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プロフィール
コメント数 2278
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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841.  シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア 《ネタバレ》  一風変わったPOV方式のモキュメンタリー作品。手ブレは全然平気だし、個人的に好きな手法なので予想していたより楽しめました。『クローバーフィールド』やら『REC』やらのコメディバージョンですね。  がっつりフィクションなのにノンフィクションみたいなノリが好きなのかもしれないです。  あまり期待はしていなかったのですが、随所に妙な作りこみやこだわりが感じられる良作。しっかり人も殺しまくっているわけですが、徹底して陰惨なイメージにならないように工夫されています。大動脈を噛んじゃって慌てるシーンなんかは、ホラーというよりもはやコメディ。  こーゆーテイストの作品にしてはCGもよく出来ています。コウモリバトルや狼男の変身のクオリティはなかなか。  その一方で、『ヴァンパイア』『バンシー』『ゾンビ』の合同パーティーでの仮装大会みたいな手作り感。この安っぽい感じも好き。  これといった本筋にあたるストーリーはないんですが、1つ1つのエピソードはしっかりストーリー性があって面白い。  ヴァンパイアだけかと思ったら、ゾンビやら狼男なんかも出てきて、しかも狼男の生き方の断片も見せてくれる盛り沢山な内容。以前人間だった友人同士が、最後ヴァンパイアと狼男になっちゃって、両種族の架け橋みたいになっちゃう良い話的展開にセンスを感じます。  やたら良いように使われていた使い魔のおばさんも、しっかりヴァンパイアにしてもらえて嬉しそう。  こーゆー作品で、みんなハッピーになって幕を閉じるってのはなかなかないかも。  掘り出し物と言って良い作品。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-11-25 10:31:49)(良:1票) 《改行有》

842.  ディスクロージャー 《ネタバレ》  面白い!逆セクハラというより、もはやパワハラの問題でしょうか。いや、合併企業に対して開示すべき情報を隠蔽するための口封じが真相なので、セクハラやパワハラの問題でもないんですかね。まあ、とにかく面白かったです。  不明な点は確かにあります。社長はすべての真相を知っていながら、トム・サンダース(マイケル・ダグラス)をスケープゴートにしようとしたのか?フィルの目的は?メレディスのパワハラ・セクハラはトムが拒否した結果、トムを陥れる道具となりましたが、トムが拒否しなければそのまま懐柔するつもりだったんでしょうか?  まあ、動機付けがはっきりしない部分はありますが、それを差し引いてもラストはきちっとわかりやすいハッピーエンドですっきりしました。忘れかけたころに“Friend”の正体が明らかになるラストも良いですね!  ただ、フィルと社長が諸悪の根源のような気もするんですが、二人には社会的な制裁はないんです。組織内での最高権力者にはやはり手が出せるものではないのでしょーか。二人が何らかの形で失脚するところも見たかったなー。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-03 03:38:30)(良:1票) 《改行有》

843.  マニアック(2012) 《ネタバレ》  うおお、つまんねー。頭がおかしい人の奇行凶行を延々と見せつけられるだけ。なにしろ頭がおかしくなっているから、犯行も無計画で行き当たりばったり。殺して、髪の毛むしりとって、マネキンにかぶせて、悦に入る。なぜそのような心理状態になったのか。  クールに無機質に犯行をするようなタイプなら説明は要らない。でもこの主人公のように、何かがトラウマになって、感情の起伏が激しいタイプなら、その背景の説明は必須でしょう。  母の幻や過去の思い出がちょこちょこ挿入されはしますが・・・足りない。決定的な何かが足りない。主人公が精神分裂ともとれる症状や強烈な片頭痛に悩まされるほどの説得力が足りないのです。  更には、一人称視点にも関わらず、そんな主人公に同情も共感もできない、何一つ感情移入できないままなのも辛い。辛いというか、退屈になっちゃう。ショッキングな映像を使っているにも関わらず退屈。  この映画で良かったのはアンナと過ごすひとときかな。いっそラブストーリーを主軸にしてもらって、2人の仲を親密にしてもらい、そのうえで「フランクが殺人鬼」と察してしまう流れにすれば、悲劇として盛り上がるのに。これだけの題材を扱いながら、まったく心を揺さぶられないのはある意味すごいよ。  つまりは、この映画そのものが、ものすごくマニアックな世界でした。ちゃんちゃん。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-10-04 01:57:47)(良:1票) 《改行有》

