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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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評価順1234567891011

161.  BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012) 《ネタバレ》 予告編ですでにクスクス笑っていました。映画館では観れませんでしたが、満を持してのレンタル鑑賞。「ひょっとしてその女・・・カブッた!?」のシーンは忘れられない(笑) 近年に多い予告編でだます類の映画ではなく、予告編で視聴者が期待したとおりの内容にとても満足できました。CIAのエージェントが女をゲットするために職権乱用しまくりってのが良いですね◎それも決して陰険な感じのストーカー然としたものではなく、しかし男の本能は全開で彼女をストーカーすると言う(笑) そしてお互いCIAエージェントで同じ女を好きになって同じ方法でストーカーするこの二人が、『Black & White』のタイトルに題されるようにきちんとキャラの色分けがされていることがすごい!!どっちが黒って言うと・・・FDRなんでしょうね、やっぱり。女性はやはりタックのような紳士よりFDRのようなチャラっぽい男性のほうがいいのでしょうか。考えさせられます。 リース・ウィザースプーンさんも久しぶりに見ました。どっちかというと苦手な顔なのにそれでも可愛い雰囲気を出しているあたりはさすがだと思う。平然とストーカー行為をする男性陣に対し、こちらも平然と恋愛のダブルヘッダー。終盤で実はタックとFDRが顔見知りということを知り切れる彼女ですが、「あんたに切れる権利は無いよ、笑」とそこだけ妙に冷めた目で見てしまった。他にも彼女は役柄の上で作り込めていないところがあるように感じ、そのあたりで少し評価が下がってしまっているかもしれません。 しかしとても流れの良い映画で、観やすいし楽しい映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-28 22:10:50)(良:1票) 《改行有》

162.  アウェイク(2007) 《ネタバレ》 全身麻酔の手術中にもし意識が残っていたら・・・というお話。というか映画の冒頭そんな説明があり、内容もそういう手術中の話に終始するのかと思いきや、そういうシーンはほんの一部でした。そのシーンも、感覚がありながら体を切り刻まれてるというのに、意外と痛がり方が軽い。麻酔が「半効き」だからその程度で済んでるのかもしれませんが、メスで切られながら流暢に手術の内容をコメントしてるヘイデン・クリステンセンさんに若干の違和感を覚える。 でも現実の手術室ってどうなんですかね。やっぱり「今晩どっかたべに行く?」とか「今度一緒にフットボール見に行こうよ」とか言ってるんでしょうか。十分あり得るリアルな話だとも思いながら、実際自分が患者だとこれほど怖い話もありませんね。 さてさて実際の映画はというと、全身麻酔よりもどっちかというとラストのどんでん返しの展開のほうに重しが置かれてる気がします。私は比較的サスペンス好きなもので、むしろこういう展開には慣れっこであまり驚きはありませんでした。とは言いながらも、全身麻酔だけど意識のある状態の中、信じていた友人が淡々と自分を殺す算段を語りだす様子ときたら、恐ろしい印象を受けました。 サスペンス慣れのせいで少し辛口評価ですが、十分面白い作品だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-29 16:53:04)(良:1票) 《改行有》

163.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 「おっ、大泉さんついに全国区の映画に」と思って観てみたらやはりロケーションは北海道オンリーでした(笑)ある意味さすがだ。 キャストで印象に残ったのは松田龍平さん。『剱岳』や『誰も守ってくれない』などでの私の彼への印象は良くありませんでした。そういう演技をしてただけなのかもしれませんが、「ガキ」とか「チンピラ」という雰囲気がぴったりの人だなって印象でした。で、今回再び登場。「あー、出てきちゃった。」と思ってたらこれがもうハマり役!!あまりベラベラ喋らない寡黙な役のほうがとても松田さんの雰囲気に合っていると思いました。しかも強い。魅力満点ですね☆ さて肝心の映画の内容ですが、一言でいえばとても小説的ミステリー。ただミステリーとはいえ電話の主や大方の展開は大体読めてきます。原作があるのかどうかは知りませんが、あるとしたらとても原作に忠実な作りにしたんだろうなという印象です。そのくらい典型的と言ってもいい小説造り。内容はまた異なりますが、情景やノスタルジーを感じるという意味では『砂の器』を観てるような気持ちで観ていました。あくまで私個人の感覚ですが。 BARの雰囲気も良かったです。エントランスから地下に下りていく造りのカウンターBARで、中には年季を重ねた年嵩のバーテンが一名。とても粛々とした店内で指定席のカウンターの上にはオセロが1セット。指定席の大泉さんに電話が入ればそっと電話(黒!)ごと受話器を持ってきてくれる。それくらい店員との阿吽の呼吸になっているBARなら居心地良いだろうなあと羨ましくなる。タイトルに「BAR」とあるだけあって、その雰囲気にはこだわりを感じました。良!!です。[DVD(邦画)] 7点(2012-11-16 22:34:18)(良:1票) 《改行有》

