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プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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241.  タンポポ 漫画『美味しんぼ』のヒット等で、これから日本にグルメブームがくるかも...という時代に作られたグルメ娯楽映画の傑作。 この映画については作られた時代背景を知らずに今の感覚で観ると評価を間違える可能性があります。     この映画が作られた頃は今のようにラーメン情報が巷に氾濫しているような時代では決してなく、 まだ荻窪ラーメンあたりが世に知れはじめたばかりで、例えば愛川欽也がテレビ「探検レストラン」でつぶれかけた荻窪のラーメン店を支援してたりしてた頃。    (その番組から誕生して今も残ってるものというと駅弁の「元気甲斐」とキリンビールの「ハートランド」くらいだなぁ、って閑話休題)   その頃のグルメというのは「小金持ちが金にあかせて高いものを食う」みたいなイメージに留まっている時代で、 この映画はそういう「グルメって高けりゃいいんだろう信仰」みたいなものを正統派グルメとして批判した映画。   間違ってもグルメブーム批判映画なんかではなく、「グルメ礼賛おいしいもの万歳」映画なのでそこはお間違えないように。    映画中に出てくる食べ物がこれほどうまそうな映画は他にないのでは? 8点(2004-01-08 15:21:26)(良:1票) 《改行有》

242.  フロム・ビヨンド すみません。まだ若気の至り満々のころに見たので、あの女科学者の変貌には爆笑しながらも結構もえて一度だけオカズにしたことを告白します。 (もちろんレンタルビデオで借りてです。劇場でなんて..プルプルプル..ありえない) 5点(2003-12-01 16:18:27)(笑:1票) 《改行有》

243.  ベスト・フレンズ・ウェディング 《ネタバレ》 この映画のテーマは2つ。表テーマが「親友」、裏テーマが「歌」ですね。   表テーマ「親友」については劇中でマイケルとジュリアン(男と女)、ジュリアンとジョージ(女とゲイ)この2組の親友模様を軸に描いていますが、これは皆様がレビューされてますので割愛^^ (ただ劇中でマイケルがどうにも嫌な奴にしか見えないので..そこがちょっとアレなんですが..)     裏テーマの歌については、式後のパーティでのジュリアンの「あなた達にはまだ自分達の歌がないでしょ。だからしばらく貸しといてあげるわ」というスピーチに象徴されていますが、「人と人とを結ぶのは歌だ」ということがこの映画の隠れテーマになっているかと思います。      その象徴的なシーンが何人かの方が言及されているシーフードレストラン(店員がカニ鋏型ミトンをつけてるからきっとシーフードレストランだ。)での合唱シーン。   ジョージのホラ話をきっかけに歌われ始めた歌がレストラン中に広がり大合唱になるという本映画中の白眉とも言うべき気持ちいいシーンです。   で、このシーンで歌われる歌が「小さな願い( I Say A Little Prayer)」だってことがミソ。    この歌は「いつもどんな時も、私はあなたの為に小さな祈りをささげ続けます」 という、まさに親友や恋人.....大事な誰かを思い続ける人の気持ちを歌った歌。   まさにこの映画のテーマを象徴する内容の歌なのです。   友人であるジュリアンを心配し、ここ1番の時には遠方から駆けつけ慰め励ましアドバイスしてくれるジョージ。   そのジョージの姿がこの歌の内容に重なります。   ジョージはホラ話の中でこの歌を取り上げることでジュリアンに伝えたかったのかもしれません。「僕はいつも君の側にいて君を見守ってるよ」と。   キザで演出過剰な彼ならやりそうでしょ? 7点(2004-09-07 11:50:23)(良:1票) 《改行有》