844.  TAXi 《ネタバレ》  見る人を選ばないフランス映画という感じです。コメディあり、アクションありで、それぞれのバランスがとても良いです。テンポも良いし、ノリも良い、ついでに言うと音楽もなかなか良い。ハリウッド映画のように気軽に見れちゃうのに、見慣れたハリウッド映画とはまた違う雰囲気を楽しめます。  言うなればよくある『刑事のバディもの』なわけですが、これが『刑事&刑事』ではなく、『刑事&タクシードライバー』っていうのが面白いです。どちらかと言うとタクシードライバーのほうが主人公で、どちららかと言うとタクシードライバーのほうが頼りがいがあるのもまた良いですね。刑事と凄腕ドライバーがそれぞれの持ち味を活かす展開が楽しいです。  ダニエルは凄腕で大の警官嫌いでありながら、なんかお人好しなところがあってエミリアンに協力しちゃうのが好感が持てます。エミリアンはエミリアンで、そんなにダメ警官でもないところが逆に良いですね。エミリアンはありふれた普通の、でもちょっとだけ情けない警官。マザコン具合もそこそこなら、ヘタレっぷりもそこそこ。等身大の彼に共感を覚えます。それでいてひたむきに頑張る姿が良いじゃないですか。今作はもう一人。ダニエルの恋人リリーのポジションがかなりグッド。彼女の存在が映画に華を添えています。エミリアンの母親とケーキを焼いて待っているところなんか微笑ましくて何よりです。申し訳ないですが、ヒロイン?がデカ上司のペトラだけでは物足りなかったことでしょう。  そしてカーアクションが凄く良い。冒頭のピザ配達のシーンからして、ローアングルからの撮影でなかなかのスピード感です。今作は結構ローアングルからの撮影が多く、走っているシーンはスピード感があるし緊張感もあります。更には、ちょっと本気出すときにハンドルを変えるっていう趣向がまさに『走り屋』って感じで、わくわくしちゃいますね。  予想がつかない強盗団の追い詰め方もグッド。ありふれていそうで全然ありふれていない新しいオチ。最期にドンパチなんてせずに、あくまでカーレースと信号機操作の工夫だけで勝負を決めちゃったのが◎です。  既存のカーアクションに、既存ではないアイデアを採用するだけで、ありふれた題材でも面白い作品にできるという良い例だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2015-01-02 14:22:42)(良:1票) 《改行有》

845.  ビューティフル・デイズ 《ネタバレ》  非常にオーソドックスな青春ドラマ。一昔前の日本の学園ドラマを見ているようです。  はじめの1時間くらいは高校生の学園生活をひたすらダラダラ見せられます。ただそれが日本とあまり変わらない雰囲気でして、しかも自分達が高校生の頃ってこんな感じだったかも、という既視感も覚えて、妙な心地よさを感じます。  そして1時間を過ぎたあたりで、ドラマが加速し始めます。  友人達に内緒のお付き合い。そこへかかってくる親友からのSOS・・・。葛藤の末、主人公は親友ではなく彼とのデートを選び、その結果・・・。日本のドラマなんかでよくありそうな展開ではありますが、私のようなベタな展開大好き人間には、こーゆーエピソードが入るだけでぐっとストーリーにひきこまれます。  それにしてもインドネシア映画とゆーものを初めて見たのですが、この国は自分達の国の言葉に誇りを持っていまして、『詩』がひとつのキーアイテムになっています。言葉大好きな自分にとっては、大変羨ましいお国柄です。  また、インドネシアの人って初めて見たのですが、さすがアジア圏、日本っぽい、けど南国っぽい雰囲気の人が多いのですね。  主演の女の子チンタは、決して飛び抜けた美人というわけではありません。ですが、喜怒哀楽、とりわけ『哀』の演技が抜群に上手く、泣きの演技が物凄く魅力的です。  で、ヒロインが好きになる相手役のランガはイケメンっぷりが尋常じゃないですね。  ドラマとしてはとりたてて絶賛するほどのものはありませんが、インドネシアの人、学校、街、家、初めてみるものばかりで、インドネシアという国を少しでも知ることができたのは凄い良かったです。  [DVD(字幕)] 6点(2016-01-17 14:56:17)(良:1票) 《改行有》

