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プロフィール
コメント数 2279
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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221.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》  お仕事系ドラマ。家族愛。そしてサクセス。  主人公カールを演じるのはジョン・ファヴロー。ビジュアル的にはただのオッサン。でも有名シェフで人望有り。きれいな元奥さんや彼女とも仲が良い。部下も息子も慕ってくれる。店を開けば人気者。独立し、自分が本当にしたい仕事で大成功。  まさにこれは、アラフォー、アラフィフの願望をつめこみまくったサクセスストーリー。  40代中間管理職の私にとってまさにツボな映画。  極端にデフォルメされたキャラは登場しない。ハラハラドキドキなハプニングも一切なし。でも嬉しいサプライズがいくつか用意されているので、ハッピーなドキドキには事欠きません。  刺激も毒気も少なめですが、コロナと仕事で心身ともに疲れきっている今にぴったりの作品でした。  家族っていい。夫婦っていい。仲間っていい。子供っていい。仕事っていい。  すべてに前向きになれる応援ソングのような映画。こんな映画があったっていい。[DVD(字幕)] 8点(2020-09-27 03:27:43)(良:1票) 《改行有》

222.  アパートメント(1996) 《ネタバレ》  もう絶対無理なタイプの映画でした。ってゆーか、マックス、早く仕事しに日本に行ってください。大口の契約なんでしょ。いきなりダメ人間っぷりを見せつけないでください。仕事にプライドもって頑張る人物であればもっと感情移入できたのに・・・。  そしてアリス。本当にあなたは最低です。映画が面白くなるのであれば何しても良いわけではありません。アリスのことを心から信頼し、大切に思う人達の心を騙し、裏切り、踏みにじり、自己愛に溺れるあなたに全くついていくことができません。あなたのせいでリザは死んでしまったのですよ。  そしてマックスの友人君。自己顕示欲が強い一方で、実は結構情けないタイプのそこのあなた。あなたの存在はこの映画の中で、リザと並んで僕をほっとさせる貴重な人物でした。だから・・・まじドンマイ!  とゆーことで、ミステリー調なストーリーはとても好きです。(中盤くらいでアリスの正体がわかっちゃっうのは残念ですが)断片的なシーンや伏線を少しずつつなぎ合わせ、少しずつネタバレしていく演出なんか最高です。だけど僕はこの映画が大キライです。[DVD(字幕)] 3点(2014-04-10 05:08:46)(良:1票) 《改行有》

223.  脳男 《ネタバレ》  あまりにもカルト臭、B級臭のするタイトル。でも出演者のみなさまはなかなか豪華。で、実際見てみたらこれが何とも面白い。こうなってくると、なんだかタイトルでずいぶん損している気がします。  ぴりりとした緊張感のサスペンスフルな展開。冒頭、いきなりおばさんが舌を切られるショッキングな映像。ここで女の子二人の顔はまだ見せないことで、より不気味さと狂気が強調されています。  更にはそこからのバス爆破。これ以上ないつかみ。これだけでもおなかいっぱいなのに、次に登場するは脳男。ぶっとんだサイコパス相手に冷酷無比な殺人マシーン。これ以上ない純度100パーセントのダークヒーローもの。厳しい評価も受けているようですが、私はこーゆーの大好きです。  女の子たちはオープニングで。脳男は留置所で。これ以上ないくらいの見せ場を作ります。この両者が相まみえるときが楽しみでならない。そんな期待を抱かせるのです。  中盤はだれそうになるものの、効果的な音楽の使い方と、何かが起こりそうな雰囲気が常に一定の緊張感を与えてくれます。これはうまい。それに鈴木一郎の正体に興味津々。退所して会いに来た志村の不気味な存在感もパンチが利いています。  唯一不満があるとしたら終盤。まず茶屋刑事が脳男を殺そうとしたことにドン引き。それに、新米を救うために殺そうとしたのは百歩譲って許せはしないが理解できるとして、駐車場で脳男に引き金を引いたのはマジで意味がわからない。新米が死んだあとに脳男を殺そうとするのは違うでしょ?茶屋刑事には最後まで刑事としての正義を貫いてほしかった。  そして最後の対決。これまでさんざん盛り上げておいて、ただ車ではねるだけって、それは芸がないんじゃない?  脳男もあれだけ天才っぷり強調してきたのだから黙ってはねられないで。  絶対このままでは終わらないと思っていた志村のラスト、良しです。すっきりしました。[DVD(邦画)] 9点(2023-04-25 14:25:04)(良:1票) 《改行有》

