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プロフィール
コメント数 1401
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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61.  ロバマン 《ネタバレ》 吉田照美さんの「68」歳記念作品。「68」分の尺を通して活躍するのは「68」が胸に輝くロバマン。活動時間は「68」分、変身できるのは「68」回、ついでに言うならDVDの発売日は2020年「6月8日」とロバづくしの作品ですね。 河崎監督の作品は知っていても観たことがないというのが今までだったのですが、今回はポスターに惹かれて恐いもの見たさでついに鑑賞させていただきました。 くだらない!実にくだらない!でも観てしまう。途中でやめる気などしない。何とも不思議な魅力に溢れる作品でした。棒読みの台詞もベッタベタのギャグも一切構わず突っ走る展開。ある意味お見事です。いかなる評価も不要!と言わんばかりのパワーです。 豪華&レアな出演者の皆さん、そして主題歌、何だか吉田さんの68歳バースデイにプレゼントしたんですか?みたいなノリの作品ですけれど、これって劇場公開したのですね?吉田さんと河崎監督のコアなファンの皆さんは、きっと大喜びで劇場に馳せ参じられたことと思います。 出演者に個人的に知っている方がいらしたということもあって+1点の5点献上します。[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-14 16:59:45)(良:1票) 《改行有》

62.  アトラクション 制圧 冒頭の不時着シーンは大迫力でした。劇場で観たら相当ダイナミックだったと思います。また、ハリウッド作品とはひと味違う色彩感がその後の展開を期待させてくれます。でも、問題はそこから先。登場人物への感情移入はかなり厳しい。行動、言動がいちいち気になってしまう。そこでそう思うの?そんなことするの?戒厳令下で何やってんの?みたいに。ラストまで観終えれば、ヒロインの複雑な心理とそれに起因する暴走ということで一応の理解は出来るし、一人ひとりの登場人物の在り方、言動、行動が、ロシアの今を映しているのかな?といった作品全体のメッセージも感じ取れるのですが、独特のユーモアセンスを交えた表現の違和感もあって、なかなかすっと入って来ないんです。とは言え、2時間超えの大作を一気に観れてしまったということで、決してトンデモ映画とも言えず、じっくり考えればなかなかに奥深い作品とも思え、迷いに迷って5点献上です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-14 11:00:02)(良:1票)

63.  フィクサー(2007) 《ネタバレ》 そこそこに面白い作品であることは間違いありません。やはり一流どころで固めれば見応えあって当然と言うところでしょうか。 ただ、他にもご意見が散見されるように、この邦題はどうなんでしょうか?主人公が「フィクサー」であることを前面に打ち出してしまうことは、この作品を世に送り出すにあたって適切とは思えないところです。どちらかと言えば、主人公が人生の崖っぷちに立たされていること(てか、自ら崖っぷちに突き進んでしまった?)が作品の重要なファクターなんですから、殊更に邦題としてアピールして何になるのか疑問です。それがために(予告編の作りも背中を押してますけど)、妙な期待と言うか先入観が生まれてしまい、ある意味がっかりさせられてしまう。これはひとつ間違えば作品の評価を下げる要因になってしまうと言うか、足を引っ張ってしまいかねません。 そんなわけで、お約束どおりの主人公バンザイの展開や、力技的ハッピーエンドに納得いかなくなってしまう私です。 ちなみに、原題は主人公のフルネーム。歴史上の人物以外の名前を使った作品って時々ありますけど、カタカナ表記だと「マイケル・クライトン(Michael John Crichton)」と酷似してしまうので、配給元さんは思案の末に邦題を変えたのかな?などと思ったりもします。違うかな?[DVD(字幕)] 6点(2009-08-03 01:30:47)(良:1票) 《改行有》

64.  ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 《ネタバレ》 正身70分程度の短い尺ながら、必要なエッセンスは全て詰め込まれ、かなり怖い作品に仕上がっている作品。類似作品は多かれど、実話・未解決事件と言われてしまえば尚更に恐ろしい。よく纏まっていると思います。 ただ、主人公たちの行動があまりに軽々しく、自分から進んで餌食になっているような状況の連続。これで実話と言われても感情移入は出来ないなぁ… そのあたりがマイナスポイント。どうせなら実話ベースのフィクションに徹すれば良かったんじゃないだろうか?[DVD(字幕)] 6点(2010-10-19 07:02:29)(良:1票) 《改行有》