846.  ディープエンド・オブ・オーシャン 《ネタバレ》  弟ベン(サム)の性格の良さが無ければ成立しない感動の物語。久しぶりにものすごく良い映画に出会いました。  ひとつも無駄なシーン、無駄な台詞が無い完成度の高さです。役者さん達の演技も素晴らしい。とりわけ、子供時代のヴィンセントの演技は完璧でしょう。責任を感じながらも、母への不満を、その表情と少ない台詞のみで体現してしまっています。  ベンがいなくなり、母の心が壊れてしまい、家族の心の歯車が狂っていく序盤のシークエンス。正直ここでのベスには賛同できません。気持ちはわかります。でも母親です。いなくなったベンと同じくらい、ヴィンセントとケリーを、そして旦那さんを大切にしてほしいものです。ただ、『自分とベンだけが辛い』みたいなこの母親の姿が、きっと一番リアルに近いのでしょう。  母が母としての努めを果たさない日が続き、ヴィンセントは責任を感じているためそれに文句も言わず、諦めたように自分の足で家に帰り、母の代わりにケリーの世話をする。その様子がリアルすぎて痛々しすぎて、そして後半に活きてくる演出。すごい映画です。  家族の絆、リアルな兄弟の姿、それは決して完璧ではないが故に、見ていて感動しっぱなしです。  『君は木製のチェストから出られなくて、でも全然怖がりもせずに笑っていたんだ。』『君が来てくれると思って安心していたんだ。』のように、さりげなく心を打つ台詞が多いのもこの作品の特徴。その中で、『君』と、決してまだ家族にはなっていない距離感があることを感じさせる言葉のチョイスが逆に素晴らしい。  まさに名作と呼ぶにふさわしい傑作中の傑作です。[DVD(字幕)] 10点(2014-10-20 00:46:42)(良:1票) 《改行有》

847.  ファイナル・プロジェクト 《ネタバレ》  ジャッキー映画ですから、コメディ、カンフーが備え付けてあれば文句はありません。というスタンスだったのですが、この作品は今いちでしたね。  カンフーアクションが一番堪能できる中盤のシーンが、被害者一派との誤解バトルだったのが何とも残念。悪者をジャッキーがカンフーでなぎ倒す。この爽快感を求めてジャッキー映画を見ているんです。求めているのはわりと単純な渇望なんですよ。現実世界では悪い人間、悪い組織がのさばり弱い者を虐げることも多い昨今、映画の中でスカッと正義の味方が一生懸命活躍する姿を見たいわけです。そんな時にジャッキー映画って手軽なんですよね。その手軽さが良かったのに。  別に無理して新しいことしなくても良いからさ、わかりやすいストーリーでわかりやすくピンチに陥って、わかりやすく逆転するよーな、そんなカンフーアクションのほーが好きです。  なんかでかくて強そうな二人組からはひたすら逃げまくって、戦えそうな相手だったら戦うって・・・コメディ通り越してがっかりしちゃうんですけど・・[DVD(字幕)] 5点(2014-04-19 04:01:28)(良:1票) 《改行有》

848.  ザ・ワイルド 《ネタバレ》  熊の脅威、恐ろしさを堪能できる良質のネイチャーサスペンス。奥さんを巡るトラブルのほうは、どちらかというととってつけたような印象です。あってもなくても良かったかなと。  博識。冷静。善良。こういうタイプのスーパーマンが主人公のサバイバルって結構新鮮で面白いです。その知識と頭脳から、針金でコンパス作ったり、しれっと雨をしのぐ屋根を作ったり、星座で方角わりだしたり、熊と戦ったり、キャラ設定が存分に活かされています。  チャールズ、ボブ、スティーブの3人が、パニックに陥ったり衝突しながらも、笑顔で冗談を言って笑いあうシーンが凄く良かったので、チャールズしか生き残ることができなかったのはとても残念。ですがこういうジャンルではしょうがない。安易にボブを生かしておくよりかは、よっぽど良いですし。そしてこんな結末になってしまったから、ラストの『彼らが私を救ってくれた』の台詞がいきてくるんでしょう。  熊との戦いが終わった後は、正直惰性でラストまで進む感はあります。それでもラストで、ヘリが煙に気づいてやってくるシーンは素直に感動しちゃいました。  それにしても熊がすごい。  ラストの『熊のバートと調教師に感謝の・・・』を観る限りでは、もしかして全編本物を使っていたのでしょうか。だとしたら本当に凄い。調教されているからとは言え、あそこまで熊と共演した出演者の皆様の勇気も凄い。  そーいや釣り糸垂らしていたときに、熊が静かに見ていたのはマジで怖かったです。[DVD(字幕)] 7点(2014-07-21 02:13:27)(良:1票) 《改行有》