244.  MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 以前、海底47mのレビューで「これで劇場公開された歴代サメ映画で未見なのはMEGだけです」と書いた私ですが、本日テレビで放送されてたおかげで「劇場公開されたサメ映画カンスト」する事ができました。 よかったよかった…という事でMEGの感想を。 まずよかった点。 「犬が助かる」これにつきます。 サメ映画に限らず動物パニック映画のお約束として危機に陥った犬はちゃんと助かる。というセオリーがあります。 この映画もそのお約束はきっちり守っていて、危なかったヨークシャーテリアは無事に助かりました。 我が家は実際にヨークシャーテリアを飼っていることもあって、ここでこの犬が食われてたら0点にするとこでしたが、お約束をきっちり守ったところは評価できると思います。 …この映画でいいのはそこだけ。 悪かった点について書くとキリがないんですが…そもそもこの映画がサメ映画ではなくただのB級モンスター映画になってしまっていた事です。鮫じゃなくていいじゃん!的な。 それからヒロインがリービンビンな事。 彼女が演じたバイオハザードのエイダウオンは非常にイメージ通りで素晴らしかったんですが、この映画の彼女は相当微妙。 何よりヒロインとしてはおばさん過ぎます。 ジェイソンステイサム相手のヒロインですから年齢的には適してるんでしょうが…技術担当のイケメン女性の方がはるかに美人で魅力的な時点でヒロインの意味がありません。 また彼女の娘が絶妙に微妙な顔立ちで可愛くないんですよね… またクライマックスでの海水浴場での暴れっぷりも何なのあのダメな中途半端さは? わざわざ小憎らしいガキとか出してるんだから当然喰われるか…と思いきや食われない! 元祖ジョーズは罪のない子供が食われてます。だからこそ深刻な事態だ…となるわけですが、この映画、中途半端な偽善っぷりを見せて子どもはやられません。だめだよ、そんなんじゃ。 海水浴場でエロいビキニのねーちゃんが沢山でるかと思いきやそうでもないし。 と文句を書きたい事はまだまだありますがクドくなるのでこれくらいにします。 とにかく中途半端なただのB級モンスター映画になっていて、本当につまらない。 それがこの映画「MEG」です。 ほんとヨークシャーテリアが助かっててよかったよ…それだけだよ。それで加点してぎりぎり4点がせいぜいです。[地上波(吹替)] 4点(2020-08-08 23:34:52)(良:1票) 《改行有》

245.  テラフォーマーズ 《ネタバレ》 予告編やCMで観る映像はチープで悲惨だし、世間の評判も悪いし、当然のようにスルーしてたわけですが、実際観てみるとこれはこれでそこまで悪くはないのかな、と思いました。 傑作や良作ではないけど超駄作ってほどでもないのかな、と。 テレビアニメ版では原作の第2部を放送してたわけですが、この劇場版は第1部のバグズ2号編。 実際、テレビアニメしか知らない人が観ると、なまじ小吉とか共通キャラがいるせいで「あれ!テレビと話が全然違う??」と勘違いする人がいそうです。 100人以上もメンバーがいて「よくわからない人にフォーカスが当たる→その人の過去が描かれる→死ぬ」というワンパターンループが延々と続きキャラに感情移入も出来ず(ミッシュルだけは大事笑)作劇的にどうなの…と思える2部と違って、15人しかいない分1部の方が話もまとまってますしサイズ的にも劇場版には向いていると思います。 とはいえ、別に褒めるところもないのが悲しいところなのですが、特に言いたいのは主題歌です。 興行的な理由もあるんでしょうが、三代目系の凡庸な曲で本編に全然あってません。超カッコよすぎるテレビアニメの最初のOP(Youtubeあたりで見てください)と比べるとまさに月とすっぽんであり、この映画に限らずビジネス的な理由で本編とまったく合わない主題歌をぶち込んでくる実写日本映画の悪癖は本当にやめていただきたいと思います。 だって、一昨年ヒットした「君の名は」も「シンゴジラ」もそんな事してなかったでしょ?そういう事ですよ。[インターネット(邦画)] 5点(2018-11-15 14:25:12)(良:1票) 《改行有》