164.  スティーヴン・キング/痩せゆく男 《ネタバレ》 やっぱどうしてもキング・ワールドって映画化されても遜色ない独特の雰囲気を持ってますよね。いつものように本人が出てるからだろうか?この雰囲気が味わえるだけで充分満足です。でも主演のロバート・ジョン・バークの体格の変化はすごいですね。どうやってこんなん撮影したのかすごく気になりました。DVDに特典でも入れておいて欲しかった(泣)。 心配なのが、この映画ってジプシーをめちゃ批判的に描いてますが、アメリカではジプシーの扱いってそんなもんなんですかね?これ映画化して(っていうか小説にして)キングは批判とかされなかったんでしょうか?もしオレがジプシーだったらバリキレてそう。 しかしいくらジプシーが不思議な力を持ってるとしても結局は人間。途中から入ってきたマフィアのにいちゃんにはかなわないのだった。彼はその後どうしたんでしょうね?ってゆーかそんな呪いをかける力があるんならマフィアのおっちゃんも呪ってしまえば、身内を殺されるからって痩せる呪いを解かなくても良かったんじゃないだろうか。そう考えると、キングには珍しくこの作品のいわゆる「不思議キャラ」であるジプシーはあんまり首尾一貫して無敵に不思議ってわけではないんですね。ある程度は妥協点と言うか、限界を持つキャラであると。 まあ普通に観てる分には面白い映画でした。中盤からは普通の追跡サスペンスみたいだったのでちょっとだれましたが。そこさえ気にしなければ充分キング・ワールドに浸れるでしょう。 6点(2005-03-01 14:18:39)(良:1票) 《改行有》

165.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 モンスターパニックものとしては良い意味で予想通り。そう私はこれを借りる時、間違いなくこういうものを期待して借りていた。 なかなか面白い映画でしたが、人物描写は今一つ。こういった類のモンスターパニック映画ではおバカなキャラとエロいキャラは定番ですが、主人公まで真正のバカなのはいただけない。 子供に対して、「お前らのせいでオッパイ祭りを見に行けないんだよ!」 「じゃあ行っていいから代わりに60ドルちょうだい」 そして素直に出す主人公・・・。なんだかなあ。 頭の中はエロエロでどうしようもないのに、何か変なところで自制しようとするのはあのおバカディレクターじゃなくてもイライラする。まあそれだけにリアルでしたけどね。 あとあのセクシー美女は死んじゃうんですね。綺麗なキャラだったのに、残念な最後だ。 中盤、お祭り会場で最初の一人がピラニアの犠牲になったとき、誰かが言った「ジョーズだーーー!」の一声で周囲が瞬時に何が起こったか把握できていたのが印象的。実際にはサメではありませんが、「水の中に何かいるぞ」と言われるよりよっぽどわかりやすく周囲に伝わる表現だなーと変なとこで感心しました。 しかしそんな彼の奮闘?むなしく大量虐殺な展開。まさに惨々たる内容。自分の足を食べられながらも船外機のプロペラで応戦する警官とか・・・。どんだけ勇者だよ。 途中ピストル撃って警告しようとしたとき、見つけた死体でも一緒に見せて警告してやれば彼らもあんな結果にはならなかったろうに。でもそれだと映画としては失敗か。モンスターパニックって意外と作るのが難しいのかもなあと思った作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-27 10:27:04)(良:1票) 《改行有》