849.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》  正統派パニックムービー。オリジナルは未見。だからなのかもしれないですが、素直に面白かったです。  ビッグウェーブにより豪華客船が一瞬にして転覆。CGによるビッグウェーブの映像は圧巻。CG、特殊効果、大好きな私としては「これこれ!」って気持ちになります。豪華客船転覆のパニックが、まず最初の見所でしょう。  船がさかさまになって、きらびやかな世界が一転。これぞパニック映画の醍醐味。栄華が崩れ去る瞬間ってのは、ある種のカタルシスさえもたらしてくれます。これは一部のゾンビ映画なんかにも共通する感覚です。  後半は豪華客船からの脱出。船はさかさまになっているのでまともなルートはなし。つまりここからはアドベンチャーになるわけです。パニックムービーながら、広い豪華客船からの脱出はある種のわくわく感があります。広くて高さのあるエリアでの、奥行きのある映像は美しささえ感じます。  脱出メンバーが子供も含め、老若男女全員揃っているのが良い。エレベーターや排気口のルートは、手に汗握る難所。何度も水中に閉じ込められるシーンがあり、こちらまで息苦しさを感じる臨場感。ディランがややスーパーマンすぎるきらいはあるが、それをふまえてもスリルに満ち溢れたA級エンタメパニックムービーです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-05-30 01:11:39)(良:1票) 《改行有》

850.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》  タイムトラベル系SFにしてはかなりわかりやすい。ただし細かいことを考えないことが条件。  前半はサスペンス色がかなり強め。ルーパーを逃してしまった親友セスが処刑されていくのは、なかなかのホラー。直接的な描写はありませんが、オールドセスの体が次々と欠けていくことで、セスの身に恐ろしいことが起こっているのを視聴者に連想させます。この映画で一番恐ろしくも、一番良かったシーンかもしれません。それに、失敗するとただでは済まないことを印象付けるうえでも効果的です。  おおまかな設定は、未来では殺人を犯すと必ず捕まってしまうため、過去にターゲットを送り込んで、過去の人間に始末してもらうというもの。その始末屋がルーパー。  この映画では過去=現在の時間軸としてストーリーが展開される。欲を出して未来のシーンも放り込んでごちゃごちゃになっちゃうよりよほど良いです。  もうひとつの設定がTKと呼ばれる、全人類の10パーセントが目覚めたサイキック能力。SF感を出すためのアクセサリー的な設定かと思いきや、終盤この設定が大きな意味を持ち始めます。これには賛否両論あるみたいですが、個人的には物語を多重構造にできて面白かったんじゃないかと思っています。  唯一の難点は、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスがどうしても同一人物には見えないことか・・・。とくに後半、ブルース・ウィリスが暴れだしちゃうと、もうダイ・ハードにしか見えない・・・。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-09-17 17:51:38)(良:1票) 《改行有》

851.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》  まずはラッセル・クロウの思い切ったイメチェンに最初こそ戸惑います。しばらくすると慣れますが・・・・  そしてレイチェル・マクアダムス。大好きです。かわいいだけでなく、芯の強さを感じさせる演技が好き。良い女優さんになったものです。最初の頃こそ、ラブコメによく出ていた印象がありますが、この頃になるとサスペンス系にもちらほら。『パニック・フライト』とか。サスペンス系に起用されるのもちょっとわかる気がします。  で、この作品、面白いのですが、ついていくのはまあまあ大変。ポイントコープ社、スパイとしてソニアをスティーヴンのもとに送り込む。手引きしたのはファーガス議員。で、ソニアとスティーヴンは不倫関係。それはポイントコープ社としても想定していなかったかもしんないけど、チャーンス。邪魔なやつをつぶせるぜー。いやいや、そうはさせまいと、スティーヴンに恩がありポイントコープ社に怒っているビンガムが、まずは証拠隠滅に黒人少年を殺害。目撃者のピザ屋も殺害。ついでに元凶となったソニアも殺害。とにかく邪魔な人間は殺しまくる暴走ぶり。おそらくだけど、スティーブンにはビンガムのこの行動は予定外だったのではないかな。焦るスティーブン。失脚どころの話ではない。ブタ箱行きになってしまう。そこで一発逆転の策を思いつく。『全部ポイントコープのせいにしちゃえばいいんじゃね?自分が疑われることもなくなるし、ポイントコープ社もつぶせるし、一石二鳥じゃんか。そのためには・・・そうだ、マスコミを利用しよう。ちょうどアイツが新聞記者やってんじゃん。アイツに全部ポイントコープの仕業でしたって書かせて一件落着っしょ。』とまあ多分こーゆーことなんでしょうけど、あまりに浅はかすぎやしませんか。  真相がわかってもスッキリとはしない映画でした。  それ以前に、『いや、本当に理解できているのか、自分?』という一抹の不安を感じます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-22 02:49:56)(良:1票) 《改行有》

