みんなのシネマレビュー |
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61. ソウ5 《ネタバレ》 3年前にシリーズからの撤退を決めたのに、気持ちがクサクサしてたので、ついイヤなもの見たさで借りてきてしまいました。痛さで目を背けたくなるようなシーンがなくなりましたね。みんなで力を合わせればクリアできたのに、とか。ソウとしては薄味。でもこれくらいなら、もう2クチ(2作)くらいいけそう。続きは、また心が荒んだときに見てみます。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-01 19:53:41)(笑:1票) 62. 文学賞殺人事件 大いなる助走 《ネタバレ》 本作のタイトルをどうするかで、ひと悶着あったのではないでしょうか?あくまで原作通りの「大いなる助走」にしたい鈴木監督と、それじゃお客をとれないから、クソダサいけど理解されやすい「文学賞殺人事件」とする配給会社の間で。作品中オープニングタイトル(大きい赤い文字で「大いなる助走」、小さく「文学賞殺人事件」)はもちろん、エンディングに何故かでるタイトルまで「大いなる助走」(のみ)推しなのに、DVDのパッケージ、映画のポスターやパンフレットは「文学賞殺人事件~」になってます。このなんかギクシャクした感じに原作者ツツイも絡んでいたら、なおさら趣深いと思うのですが、あなた、どう思われますか? そんなことは別として、本作について。ただただ面白いです。[インターネット(邦画)] 8点(2021-02-07 08:11:56)(良:1票) 63. 福田村事件 《ネタバレ》 いつかこんな映画だか小説を観た(読んだ)ことがあるような気がするんですよ。恐怖と猜疑心に駆られた善良な小心者(松浦祐也)の過剰反応から転がり出すドタバタコメディ。ドリフのいかりや長助さんが薬売りの団長(永山瑛太)の役だったり、福田村の村長(豊原功補)役がハナ肇さんだったり。ただ、本作は、ガッツリ二枚目や美人の女優さんが、史実にインスパイアされたドラマとして、ドキュメンタリーを主戦場にした監督が作ったものなワケです。もうこういう映画をコメディとして消費できるような余裕が世の中になくなってきたということではないかと危惧しています。荒唐無稽、ありえないこととして、笑い飛ばせない。最期のシーン。ふるさとに戻ってきたところで、もう以前の場所には戻れないことが分かった少年の表情。差別とか偏見とかも大きなモチーフの映画ですが、これで業の深さというか、普遍的な人間のドラマに仕上がってたような気がしています。■残念なのは、道具の使い方がイマイチのところ。鍬だったり、船の櫓だったり、軍剣だったり。[映画館(邦画)] 8点(2023-09-11 16:50:37)(良:1票) 64. 新・刑事コロンボ/犯罪警報<TVM> 《ネタバレ》 やっぱ、コロンボは倒叙形式。[CS・衛星(吹替)] 7点(2011-05-01 07:04:14)(良:1票) 65. 人生劇場 飛車角 《ネタバレ》 一線を退いたという設定であるにせよ吉良常のような処世術もあったと言うことを考えれば、飛車角の進む道は一途というよりむしろ考えることを放棄しているかのよう。21世紀もだいぶ過ぎた今に思えば、不条理もしくはコントネタ。一つの場所をじっくりと大事にする吉良常の方が、一宿一飯の義理なんてもんであっちこっちふらふらしている飛車角よりずっとかっこいいぞ。しかし。本作の見所はラストシーン。へー、ここで終わらせるの?、と思いましたが、おとよの待ち伏せしている「あの場」に飛車角がおもむいたところで、この話は終わっているんですもんね。予定調和な進行を超えるカタルシス。これ書きながら、ジワジワ妙な余韻に浸っています。この余韻は「続」以降を見ると台無しになってしまいそうなので、観ないことにします。[DVD(邦画)] 5点(2015-11-15 19:04:38)(良:1票) 66. ダーティハリー 《ネタバレ》 撃てないかと思わせて、相手を挑発して撃ち殺したハリー刑事。撃つかもしれないと思わせて、相手を挑発して撃ち殺されたウォルトさん(グラン・トリノ)。クリント・イーストウッドは出世作と逆のラストにして、自らが出演する引退作にしたのか、と思いました。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-20 21:24:20)(良:1票) 67. 大脱走 《ネタバレ》 本作の10年後には、壮絶な脱出劇「パピヨン」を演じるS.