166.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 映画中で黒人に対する過剰ともいえる差別的報道がありましたが、オレはこの映画を観る前から最近の多くのメディアの姿勢には辟易していました。だってそうでしょう?本来は起こった物事を事実だけありのままに伝えるのがメディアに関わる人の仕事のはずなのに最近では彼らの仕事は、「出来うる限り大衆の興味をひくこと(ひいては視聴率を得ること)」表面的に彼らにとって「悪そう」な人物をことさら本当に悪人のように書き立てることによって書かれた人たちは居場所を無くします。ちょうどいい例が年金問題で一番最初に槍玉に挙げられた江角マキコさんです。ほとんどのメディアは彼女の事を「自分の年金の支払い状況を確認もせずにCMに出るなんて」と批判していました。そして後々になって実は年金支払い制度そのものに問題があり、国会議員でありながら実際に年金が未納になっていたという事実が出てくると、最初に江角さんの不注意を批判していたメディアは一転し、「国会議員も未納になっているこんな状況でこれでは江角さんも可哀想だ」と江角さんを弁護する側にまわった。結果江角さんに残ったのは一時の騒ぎの為の仕事を失った無念とやりきれない気持ちだったのではないだろうか。上に書いたようなとってつけたような擁護の一言のみで散々迷惑がかかった江角さんに特にその後のアフターケアは無しである。なんと無責任な報道であろうか。少々話がこの映画のメイントピックである銃問題から離れてしまったが、なぜここまでメディアに関して批判するのかというとこの映画を観て銃問題に限らず黒人問題にしてもメディアの存在が大きな要因となっていると感じたからである。私達が情報を得るツールは主に新聞、そしてTV。最近ではインターネット。しかしそれらの全てが上のような無責任報道に侵されています。そしてそれはいつも確証も無くただ一番疑わしいものを次々と糾弾していき、見ている人たちはそうなのかと思い込まされていきます。TVや新聞でしか情報を得られないのにそれが最初っから見てる人がこう思うようにと操作されて作られているなら私達はどうしたらいいのでしょう?大人は言います、「ニュースや新聞に毎日よく目を通しておきなさい」。しかしオレはそこにもう少し付け加えたい、「でも決してそれをありのままには信じないように」と。「あくまでそこで何が起こったかだけを見つめ、そこから自分なりの意見を持ってほしい」と。8点(2004-08-05 04:59:48)(良:1票)

167.  嗤う伊右衛門 《ネタバレ》 「情けにしても恨みにしても受けるほうにその気がなきゃ成り立たねえ」 「想いっていうのはね、どんな想いでもそのまんま相手に伝わるなんて事はねえんでさ」 なぜか又市(=香川照之さん)のこの台詞が残りました。 良いか悪いかはともかく、とかく台詞の長い作品だったと感じます。ワンシーンの中にとても長い台詞が入れられており、またその台詞がとても熱がこもっていて良い!!それは時代を反映してなのか京極作品所以なのか、はたまた俳優陣の名演なのか。ともあれなんとも情緒的で粋な表現に京極作品を感じました。 京極夏彦さんの本は京極堂シリーズでいくつか拝読しましたが、この作品は未読。どんな話なのかと思いながら観ていましたが、かなり地味な展開の話という印象でした。もし仮にこの時代設定当時の感覚を持っていてその上でこの映画を観るならだいぶ違った印象になるのでしょうが、テクノロジーが発達しまくった現代人文化にどっぷりの私には、怪奇の一つでも起こってもらわないと少々物足りず。 というのも作中に起こる出来事は、まあ言ってみれば時代劇的ドロドロラブドラマ。痛々しいシーンやグロテスクなシーンもありますが「おおっ!」というシーンは皆無といって良いでしょう。上述のように俳優陣はとても怪演されているのでそれだけでも見る人には見応えがあると思います。私がドンパチやSFが好きな子供っぽい性格というだけで・・・。 しかし作品に合ってない演技の人もいました。椎名吉平さんと池内博之さんなんかはまさにその例。なんというか二人とも、時代劇の悪役って言うより現代のチンピラって感じの演技で、雰囲気出してる他の俳優と比べるとだいぶ浮いて感じる。成りきれていない感じ。そこがマイナスかな。 しかしそれ以外の俳優陣がとても見応えある作品だと思います。出演してる方に興味があれば是非。[地上波(邦画)] 5点(2012-12-08 02:59:38)(良:1票) 《改行有》

168.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 どこに行ってもコンピュータに監視されてると言うところは『エネミー・オブ・アメリカ』、そのコンピュータが人間に牙を剥き始めるところは『マトリックス』『2001年宇宙の旅』、コンピュータの描写がどことなく『マイノリティ・レポート』に似てるのは製作に同じ人が関わってるせいもあるんでしょうか(=スピルバーグ氏)。いずれにせよ、国家的な陰謀に巻き込まれるというアクションストーリーが個人的に既視感を覚えます。 ですがその度に高度情報化社会というものの恐ろしさ・その可能性を目の当たりにしている気がして、寒気がします。 この話とは少し違いますが、例えば最近は家中オール電化というものが流行っていますが、停電のとき何も出来なくなるんじゃという不安から、個人的にはオール電化は将来的にもしたくありません。で何が怖いと言うと、そんな停電が東京とかコンピュータが無いとにっちもさっちもいかないような都会で起こったら、そこの人たちどうするんだろうとかそういうのがけっこう怖かったりします。 同じように昨今のようなコンピュータ社会に対する不安を、何もかもコンピュータ任せにすることによる将来的な不安を映画で体現したのが今作であり、上記のような歴代の映画達なんだと思います。 個人的には、どこかコンピュータが自我を持ってしまっているような描写はあまり好きではないです。どうせなら、コンピュータに組み込まれたルールどおりに徹底的に無機質に描かれたコンピュータであったほうが面白かったと思いましたが。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-05 16:41:38)(良:1票) 《改行有》