224.  ワイルド・スピードX2 《ネタバレ》  『1』がイマイチでしたので、見るかどうか迷ったのですが、見て良かったです。  凄く面白くなっています。  ストーリーにちゃんと必然性があります。  一人一人の行動の動機が、はっきりしています。  映像、スピード感は、前作を凌いでいるのではないでしょうか。  コーナリングが多くなったことで、レースっぽさも前作よりあります。  公道でのカーチェイスも、トラックしか出なかった前作に比べ、障害物(一般車やトラック)が多くなったことで迫力が増しています。  地元の警察やらFBIやらがわんさか出てきて、みんなで追いかけっこしているのは、理屈抜きで楽しいものです。  車庫からたくさんのスーパーカーが出てきて、追跡を撹乱する仕掛けは、大掛かりでわくわくします。  これだけサスペンスフルで、ドラマ性があって、ちょっとコメディな部分もあると、車のことがよくわからなくても全然楽しめます。  前作は、はっきり言って、一部の玄人よりの作品であったのに対し、今作は万人向けのエンターテイメントに仕上がっています。  映画としての完成度は雲泥の差でしょう。  よくある『刑事のバディもの』的なテイストがあるのも嬉しい。  仲が悪かった二人がいつの間にか協力し合っています。もはや使い古されたプロットかもしれませんが、やはりこーゆーのが楽しいです。  『使い古された~』とか言わずに、面白いものは面白いんだから、使い古されたものでも良いものはどんどん使って欲しいものです。  それに、主人公の相棒として、ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)はとても相性の良いキャラクターだと思います。  更には、テズ、スーキー、ジミーといったメカニックやドライバー仲間の存在が、大変良いスパイスになっています。  前作がまとまりのないごった煮状態だったのに対し、今作は一つの料理としての体を成しています。  大変面白いエンタメ作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-06-19 16:32:50)(良:1票) 《改行有》

225.  グッドフェローズ 《ネタバレ》  衝撃的なシーンが多すぎると、感覚が次第に麻痺してしまい、観終わった後に「盛り上がりに欠けたかな~?」と錯覚してしまうタイプの映画。実話に準じているだけに、「ここで盛り上げる」という意識より、「観客にこれだけは見せたい」というシーンを挿入し続けたという印象が強い。  ヘンリーという若者がギャングの世界に憧れ、使いっぱしりから始まり、(結局は使いっぱしりで終わったような感じもしますが)右肩あがりに組織の中で成長していく様子に、中盤までは高揚感のようなもので満たされます。ですが、初めての殺しを手伝ったシーンから、次第に「殺し」「麻薬」「浮気」の破滅3大要素が物語りの大部分を占めていきます。振り返ってみれば、冒頭にわざわざあのシーンを持ってきたのも、物語のターニングポイントだったからかもしれません。  憧れだった世界は、少しずつ現実世界の厳しさや恐ろしさを見せ始め、純粋だった少年ヘンリーが、その現実に毒されていく様子が痛々しいほどに伝わってくる後半は、正直見ていて楽しいものではありません。ですが、それでも救われたのは、お互いに「グッドフェローズ」と呼び合えるファミリーがいたこと。ヘンリーは終始、このファミリーのことだけは大事にしていました。  ところが、トミーは気に入らないこと、自分の名誉をほんのわずかでも傷つけられるようなことがあれば見境なく仲間を殺します。ジミーはジミーで、密告を恐れ、いつも疑心暗鬼状態ですぐに「殺して口封じ」という結論を出します。  この二人と距離の近かったヘンリー。仲間だけは大事にしたかったヘンリー。最後は、「死にたくない」という理由で、ジミーに、ポーリーまで巻き添えでFBIに売り渡します。グッドフェローズというタイトルは痛烈な皮肉のようなもので、彼らの世界では言葉だけの存在でした。もともとそんなものは初めからなかったのですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-29 11:32:14)(良:1票) 《改行有》