マックウィーンなわけです。しかし、本作は、「パピヨン」のような凄惨さや陰湿な感じがなく、非常に屈託のないものに仕上がっています。そこがいい。好きなシーンは、独立記念日のところ。大らかだ。この程度のやんちゃには片目をつむって対応するのが、捕虜処遇のリアル(のような気がする)。ただ、帰ってきた脱走兵に野球道具を放り投げるのは気前良すぎるような気がするが。[DVD(邦画)] 8点(2011-12-30 01:29:02)(良:1票) 68. スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 あー、ワタシ、某局の「○才!てれびくん」を見ているとなんか切なくなってくるところのモノです。手慣れた子供たちがソツなくやってるのを見ると、いたたまれない感じがしてくるのです。この作品にも同様なモノを感じてしまい、今ひとつ感情移入できませんでした。ジャック・ブラックのイカレっぷりはよかったですよ。この人、本職ロッカーで、副業役者?って思いましたもの。[ビデオ(吹替)] 6点(2009-10-25 10:15:57)(良:1票) 69. テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 阿部寛さんはもちろんなのですが、昼風呂の常連客であるところのいか八朗さんも、表彰もんのベスト・キャストだったと思います。なんかもう、この世のものとは思えない神々しさを放ってらっしゃいましたね。[DVD(邦画)] 6点(2012-12-07 22:46:11)(良:1票) 70. いつも月夜に米の飯 《ネタバレ》 うーん。観終わったら今、少し混乱しています。予告編を観た段階では、地方版の深夜食堂だなとフンだモノです。たしかに、そういうものがあってもいいかもしれない。実際、物語中盤までは、アサダの料理を中心に物語は展開していきます。しかし。アサダが千代里に「家族になりたい」と言ってから、話は泥沼に。愛憎劇と言ってもいい。監督は、「ごはん映画」とミスリードするような広報を望んだ、と上映後のトークイベントで発言していたが、そんなひっくり返しはいらないよ。物語始めとエンドロール後で、アサダの印象が180°変わります。人でなしか。【追記】小学生以上であるなら、おにぎりを両手でほうばるようなかわいい演出はちょっと理解できない。[映画館(邦画)] 4点(2018-10-02 23:03:35)(良:1票) 71. ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 鈴木オートに笑わされ、茶川、淳之介とヒロミにグッとくる。前作同様の展開ですが、このシリーズは、本当に、だだ漏れの感情に身を任せて観ることができる貴重なシリーズです。[地上波(邦画)] 8点(2012-01-20 23:50:54)(良:1票) 72. インターステラー 《ネタバレ》 ハードSFのストーリーを一生懸命に追いかけていたら、後半ものすごい勢いで大林宣彦風センチメンタルSFが追い越していったという印象です。少しボーゼンとしましたが、いや嫌いなわけじゃないですよ。「時をかける少女(1983)」好きですし。時間を超えて、また会えるんだ。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-29 21:28:23)(笑:1票) 73. パリ、テキサス 《ネタバレ》 私は、このあと残された二組の家族の間でおきる悲劇を、身勝手に置いて去っていくこの主人公にただあきれ果てるだけでした。なんかしょうもない奴の出てくる映画、割と好きなんですけどね。[ビデオ(字幕)] 1点(2009-03-22 21:08:55)(良:1票) 74. フィッシュストーリー 《ネタバレ》 世の中の事象すべてが、小さなパーツの積み重ねであり、それらのパーツのいくつかを読み解くと、どこかに共通のプラットフォームがある。なるほど。であれば、このサイトで名高い「死霊の盆踊り」を端に発した奇跡も、世の中にはあるかもね。(未見)ですので、ワタシ、その仲間になれないですけど。なお、伊藤淳史さんは割と好きです。[DVD(邦画)] 5点(2011-03-13 15:44:51)(良:1票) 75. ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 クィーニーの言葉が印象的。「みんな行き先は同じ。ただ、違う道を通っているだけ」。