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81.  ワイルド・スピードX2 《ネタバレ》 隣に乗っけた女の子の顔を見ながらアクセルベタ踏み・・・ って、滅茶苦茶カッコいいじゃん!! アホらしいけど単純にそう思ってしまった。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-04 18:05:42)(笑:1票)

82.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 バレエ教室が終わり生徒が帰った後、一人踊るデイジー。 その様子を優しく見つめるベンジャミン。 やがて鏡の前に二人は並び、ベンジャミンは言う 「この二人を覚えておきたい・・・」 私はこの一連のシーンを一生忘れないだろう。[映画館(字幕)] 8点(2009-02-16 19:41:25)(良:1票)

83.  スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン 《ネタバレ》 本作の評価にはかなり面倒だが以下の行為を一通り済ませておかなければならないと思う。 1.原作の読了 2.原作及びスタジオぬえ作成のパワードスーツの挿絵が後世に与えた影響をWikipedia等で頭に入れておく 3.原作の映画化に纏わる経緯を知っておく(映画化は過去何回も企画され、1997年のバーホーヴェン版まで悉く没となっている) 4.これらを全て踏まえて過去3作を鑑賞する 上記4項目を実施しなければ本作の評価は著しく低いものになるだろう。 何の予備知識もなく鑑賞したら、髭や傷の有無・髪の色・眼帯等で違いは与えられてはいるが似た様な顔のCG俳優がカクカク動く「ゲームの合間に挿入される様な映像の羅列」を単に見せられただけと思われかねない。 1作目のバーホーヴェン版は物議を醸した原作の右傾思想を逆手に取り、アメリカ大国主義を風刺する事に重点を置いた。パワードスーツの映像化を切り捨てたのは英断。 2作目は良くも悪くもバグのSFXを担当したフィル・ティペットのヲタク魂が炸裂、マニアック過ぎる小粒作品となってしまった。 3作目でついにパワードスーツが映像化されるが、残念ながらスタジオぬえの挿絵の影響が強い私の様な原作ファンには期外れだった。 1作目の出来が白眉だったので2作・3作目の評価は低くなってしまったが、全作を通じて感じられたのは良し悪しは別として製作に携わった人それぞれの原作とパワードスーツに対する熱い思い入れだった。(皆それぞれ、自分たちの「宇宙の戦士:Starship Troopers」を作りたかったのだろう) 翻って本作、結論から書くと荒巻監督は自分自身の原作とパワードスーツに向ける熱い思いを上手く映像化したと思う。 あっさりと纏めすぎの感は有るが、パワードスーツを新解釈で映像化し、3作目で不評だった”マローダー”をAppleseedのランドメイトの様な位置付けで上手く組み合わせたのは成功だろう。 だが、前述の様に登場人物がまるでCG版キャプテン翼の如く皆同じ顔のキャラばかりであり、冒頭に記した様に若干の違いは与えられているが誰が誰なのか判らなくなり途中で混乱した。 今後、CGの俳優が実在の俳優に取って替わるとは夢にも思わないが、技術的な課題はここにあるのかと感じた次第。 ハッキリ言って脚本は大した事は無いが、製作に向けた思いに敬意を表し7点献上。[映画館(字幕)] 7点(2012-08-10 16:32:16)(良:1票) 《改行有》

84.  007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 10年以上前にBSか何かで鑑賞して以来、久々の鑑賞。本題から逸れるがブルーレイの画質の良さに改めて驚嘆。 作品自体は50年前(!)の作品と言う事も有り流石に古臭いが、それを今どうこう言うのは無粋と言うもの。そんな事よりも、現在まで継続しているジェームズ・ボンドの基本的なスタイル(所作、居住まい等々)がこの時点で確立されており、それが現在までブレていない事が凄い。 そして何よりも驚いたのは初代ボンドガール、ウルスラ・アンドレスの存在。 映画の新作公開が近づくとテレビで「歴代ボンドガール人気投票」が毎回の様に放送されているが、ウルスラ・アンドレスが毎回上位にランキングされている理由が今回改めて理解できた。魅力的な外観は勿論の事、主人公の脇でキャーキャー叫んでいるだけでは無い、50年前は稀有だった筈の自己主張の強いキャラクター。 強い女性キャラは今では珍しくも何とも無いけれど、この点でも本シリーズは時代に先駆けていたのだ。 様々な意味で一つの大きな流れを映画界に作り出した本作に敬意を表し、7点献上。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-23 10:28:35)(良:1票)