65.  セルラー 単純に面白い!矛盾やツッコミどころはこの際指摘不要。娯楽作ならではの醍醐味が、僅か90分余りに凝縮されていますね。休む暇ない展開に十分満足。キャスティングも良し![DVD(字幕)] 8点(2006-04-22 07:42:37)(良:1票)

66.  PARKER/パーカー 《ネタバレ》 ジェイソン君の主演作はハズレませんね~。中身があるとか、心に残るとかじゃないけれど、とにかく観ている間の爽快感は素晴らしい。監督やスタッフが違っても変わらないところは只管彼の魅力の賜物でしょう。 と、ちょっと誉め過ぎかもしれませんけど、本作も多聞にもれず爽快な一作です。最初の生き残りはいささかラッキー過ぎるかもしれないけれど、そこはそれ無敵の主人公ですから御勘弁を。ジェニファーとのラブシーンも濃くなりすぎず、ただただハードボイルドな男の世界を描き切ったこの作品。尺の長さも丁度良い。素直に8点献上です。 ちなみに、最初のズラ、違和感あるけど似合ってます。でも、やっぱりいつもの髪型がいいな。[DVD(字幕)] 8点(2013-09-23 10:36:16)(良:1票) 《改行有》

67.  マリグナント 狂暴な悪夢 《ネタバレ》 (書き出しから結末に繋がるネタバレです) 幼少期の恐怖体験等を元にした物語は、多くは多重人格を題材にしていると思いますが、本作は特異な双生児の在り方をプロットにしており、新鮮なホラーとして楽しめました。 後頭部、あるいは体の顔以外の部位に顔面や口があるという造形は、我が国の妖怪変化や海外の都市伝説、あるいは過去の作品に見受けられはしますが、本作のアイディアは類似点は感じるものの独自の視点で掘り下げてアレンジしていて、オリジナリティたっぷりに魅せてくれます。 次々に登場する関連性のはっきりしないエピソードたちは、中盤あたりから伏線回収のような形で収束して行き、途切れないスピーディな展開とともに流石ワン監督といった魅力に溢れています。 純粋にホラーと言うよりも、サスペンス、あるいはアクション作品として大いに見応えを感じ、楽しめました。 個人的には、刑事が単独行動で怪物のような犯人を先の見えない地下迷宮で追跡するところや、ヒロインの妹が単独行動で廃墟となった郊外の病院の地下室に入り込んで資料を捜すなどというような、いわば「ホラーあるある」的展開に少々不満を感じましたが、映像・音楽・アクション等々、どこをとっても見事な出来栄えと思います。 ガブリエルが幼少時から超人的なパワーを備えていたこと、それどころか警察署を全滅させられるほどの戦闘能力を身につけていること、電力や電波を思いのままに操れること、マディソンの身体をガブリエルが凶行に利用していたとすると瞬間移動しているとしか思えないような時間的な矛盾を感じてしまうこと等々、気になることは多々ありますが、それもこれも優れたエンターテインメントならではと思えば、野暮は言っちゃいけないですよね。 物語はヒロインが本当に大切な家族とは何かということに気付くところで終わりますが、脳をコントロールされていたとは言え大量殺人についての責任は免れないでしょう。それでも、人生で最高の幸せに辿り着けたということは、ヒロインにだけフォーカスすればある意味でハッピーエンドなのでしょうね。[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-17 11:12:46)(良:1票) 《改行有》