246.  ユー・ガット・メール 《ネタバレ》 1998年製作という事はWindows98が発売された年の映画です。モデムの音が懐かしいです。 日本にスタバが上陸したのは1996年。この映画の頃はまだまだめずらしい店でした。 いまやネットで知り合い結婚した人の数が1割を超える時代になり、ネット出会いネット恋愛はまったくめずらしくなりました。リアルを知らないからネットでの恋愛は(リアルを知らないからこそ)急速に深まるという「ネット恋愛5倍速の法則」という言葉がありますが、まさにそれを地で行く映画です。ネットでの恋愛経験ある人なら、誰でも思い当たるフシありますよね。そして時代の変化を感じる事としてはもう一つ。この映画が出来た頃にはまだハシリだったamazonが今はリアル書店を圧倒しています。おそらくはフォックス書店も今は苦しい経営を強いられてるはずです。世の中いろいろ変わっているわけです。でも恋愛の苦しさ楽しさはほんとーに全然変わりませんけどね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-23 15:40:12)(良:1票) 《改行有》

247.  スリザー 《ネタバレ》 非常にオーソドックスでよくできた(あくまでこの手の映画としてよくできた)悪趣味B級コメディホラー映画。 この映画、スリザーに寄生されるグラントグラントさんが映画中ずっとひどい扱いでなかなか可哀そうです。 若くきれいな嫁をもらったもんだから「財産目当て」「不似合いな夫婦」とまわりに陰口をたたかれ、実際、嫁にはずっと夫婦生活を断られ続けて…そんなグラントグラントさんですが嫁への愛は本物です。 嫁にセックスを断られてふてくされて欲求不満で飲みにいった先で会う若い女に誘われても、嫁への想いがあるからちゃんと断るのです。 あそこは、不倫しても誰にも文句言われないとこだよグラントさん。 何しろ嫁には長期でエッチ拒否されてるんだから、あそこで不倫してもしょうがない。 なのにきっちり誘いを断るグラントさん。なんて純愛派なんでしょう。 あぁそれなのにそれなのにスリザーに寄生されてあんな事になってしまいました。 そして最後も嫁への愛が裏目に出るっていうね… 言ってみればこの映画、グラントグラントさんの純愛物語だったといえなくもありません。 あと、通常この手の映画のタイトル、モンスター名は、人類が勝手につけた名前であるのが普通なのですが、この映画は違います。 何しろ臨死体験(ちょっと違う)した娘が読んだ記憶の中にあった本人の名前ですからね。 この手の映画では非常にめずらしく、この「スリザー」というのは本人が自称している名前なのです。 (だからどうした、って話ではありますが)[地上波(吹替)] 7点(2017-07-05 00:41:16)(良:1票) 《改行有》

248.  2012(2009) 《ネタバレ》 エメリッヒが大好きなディザスター物となれば、この映画で何を観せたいかは明白だし、その点において、非常に評価できる映画だと思います。 話は…ここで死んでもらわないと困るゴードンはともかくタマラあたりは殺す意味がないからさすがになんだかなぁ…という想いは残ります。まぁ現実なんて、死ぬときは理不尽でもなんでもあっさり死ぬわけで、そういう意味では正しいのかもしれませんが…それにしてもキューザック一家自分達で壊して自分達でなおして「やったぞ!」感を出されてもなんだか少し違う気がします。まぁやらないよりはやったほうがいいんですが。 でもそんな事はこの映画においてはどうでもいい事なんです。とにかく地震噴火津波の大盤振る舞い。それを見せる事がこの映画の目的だしキャラクター達はそれを引き立てるだけの役回り。人間の話なんかどうでもいいのです。そして、そういうシーンを見せるという点においてはこの映画は見事に成功してると言えるでしょう。でも、それって結局映画というよりアトラクションですよね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-24 19:13:09)(良:1票) 《改行有》