169.  キャビン 《ネタバレ》 他の方もおっしゃっていますが、監督が有名な『Lost』シリーズや『クローバー・フィールド』の脚本さんなんですね。『オデッセイ』の脚本まで手がけたとは・・・驚きです。 さて、そんな名脚本家さんがメガホンをとった今作。『トゥルーマン・ショー』よろしく、ある組織がリアルな箱庭空間を作ってそこにターゲットとなる生け贄を誘い込みシナリオ通りに生け贄たちを殺していければ成功!というなかなか独特なストーリー。その箱庭空間がこれまたなかなかなハイテク使用。空中に見えない壁を作ったり、プランAを考えていた男にひと吸いさせるだけでプランBへ変更させてしまう恐ろしいガスもあったり、架空の化け物を管理してたりと何でもござれ。そんな(ある意味)豪華な施設の目的は、なんと「世界を救うこと」! そんな空間を管理している施設員の方々もいて、彼らはただの労働者。施設の目的は知ってますが、そんなことより今日の晩メシが気になるタイプ。人の生き死にで賭けをしたりとなかなか思考停止しちゃってます。そんな自覚もあるのか、赴任したばかりのガードマンの男性に「私たち狂ってるでしょ?そうでもしないとここではやっていけないのよ」とか言っちゃう始末。 いやあなかなかのB級っぷりです。そして私個人はこういうのが嫌いではない(笑) ただ、タイトルが『キャビン』"The cabin in the woods"であったことからも、もう少しキャビンを利用した展開を期待したかったところ。タイトルと内容の乖離が感じられた。キャビン自体の仕掛けはマジックミラー程度で、そこにもっとアイデアを詰め込んでほしかった。この、ちょっと回収しがたい大風呂敷を広げてしまいがちなところも含めて、B級バンザイ!!また色んなB級ホラー観ていきます。[インターネット(字幕)] 6点(2020-08-03 15:33:37)(良:1票) 《改行有》

170.  96時間 《ネタバレ》 これはあまり『24』と関連させて観ない方がいいですね。というのも、そんなのなくても充分に痛快で面白い。おそらく娘の名前がキムだったり、父親の職業的にも『24』と合わせてキャンペーン張りたかったんだろうけど、これは日本の制作会社の完全な蛇足。大きなお世話ってやつでした。タイトルも原題は全然違うしねー。 とは言いつつも少しはテレビCMに影響されて観に行った『96時間』。冒頭はリーアムパパに対して、生活はくたびれてるし母娘からの扱いも相当ひどいし、大変ヘタレな父親という印象でした。そんな視聴者の見方が徐々に変わってくるのは、リーアムパパが有名歌手を悪漢から見事に守ったあたりから。「おい、けっこう武闘派じゃねーか」と多くの観客は思ったはず。 そして冒頭の印象は、誘拐の危機に娘から電話を受けたあたりから徐々に変化を見せ始めます。それが180度変わるのはピーター君という具体的なターゲットを捕らえたその時から。リーアムパパはジェットコースターばりに攻撃的に変貌していきます。そこからの展開の早いこと早いこと。これがジェイソン・ボーンシリーズとか、『レオン』とかならあいまあいまに女優とのラブストーリーを絡めてきたりするんですが、そんなの一切無し!!追い詰めて、殺す。追い詰めて、殺す。それが娘を助け出すまで続きます。 ほんとう、こんなパパを敵に回して犯罪組織のほうがお気の毒って感じですね。窃盗、脅迫は当たり前。知人の嫁さんは撃つわ、拷問はするわ。件のエッフェル塔破壊宣言はブラフではなかったようです。 この事件の後、家庭内でのリーアムパパの地位は不動のものになったんでしょうね(笑)。自分が正しかったことが証明されても傲慢にならずに、家庭に大してはあくまで紳士であったリーアムパパが好きになりました。[映画館(字幕)] 9点(2009-08-31 16:26:29)(良:1票) 《改行有》

