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1. アイダよ、何処へ?
《ネタバレ》 国連の紛争現場での悪戦苦闘ぶりを描いた映画は、ほかに「ノーマンズランド」がある。
国連も人道的に有意義なことをいっぱいしているだろうが、
やはり映画が取り上げるのは、こういう過酷な現状である。
映画は、紛争現場の国連の動きの中で、なんとか正気を保とうとする
女性を描いてる。
きついな、と思ったのは、セルビア人との関わりの証拠を処分する中で、
夫が3年半の間、紛争の記録をつけた日記すら処分していたことである。
歴史は、このような戦火をかいくぐれなかった記録が膨大にある中で、
わずかに残った記録から形づけられているのだろう・・[DVD(字幕)] 7点(2023-02-25 23:23:23)《改行有》
2. ゼロの未来
《ネタバレ》 近未来の魂のなさそうな人を描いた、魂のこもった愛すべきSF大作。「未来世紀ブラジル」で脚光を浴びたテリーギリアム、ここにきて、本当に自分の納得いく作品を仕上げた感がある。小道具まで愛すべき要素たっぷりで、じっくり観るためのDVDが欲しい。[DVD(字幕)] 8点(2016-03-13 00:27:12)
3. ガッジョ・ディーロ
《ネタバレ》 これは定住民族の道徳などで解釈してはいけない映画だ。映画の本来持つパワーをこの映画で感じた。異文化の映画に触れる体験の面白さこそ、文化の持つ意味ではないか。後半の牢から出てきた息子の悲劇と、ジブシーの間の排他性は結びついてるのかもしれない。ジプシー民族は分からない。でもそれに触れて、自分も何かを感じた。それは主人公のパリっ子と同じなのかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-10 21:45:12)
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