249.  ラブ & ドラッグ 《ネタバレ》 映画序盤で、でかでかと出てくるファイザーの名前。 ナニコレ、バイアグラの映画だったりするの?と思ってそこでwikiを見てみるとほんとにそうだったっていう…てかノンフイクションなのか。 でもそういう観点であらためて観ると今度はバイアグラは別に単なる脇役だっていうね。 パーキンソン病にいかに寄り添うかがメインテーマなわけですが、日本人は白人と比べてパーキンソン病にかかりづらいので(というか白人が有色人種と比べてパーキンソン病にかかりやすいわけですが)あまり社会問題化しておらず一般にはなじみもないので、日本人はこれ若年性アルツハイマーあたりに置き換えてみると非常に理解しやすい映画かと思います。 さて普段の僕のレビューであればアンハサウエイのおっぱい!とか書くところですが、今回はバイアグラの事を。 さて一時代を築いたバイアグラですが実際に使うとかなり副作用が強く鼻づまりはあるし頭は重くなるし何より脚がめっちゃ重くなります(これは翌日まで地味に残ります)。いちいち女性に見栄をはるために使うにはちょっと躊躇するレベルの副作用。 実際に劇中で主人公の勃起が収まらなくなるという副作用が描かれていますが(幸いにも個人的にはそんな目にあった事はありません)まぁそれくらいいろいろ副作用がきつい薬なわけです。(それでも使っちゃうのが男性の悲しい性だったりしますが笑) 字幕では出ませんでしたがアンハサウエイがED薬を語るセリフの中に「グラクソとかも開発してる」と語るシーンがありまして、そのグラクソが開発した後発のレビトラははるかに優秀で、それと比べればバイアグラは完全な下位互換。 何しろレビトラは副作用が段違いに少ない(体感で半分以下)上に本来のED改善効果もバイアグラより上なわけですから本来であればもはやバイアグラに出る幕はないわけです。レビトラ万歳。 しかし先行して話題になったのは大きく、一般には今でも「そういう薬=バイアグラ」というイメージは残ってるのが面白いところです。人間って結構コンサバですからね。(もちろん薬には個々人との相性があるのでバイアグラの方がいいという人もいるんでしょうけど) さてこの映画、そんな日本人にはあまりなじみのない薬となじみのない病気を扱った映画なんですが、それぞれ簡単に身近な物に置き換えてみる事ができるため鑑賞の障害にはなりません。一方でそういう観点で観ると映画の内容自体は(元が実話であることもあり)わりと月並みで驚くような展開もなく最後も収まるべきところに収まるという非常にこじんまりとした映画になっています。で結局は他であまり見ないセクシーなアンハサウエイが一番のセールスポイントになっちゃってるわけで、ちょっと残念な映画かなと思います。[インターネット(字幕)] 6点(2018-12-15 15:05:10)(良:1票) 《改行有》

250.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 何とも評価の難しい映画がこれ。 冒頭の一連の(退屈で長い)出会いのシーン 日記を書こうとして「ページが破かれてる、なぜだろう?」なんて独白が入ったり、おそらく誰でも知ってる「オーマイダーリンクレメンタイン」の歌を知らなかったりと、不自然な事がバリバリに詰め込まれていて、あからさまに伏線くさい。 で、劇中記憶を消すインタビューの際に語られる二人の出会いが明らかに冒頭と違ってれば、そりゃ誰でも「ははん」とストーリーの構造には気づくわけで、おそらく製作者側もそれはわかって作っているはず。 さてそれを踏まえて改めて映画全体を見てみると、実はこの映画、記憶消失というネタを除くと「おどろくほど内容がない」 ファンキーでリリカルな彼女と地味で真面目そうな彼氏が、恋愛しながらも性格の不一致によるストレスで付き合うのが辛くなり…っていう、恋愛のありがちパターンの一例をただ語ってるだけだったりする。 こういう場合、実際別れるとなったときにいい思い出とか感情があふれてきて、やっぱり別れたくない!なんて勢いでなっちゃうのはよくある話なんだけど、そういう場合そこで付き合いを延長しても、やっぱりいろいろ不満が出てきて結局別れちゃう…というのはリアル恋愛の定番パターンの一つで、この映画のラストにしてもそこからどうなるかはほとんど自明であり別れしかありえない。 実際、恋愛の「恋」は遊園地のような夢と魔法のワンダーランドなんだけど、実際にそれじゃ生活はできないわけでこれが「愛」に進もうとすると、もっと地に足がついた事を考えなくちゃいけなくなる。 ファンキーと真面目で価値観が違いすぎるこの二人の場合、そこが折り合えない以上は記憶消去後にまた出会って付き合っても、いずれ結局耐えられなくて別れちゃうのはどうしたって避けられない この映画は一見、運命の愛を描いてるように思えるし、そう思ってしまう人もいるかもしれないけど、多少リアルな恋愛経験のある人なら「こいつら結局また別れるだけなんだよなぁ」というのがわかってしまうなかなか痛い映画になってる。 だってさ、この映画で主人公に対してあれこれ都合のいいことを言ってるのは、全部主人公の頭の中にいる都合のいい脳内彼女なんだからね。実際の彼女とは違うんだもん。そんな妄想ベースで「別れたくない」と思ってもね…っていう話。 で、そうなるとこの映画、「結局それで?」としか言いようがないほどストーリーがないわけで、冒頭に書いたように「なかなか評価が難しい」という事になっちゃってここでの点数も悩んじゃうところ。 あと、映画の本筋とは全く関係ないけど、記憶操作をする会社の人達、重要な仕事してるくせに記憶を消す際の仕事の態度があまりにも不真面目。 彼のアパートでの記憶を消す作業のシーン、彼らの仕事の姿勢にずーっとイライラしてて、主人公の記憶系の話が全然頭にはいってこないっていう。 まぁでも、それでも全然困らないくらいには基本的なストーリー自体には内容がないからいいんですけどね![CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-03 02:07:45)(良:1票) 《改行有》

