。ロシアからの出国の際、しぶる祖父に孫が歌を歌って、未来に向かって生きようと諭されるところや、主人公のユダヤ人の友人が最後の船の場面ではカメラの演出が心情を表してて、堂々たる演出が見られて、未完の3部作とはいえ、見事な巨匠の遺作と言える。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-20 19:07:35)

50.  愛の嵐 《ネタバレ》 女性監督で、戦時中にユダヤ人女性がナチスに酷い目にあったという設定からして、こりゃダークボガード、ボロボロにされるわ、と思って観ていたら、???。シャーロットランプリング演じる女性があまり頭が良くないのは分かるんだけど・・。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-23 11:53:05)

51.  甘い生活 《ネタバレ》 華々しいスターの交遊を見ていた記者のマルチェロは、自分もデタラメになり、最後一気に爆発する。「甘い」生活を見ていても、仕事と割り切んなきゃ・・。スターの周りって生活破たんする人、多そぉ~。怖!。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-23 11:49:10)

52.  ビッグ・マグナム77 《ネタバレ》 クリスティばりのミステリーと、派手なカーチェイスやマグナムをドンドン撃ったりするアクションもふんだんなサービス満点の娯楽映画。しかし娯楽優先のため、人間描写が粗い。こんな兄妹、まぁいないでしょ(笑)鑑賞後、何も残らないけど、楽しめます。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-04-20 23:48:18)

53.  8 1/2 《ネタバレ》 フェリーニの良さは自分には分かりにくかった。何故かというと、彼の映画のイメージのセンスは、影響を受けた後のいろんなジャンルの創り手によって、進化しており、それを観てきた私には分かりにくかったのだ。これは映画だけでなく、マンガ、小説においても言える。噂に聞いた伝説の作品をいざ、観てみると、ちょっと物足りなかったりする感じ。しかしこの作品は、にもかかわらず、風格がある。有名な映画である。最初は戸惑った。いつになったら物語がはじまるのか?しかし慌てない。これは「去年マリエンバードで」か?それならと思い、肩に力を抜いて、観てみた。最後まで見て、トリュフォーの「アメリカの夜」よりも、正直な映画創りの実感だろうと思った。映画は一人ではできない芸術だ。混乱の内に映画作りが始まってしまう芸術家の正直な感情の吐露だろう。そう思うと、ちょっとユーモアのある作品だ。それにしてもフェリーニって巨大な建築物や船を映画に出すのが得意ですね。さらにニーノロータの名曲が冴える。この映画の彼の曲は特に好きだなぁ。 (再見) 画面から目をそらさせぬ演出にうなった。これは映画の教科書だったんだ!大筋の分かってた2度目の方が面白かった。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-04 20:24:18)《改行有》

54.  殺し(1962) 《ネタバレ》 べルトリッチにも、キューブリックの「現金に体を張れ」のような面白く仕上げた若き日の作品があるんだね。作家性が現れる前のキッチリした仕事というか。なるほど確かに「羅生門」を思い出すような、タランティーノが一世風靡した頃の作品のような、同じ場面を違う視点から描くという演出方法。でも何か彼の映像には、詩人であるだけに、どこか品があるね。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-03 21:29:38)

55.  シェルタリング・スカイ 《ネタバレ》 「自分」のない人間を扱うのが好きなベルトリッチらしい作品。風土があって、文化があって、人間は品位を保つ。文化的に成功を収めた二人の夫婦が「文化」のない砂漠に来たら、どうなるか?ベルトリッチはそこで夫と死別した女性の転落をきれいな音楽の中で描く。この女性に体当たりの演技をしたのは、アカデミー(ノミネート)女優のデブラウィンガー。アクの強い旦那の強い理由は、妻への強い愛だった。それが死別のときに分かってても、妻であった彼女は糸の切れた凧のように、砂漠の放浪の民の男性に弄ばれてしまう。当然、放浪の民にも女性たちはいる。そこの女性たちの軽蔑のまなざしの中、彼女は追いだされる。そしてボロボロになって、話を聞きつけた現地の同国人が助けに現れる。最後、無口な老人の表情が、人生は無限ではない、その時々を一生懸命生きればよい、いたずらに自分を貶める必要はない、と語るのだった。自分はそう解釈しました。自分もできれば、生まれ育った国や土地を離れたくない。しかしそれがままならない時は、もみくちゃになってでも生きねば、と思う。ベルトリッチが空っぽ人間を責めるのを止めだした頃の作品です。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-01-21 05:12:23)

56.  明日へのチケット 《ネタバレ》 そっか、3監督のオムニバスだったんだね。最後のケンローチに快哉を叫んだ。さすが、体制に疑問を抱く社会派をつくる監督らしいね。最後の若者のさわやかさが素敵だった。2作目のキアロスタミの描く車掌さんがあまりにも良いもんだから、最後なんとかしてく れると思ってたけど、監督ちがえば、車掌の人格もちがうんだ。映画としてはどうなんだろう?キアロスタミは、わがままなおばさんにソフトに接するその車掌が良いんだなぁ。キアロスタミ節を感じた。よく知らない監督の1作目も女の人の優しい気配りに、恋の香りがして、男の人が紳士になって、こぼれたミルクを難民の人たちに持っていく話もすきです。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-23 14:39:30)《改行有》

57.  暗殺の森 《ネタバレ》 退廃を明るく美しく。明るい光の中で空っぽ人間のファシズム時における空っぽぶりを描く。護衛のとっちゃんの一言「仕事でも卑怯な奴の相手は嫌だ」、これに尽きるんじゃない?自分としては、悪趣味じゃないセンスでスタイリッシュに退廃を描いてる感じが、大友克洋のマンガ「AKIRA」の1巻あたりの感じに似てると思った。この後の「ラストタンゴ」の汚れっぷりから、案外この映画はベルトリッチ本人の自分の空っぽぶりを素直な感じで描いたのかな?でもその後たくさん見事な作品を創っていっているようだから、彼は立派に立ち直ったのかもしれないね。この映画に関しては主人公の魅力の無さから7点です・・[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 09:58:32)

58.  レ・ミゼラブル(1958) 小さいとき、学校で観た映画です。改めて観ると、あぁこんな場面あったなぁと思い出しました。自分に何かしら大きな影響を与えているかもしれないと思いながら観ました。画面が粗くても、ジャンギャバンの存在感でぐいぐい画面にひきこまれます。観終わった後、何やら大きな勉強した気分になりました。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-18 02:47:37)

59.  少年と自転車 閉塞感のある国って、この日本国だけでなくあるもんなんですね。でもダルデンヌ兄弟監督は、決して誰も大きな声で裁かないし、悲しいラストにもしない。どうしようもない現実の中で、何とか前向きにちゃんと生きようとする人間たちを静かに見守る。この監督の姿勢、日本の監督も見習ってほしいです。このような映画が生まれることを映画ファンとして切望します。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-11 02:03:18)

60.  オンリー・ユー(1994) 《ネタバレ》 恋人たちを応援する、周囲の目が気持ちいいのが嬉しい。世界共通なんでしょうか?ラストもほのぼの。何とも観終わってハッピーになる映画でした。それにしても社会派ノーマンジェイソンがこんな可愛らしい映画も撮っていたとは・・この映画からは社会派のきな臭い匂いはほとんど感じ取ることができませんでした。こんな風にみんな幸せになれば、社会がどうだとか気にならないですもんね。いやぁいいもんを観た。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-13 01:34:48)

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