68.  エレベーター(2011) 《ネタバレ》 過去にもありましたね、このシチュエーション。かぶってしまうとオリジナリティを演出するのが極めて難しいと思われるソリッド・シチュエーションもの。この作品は微妙にリアリティを持ち込むことで個性を打ち出してます。 密室に予期せず閉じ込められることで当然心配される尿意。いくら独りじゃないにしても閉所恐怖症の人間にとっては地獄。耐久力に問題がある妊婦や病人。差別主義者と差別対象との対立。たったひとり修羅場に立ち会ってしまった小生意気な子ども…。更に、物語が進むうちにグロシーンも登場。ただし、それだってもしこの状況になったら起こりかねないと思ってしまう妙に説得力を伴うもの。 最後の最後に一番まともじゃないかと思われる登場人物が悲劇に遭い、でも、それもリアリティが伴ったりしてるのでやりきれない。 最初引いていたけれど、観終わってみれば結構納得してしまったので7点献上。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-01 20:05:38)(良:1票) 《改行有》

69.  MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 《ネタバレ》 邦画のタイムループものは珍しいですね。皆さんのご指摘にもあるように、邦画ならではの味付けと言いますかテーマ設定と思います。 大抵の洋画タイムループものは、主人公が独りその置かれた状況に悩んだり苦しんだり悪戦苦闘して脱出する、あるいは最良のタイムパラドクスを導き出すといった展開が多いかと思いますが、状況を理解する人間が少しずつ増え、一丸となって解決を図るというところも如何にも日本的だなと思いました。これも既にご意見が出ていますね。 また、タイムループの原因・発端が極めて個人的、しかも他人の個人的理由であることが明確になっているところも、多くの同種作品が不条理系に留まっているのとは対照的。本作も考えようによっては部長の精神世界に部下たちが吸い込まれてしまったかのように見えなくもなく、そういう意味では不条理系なのですが、このあたりは好みが分かれるところでしょうか。とは言え、矢張り邦画ならではのテイストだと思いますし、その解決によって齎されるエンディングは感動的とさえ思えました。 細かな(細かくないかも)矛盾や疑問点はあるものの、そこは基本的にコメディであるということがオブラートになって気になりませんし、必要以上の説明を削ぎ落した展開なのだと思えば寧ろ潔いとも思え、前評判以上の佳作に7点献上します。 ただ、エンドロールに挿し込まれたカットは必要なのかな?と最後の最後に疑問が残りました。無くて良いのでは?[インターネット(邦画)] 7点(2023-11-08 11:26:44)(良:1票) 《改行有》

70.  禁じられた遊び(2023) 正直、微妙でした。中田秀夫監督最新作、原作は清水カルマ氏による話題のホラー小説ということで少しだけ期待していたのですが、自分的には残念ながら恐さは感じられませんでした。 公開中の作品なのでネタバレなしで取り敢えずレビューしますが、そもそも原作と同タイトルの「禁じられた遊び」からして疑問でした。名作中の名作と同名なだけに余計にそう感じてしまったのかも知れませんが、何か作品内容にそぐわない様に思えてなりません。 そのあたりは観ていただくしかないのですが、個人的には恐くない上に意外性の感じられない展開でしたし、特殊効果等の演出面ではジャパニーズホラーより欧米ホラー的に感じた場面も多々あり、もっと日本的な恐さを前面に出していただければと思ってしまった次第です。もっとも、今や何が欧米オリジナルで何がジャパンオリジナルかなどという境界はないのかも知れませんが。 鑑賞後、いや鑑賞中から最も印象的だったのはファーストサマーウイカさんの熱演。素晴らしかったです。今後の御活躍に期待です。 それにしても、鑑賞当日の観客数は少な過ぎました。公開直後なのに。ジャパニーズホラー、頑張って欲しいです! (追記) 「エロイムエッサイム」少年の唱える呪文。何とも懐かしく思えてしまう我が世代。「悪魔くん」実写版も不気味だったけれど、原作漫画は恐かったなぁ…。その後の他作でも登場しているらしいですが、どうして本作にこのヘブライ語(諸説あり)を採用したのか?謎過ぎます。懐かしさのあまり甘くなってしまいました。再考の結果4点献上に変更します。(うち1点はウイカさんに献上)[映画館(邦画)] 4点(2023-09-26 14:45:50)(良:1票) 《改行有》