171.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 「えっ、こっちが警官で実はマフィアの手先で・・・えっ、こっちはマフィアで実は警官で・・・えっ、警官が警察の中のマフィアを探して・・・えっ、マフィアが警察の・・・(リピート)」 疲れました、正直(--;  もっとちゃんと理解しようと思ったらまた何回か観ないとだめかな。 一つだけ言えるのは、ラストが気に食わない。結局生きてるうちに自分の人生を取り戻せなかったヤン(=トニー・レオン)はとても救いようが無かった。愛する人も残し、ただの潜入で終わるはずだったマフィアとして人生を終えてしまい、彼は間違い無く無間地獄を味わってしまっているだろう。だがラウ(=アンディ・ラウ)の方はどうだったろうか。事件が解決し、おそらく昇進もしたのだろう。彼女は失ったかもしれないが彼にはまだまだ未来が残っている。よく世の中で言われてることが、「生きてさえいれば良い事がある」。まさにその通りだろうとこの映画を観た後率直に思った。そして同時にやりきれなさも感じる。物語を観ながら、一番オレが感情移入できたのはヤンだった。理由は、彼が一番人間らしさを魅せてくれたからである。長年マフィアとして潜入捜査してきたヤンが、唯一警官に戻れる所であったウォン警視。彼の死を目の前にした時のヤンは、とても共感するものがありました。それだけに、ラストでの彼の死が悔やまれる。立場こそ逆だったが、同じように生きてきた二人の漢が、ラストで全く別のものになってしまった、そう感じました。6点(2004-10-13 01:13:51)(笑:1票) 《改行有》

172.  人間失格 太宰治と3人の女たち 《ネタバレ》 「太宰は偉大な作家扱いされているが、実は大変なクズだった」と言うことを歴史に詳しい国語の先生が言っていました。それに影響されたわけではないですがなんとなく引かれて鑑賞してしまった。コトの良し悪しはともかく、強烈なキャラクターですね、太宰は。三次の父で甲斐甲斐しい奥さんに囲まれながらもかなり堂々と不倫して、頼まれたからと子供をこさえて、こさえてしまったら面倒になってその女と距離を置き、夜は出版社の人間と飲んで飲んで飲み歩き、そこでまた違う女を引っ掛け常時に耽り、そうこうするうちに病気に体を蝕まれ、不倫や借金や病でボロボロになった中で書き上げた『人間失格』 『人間失格』自体もきちんと読んだことがないのですが、これを観て俄然読んでみたくなりました。自分も人間失格なところたくさんあるので、参考にさせてもらおう。 元々あまり邦画を観ないタチで、蜷川映画というのも実は初めての体験。ニュースや雑誌などで切り取られて見る蜷川イメージはただただ前衛的でイロモノってイメージでしたが、きちんと映像作品として見るとやはり芸術作品だなと感じました。ハッキリした色調の世界観が記憶に刻まれる映像でした。これを機に蜷川映画をもっと見ようと思いました。[インターネット(邦画)] 8点(2021-04-06 23:52:48)(良:1票) 《改行有》

173.  ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 3時間の映画って言うと長すぎて観ていて疲れるという印象がありますが、この映画はそんな先入観を気にさせないほど素晴らしく、充分3時間の価値があります。まずアンソニー・ホプキンス。娘たちを心から愛している厳格で堂々とした父親の姿からは、とても「羊達の~」から「レッドドラゴン」まで3作をレクター博士として演じてきた人間と同じとは思えませんでした。「アトランティスの心」の時は不思議なおじさんて感じでしたし、一体彼はどれほどの引き出しがあるのか。オレが本当に大好きな俳優の一人です。 常に話の中心に来る死神は現世について何も知らないせいか、取る行動の一つひとつが興味深く、時には子供のようだったり時にはすごいハンサム君だったりして、見ていてなにか和やかな気分になれました。この死神は最初はただのわがまま小僧も同然です。でも次第に人の情を覚えていき、好きだからと言って連れていってはいけない人もいるということも理解して、最後にはとても人間的でした。 ここに書こうと思ってから言葉に詰まるというか、観ている最中はすっごい感動したのにいざそれを言葉に表そうと思うとその言葉が出ない。本当に良い映画ってそういうものなんだろうなと思います。この映画も、ビル(=アンソニー・ホプキンス)とジョー(=ブラッド・ピット)の奇妙な関係がとてもよく描かれていたのには間違いないのですが、そういった感動はほんとうに心の奥のほうで感じているのでうまく言葉に出来なくて、それがすごくもどかしくて悔しいです。また、この映画を観て同じ印象を受けてくれる人がいたら一度話などしてみたいです。9点(2004-11-15 21:08:03)(良:1票) 《改行有》