852.  バラ色の選択 《ネタバレ》  誰も彼も親切で良い人達ばかり。  そんな中ただ一人、アンドニー・ヒギンズ演ずるクリスチャン・ハノーヴァーがもうわかりやすいクズ野郎で、このクズ野郎がここぞとばかりにクズっぷりを発揮しまくるものですから、積み重ねられたクズパワーから発散されるラストのカタルシスと爽快感が半端ないのです。  そのクズっぷりはと申しますと、契約書の進展具合を小出しにしてはダグを良いように使いまくり、アンディのことはもて遊びの嘘つきまくりで、ダメ押しの国税局員との癒着にいたっては最優秀クズ野郎賞を受賞するかの勢いです。  それに対しますマイケル・J・フォックス演じるダグ君。  こちらはいつものスーパーラッキーっぷりで対抗。それはもう終盤に至るまで、ありえないほどの親切を大放出し、その度重なる投資を最後の最後でまとめて回収する大技をお見舞いします。  当然、百戦錬磨のスーパーラッキーご都合大王に、そんじょそこらのクズ野郎がかなうはずもなく、最後はお約束通り夢も恋も何もかも、オール総取りの一人勝ちで、クズ野郎に大差をつけて勝ってくれるのでした。そして彼の勝ちを疑わない観客にも、これ以上ない満足感を味あわせてくれるのです。  いや、いいんじゃないでしょうか、これで。だってマイケル映画だもん。 [DVD(字幕)] 8点(2013-05-31 02:12:30)(良:1票) 《改行有》

853.  ショウタイム 《ネタバレ》  ストーリー性のあるコメディは好きです。  特に刑事もので、ベタなやつならなお良い。  そういった意味ではこの作品は自分好み。  ですが、最初のうちは笑えることより、イライラすることのほうが多いかもしれません。  なにしろ、前半のトレイ(エディ・マーフィ)がうざすぎます。  TVプロデューサーのチェイスは、あほすぎます。  そーゆーキャラ設定なのはわかるんですけどね。さすがにミッチ(ロバート・デ・ニーロ)がいたたまれなくて。  ですが中盤以降、特にラストに向けて面白さが加速します。  コメディタッチは崩さず、それでいてサスペンスアクションのノリもまあまあ。それなりの爽快感すら感じられます。  あれだけ否定していた『ボンネットダイブ』を結局やらされるハメになるシーンは面白すぎます。  そして、事件解決の瞬間を、『SHOW TIME』のタイトルでしめくくる演出はあざやか。  事件は解決。番組は大ヒット。トレイとミッチは本当の相棒に。  ですがトレイが本物の刑事に昇進できたのが、一番後味が良かったかもしれません。  あくまでB級、ポップコーンムービーに違いはありませんが、こーゆー映画が心をリフレッシュさせてくれます。  大絶賛はできませんが、私にとって、こーゆー作品は必要なジャンルなんですよねー。  『エディ・マーフィー』『マーティン・ローレンス』『ジャッキー・チェン』『クリント・イーストウッド』、親が吹替えで見ていた世代なので、もはや吹替えのほうがネイティブに感じるのが悲しい(笑)[DVD(吹替)] 7点(2016-06-18 10:01:43)(良:1票) 《改行有》

854.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》  最初はいけ好かない感全開の悪徳弁護士ミック。こいつとは仲良くなれないぜーっと思っていたら、実は正義感が強くて家族思い。このギャップは魅力的。いやー、かっこいいですわー。  さあ、今回の依頼人はマジでとんでもないサイコパス。しかも金持ちの息子。狂気と財力を兼ね備えた最悪の依頼人。そうとは知らず金づると思い込み弁護を引き受けてしまうミック。  で、この映画が面白いのは、だいぶ早い段階でこのサイコパスが自ら犯人だとばらしてしまうこと。  ミックはルイスが犯人だとわかったうえで、彼を無実にするよう弁護しなければならない。そこでミックは暴行で起訴されたルイスを無罪にしつつ、別件の殺人でルイスを逮捕させるという離れ技をやってのける。更にはルイスがいったん釈放されることまでわかったうえで、追撃の手を緩めない。奥の手というか禁じ手というか、マル秘お助けキャラバイクマン召喚。サイコパスを袋叩き。こんなにスカッとすることあるでしょうか。  まさに蛇の道は蛇。悪を以って悪を制す。防戦一方からの逆襲劇。手に汗握るスリリングな展開。いろんな伏線が次々と張られては次々とつながっていくのが快感。いや、これはもう脚本が面白いのでしょう。脇に配置した人物たちもみな一様に活躍していい仕事しています。  相棒の犠牲、自分のせいで服役させてしまった無実の人への謝罪、この辺だけがちょっとしこりとして残りましたが、痛快娯楽ダークヒーローものとして大変完成度の高い名作かと思われます。[DVD(字幕)] 8点(2022-04-03 23:30:52)(良:1票) 《改行有》

