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1. アド・アストラ
《ネタバレ》 静かな映画だった。
思うに、アメリカは日本の人口の3倍くらいしかいないのに、
あれだけ広大な大陸にいるわけだから、孤独感も日本よりもありそうだ。
夜、荒野をBGMなしで自動車で走らせる彼らは、宇宙船にいる心境なんじゃないかな?
それでもしばらく走らせば、レストランとかあったりして、ほっと一息つける。
あぁ一人じゃないんだと・・
でも宇宙の広さは計り知れない。
知的生命体いないかもしれないわけだし、そりゃ宇宙の孤独感は半端ない。
だから身近な人を大事にしないと・・
お父さんはそこに気がつかず、開拓者精神ばかりの人だったんだね。[DVD(字幕)] 7点(2020-01-13 19:16:27)《改行有》
2. アンジェリカの微笑み
《ネタバレ》 老監督の作品は、濃厚な時間が漂っている。
本作品は、言葉にできない映画体験だ。
死人のアンジェリカに心奪われた青年が、最後旅立つ、と言い切ってしまうには、
あまりにもそこに濃い内容があるような気がしてならない。
故人に恋する。このモチーフで「ある日どこかで」という映画がある。
しかし、この作品は、SF的に昔にタイムトリップしてしまう。
いかにも、何とかしてしまうというアメリカ映画なのだが・・
ポルトガルの老監督は、死人に恋して、死んだ、それも人生という感じで、
大らかな大地と共に人生賛歌をそこに描く。[DVD(字幕)] 7点(2019-07-28 16:30:20)《改行有》
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