226.  小悪魔はなぜモテる?! 《ネタバレ》  ラブコメながら、これといった恋愛イベントがないのはつらい。いや、あるにはあるのだが、何ともパンチの弱い。トッドがもっと序盤からオリーヴを心配する片思い的存在としてクローズアップされていたら、鑑賞後の感想はまた違ったものになるかもしれません。  コメディも、どうも自分とは相性が合わなかったみたいで笑えません。やたらと性にオープンで寛容な両親。ゲイの友人をストレートに見せる企画。キリスト教にはまるクラスメート。どれも笑うポイントなんでしょうが、好みじゃない。  また、出てくる奴が親友にしろカウンセラーにしろ、ろくなやつがいない。魅力的な人物が乏しい。コレ系のラブコメにおいて魅力的な脇役が乏しいってのは、致命的な気がします。  主人公は良かったです。わりとはっきりものを言うくせに、困っている人は放っておけないオリーヴ。そのオリーヴを演じたエマ・ストーンが魅力的。  ただ、最後は結局自らネタバレしちゃうんですね。できれば、自分たちのために苦境に立たされたオリーヴを、周りの人間が助けてくれるようなラストが見たかったです。ちょっと薄情じゃないですかね。[DVD(字幕)] 4点(2019-08-04 18:30:39)(良:1票) 《改行有》

227.  フィッシュストーリー 《ネタバレ》  1つ1つのエピソードはそんなたいしたことはないけれど、それがつながって世界を救うことになっちゃう爽快な結末。  1975年、1982年、1999年、2009年、2012年。  異なる時代で起きた出来事を1つにつなげる壮大な物語。  こんな大掛かりにも関わらず、すっきりまとまっていてわかりやすい。しかも2時間以内にきれいに収めてしまう。かといって、駆け足になっている感じは全くしません。1つ1つのエピソードを、じっくり丁寧に見せてくれます。そこに描かれる登場人物たちの心の機微までしっかり伝わってくるのです。  こーゆー仕掛けの作品って、奇をてらうものも多いですが、この作品は至極真っ当でストレート。そこが好感触でもあり、物足りなさでもあります。  森山未來を育てたのは濱田岳ってすぐわかっちゃうし、ミサイルの計算をしたのが多部未華子ってすぐわかっちゃいます。ですので、良くも悪くもこちらの予想を超えてくることはないでしょう。  また、どう考えても要らない人物とエピソードの存在が気になります。それが谷口と1999年。要る?私はそこだけ不協和音を感じてしまって、正直谷口も1999年も無くてよかったです。というか、無いほうが良かったです。ついでに言うなら、健太郎と悟が1999年に登場してくるのだって正直蛇足だと思っちゃうのです。  それなら、高橋真唯があのあとどうなったのか、そっちのほうを教えてほしいくらいです。[DVD(邦画)] 7点(2020-06-02 00:37:07)(良:1票) 《改行有》