251.  ロスト・バケーション 《ネタバレ》 この映画の存在を知り設定を聞いたときからずっと観たいと思ってた映画なんですがなかなか観る機会がなく、今回やっと観たわけですが…正直、期待が大きすぎました。 ヒロインの水着姿に魅力がないのが致命的で、これがたとえばグラスハウスのリリー・ソビエスキーの水着シーンみたいなエロさであればそれだけでもう十分!ってくらいの価値はあったと思うんですが…何しろほとんどヒロインのワンマンプレーな映画ですから映画の魅力はヒロインの魅力に依存する部分が大きいわけです。 そのヒロインを演じるのが「野蛮なやつら/SAVAGES」で、どこがいいのかわからない冴えないヒロインを演じていたブレイクライブリーなんですから、期待するだけ無駄だったという事なんでしょう。 ストーリーもイマイチで、たとえばカモメ。 例えばサメに喰われてヒロインの囮になるなり何かの偶然でヒロインの助けになったり、とにかくストーリー上の鍵を握るかと思いきや…何もない! 何なのそれ! まぁカモメも無事に助かってたみたいでよかったですが…てか人間の医者ってカモメの羽とかでもあんなパシっと治せるものなんでしょうか? いくら医者でもさすがにカモメの羽の構造は知らないような気がするんですが…[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-06-27 14:37:49)(笑:1票) 《改行有》

252.  リンカーン弁護士 面白い! 法廷物は潜水艦映画と並んでハズレが少ないジャンルだと思いますが、この映画もその期待を裏切りません。 というかこれ、法廷物というよりヒーロー物に近いです。 金になる事件を探してリンカーンで裁判所を回る怪しい弁護士。汚い事もやるし金にもうるさい。 刑事にも嫌われてる。 乗ってるリンカーンのナンバーはNTGUILTY。 しかしほんとの悪は絶対許さない。 ってな感じで、この映画の構図は法廷を舞台にしたダークヒーロー物のそれです。 マシュマコノヒーは非常にハマってます。 シナリオの細かい伏線と回収は精緻だし、いやな奴はちゃんと負ける。 だから観た後に爽快感がある。 これぞ正しくヒーロー物です。 そしてこういう映画にかかせない小粋なパートナー。この映画では運転手ですな、彼がいい味だしてます。 変な前知識をもたずに観ていただけると吉です。[インターネット(字幕)] 8点(2020-05-17 14:19:24)(良:1票) 《改行有》

253.  ペーパー・ムーン 「パパなの?」「だってあごが似てるわ」って確かに似てるけど。 父親が、新右衛門さんやアゴイサムだったらほとんど確定的だったんだろうが、その場合娘のヒロインとしての価値に疑問が。 8点(2003-12-05 18:25:35)(笑:1票) 《改行有》