71.  インサイド・マン 《ネタバレ》 面白いとは思います。でも、疑問が解けない。てか、もう少し説明が欲しい。 そもそもインサイドマンは誰?別に公開しないでもいいからヒントぐらい欲しいな。それともヒントは既に出てる?ラストの迎えの車の後部座席右端の男?いかにも帽子がヒントっぽいけど。でも、だとしたらいささか不親切では?それと、ダルトンのビデオは潜伏中に撮ったってこと?何のために?結局、その辺りを考えさせるのも作り手の目的なのかな? 全体的にその手の謎(って言っていいのか分からんけど)が多過ぎて減点ですね。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-03 20:03:45)(良:1票) 《改行有》

72.  インターステラー 《ネタバレ》 この極めて有名なSF超大作を、とあるきっかけで恥ずかしながら今回初めて鑑賞しました。皆さんのレビューの全てを読破することなく書かせていただくことをお許しください。 総じて言えば、作品としての長さを全く意識させられない優れたSFエンターテインメント作品、或いはスペクタクル作品だと思います。3時間近い長尺ながら、殆どテンションが途絶える間もなく一気に進められていく展開、ストーリーテリングには脱帽です。 監督御自身も「2001年」へのオマージュといった意味合いのことをおっしゃっているようですが、「静」の「2001年」、「動」の本作、或いは、哲学的な解釈の元に製作された壮大なスペースオデッセイである「2001年」、物理・科学の原理原則を盛り込みつつ「愛」をモチーフとしたヒューマンドラマである本作、というような対比も出来るのではないかと思いました。共通しているのは「大いなる存在に導かれて進化していく人類の未来」を描いた作品と言うことでしょうか。 最も印象的だったのはラスト近くに登場する四次元空間。時間が並立する(パラレルワールドが集中している?)空間の存在は、この物語が決してタイムパラドックスのような矛盾が生じることのない理論に基づくものであり、個人的には大いに賛同できる部分でした。 基本的にはエンターテインメント作品と思いますので、超が付く程のピンチを次々と奇跡的にクリアしていく展開はスリリングで大いに楽しませていただいたのですが、強いて疑問を言わせていただくならば「地球環境が壊滅的な状況となり人々が食糧確保のために農業に勤しんでいる」というそもそもの設定に寧ろ非現実的な印象がありました。ありがちかも知れませんが、やはり壊滅的な結果をもたらす争いは避けられないような。 加えて、相対性理論や量子力学など本来であれば相当高度な理論に繋がるキーワードが多々登場するものの、平易な解説は(ある意味当然かもしれませんが)省略されている為、その部分で置いてけぼりになる人も多いのかなと。 とは言え、高評価も素直に頷ける良作であることは間違いないですね。9点献上します。[インターネット(字幕)] 9点(2023-02-13 15:37:16)(良:1票) 《改行有》

73.  エイリアン バスターズ 《ネタバレ》 ちょっとエロくて、そこそこグロい。けれどもどうにも憎めず笑ってしまう。アメリカンコメディの王道を行く1本です。 冒頭いきなりコストコが出てきて笑います。いや、コストコが可笑しいんじゃなくて、邦画だったら有り得ない設定でしょ?実在の店舗(作中のはセットらしいけど)が殺人現場になったりエイリアンの通信基地になったり。 そして、いきなりの警備員惨殺。ヒドイ殺され方だけど軽く描かれてたりして。少年の被害者に至っては、犯行発覚のシーンはカットされちゃってたりして。 謎の隣人も相当なもの。男3人が向かい合ってのシーンは、NG集も含めて大笑いですよ。 終盤の戦闘シーンもスゴイな。なんたってエイリアンの急所は「急所」なんですから。 数え上げればキリが無いほど小ネタ、大ネタのオンパレード。観る人は選ぶ作品だけれど、そこそこ良心的でもあるし、こういう作品もたまに観ないとね。[DVD(字幕)] 8点(2013-09-23 22:39:43)(良:1票) 《改行有》