174.  バッド・ルーテナント 《ネタバレ》 言葉は悪いですが、「はぁ??だから何??」と鑑賞後に思わずつぶやきました。作品全編にわたってヤク中の脳内トリップ見せられても何の感動も沸かないし、何の感想も持てない。 冒頭で見下してあざけっていた囚人を急に助ける気になったのも意味不明。 なんでイグアナを出すのかも意味不明。 死体を躍らせたのも意味不明。 彼の行動が意味不明。 結局何が言いたかったのかが意味不明。 本人が自己陶酔してわけのわからない行動に出る(しかもそれが、少なくとも私には意味不明)と言う意味では『タクシードライバー』と似たような印象を受けました。これは芸術的なのでしょうか。私にそういう感性がないせいかもしれませんが、心に響くものはありません。 人が死ねば普通ダークな気持ちになると思うのですが、ラリってる主役の脳内の気分なのか、そこで明るい音楽が流れてくる時点でげんなりしました。 ダメです。理解不能。[DVD(字幕)] 1点(2011-01-20 10:28:06)(良:1票) 《改行有》

175.  アルゴ 《ネタバレ》 まず、この映画については観る前から映画館やTVで腐るほど何度も予告編を見せられ、ある程度結果や内容がネタバレしているにもかかわらず、それでも最後まで緊張感を持って観られたということには驚いた。思ったよりも「映画が」「映画が」という展開にはならず、観る前に予想していたようなコメディータッチのシーンは偽映画のスタッフとの絡み以外はほとんど無かった。予想より真剣でシリアスな映画にまず驚嘆。 あと、やはり国際問題の難しさについて考えさせられます。私はこんなものは根底の部分は部落差別と一緒だと思っています。国同士が対立していたらその土地の人間は全て敵だ!という考え方が怖い。一対一なら何でもない問題なのに、集団と言うものは本当に厄介と感じた。最近日本人でも中国や韓国と見るや罵倒や罵声を浴びせる輩(主にネット上)がいるが、あれもこの映画のイラン人達と大して変わらんなと思ってしまう。 『アルゴ』で言えば独裁的に私腹を肥やしていたイラン首相を治療と言う名目のもと匿ったアメリカ政府で、大使館員なんかはっきり言って関係ない。なのに1年以上もの間拘束され自由を奪われると言う暴力に遭う。ひどいもんだ。 対立国国籍の友人が一人でもいれば考え方は全然変わると思うんだが。もしくは、もし一人でも外国籍の友人がいれば、自分の国とその友人の国が対立したときに友人に対する印象や友情が変わるのか自問して欲しい。まあそれで「変わる」と言われればそれまでだが。 話を戻して映画ですが、上述のように緊張感・内容について深く考えさせられ、とても良かったと思います。この後のカナダの国際上の立場がどこまで行ったのかが気になりますが・・・。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-07 21:22:01)(良:1票) 《改行有》

176.  消えた天使 《ネタバレ》 とりあえずサスペンスが観たいという軽い気持ちから選んだタイトルが、観てみると相当重かった。。。 日本でも性犯罪者のリストを公開するとかしないとかいう報道が時々耳に入りますが、した場合どんなことが起こるかというのを具体的に映画として見せてくれたのは勉強になりました。リストを公開すれば周囲の人が警戒できるシステムくらいにしか思ってなかったのですが、リストに載ってる人同士が徒党を組むというのは「なるほど、そんなこともあるのか」と思いました。そういう意味ではこういったシステムを先駆けて導入した国の、その経験則から語ってくれたこの映画はとても貴重だと思います。 それにしてもバベッジ(=リチャード・ギアさん)の扱いはひどかったですね。あそこまで職務に忠実な素晴らしい公務員なのに、同僚から疎まれてクビだなんて。彼が悪者に徹してるおかげで周りはだいぶ助かってると思うのですが・・・。いいじゃないですか、性犯罪者たちから恐れられる公務員!!彼らになめられるよりはよっぽどいいと思いますし、リスト関係者以外の人間にはとてもありがたい存在だと思います。てか他の職員は仕事してんのか?? まあ同僚の家に侵入したりとかは確かにやりすぎですけどね。しかも女性の家ですから(汗)。一歩間違えばあなたが性犯罪者扱い受けますよってレベルの空気の読めなさで、そこは常識持ってくれって思いました。まあそれもずっと性犯罪者たちと関わっていく中で彼が失った人間性の一端なのかもしれません。なんか彼、退職後にバーンアウト症候群に陥らないだろうか、心配だ・・・。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-09 11:41:54)(良:1票) 《改行有》