ベンジャミンも、この世に生を受け、成長し、恋愛し、愛する人に抱きしめられて看取られ死んでいくワケです。ただ、そのプロセスが他の人と大分違っていただけ。だんだん若返っていく、という怪物といっていいベンジャミンなのですが、「少し変わった人」として周囲から受け入れます。その体質から、必ずとんでもないドタバタが始まるのだろうと思い、心配しながら見てましたが、それがない。淡々とした感じがとても良いです。いつかもう一度、いらぬ心配をすることなく、デイジーとベンジャミンの物語として観てみたいです。そのときは、必ず点数が上がるだろうと思っています。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-15 07:35:05)(良:1票) 76. 葛城事件 《ネタバレ》 これは…。もっと、絶望的にも出来た赤堀監督ではないかと思います。1時間40分頃の稔の吐露は、観客をそこまで落とし込まないためのセーフガードのように思いましたね。三浦友和だったから見てられたけど、温水洋一さんだったら、見ていらんなかったかもなあ。でも、温水さんみたいなお父さんなら、こんなことにもならなかったのでは、などといらんこと考えました。ああ、見なきゃ良かったと思いつつ、9点です。[DVD(邦画)] 9点(2017-02-11 22:47:53)(笑:1票) 77. メジャーリーグ 《ネタバレ》 いまや置きにいっている感のあるギャグや、公開当時としてもベタな展開が、こうもいとおしいのは何故なんでしょう。これも「野球」のなせる技という感じがするなぁ。メジャーリーグというよりむしろ、「おっさんたちの高校野球」を見せてもらった感じがする。もちろん、皆さん同様、ピンチの中を大歓声の中を歩いてマウンドに上がるリック、予告ホームランのトムも良かったです。しかし、ここはワタシは、呼ばれてなくてもやってきた男、韋駄天ヘイズに一票上げたい。1989年にイチローの登場を予見してないか(大げさ)。ただし、最後によりを戻しちゃったのは、ワタシ的には蛇足。弁護士との安定した生活を送りつつも、野球選手のトムのファンとして球場に帰ってきた、ってぐらいの方が良かったと思う。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 07:41:45)(良:1票) 78. ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 終幕近くになってから見始めたせがれに、この人は一体何をしているのかと聞かれ、「ゾンビから身を守るために、自ら○○○を打ち、○○になろうとしているのだ」。自分の口から出てきた言葉があまりに馬鹿馬鹿しいことに、はたと気づいて唖然としたワタシ。あらかじめB級映画として見ていれば、そこそこだったと思うのですが、ブラピの大物然とした二枚目っぷりがこの世界観に合わず。それでこの点数です。[DVD(字幕)] 3点(2014-05-29 22:19:53)(笑:1票) 79. ディア・ドクター 《ネタバレ》 鶴瓶がニセ医者の役をする、と聞いてだいたい想像がついたような気になってたモノです。なめててすみませんでした。逃走中に実家に電話するシーンが印象的。もっと謝らなければならないことがあるはずなのに。最初のつまづきがペンライトだったんでしょう。机の上でころがるカナブン、シンクで溶けていくアイスなど。小さなエピソードを塗り重ねて重厚感を作り出す。西川監督作品はこれで全部見てしまいました。次回作が待ち遠しい。【追記】「家族編」に入れられなかった以上、「喜劇編」に入れざるを得なかったのでしょう、山田洋次監督は。確かに、日本の名作100本の一つには違いないと思いますので。[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-06-13 08:31:07)(良:1票) 80. 禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 恐ろしい。ワタシには、ホラーです。たらし込まれる、とはどういうことかをまざまざと観せつけられます。ラストシーンも、悪魔がまた世に放たれたかのようにみえる。名作にして、怪作。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-18 15:50:17)(良:1票) |
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