74.  フェイク シティ ある男のルール そこそこに後味の悪い作品。てか、その辺りが制作者の狙いなんだろうけれど… ストーリーは極めて単純。お約束どおりの警察裏話モノの王道を行く作りです。特にドッキリびっくりもなく、そのくせスピーディに話は進むわけで、豪華なキャスティングがなければTVの2時間ドラマ的なノリとも思えなくもないかな? とは言え、飽きさせずに楽しませてくれる作品とも言えまして、何を期待するかによって評価は分かれるでしょうね。私はそこそこ楽しかったので6点献上。[DVD(字幕)] 6点(2010-02-26 02:13:39)(良:1票) 《改行有》

75.  アナと世界の終わり 《ネタバレ》 クリスマスの朝にアナが町を闊歩するシーンは見ごたえのある青春ミュージカルそのもの。予告編に使われただけのことはありますね。でも、背景で繰り広げられるのは血まみれの惨劇。登場人物たちの間で交わされる会話などはアメリカンな(米英合作だけど)青春コメディそのもの。でも、常にゾンビと隣り合わせという異常なシチュエーション。実にユニークで、青春映画とゾンビ映画をどう融合させてミュージカルに仕立てるのか、大いに期待させてくれます。そして実際イイ感じに仕上がっていると思うのです。随所に盛り込まれた小ネタも効いてて大いに楽しい。主演女優は魅力的だし、他の俳優さんたちもきっちり個性を出して演じてくれてるし、音楽的にも相当イイ感じ。でも、何故か盛り上がりに欠けるんです。もしかしたら、演出部分に力を入れ過ぎて、肝心のストーリーが平板になっていることが原因かもしれません。シチュエーションもキャスティングも文句ないのですが、お話として面白味に欠けるのです。謎の感染症が急速に流行し、ゾンビ(感染症の患者であって死者の蘇りではないのかも)が一気に増殖。さあ皆、町から逃げよう!そして、犠牲は払ったけれどヒロインを始めとする生き残った者たちは町から脱出して目出度し目出度し!って、シンプル過ぎませんか?病気については考察も解決もしてないし、ヒロインの絶体絶命的なシーンもなかったし。基本コメディだとしても、もう少しゾンビについて深堀りしても良かったのではないかと。具体的な不満はあまり無いものの、青春ものなのかゾンビものなのかどっちつかずだなという漠然とした不満が残り、悩んだ挙句の6点止まりです。 ちなみに、ウケ狙いの邦題じゃん!と思ったら。ほぼ原題直訳なんですね。意外![CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-26 22:14:27)(良:1票) 《改行有》

76.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 厳しいご意見が多いようですが、私はストライクゾーンでした。 確かに前作のキャラの大半は封印されてるし、やたらと御都合主義が目立つと言えば目立つんですが、それがこの作品の芸風と見れば何の問題もなく、ひたすら楽しい時間を過ごせます。 なにしろ芸が細かい。大抵の人が見逃してしまうようなディテールにまでこだわる遊び心満載のCG。ウィットに富んだ台詞の数々。どう見ても子どもの喧嘩を延々と繰り返すコテコテのギャグ。ところどころに散りばめられるイイ話。張った伏線はキチンと収束。非常にバランスの良いアメリカン・コメディと評しても良いのでは? まぁ、同じあらすじで違う制作者が創り出せば全然違う作品になるのでしょうね。ある意味、観る者を選んでしまう作品なのかも。でも、コメディー作品って殆どがそうなのでは? とどめはアメリア。30代半ばにしてこの可愛さ。ダウトも良かったけれど、私にとってはストライクど真ん中。なので9点献上。10点じゃないのはティラノが活躍しなかったから。[DVD(字幕)] 9点(2010-05-02 12:52:49)(良:1票) 《改行有》