85.  お嬢さん(2016) 《ネタバレ》 最初はWOWOW版を鑑賞。 その勢いにただ圧倒された。 と同時に、本作を安物エロ映画の様に錯覚させる無粋極まりないボカシに幻滅。 なので私、AMAZONで海外版BDを買ってしまいましたよ。 「ドラゴン・タトゥーの女」「僕のエリ・200歳の少女」と同様、何でもかんでも隠せば良い訳じゃない事を改めて実感。 それにしても主演の女優さん二人、凄いです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-03-19 11:08:22)(良:1票) 《改行有》

86.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 基本的に私は恐竜達が大画面で暴れまわってくれれば大満足だ。 なので、出し惜しみの無い本作は映像だけなら文句無しの10点満点。 マイナスしたのは、出てくる人間の殆どが相変わらず馬鹿で間抜けな奴らばかりで有る事。 では有っても、やっぱり恐竜が暴れ回ると評価が甘くなってしまう。 胸踊るシーンは多々有れど、ラプター達と主人公のバイク併走シーンは 近年稀に見る位、カッコ良かった。 どうせ鑑賞するならIMAX 3Dを強くお勧め。 お祭りに参加する様な気持ちで鑑賞するのが1番!![映画館(字幕)] 8点(2015-08-10 21:36:20)(良:1票) 《改行有》

87.  スパイダーマン:ホームカミング 《ネタバレ》 新作の話を聞いた時、真っ先に「またですか?」と思ってしまった。 トビー・マクガイヤ版3作、アンドリュー・ガーフィールド版2作と、既に5作も世に出ているのにこれ以上何をしたいのか?と言うのが正直な思いだった。 でも、肯定的に捉えれば全てはスパイダーマンという存在がどれだけ世に愛されているのかの表れ。 皆それぞれ、この魅力的な「愛すべき隣人」を自らの手で映像化したく、且つ観客の我々もその時代に即した背景・VFX・ストーリーに彩られた新作を観たいのだ。 なんだかんだで思い切りハードルを上げて鑑賞した本作、予想外に楽しめたというのが正直な所。 是否は別として、MCUに取り込まれた事を機に設定を全面的に変えたのは成功だったと判断したい。 但し、ハイテク満載のスーツは余計。この点では本作のクライマックスでハイテクに頼らず自らの力だけで戦う選択をする流れは素晴らしいと思う。 まだ高校生の新ピーター・パーカー、物語的にもバリエーションの幅が格段に広がる事となるMCUへの編入、次回作に期待したい。 ただ、間違っても宇宙空間で戦う様な展開は考えないで欲しい。 市井の人々と同じ目線・立ち位置で悩みながら人助けをするのがスパイダーマンの本領、 この点はくれぐれもブレないで欲しいと心から願う次第。[映画館(字幕)] 7点(2017-08-30 12:16:15)(良:1票) 《改行有》

88.  ザ・グリード 《ネタバレ》 性懲りも無くまた観てしまった、テレビ放映だけでもう何回目になる事か。 でも、毎回しっかり最後まで観てしまうのであった。 多分私と同じ感想の「B級好き」って実は意外と多いはず。 今回の発見は「途中から観ても面白い」という事と、今更ながら「ファムケ・ヤンセンは美しい!!」と思った事。マジで輝いて見えます。また半年後位に放送して下さい。[地上波(吹替)] 8点(2009-07-23 18:28:36)(良:1票)