228.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》  息子は?なぜ1人ヨットハーバーに?あの突然現れた積乱雲は?無人の定期船の正体は?なぜジェスはここに来たことがあるの?  とにかく1から10までミステリーに埋め尽くされた作品。  タイムループ系でもあるし、不思議系でもある。  1つの時間軸に自分という存在が2人いるというのはよくあります。ですが3人というのはあまり見たことないですね。だから『3つのアングル』で『トライ・アングル』なのでしょうか。かなり考えられている脚本とタイトルなのかもしれません。  ごちゃごちゃした構成なのに、ごちゃごちゃしているように感じさせないのに、作り手のセンスを感じます。  とは言え、映画としてはミステリーに重きを置きすぎて、それ以外の要素にあまり良いところが無い気もします。  まずこれだけ個性的な面子を揃えながら、ジェス以外はただのやられ役で終わってしまっていること。  ホラー的演出をしながら、ホラー的な面白さは足りないこと。  どうもアイデア先行の作品という気がしないでもないです。  映画としての面白さ、完成度、満足度でいうと、どれもちょっと物足りないですね。  それから映画とは全然関係ないのですが、DVDのタイトルに勝手なサブタイトルがついています。『殺人ループ地獄』。クソださいうえに、壮大なネタバレ。このサブタイトルをつけた人の良識とセンスを疑います。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-03 05:46:49)(良:1票) 《改行有》

229.  モスキート・コースト 《ネタバレ》  アリー(ハリソン・フォード)は文明社会とアメリカという国家・組織に背を向け、未開の地へと旅立ち、そこに自分の文明社会を築こうとする。「使わないものを買い、使えるものを捨てる今のアメリカ。」に始まって、何かとアメリカのことをぼろくそにこきおろし、正しい文明社会というものをまるでこれがお手本だと言わんばかりに築いていく。   しかしアリーが築く文明は、やはり現代文明を色濃く反映していて、冷凍装置を使ったクーラーの設置はまさにその典型。しかも、その機械が社会を滅ぼしてしまう危うさを秘めたものだという重大な事実は、あの大事故が起きるまで本人しか知らなかった。まるで現代の原発のよう。  そして、それまではその冷凍装置やアリーが築いた文明の恩恵を受けていた住民達が、事故が起きるや否や、アリーに向ける敵対的な視線。(ほんのワンショットではありましたが・・・)まさに、大多数の人々が、その仕組みを理解できないままに恩恵だけを享受している現代文明社会への痛烈な警鐘を感じます。震災と原発事故があっただけに・・・  さながらあの3人組は津波のような存在でした。[DVD(字幕)] 8点(2012-01-04 04:05:43)(良:1票) 《改行有》

230.  降霊<TVM>(1999) 《ネタバレ》  霊媒の依頼を受ける佐藤純子(風吹ジュン)。「本当の霊媒師なのかどうか見極める!」みたいな変なスタンスで観ていたら、大杉漣の隣に、赤い服の女の霊が見えました。「本物の霊媒師だー」と何故かテンションが上がります。しかもこの昼間のファミレスで普通に霊が見えるというシチュエーションが良いじゃないですか。なぜ外に働きに出ようとしなかったのかもよくわかります。たくさんの人に会えば、それだけ幽霊見ちゃう可能性が高くなるからですよね。純子の性格、生活環境をいっぱつで表現する、なんて説得力のあるエピソードでしょう。これは期待感が高まってしまいます。   ところが、行方不明の少女を発見してからの夫婦二人の行動が、説得力無さすぎなんです。「ちょっとだけ夢を見たい。」わかりますけど。だとしてもあの数々のアホな選択はありえないでしょう。「救急車をお願いします。行方不明の少女を発見しました。」「警察ですか、行方不明の少女を発見しました。」これで解決です。「どうやって発見したんですか?」「私の霊能力で」これでちょっとだけ夢見れるじゃないですか。サスペンスとして、ホラーとしての体裁を保つために、無理矢理ストーリーをそっち方向へもっていかれると、イライラする気持ちが恐怖心を超えちゃいます。  観る人を怖がらせ、驚かせておけばなんでもOKみたいな、最初から娯楽ホラーとわりきっているエンターテイメント性の高いホラーなら良いんです。でもなまじ映画から真剣さが伝わってくるからこそ、ちょっとこの馬鹿夫婦には共感できないです。  なぜ少女が死んじゃったのかも、材料が多いためいくつか推測はできますが、結局結論は出してくれないんですね。後味の悪い余韻は確かに残りますが、それ以上に消化不良ですっきりしないです。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-06 02:06:01)(良:1票) 《改行有》