177.  新聞記者 《ネタバレ》 ジャーナリズム、マスメディア、政府による情報操作の可能性、などについて考える機会となりました。もちろんこれは映画なので、やや荒唐無稽に思える設定や状況があるのですが、ある意味そう言うものが映画だと分かっているのでそこはスルー。 大事なことは出てくる情報は必ず誰かの手が入っていて、手が入っているということはそこには必ず何らかの狙いがあって、情報を受け取る側はそこを見極める必要があるということ。現代は超情報化社会と言っても差し支えがないくらい情報に溢れていて、その情報一つひとつも嘘なのか誠なのか、はたまた30%だけ嘘であとは本当だとかグレーなものもあり、文字通り玉石混交。それを「見極める」なんて至難の業だがそれをしていかないといけない。ほんと、大変な時代です。 冒頭、薄暗いオフィスで内閣情報調査室、いわゆる内調が時の内閣の都合の良い内容のつぶやきをSNSで投稿しまくる、というシーンがあります。「そんなアホらしい仕事そんな立場の人達がやるのか」とは思いつつも、あんな黒い仕事はそこらへんのアルバイトとかにはさせられないなとも思う。実際近年の報道ではTwitterやヤフコメの書き込みを記事に引用することはしょっちゅうあり、その影響力の大きさを目の当たりにすると、内調にこんな部署があってもそれほど可笑しい話ではないとも感じました。内調であればどこからどんな記事が出るかとかはある程度わかっていそうですしね。 ただ本当にそんな仕事をする部署があるとして、役中の杉原(=松坂桃李さん)と同じくそこに確かなモチベーションを持って業務に就ける人なんかいるのかな。SNSの誘導書き込み、政敵となる人間(それが一般人でも)の個人攻撃のための情報捏造とその拡散、そして組織を守るためのスケープゴート役… どこかのタイミングで「何やってんだ俺」って神崎さんのように虚しくなってしまって自己嫌悪に陥ってしまいそうなもんだが、そういう仕事が意外にハマったり代わりに甘い汁を吸えたり、何らかの運や巡り合わせで普通の人なら感じる違和感を何の疑問も持たなくなるとか、どんな仕事でもあるんでしょうねきっと。この間も少し知り合いが以前勤めていたブラックな営業をしていた会社の話を聞いた。この映画の話はなんらありえない話では無いと思った。 昔、報道とは事実と客観的事実のみを世間に知らせる完全に中立なものであるべきだと思っていました。今もそれが理想だと思っているしその考え自体はまだあるんですが、誰かが何かを意見したり論じる時、100%全ての人に公平で中立なものなんてあり得ないんだなということも最近思います。何かを報道すればそれで得をする人損をする人は必ず存在して、その数や割合が平等になることなんて無い。同時に、報道をする側もその報道で影響を受ける人たちのことを計算に入れて報道を出す。きっとその記事は誰かにとってメリットになり、他の誰かにとってデメリットになるものなんだろう。最近実感として思います、完全に客観的な記事なんてきっと無いんだろうな。だからこそ、「中立」「中庸」を目指したいと思っているのですが。 色んな社会問題が、この超情報化社会の中で私たちの目の前に簡単に出てきて、「こうあるべき」「こうするべき」と示してきます。多様性を謳いながら一つの解答に誘導する圧を感じます。本当、本当に生きにくい社会になった。この映画を観て、なにかそう強く思ってしまいました。[インターネット(邦画)] 8点(2021-08-03 23:53:53)(良:1票) 《改行有》