89.  ワイルド・スピード/MEGA MAX 《ネタバレ》 これもIMAXで観るべき作品ですね。高い料金を払って前向きな現実逃避が出来ました。満足です。 このままではIMAXで無ければ劇場観賞では満足出来なくなりそうで、少し自分が心配です。 ヴィン・ディーゼル、個人的には良い演技をしていたと思います。妹の懐妊を知るシーンで見せた優しい表情、自分でも驚きましたが不覚にもウルウルしてしまいました。 本シリーズは過去の外国映画では何かと不遇の立場に有った日本車に対するリスペクトを視覚でしっかりと表してくれるので車好きには堪りません。 冒頭、主人公のカップルが乗っていたのが日本の誇る希代の名車「スカイラインGT-R(レプリカかも知れませんが・・・)」、ラスト、方法の是否は別として富を手に入れた主人公が乗っているのが、これまた現代の日本が誇る名車の一つ「日産GT-R」。 一作目のトヨタ・スープラ、二作目の三菱ランサーエボリューション&エクリプスや日産R34スカイラインGT-R、3作目のマツダRX-7等々 DVDが出てからでも良いので車好きを自認される方は一種のファンタジーとして本シリーズの観賞を強くお奨めいたします。次回作にも期待大ですが、出来ればオートバイが主役の「Torque MegaMAX」を作成して下さい!![映画館(字幕)] 7点(2011-10-28 13:29:26)(良:1票) 《改行有》

90.  ザ・ピーナッツバター・ファルコン 《ネタバレ》 車が殆ど登場しない一風変わったロードムービー。 ダウン症の方を主人公にしてはいるけれど、お涙頂戴的な描写は無く普通の男として描いている事も好感度高し。 クライマックスで強烈なカタルシスを感じるシーンが有るわけでもないが、観る事で何となく清々しい気持ちになれる。 シャイア・ラブーフが物凄く良い演技をしている。一時期天狗になり干されたとの事だが、様々な人生経験を得て良い顔つきの大人の俳優になった。 「ボルグ&マッケンロー 氷の男と炎の男」でそれまでのイメージとは異なる良い印象を受けたのだが、回り道は彼の役者人生ではプラスだった様だ。 ダコタ・ジョンソン、相変わらず可憐です、可愛いです。もっといろいろな作品に出て欲しい。 終盤、主人公に投げ飛ばされた老プロレスラーのその後が気になった。普通なら再起不能だよ、あれじゃ。 蛇足  恐らくラストシーンは2通り撮影されていたと推測、何故そう思ったのかは、本作を観てみないと判らない。 スニークプレビュー等で評判の良い方を劇場公開版にしたのだと思うが、なんだかんだ皆さんハッピーエンドが好きなのだ。 私もですけど。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-01 16:38:53)(良:1票) 《改行有》

91.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 決して破綻する事の無い、抑揚の効いた場面をキメ細やかに紡いだ良心的な作品。 初観賞は23年前の映画館、23年間の年月を経て、私の本作に対する感想は「外国のとあるお祖父さんとお祖母さんの話」から、「自分に置き換えたらどうなるか?」と言うこれからの自分自身の人生を考えさせるものに変わっていた。 一本の作品に対する感想は年月を経て確実に変化する。それは対象となる作品が素晴らしいものである程、自分自身が驚く位に。 これぞ映画の醍醐味。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-07 13:52:39)(良:1票) 《改行有》

92.  アノマリサ 《ネタバレ》 本作を創った人も、製作資金を出した人も、皆病んでいる。 CSで放送されている数多の作品からわざわざ本作を選び、 不特定多数の方々が見るであろう本サイトに感想を投稿する私も、 同様に病んでいる。 観た人を何故だか不愉快にさせる、 傷痕に出来て剥がすに剥がせない瘡蓋の様な作品。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-04 00:24:10)(良:1票) 《改行有》