231.  インシディアス 《ネタバレ》  この映画たいして怖くないって話を聞いて・・・  ここのレビューでも全然怖くないっていう意見もあったりして・・・  『パラノーマルもグレイヴ・エンカウンターズも制覇した俺の敵じゃないぜ~』  って見始めたんですが、怖い怖い。  こーゆータイプのホラーって全然なれない。これ怖くないっていう人マジで凄いです。鉄の心臓ですね。・・・うちの嫁もその1人ですが・・・。  誰もいない家に1人でいて、そこに何やら誰かがいるみたい、っていうシチュエーションがほんと苦手。いや、幽霊もモンスターもゾンビも、出てきちゃうと別に怖くないんです。出てくる前が怖いんですよ。  この映画はその『何かが出てくる前の演出』が圧倒的にうまいです。もうずっとおっかなびっくり見ていました。  エリーゼ達が参加してからは若干テイストも変わり、少し落ち着いた気持ちで見られましたが・・・。  幽体離脱して、お化け屋敷に行ってからがまた怖くなっちゃって・・・。  大きな音で驚かされるのが嫌なので、途中でちょっとだけ音消しちゃったりして・・・。  でも一番怖かったのは、引っ越した直後かなぁ。かけていた曲が勝手に変わって。外から戻ってこようとすると家の中に誰かがいる。箪笥の下からのぞく足・・。ひえ~、だれが考えるのさ、こーゆーのー、怖いって~(;'∀')  で、こーゆータイプのホラーは、個人的に最後は丸くおさまってほしいので、オチはと~っても残念でした。  エリーゼ達には次作でも頑張ってほしかった~。[DVD(字幕)] 7点(2023-10-13 13:26:14)(良:1票) 《改行有》

232.  ヴィドック 《ネタバレ》  内容的に派手な作品ではありません。  ですが、最初から最後まで人をひきつける吸引力のある作品です。  妙な緊張感と、気持ち悪さ、知的好奇心をくすぐる展開、様々な要素が混在しています。  登場人物たちは、脇役も含め、個人的には非常にカルトな雰囲気を感じます。正直外見は気持ち悪い。そしてアップも気持ち悪い。  ですが中身はいたってまともな人が多い。非常識な外見に、常識的な中身。  そして外見が一番スマートで爽やかな好人物が、異常殺人鬼という逆転の発想。  そんな意図はないのかもしれませんが、人は外見からでは判断できないという皮肉すら感じちゃったりして・・・。  まあ一方で、犯人の意外性に対し、その真相に対してはあまり心が動きません。なぜかって?  おそらく『誰が犯人?』ということに興味がわきづらい作品だからでしょう。もっと言うなら、誰が犯人でもおかしくないことが犯人探しへの興味を削いでいると言ってもいいかもしれません。  ですから、誰が犯人かなんてどうでも良い。むしろその動機に興味があります。なぜ『政治家』『科学者』『医者』の3人が狙われたのか。ですがその3人の共通点も中盤くらいで明らかにされてしまいます。  したがって、ミステリーという側面では、やや面白みに欠ける作品かもしれません。  ですが、話の落とし所が気になります。ですからプロットや演出は良いのだと思います。  ただ、よく時代背景がわからないのですけど、革命みたいなのが起こっていて、そっちのほうが『おおごと』に見えてしまったために、殺人事件が『大事の前の小事』みたいな印象を受けてしまいました。ちょっともったいなかったかも。  猟奇的な殺人事件というのは、平和な日常の中で起きるからこそ、その猟奇性が増すのだと思いました。  そしてタイトルに問題ありなのも同感です。  それとも、すべてはヴィドックが仕組んだシナリオというミスリードの意味でもあったのでしょうか。[DVD(吹替)] 7点(2016-09-18 23:06:47)(良:1票) 《改行有》