178.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 「ご飯食べよ」 この台詞が強烈に刺さりました。むちゃくちゃいい映画です。 実は最近TVで撮り貯めた細田アニメを観ている最中でして、ただいま『おおかみこども~』と本作を消化しました。あっちはあっちで、「母の強さ・愛」にとても心が動く良い作品でしたが、個人的にはこちらのほうがツボりました。 なんでしょう、あの家族のつながりに似たような共感をしてしまいました。別にうちは田舎の豪族みたいな実家は無いし、そこにやたらと権力があって一家の家長として恐れられているばーちゃんもいないのですが、憧れもあるのでしょうか、すごくあの景色・雰囲気が心に染みました。 OZという仮想空間の中で、実質的に全世界を掌握してしまったネットウィルスを倒すという設定も個人的には大好物です。そして主人公の数学少年のあの奮闘ぶり!!いやあ良いですねえ。今の世の中ならああいう設定も比較的イメージしやすいかと思いましたが、他の人のレビューを見てるとそうでもない感じ。自分が世間離れしてるのでしょうか(汗) でもこの「OZシステム」って、だいぶ種類は違いますが自分にはいま世間を騒がせてる「マイナンバー」制度を連想させました。制限が無ければ、もしくはそのセキュリティを破れば、一つのアカウントから道路標識を全ていじくれるしミサイルも飛ばせるんですよね。マイナンバーも一つの番号から色んな情報につながっているという。ハックや番号=アカウントの盗難によるリスクがでかすぎるシステムだなと改めて認識。やっぱりマイナンバーいらないや。強くそう思ってしまった作品。 個人の意見です、あしからずご了承ください。[地上波(邦画)] 9点(2015-11-11 01:18:07)(良:1票) 《改行有》

179.  ベッカムに恋して 《ネタバレ》 想像してたのとはずいぶん違ったなぁ・・・。 もっとサッカー(それかベッカム)に憧れる女の子を描いた映画だろうと思ってたんだけど。まあまだそれはいいとして、サッカーの話って言うか、サッカーの女子リーグに対する偏見や、インドの慣習ばっかりが表に出て、なんかもうちょっとどうにかならんかったんかなぁ。あと、ジェスミンダのお父さん、急に態度翻しすぎ!ジェスのつらい顔を見るのがつらかったって、ずーっと前からそんな顔しとったがな。余計な内容を盛り込みすぎたと思うな。あと最後に、ああいう親の身勝手な態度見てるとイライラしてきて映画ゆっくり観てるどころじゃなかったわ。感動できるとこもあったけど。可もなく不可もなくって感じすね。5点(2004-04-14 21:37:09)(良:1票) 《改行有》

180.  二重生活(2015) 《ネタバレ》 哲学、というと小難しく聞こえますが、要は自分やほかの人の人生について「こういうもの」と定義するものなのではないでしょうか。なんとなく自分にはそういうイメージです。で、そのために無作為の100人からアンケートを取るのではなく、無作為の一人を尾行する、というストーリー。 「理由のない尾行とは、他人の場所と立場に身を置くこと。すなわち、互いの人生・情熱・意志を知ること。それは人間が人間にとってかけがえのない存在となる唯一の道ではないだろうか」と、作中で白石珠(=門脇麦さん)が定義しています。この映画だけの話ならなんとなく入ってしまう定義ですが、なんとなく自分には違和感でした。まず、「理由のない尾行」なんてそれこそ探偵として仕事でもない限り無いのではないでしょうか。始まりこそ、たまたま目についた自分のアパート前の幸せそうな家庭の旦那さんで興味を持ったかもしれませんが、そこからは他人の人生を覗き見たいという興味本位からの行動にしか見えません。事実、珠さんも尾行を「楽しかった」と認めており、その時点で「理由なき尾行」では無かったように思います。 しかし尾行はともかく、気になる人の生活やその裏を知りたいという願望は、おそらく誰にでもあることだと思います。知っていくうちにその人本人以上に、事の顛末を見届けたいという欲求も働くでしょう。考えれば考えるほどに、哲学とは人間の底にある欲求を詳らかにしていく学問なのかと自問してしまいますが。 主人公の白石珠や、社会的に成功して見えた石坂さん(=長谷川博己さん)もそうですが、周囲からは満たされているように見えて満たされていない人って結構いるんでしょうね。それはひょっとしたら贅沢とか、欲張りとか、という風に周囲からは表現されるかもしれませんが、本人たちにとっては実はけっこうな死活問題で、日々どうにかしたいと思ってる問題であったりして。でもふと振り返ってみたら今ある自分の状況が何より大切だと気付いてみたり。一つ言えることは、そうして通ってきた道の後に気づいたものは、それが社会的に良かれ悪かれ、価値のあるものなのでしょうね。 本作の大半はアパート前の裕福な一家の主、石坂さんに焦点が当てられていますが、その後に「対象者B」となった教授(=リリー・フランキーさん)にももっと時間を割いてほしかったな。 ていうか、いまだにリリー・フランキーさんと吉田鋼太郎さんの違いが判りません(笑)[インターネット(邦画)] 8点(2020-12-30 01:00:15)(良:1票) 《改行有》


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