93.  ようこそ映画音響の世界へ 《ネタバレ》 意識して映画館に通う映画ファンに向けた、映画愛溢れる宝物の様な作品。 満点では無いのは唯一の欠点、伝えたい事が山ほど有るのは心の底から判るけど上映時間が少々長い為。 映画好きなら、皆それぞれの心の琴線に触れた名場面が有り、 それらの所謂「名シーン」にどの様な人達がどれだけ情熱を注いでいたのかが判り、 取り上げられた作品達を纏めて再鑑賞したくなる。 特筆すべき事は沢山有るが、厳選すると以下の3点だろうか。 ・ハリウッドでバーブラ・ストライザントが何故あれ程迄にリスペクトされているのか、 本作を観て漸く理解出来た。 「スター誕生」位しか観た事は無いのだが、自らの感性を信じて観客に最上の作品を 届ける事に最大限の情熱を注いで来た事が良く判った。 当時既に大スターだったとは言え、女性差別は沢山あった筈なのにそれに挫けず自らの意志を通す姿勢。ただ尊敬のみ。 ・ハリウッドに於ける技術の伝承が数多のクリエイター達の明確な意志を持って 綿々と受け継がれている事に驚嘆。 これ即ち映画音響技術が今や確固足る文化の一つとして地位を築いているから故。 比較する土壌は違うが、伝承者不足に悩み衰退している日本の伝統工芸や、 それこそ日本で今も汗水垂らして映画音響を作成している現場の方々の事が頭に浮かび、 なんともやるせ無い気持ちになった。 ・登場する女性達が皆活力に満ちている。 自分の仕事に誇りを持ち、活き活きと自らの仕事の素晴らしさを語る様、 本当に素晴らしいと思った。 最後に、エンドロール終了後に粋なメッセージを投影してくれた劇場の皆さんに感謝。 (立川シネマシティにて鑑賞)[映画館(字幕)] 9点(2020-10-10 08:40:21)(良:1票) 《改行有》

94.  ザ・フラッシュ 《ネタバレ》 巷の厳しい評価も有り、かなりハードルを下げての鑑賞。 個人的には「ジャスティス・リーグ(ザック・スナイダーカットの方)」の好印象も有り、 かなり魅力的なキャラだと思っているザ・フラッシュの活躍が観られるぞと期待しての鑑賞。 結果、巷の厳しい評価は間違っていなかったと痛感。 ザ・フラッシュのキャラそのものは好演しているエズラ・ミラーの奮闘も有り決して酷くは無いと思ったが、 禁断のマルチバース物に手を出したのがそもそもの間違いかと。 自らの誤りを正す為に取った行動の結果、それが仕方ない事だとしても物語の大半を費やして描いた キートン版バットマンと新スーパーガールの存在そのものが無かった事になってしまうのは余りにも乱暴では無いか。 多元世界が次々に登場する後半の描写も、DCなりに過去作との関連性を持たせたかったのかも知れないけれど中途半端。 C・リーヴとH・スレイタ―を登場させるなら、B・ラウスも出てこないと辻褄が合わないし、 取って付けた様なN・ケイジとG・クルーニーの登場はもはや悪乗りの領域。 総じて何だか勿体ない作品でした。 好演していたE・ミラーと、かなり魅力的なキャラに思えたS・カジェ(新スーパーガール)に対し6点献上します。[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-11 17:58:56)(良:1票) 《改行有》

95.  プリデスティネーション 《ネタバレ》 2017/5/20再鑑賞 冒頭のバーカウンターで会話する二人の間に必ずと言って良いほど、”LADIES”の文字が。 上手い!! -------------------------------------------- 鑑賞する前は半ば馬鹿にするつもりだった。 無駄に出演者が豪華なB級SF作品にありがちな感想、 "ちゃんと仕事選べや、イーサン・ホーク…" 程度の印象しか持たないのだろうなと考えていたが、 良い意味で見事に裏切られた。 タイムパラドックス物で良くある、拡げた風呂敷を後半無理やり収束させる展開では有るものの、 映画で無ければ表現出来ないエンタテイメント性を上手く活かした傑作だと思う。 前半で魅せるイーサン・ホークの胡散臭さは流石芸達者。 そして、数奇な運命(私だったら精神崩壊必至)を辿る主人公を巧みに演じた サラ・スヌーク! お世辞抜きで本当に良い演技をしている。 本作でこの女優さんの事を初めて知ったが、 海外俳優陣の層の厚さに改めて感服させられた次第。 鑑賞した後の "なんか凄い作品観ちゃったぞ" 感や、 観た後で作品についてじっくり考えてしまう反芻度合いからしても、 現時点では2017年度個人的No.1。 私は傑作だと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-03-19 08:31:44)(良:1票) 《改行有》