254.  デーヴ 《ネタバレ》 一見平凡なアクション映画ながらお約束を完璧にこなすことにより名画たりえた映画として「ダイハード」があると私思っております。そして本映画「デーヴ」も同様に「ありがちな影武者もの」でありながらお約束を完璧にこなすことで名画たりえた映画だと思っておりまして 私の中では「ダイハード」系にジャンルされる映画です。    ...かの映画では「誤って子供を撃ってから銃が撃てなくなった警官」がここぞという個所でビシっと決めて映画をしめてくれますが、この映画でも深夜に食堂で特製サンドイッチを食べながら主人公に「僕のために死ねる?」と聞かれて答えなかったシークレットサービスの彼が、まさに「ココ」というシーンで「あなたのためなら死ねます。」(=あなたは本物の大統領)というセリフで決めてくれて観客に最高のカタルシスを与えてくれます。(映画のラストも彼が締めてくれますしね)。   この映画は、観た人を前向きというか幸せというか元気というかドリームというか心を暖かさで満たしてくれるというか、そう、観た人にふわっとした笑顔を与えてくれるという映画の魅力が一杯に詰まった傑作でございまして、私は大好きです。  この映画の魅力を一言で言うなら『元気玉を作る前に世界中の人に見せておきたい映画』 。 まさにそれ。 [DVD(字幕)] 9点(2004-06-14 12:57:12)(良:1票) 《改行有》

255.  大魔神 普段は無口なくせに魔人様はいったん怒ると見境いがない。あばれてあばれてあばれまくりで善人だろうと悪人だろうと見境なく殺してしまう。キレやすい現代っ子の先駆けみたいなやつだ。こんなやつをあがめてるのがそもそもどうかと思うぞ。 7点(2003-12-06 12:18:10)(笑:1票) 《改行有》

256.  崖の上のポニョ 僕は職業漫画映画作家だったころの宮崎駿は大好きでした。 1980年ころ、未来少年コナンやカリオストロの城、テレビ版ルパンの死の翼アルバトロスあたりを作ってた頃の宮崎駿です。 そしてアニメ界で名アニメ作家として評価された彼は、アニメージュ誌に風の谷のナウシカで漫画家デビューを果たしたわけですが、そうやって自分の色を出しはじめてからの彼は、僕にとって「これじゃない」作家になってしまったのです。 ラピュタだけは古き良き漫画映画の最高峰という出来ですが、それ以外はどうしても「これじゃない」感が付きまとってしまうのです。 しかも作品を作れば作るほど、宮崎駿が年をとればとるほど「これじゃない」感は高まり、もはやどこをどう楽しんでいいのかわからない作品ばかり作るようになったのです。そんな僕的には、なぜ日本人がこんなにジブリ好きなのかが結構不思議でしょうがないのです。 ただ、このぽにょは、宮崎駿の個人的に嫌いな面があまり出ていなくて、荒唐無稽で脈絡のない、しかし暴走気味な展開が続く実験映画のような作品で、「派手なホラ話」とでも言うんでしょうか、これはこれで一つのアニメーションのあり方だな、と思える映画になっていました。 無駄に元気で妙に頭に残る「ぽーにょぽにょぽにょさっかなのこー!」の唄はこの映画を体現した名主題歌じゃないでしょうか。 なーんてちょっと褒めた風に書きましたが、点数をつければしょせん実験映画の評価なので6点くらいなんですけどね。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-15 21:54:24)(良:1票) 《改行有》