855.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》  アクションは最高。スピード感あり、テンポも良い。ストーリーがよくわからなくても、映像だけで楽しめることは間違いありません。  そう、途中からストーリーがよくわからなくなります。  作っている人たちも、実は途中からわからなくなってるんじゃないの。  シュワちゃんなんか怪しい・・・。『とりあえずよくわからんが、俺はここでI'll be backと言えばいいんだな?』とか言ってそう。  私はもともとパラレルワールド、タイムパラドックス反対派なんです。  じゃないと、『過去に戻る意味がねー』と思うんですよね。  それにターミネーターシリーズにおけるタイムトラベルは、あくまで舞台装置のひとつであって、ストーリーそのものは非常にシンプルかつわかりやすく作ってくれていた印象があります。  それがこの作品は、完全にタイムトラベルとその謎解きがメインになっているような気がするのですよ。  後半はなにせ状況がよく理解できていないまま、どんどん話が展開するものですから、凄い映像見せられても何となく蚊帳の外・・。こーゆーサスペンスアクション系は、主人公達のゴールが見えないと、こちらもハラハラドキドキできないものです。  劇中ジョン・コナーが、『私達だけ時の流れの中置き去りにされているのだ』みたいなことを言うシーンがあるのですが、そうそう、まさにそんな気持ちで見ていましたよ。むしろあんたのせいだと言ってやりたい。  『1』の『T-800』にしろ、『2』の『T-1000』にしろ、『3』の『TーX』にしろ、外見は人間でも中身はロボットのあの無機質感が生み出す『怖さ』やある種の『かっこよさ』が好きだったのに、この作品ではよーしゃべりますねー。べらべらべらべら。  言葉のやりとりなんかできないのがターミネータの良さだと思うんですけどね。  映画そのものは最高級の技術で作られているであろう映像が満載ですから、そりゃあもうアトラクションとしては最高に面白いんですが、・・・もったいないなー。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-05-09 03:57:24)(良:1票) 《改行有》

856.  オレンジカウンティ 《ネタバレ》  友人の死をきっかけに人生を見つめなおすショーン。砂浜で偶然手にした1冊の小説に深い感銘を受け、作家になる夢を抱きます。その夢のため、小説の作者が教鞭をとるスタンフォード大学への入学を目指すのがおおまかなストーリー。  つまりは、希望に満ちた青春ストーリーになるはずなんですが、なにせ主人公以外にまともな人がいないオレンジカウンティ。コメディに力を入れすぎて、あまりにありえない展開が多すぎるのは好き嫌いが別れるところでしょう。  なかでも酷いのが進路指導員と兄ランス。  大学入学のため必死に勉強を頑張ってきた生徒の成績表を他の人の成績表と取り違えて大学に願書提出するなんて、あってはならんことです。兄ランスはクスリと放火で完全にアウト。  この二人の行為は犯罪。コメディ、フィクションを免罪符に何でもOK、笑って許しての展開にはあきれます。  そのような度を越えた逸脱行為を除けば、後は笑って許せる範囲。なにせ家族、友人に加え学校の先生までもが『あっぱっぱー』で超適当な人たちばかり。大笑いできる場面はありませんが、小ネタ満載なのがこの作品の魅力の一つです。  そして、その環境の中、健気に夢の実現のため頑張り続ける主人公の姿が泣けます(笑)。  また、最初のうちは頭空っぽにしか見えなかったショーンの彼女が、物語が進むにつれ、次第に可愛く、良い彼女に見えてくるのも見所の一つでしょう。  最初は許せなかったオレンジカウンティの人々が、映画を見終わる頃には、不思議と主人公にとって大切な存在に映ります。それが、この作品の一番伝えたかったメッセージかもしれません。[DVD(字幕)] 6点(2016-03-24 08:45:32)(良:1票) 《改行有》


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