96.  マーティ 《ネタバレ》 何といっても主演のアーネスト・ボーグナインの演技が素晴らしい。 冒頭の結婚できない自分を批判する声を複雑な思いでじっと聞く姿や、意を決して女性に電話するも途中から脈が無いと判り目をじっと閉じながら電話を切る姿等々、永らく女性に縁の無かった私にはとても他人事とは思えず、ここだけで目頭が熱くなってしまった。脇を固める俳優陣の演技も、派手さは無いものの実直な素晴らしいものだった。もっと早くこの映画に出会えていれば良かったと心の底からそう思える良作。只一つ、他レビュアー氏も書いておられるが、物語終幕で電話のベルを聞いてパッと華やぐクレアさんの顔が是非見たかった。 物静かな何とも言えない良い雰囲気を持つ女優さんなので余計にそう思う。このシーンがあれば文句無く10点です。 以下、蛇足:マーティに取ってのクレアの様な存在に、私も含め世の中の多くの方はめぐり合っている訳です。自然体で居られる伴侶が隣に居る事の幸せをしみじみと感じる事が出来ますね。この映画は。[映画館(字幕)] 9点(2010-06-16 20:25:16)(良:1票)

97.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 予告編が面白かったのでハードルが自然と上がっていたのかも知れない。 見応えは有る。決してつまらなくは無い。 でも、何だか釈然としない。 色々と考えてみたのだが、まず第一にオリジナルで感じられた様な「疾走感」が無く、第二にホラー映画には欠かせない「怖さ」を感じない。 持論だが、痛覚を刺激する映像を沢山見せる事と「怖さ」は直結しないと思う。 最後に、リアル路線に徹するのであれば最後の最後に登場する御大の映像は不要だったのでは。あれで余計に本作の位置付けが中途半端になってしまった。残念。[映画館(字幕)] 5点(2013-05-06 11:49:32)(良:1票) 《改行有》

98.  終戦のエンペラー 《ネタバレ》 恐らく本作製作陣の方々は事前の各種検証をかなりしっかりと実施されたのだろう。 日米の当時の状況を踏まえ、双方に対し敬意を表し丁寧に創られた作品となっている。 今の世の中で有ってはならない事だが、日本文化を過度にデフォルメした表現も皆無だ。 この時代の話はNHKを初めとして数多くのドキュメンタリーが存在するが、それらと本作の存在を明確に区別させる為に挟み込まれたフィクション部分(主にアヤとの恋愛関係のシーン)も過剰になりすぎず好感が持てる。 他レビュアーの方も書かれていたが、昭和天皇とマッカーサーの会見シーンは俳優陣の名演も有り、良いシーンになっていると思う。 もっと多くの日本人、特に若い方に見て貰いたい作品だ。 「蛇足」 決して宣伝では無いが、本作を観賞された皆さんには、オリバー・ストーンが監督したアメリカ近代史を検証するドキュメンタリーも是非見て頂きたいと思う。[映画館(字幕)] 8点(2013-08-06 09:09:25)(良:1票) 《改行有》