77.  ロスト・ボディ(2012) 《ネタバレ》 「○曜サスペンス」とか「○曜ワイドドラマ」みたいなコテコテの作り込みのミステリーです。サイコもの?ホラー?観ている者は翻弄されます。そして意外な、てか意外すぎるどんでん返し。これには正直驚かされました。先読み可能な予定調和とはかけ離れたぶっ飛んだ展開。こりゃ予測不能です。ある意味素晴らしい。嫌いじゃないです。 そんなわけで、細かな部分、特にどんでん返し部分はツッコミどころ満載ですけれど、尺も丁度良い良質なミステリー。そして主人公にとっても、死んだ奥さんにとっても、担当する警部にとっても、警部の妻子にとっても、とんでもない悲劇、哀しすぎるドラマです。 ちなみに、○曜サスペンス的ドラマということで邦題の副題を考えてみました。「ロストボディ、彷徨える死体~逆玉年の差結婚がもたらした歪んだ愛の行方。若き研究者の人生を変えてしまった狂気の選択と、それによって葬られた哀しき真実とは?」 すべったかな…?(汗)[DVD(字幕)] 7点(2014-11-09 00:20:00)(笑:1票) 《改行有》

78.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 ストーリー的には面白いですね。斬新とは言いませんけど、冒頭近くであっさり頓死してしまう若き学者さんの薀蓄ある一言が、結局患者ゼロを特定できなかったブラピに響いて来る。結果、逆転の発想でウィルスと戦わずウィルスから隠れるという戦術に出た人類。おそらく9割がたの人類は死んでしまうのでしょう。でも、耐え忍べばその先には未来があるはず。そんなエンディングからは少なからず希望が見えて来ます。 圧倒的な映像。私はあえて2Dで鑑賞しましたけれど、こんな映像は過去にあったでしょうか?イスラエルの映像が衝撃的過ぎます。「蜘蛛の糸」を実写化したらこんな感じ?あぁ旅客機の爆破シーンも凄まじかった。緊張度と映像のクォリティは流石の大作ですね。 ただ、仕方ないとは言え感染者を殺し過ぎかも。生きてるのに焼いちゃうし… そもそもゾンビゾンビと言われてますけれど、あの感染者達って生きてるんじゃないのかなぁ?死んでないと思うんですけどね。 ま、いろいろ言いたいことはあるにせよ、やっぱし圧倒的な映像に降参です。[映画館(字幕)] 7点(2013-08-19 00:27:01)(良:1票) 《改行有》

79.  失踪(1993) 《ネタバレ》 犯人が最初から登場しているだけでなく、犯行の練習を積むところ(これが結構不器用だったりして…)とか描かれたりして、重苦しい内容の割には軽い気分で鑑賞できる作品。ちょっと犯人の人間味を出し過ぎてるような? しかし、やってることは凶悪そのもの。到底許されるもんじゃあない。娘に愛されたいがために、何も関係のない他人の命を奪い去るとは。しかも、苦痛を与えつつじっくりと殺すとは… 全体として、まずまず面白く出来てはいるものの、犯人のインパクトが弱い。犯行理由が弱い。主人公も妙に中途半端に弱い。あと一歩かな?(原作を観てみたいなぁ。) PS:最後の殺人、あれは過剰防衛でしょ~。気持ちは解るんだけどねぇ。。。5点(2004-10-13 00:55:56)(良:1票) 《改行有》

80.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 素直に面白かったと思えた作品。パン兄弟の創り出すこの雰囲気には、ニコラス・ケイジのヒットマンは「あり」だと思う。金の為なら何でもやる極悪非道のヒットマンじゃなく、彼なりに仕事は選んできた。だからこそ、これから別の人生を歩もうと引退を考えている。そんな感じに人物設定されている。やっぱ、ニコラスさんのキャラじゃ悪人は難しいし。 「弟子」もヒロインも、皆優しさに満ちている雰囲気。対して、ターゲットは一人を除いて悪党ばかり。「誰かにとって」じゃなくって「万人にとって」の悪党。これだけ状況設定しちゃったら、もう「普通の」ヒットマンものじゃなくなっちゃうでしょうね。 私は、これはこれで「あり」だと思いますよ。ニコラスファンなら文句なしだろうし、そうじゃなくても十分に楽しめる娯楽作だと思います。 そして、ラストシーンは作品的にはあぁしか出来なかったのでしょうね。というか予定調和的に。真面目に考えたら、政治家暗殺未遂場面のあの状況で逃げおおせたんだから、何とでも出来るだろうし。その悲しさの表現が、少しばかり力技だったかな?[DVD(字幕)] 7点(2010-03-15 02:45:23)(良:1票) 《改行有》


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