233.  パレード 《ネタバレ》  そもそも群像劇は好きじゃないんです。じゃあ見るなよって話ですが、予備知識無しで見たものですから、見るまで知らなかったのです。  1人1人のエピソードの紹介。それがつながってゆくのかと思いきや、そうでもない。みんなそれぞれ全く違う人生。でも同じ部屋に住んでいる。同じ部屋という共通項のみで世界が交わっている。その感覚だけは共有できた気がします。  一番のサプライズは、やはり直輝。5人のなかで最も安定した職業に就き、最も頼りになる存在。そんな彼が最も深い闇を抱えていたという事実。ですが観ている私たちに衝撃を与えたのはそこではありません。直輝が通り魔殺人をしているってことを、他の住人がなんとなく知っていたという事実。泣き崩れる直輝に対し、なぜ泣いているのかを誰も聞かない。なぜなら直輝が泣いている理由をみんな知っているから。未来の『直輝、あんたも伊豆行くでしょ。』の台詞と4人の視線には戦慄が走ります。  あんたがどんな闇を抱えていようが、こっちの世界には関係ない。ここはチャットルームであり掲示板だからと。舞台は現実でもその中身は匿名性の高い仮想空間なんでしょうか。  直輝はもはや勝手にパレードを抜けることは許されないのかもしれません。残りのメンバーにはパレードを抜ける自由があるが、直輝にはその自由が存在しないように感じられました。それって警察に捕まることより恐ろしいことなんじゃないでしょうか。  いや、冷静に考えれば直輝の通り魔を黙認しながら普通の生活送ったり、直輝に人生相談している事実が一番怖えーよ。[DVD(邦画)] 5点(2021-06-03 02:07:24)(良:1票) 《改行有》

234.  ダンス・ウィズ・ウルブズ 《ネタバレ》  どこに視点を置くかでこの映画のイメージは変わりそうな気もしますが、僕にとってはこの映画は「異文化交流」の映画でした。もちろん、当時の世界史に明るければ、もう少しこの映画を違う視点から見ることもできるかもしれませんが。  ちなみに「異文化交流」としては最高の映画だと思います。  僕は映画を見るときマイノリティー側に自分を重ね合わせることが多く、この映画でもかなりシンクロしちゃいました。そのシンクロ率はかなり高く、いつもは3時間という長さの映画は敬遠しがちなのですが、その長さを全く感じませんでした。  そういえば、初めは白人としての主観で観てしまうのですが、気づくとネイティブアメリカンとしての主観で観てしまっているこの不思議・・・  個人的には誰が見てもその世界に引きこまれる素晴らしい作品だと思います。  ただ、あくまで娯楽作品のフィクションだとして観るほうが良いかもしれないですけどね。最後にさもノンフィクションと誤解しそうなメッセージが出てきますから。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-16 13:15:03)(良:1票) 《改行有》

235.  イベント・ホライゾン 《ネタバレ》  全体的に、雰囲気で押していくような作品で、このような抽象的なホラーは好みではありません。SF全開のスタートに期待が高まったのですが、物語が進むにつれて次第に興味が薄れてしまいました。  『2040年に消息を絶ったイベント・ホライゾン号。ブラックホールの向こう側へと行き、そこで闇を連れ帰ってしまう。その闇は人のトラウマや罪の意識を具現化させる能力をもつ』簡単にまとめるとこういう話なわけです。今作の場合、ミラー館長やウェアー博士、クレア、ジャスティンが標的となります。完全に闇に魅入られちゃったのはウェアー博士のみ。ほとんど人間をやめてしまいます。ただその状態までいっちゃったのがウェアー博士だけっていうのは、何とも物足りない話です。  これだったら、航海日誌の映像に残されていたイベント・ホライゾン号の惨劇のほうが、よっぽど興味をそそられます。  トラウマを完全に具現化させてしまうという素晴らしい発想が、思いのほか活かされきれずに終わってしまったのが残念。いくらでも怖く、スリリングな映画にできそうなのに、肝心の恐怖演出は効果音やBGMに頼りっぱなしになっている印象です。  期待が大きかっただけに、このストーリー展開は残念。悪くはないんですが良くもないって感じの作品ですね。[DVD(字幕)] 5点(2014-05-29 01:34:07)(良:1票) 《改行有》