99.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 作品の中身云々の前に、まずはこの様なマニアック極まりない題材がこれだけの大作映画となり、こうして劇場公開された事に感謝したい。 私の様なモータースポーツ好き達に取って、ルマン24時間耐久レースに於けるドラマは数多く有り各年代毎にそれぞれ話題に事欠かないのだが、 中でも本作で取り上げられた1960年代後半のまさしく「フォード対フェラーリ」の物語は、 カリスマ性充分な絶対王者たるフェラーリに挑むその姿、なかでも当時のアメ車らしからぬモダンなデザインのフォードGT40の姿とあいまって、 リアルタイムで体験していない年代でも伝説の如く常に語られている。 これを映画館の大スクリーンで観賞出来るとは、車好き・モータースポーツ好きに取ってこれ以上の幸せがあるだろうか? 一般受けが難しい事は判りきっている筈なのに、本作の制作にGOを出した人達には感謝しか無い。 肝心の映画の中身そのものは、残念ながら10点満点ではない。 8点の中身は主演陣の熱い演技と、クリスチャン・ベイル演じるケン・マイルズと言う、今迄あまり日の当らない どちらかと言うと不遇の扱い・日陰者的存在だった稀代のレーサーの一人にスポットライトを当てた事に関して。 この手の物語りには主人公と相対する強力なライバルの存在が不可欠だが、本作の場合は題名の通り フェラーリが本来その役目を担うべき所だが、フォード経営陣が主人公達の直接のライバルの様な位置付けであり、 肝心のフェラーリは下手したらイタリア政府から訴えられるんじゃないかと思える位に良い所無しのケチョンケチョンな扱い。 なので物語の構造としては及第点しか与えられない。 おりしも、日本時間2/10に発表されるアカデミー賞作品賞に本作がノミネートされた、 欧州列強にアメリカ企業が挑む姿がアカデミー会員の心の琴線に触れたのだろうか。 作品賞獲得は正直難しいと思うが、受賞の有無に関わらず私はIMAXの大スクリーンでもう一度、 フォ-ドとフェラーリのユノディエール(ルマン・ブガッティサーキットの数kmに渡る直線)での チキンレースを堪能しようと思っている。[映画館(字幕)] 8点(2020-01-27 13:31:27)(良:1票) 《改行有》

100.  ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 《ネタバレ》 またしても、アメリカ映画界の「力」を思い知らされた。 若草物語はアメリカのみならず世界の文学史に於ける文学作品の代表作だ。 その古典とも言える作品を巨額の制作費用を投じ、旬の俳優陣を大量投入、とどめは新進気鋭の女流監督に作品を任せる。 そして完成した作品は見応えのある一級品の作品に仕上がっている。 これだけの事を成し遂げられるのは今やアメリカ映画界しかないのでは。 ■キャスティング:考え得る限り、今時点で最高のキャスティングと言える。 シアーシャ・ローナン・・・只でさえ女流作家が大成するのは難しい時代に、自分の志を貫く事を決めながらも揺れ動く心情を繊細且つ大胆に演じられるのはこの人しか考えられない。「レディ・バード」繋がりのキャスティングだとしても、アカデミー主演女優賞ノミネートも納得の演技。これからが本当に楽しみだ。コロコロ変わる表情を追いかけるのが何とも言えず、ハッキリ言って全くタイプでは無いのだが本作を通じてファンになってしまった。 フローレンス・ピュー・・・嫌われ者的役割を見事に演じている。この人の演技をしっかりと観たのは本作が初めて。確かまだ数本しか映画には出ていない筈で、これだけの芯の有る堂々とした演技をする女優さんをよくぞ見つけてきたと思う。末娘を演じるには少々貫禄が有り過ぎる気もするが、アメリカ映画界の底深さを改めて痛感した。 ティモシー・シャラメ・・・ルックスだけの俳優かと思っていたが見事に裏切られた。世界中で絶賛されている事も納得。 他、主役級の俳優さんが要所で皆いい演技を見せている。 出番は少ないがクリス・クーパーがあの様な押さえた渋い演技が出来るとは意外だった。 ローラ・ダーンが居ると画面全体が引き締まる。稀有な女優さんになったと思う。 ■脚本・演出:凝っているが判りやすい。映像の力を感じる。 時系列が入り乱れる構成は得てして判りにくい印象を得がちだ。ましてや本作はわずか7年の違いしか無く、登場人物皆が極端に外観が変わる程の年月の開きはは無い。 それでも混乱する事無く物語に没入出来るのは微妙に色調を変えた映像とカット割りの上手さから来るものだろう。 若い女性が大挙出演する様子を観るのは男として眼福でも有るし、原作小説のファンの方や過去映像化されたアニメや映画に触れた経験が有る方にも、 現代の解釈も交えエネルギッシュに映像化された本作を強くお勧めしたい。 良作です。[映画館(字幕)] 8点(2020-06-16 19:04:12)(良:1票) 《改行有》


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