257.  エンダーのゲーム 《ネタバレ》 よく「映像化不可能と言われた小説をついに映画化!」みたいなキャッチコピーがついた映画があります。 で、こいつはまさに典型的なそれ、なにしろ原作はSF小説界のマグナムオーパスの一つ。日本のコミック界で例えれば「北斗の拳」とか「ジョジョ」クラスに位置する小説なだけに、非常にハードルが高いわけです。 しかも原作読んでる人はわかるんですが、あんまり映画向きじゃないんですよね。天才少年の成長と葛藤を描いていて2時間の映画ではなくむしろ半年放送の連続ドラマに適した感じなんです。 SF少年で原作大好きな私としてはこの映画にはもう不安しかなかったわけですが、実際に観てみると結構無難にまとまっていてびっくりしました しかし(ある意味しょうがないのですが)全体に淡々としすぎじゃないでしょうか。 あの厚い小説を2時間にまとめたためにキャラの背景や心の動きがめちゃくちゃ浅くなっていたのはしょうがないとしても、最後の大戦争、卒業試験と見せかけて実は人類の存亡を賭けた戦闘の指揮をとらされていたというオチは「うわ、そうだったのか」って感じでこの作品最大のカタルシスポイント。そこまで淡々と進めておいて、そこで「ええ!」と観客をびっくりさせる作りなのかな?と思ってたんですが、なんとその肝心のオチも淡々と処理されていて「あぁそうだったんですか、まぁやりそうですよね」くらいで終わらせちゃってるから、非常になんか残念な感じになっちゃってます。 わざわざあの名作を映画化してこれでは、なんか非常にもったいないと言えます。 てかSFの名作小説と言えば「スタータイドライジング」あたりが「エンダー」なんかよりはるかに映画向きの傑作だと思うんですが、なぜか映画化の話聞きませんよね。ふしぎー。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-15 17:26:13)(良:1票) 《改行有》

258.  メアリと魔女の花 7月1日、イイノホールにて試写会で鑑賞。 公開前なのでネタバレなしでレビューを書きます。 手垢つきまくりで食傷感バリバリの「魔女とホウキwith魔法学校」モノをイマドキわざわざ製作する以上、この映画なりの素敵なサムシングが当然あってしかるべき、なわけですが…実際観てみると残念ながらそんな事は全然ありませんでした。 まぁそれは監督をはじめとする製作スタッフを見れば事前に想像できるわけで「丁寧には作られてるけど、ただ丁寧なだけの凡庸な魔女アニメ」なんだろうな…と観る前に僕は予想して試写会に出かけたのです。 しかし実際に試写会で映画を観てみると、残念ながらその予想ははずれていました。悪い方にです。 凡庸なのは予想通りなのですが、丁寧に、という点すら疑問だらけだったのです。 この手の映画で最重要であるキャラ設定自体がかなり雑なため個々のキャラの行動原理に説得力がない上にストーリーはいきあたりばったりで説明不足。 これでは観客はのれません。映画に共感できません。子供だましという言葉がありますが子供でもいろいろ疑問に思うレベル。 実際試写会での観客の反応もかなり悪く、例えば映画中に客を笑わせようとする小さなギャグシーンがいくつかあり、大概の映画試写会であればそこで観客から笑い声がおこるのですが、この映画では観客から一切笑い声がおきません。 「水を打ったように静か」という表現がぴったりで、最初から最後まで観客から声があがる事はない非常に静かな試写会でした。 映画が終わった後にも、面白い映画を観たとき特有の興奮したザワザワ感は全くありませんでした。 この観客の反応こそがこの映画の出来を端的に表していると思います。 まぁそれでも、難しい事を言わなければ最低限は観られる(テレビで十分程度とはいえ)アニメにはなっているのですが、しかし話はそれで済みません。 この映画は「劇場アニメ映画」です。 観客に交通費含めれば2000円以上の支出を要求して観てもらう映画なのです。 さて、偶然にも、この映画が公開される2017年に「リトルウイッチアカデミア」というテレビアニメ(全25話)が放送されていました。 タイトルからわかる通り「魔女とホウキwith魔法学校」モノです。 手垢のつきまくったテーマのアニメがまさか同じ年に2つもあるなんて!です。 しかしこの「メアリと魔女の花」と似たようなテーマを扱う「リトルウィッチアカデミア」は、その内容的に「メアリと魔女の花」よりはるかに質のいいアニメだったのです。 キャラクターは立っているし、ストーリー展開にも工夫が見られ、いくつもの伏線とその回収で驚きを与えてくれ、何よりクライマックスに向けての盛り上げ方は丁寧に作られたジャパニメーションらしい素晴らしいものでした。 もちろん、テレビアニメである以上、予算やスケジュールの関係で細かいクオリティにおいては「メアリと魔女の花」より落ちます。 いろいろ制約のあるテレビアニメである以上、それは仕方がない事です。 しかし、そこで表現されたお話としての面白さは、明らかに、そう明らかにはっきりくっきり「メアリと魔女の花」を上回るものでした。 「メアリと魔女の花」は観客にわざわざ劇場まで足を運んでもらい2000円以上のお金を払ってもらう劇場アニメ映画です。 それが「無料で家で視聴可能な」テレビアニメに対しはるかに見劣るものになっているというのは、そしてそれを平気でスクリーンにかけてしまう製作サイドの姿勢に、私は大きな疑問を感じずにはいられません。 (そもそも「リトルウィッチアカデミア」自体、2017年前期のテレビアニメの中でみてもせいぜい4番手5番手評価のアニメにすぎず、特別な傑作ではないわけで、それと比べてすら大きく落ちる劇場アニメってなんなのよ…という話です) 少なくとも私は、このような劇場アニメが観客にもてはやされるようでは、日本のアニメは終わってると本気で思います。 (幸い、試写会の観客の反応を見る限りこの先大きな話題にはならないと思いますが) という事で、純粋な映画の出来に関してはこのサイトで5点程度の映画だと思いますが、以上のような事情により減点して0点…はさすがに可哀そうなので僕としては(気分で)2点にしておきたいと思います。[試写会(邦画)] 2点(2017-07-03 22:56:15)(良:1票) 《改行有》