236.  エージェント・ウルトラ 《ネタバレ》  こちらで不評のようですが、個人的には好き。まず飽きない。これ大事。見ている間、『次どうなるんだろう』の好奇心が絶えません。  何でもない一般人が、突然なんらかの力に目覚める。使い古されたシチュエーション。ですが温故知新という言葉があるように、使い古された様式の中から新しいものが生み出されるってことだってあります。この映画はその域までには達していませんが、単純に私はこーゆーシチュエーションが好きなんです。この主人公良いです。まじでどーしようもない冴えない人間から始まったので。だから最初の駐車場バトルでテンションが上がります。ギャップが大事です。その点では合格と言えそうです。  ただ、中盤~後半にかけてのマイクの行動にはイライラさせられることもしばしば。どんな時でも及び腰で情けない。それでいて彼女第一主義。それがマイクの良いところ。だったのですが、彼女の正体がわかった途端彼女の話を聞こうともしない。なんか今までのマイクのキャラと乖離しちゃってちょっと思っていた人物と違うのです。マイクにだんだん好感がもてなくなっていきます。  そのせいもあってか、予告に比べると展開が地味でもっさり。マイクの強さが中途半端。コメディというよりブラックユーモア満載。エンターテイメントにしては見る人を選びそうな中身です。  まあでもなんやかんやあって、最後は処分されずに4億ドルの仔犬として採用されたようなのでめでたしとしましょう。  後味は悪くないです。[DVD(字幕)] 7点(2021-11-12 14:23:34)(良:1票) 《改行有》

237.  ロスト・ボディ(2012) 《ネタバレ》  これはまんまと騙されました。  幽霊なのか?それとも実はマイカは生きているというサスペンスなのか?  選択肢が2つあると、人ってそれ以外の可能性を疑わないものなんですね~。まさかあそことあそこがグルだったとは・・・!  で、まあアレックスが一応本作の主人公でいいのかな?その主人公があの結末。普通に考えればバッドエンドなんですが、アレックスもマイカもなかなかのクソなんで、同情の余地はありません。因果応報。なので、まあ気持ちよく騙されたって感じです。  自業自得とはいえ、アレックスがどんどん追い詰められていく様子はこっちもハラハラ。警察にいつ犯行がばれちゃうのか、そこもヒヤヒヤ。この辺の演出がとてもうまい。ワイングラスや手紙、ビンなどの小道具の使い方も巧みでしたね~。  まあ復讐のためとはいえ、体を許しちゃうっていうのは理解に苦しみますが・・・  オトンもそれで良いのか?  ただこーゆー考え方もできます。  娘は本当にアレックスのことを好きになってしまった!!  だから母を殺したのはアレックスではないという証拠をつかみたかったのです。  ですが遂にアレックスから過去の罪を告白されてしまう・・・。  階段での涙は、信じたくはなかったという涙、そしてアレックスとの決別を決意した涙だったのでは?[DVD(字幕)] 7点(2023-06-03 01:22:28)(良:1票) 《改行有》

238.  レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ  本当にごめんなさい。  全然面白くなかった・・・[DVD(字幕)] 0点(2012-05-02 13:28:47)(笑:1票) 《改行有》

239.  フーリガン(2005) 《ネタバレ》  暴力団体を正当化・美化するような作風なので、手放しに賛同すると眉をひそめられそうですが、映画としては文句なしに面白い。  日本で言うなら、中学の時は普通の生徒だったのに、高校で偶然不良と仲良くなっちゃって、成り行きで高校デビューしちゃうのに近いです。  こーゆーシチュエーションは、ヤンキー漫画にはまったことがある人なら共感しやすそうです。  『喧嘩が強い』『度胸がある』、この2つが揃っているだけで、仲間と認められちゃう社会構造。自分への自信とつながっていき、仲間から頼られる心地よさに陶酔しちゃうんですよねー。この単純な思考回路。男ってほんとバカだよね。大人になりきれない子供です。  『大人になった現在はもちろん、学生のときだってこんな世界に飛び込む勇気はなかった。でも心のどこかでこーゆー世界に憧れている自分が確かにいる。』そんな人には、間違いなく満足できる追体験をさせてくれる一本です。  その一方で、こーゆー客観的に見れば『バカ丸出しの世界』がその性質上避けられないリスクを明確に描いているところはエライと思います。『友人の死』『家族の離散』『過去の過ちに対する報復』。これをしっかり描いているため、この作品はただのエンタメ作品から意味のあるメッセージ性のある映画へと昇華されています。  もちろんそのためには、『ホヴァーの裏切り』や『ピートの死』など、半ば強引な展開もありますが、これらのエピソードによって映画がより一層面白くなったのは間違いありません。  更には『謎の元リーダーの正体』というサプライズ、『マットの成長を感じさせるラストのシークエンス』など、決着つけてほしいところは、きっちり白黒つけてくれるので、ラストでは爽快なカタルシスを得られます。  その一方で『トミーの息子の死』や『スティーヴ、ピート、ホヴァーの因果関係』を考えると、拭いきれない後味の悪さってのも確かに残るんです。  これはなかなかの力作だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2017-05-22 02:37:11)(良:1票) 《改行有》

240.  Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 《ネタバレ》  好きなジャンルの作品。『ヘンリーある連続殺人鬼の記録』や『羊たちの沈黙』といった、好きな作品のテイストが織り交ざったかのようなプロット。  ブルックスは頭脳明晰で仕事ができる成功者。金もあれば人望もある。良き夫であり、良き父親である。ただの殺人狂ではない、そのカリスマ性とのギャップがたまらなく良い。本人が『殺人をやめたい』と苦悩しているのも良い。『苦悩』は『同情』『共感』を得られる最も効率的な手段なんでしょう。  で、この殺人依存に多重人格をプラス。もう一人の人格のマーシャルをウィリアム・ハートが演ってくれたのが凄く良いです。ブルックスとマーシャルの意識下でのせめぎあい、手の取り合いの映像化。これによってドラマに深みを残しつつも、洗練された娯楽作品として楽しめる映画になっています。  完璧なる殺人鬼に、不確定要素としてのぞき男スミスをからめたことで緊張感がアップ。更にはデミ・ムーア演じるトレイシー刑事のドラマが何気に面白い。最低な元夫との離婚調停。トレイシーの命を狙う脱獄犯『ハングマン』ことミークス。そして周囲の人間の無理解。四面楚歌の状態で、唯一トレイシーを高く評価し、理解し、助けてあげるのが、トレイシーがおっかけている『サムプリントキラー(ブルックス)』っていうのが面白い。  これだけでもサスペンスドラマとして十分すぎる内容。そこに出てくる娘の存在とその謎が、より一層この映画を見応えのあるものにしています。その娘役にダニエル・パナベイカー。完璧でしょう。そのあどけなさ、可憐さが狂気に華を添えます。ラストが夢オチでなければ、評価は更に高いものになったと思います。[DVD(字幕)] 8点(2019-06-29 13:40:45)(良:1票) 《改行有》


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