259.  ミス・メドウズ ~悪魔なのか? 天使なのか?~ 日本にいるとよくわからないんですが、ケイティホームズはアメリカでは嫌われてるランキング上位の女優さんだそうで、だからバッドマンも降板になったんだとか。まぁだからといってマジージレンホールはないだろう…とは思いますが、それはさておき、そんなケイティの怪演が楽しめるのが本映画です。 事前に想像してたものよりイカレ具合が数段上で、例えばこれをいま日本でリメイクするなら、「柴咲コウがゴスロリに身をつつみタップシューズ履いて静かな田舎街をタップしながら歩く」…そんな感じになると思います。 そんななかなかサイコなミスメドウズなんですが、表情含めケイテイはよく演じてると思います。まぁこれだけキャラが立ってれば逆にやりやすいのかもしれませんが。 お話自体はなんのひねりもない陳腐なもので特に褒める要素はありません。 暇つぶしならいいかもね…くらいの映画です。 あとこの映画、吹き替え版も存在しますが、主役を吹き替えてる人があまりにもへたで聞くに堪えません。 私は最初は吹き替えで観始めたのですが、数分で耐えられなくなり字幕に切り替えました。 吹き替えをやってるのは検索しても出てこない無名の人なんですが、なぜこんな人が吹き替えで主役をやってるのか理解に苦しみます。 オリジナルのケイティの芝居や声とも全然似てないし… もし観るなら字幕で、ぜひ。[インターネット(字幕)] 5点(2020-08-30 16:49:45)(良:1票) 《改行有》

260.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》 決して面白くないわけじゃない。 でもいかんせんシナリオの練り込みが甘すぎて甘すぎて… 例えば、メインヒロインたる深田恭子。 実はいてもいなくても話はあまり変わらない。 その最たるものが、クライマックス?での老中首座への罵倒シーン。 前後の脈絡から考えて、あれは全く不要のシーンですよね? 普通は「内藤ピンチ」→「町娘乱入し老中を罵倒」→「あいわかった、で老中が考えをあらためて大逆転」みたいなのがセオリー ところがこの映画は、「そもそも解決済」→「町娘乱入し老中を罵倒」→「あいわかった(ただ老中が太っ腹なだけ)」になっていて、ヒロインはただ無意味に老中を罵倒しただけ! メインヒロインの見せ場がこんな意味のないシーンってどういう事なの…[地上波(邦画)] 6点(2016-09-11 22:42:07)(良:1票) 《改行有》


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