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プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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161.  レッド・ドラゴン(2002) 普通に良く出来たサイコサスペンススリラー映画。 「羊」の映画自体に特に思い入れがない私としては普通に面白く見ることができた。 ..最後のシーン、個人的にはちょっとアザとすぎるような気がしたが....ま、シリーズ物のフアンへのサービスとしては これくらいやっていいのかなと。 7点(2004-07-12 11:10:59)(良:1票) 《改行有》

162.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 実はこの映画、タイトルくらいしか知らずに偶然観たのですが、全然崖じゃないじゃん!ビルじゃん!というのがまず第一感想。 崖っぷちなのは実際の場所ではなくて本人がおかれた状況の事だと知ったのが収穫でした。 で、その崖っぷちの男のシリアス展開が本筋かと思いきや(いや本筋ではあるのですが)それは実はおとりで、その陰で「ルパン三世か!」的ありえないレベルでプロっぽい怪盗が行われているというなかなか面白い構成の映画で(まるで別の映画が2本同時進行してるような)、ラストもそれなりに爽快感があり、ストーリー的には最近のサスペンス系娯楽映画の中ではかなりよくできていたと思います。(こういう映画は、多少無理やりでもハッタリとケレン味ってやっぱ大事だと思うんです) まぁそこはいいんですが、この映画で個人的に問題だったのは、弟の彼女役の「ジェネシス・ロドリゲス」がめちゃくちゃ美人だったことです。 美人で何が悪いの?と思われるかもしれませんが、この弟というのが結構ぱっとしない男です。 そんなパッとしない弟にこんな超絶美女な彼女がいるというのはそもそもバランス的にありえません。 あるとすればもはや超常現象のレベルで、とても現実世界の出来事とは思えないのです。 そんなわけで、私はこの美女が弟の彼女だという事を理解するのにものすごく時間がかかってしまったのです。 関係を理解してからも「絶対これは何か裏があるはずだ」としか思えず、そういう意味では、私は完全にミスリードされてしまっていたのです。 ストーリーよりそっちが気になってる状況で、結論から言えば特に何もない普通の彼女なわけですが、「え、何もないの?ほんとに彼女なの?え、こんな美女が?ありえなくない??」とどうにも納得できない気分になってしまい、ストーリーの面白さも半減。 映画のキャスティングというのは大事なんだな、と教えてくれた映画でもありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-14 00:19:30)(笑:1票) 《改行有》

163.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 『当然』最後にロミオとジュリエットを演じるのはあの二人しかありえないわけで、そしてジュリエットの登場シーンも当然そうであるべき登場の仕方。『当然』まさに女王が登場すべきタイミングで女王が登場する。映画を観ている人が「こうあってほしい。当然こうだよね?」と期待しているシーンがまさにその通りに展開してくれるわけで、そりゃ観てる人は「そうそう、こうでなくちゃ!!」と大喜びできるわけです。脇役にしてもそう。ココ一番でツーカーな乳母や、芝居に夢中になっていく借金取り。いやーお約束ですね。 期待を裏切らないお約束というものの大事さを教えてくれる映画。そして観た人の心をほんわかしてくれる本当に素敵な映画です。意外とパイオツ全開な上に腰もふられてまくっているので子供と見るにはちと困るのが難点でしょうか。 三谷幸喜がこの映画が大好きだと後で知ったのですが、それを聞いたときは「なるほど確かに!」と思いました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-12-13 18:00:15)(良:1票) 《改行有》

164.  燃えよドラゴン 実に35年ぶりくらいに再見しました。 今見ても意外と面白いものですね。てかブルースリー、こりゃ当時人気出るよな、と今さらながら思いました。 このサイトでも年寄りの方に位置する私はリアルなブルースリー世代なわけですが、しかし当時ブルースリーには全くハマらなかった人なのです。 彼の映画は典型的な彼のためにある映画であり、彼がいるからこそ成立する映画。 ブルースリーを観るための映画なのです。 そういう意味では例えば「ラブライブThe School Idol Movie」なんかと同じファン映画だとも言えます。 (多分好きな人は「そんなのといっしょにするな!」と言いたいでしょうが、内容があまり無くフアンでないと楽しめないという意味では私にはどちらも同じようなものに思えます) フアンでない人が点をつけるとあまり高くないのは、そういうジャンルの映画としてしょうがないところではないでしょうか。 とはいえ、当時まったく彼に興味がなかった私が今見ると「あぁこれ当時ハマった人がいるのわかる気がする」と思うのですから、人間、年をとるとやっぱ変わるものなんですね、うんうん。[地上波(吹替)] 6点(2017-01-19 10:38:24)(良:1票) 《改行有》

165.  ペーパーマン ここでも他でもこの映画のジャンルは「ドラマ、コメディ、ファンタジー、(SF)」とされていますが、実際のこの映画はほぼ「ドラマ」要素だけです。 コメディ要素は、ライアンレイノルズ演ずるキャプテンエクセレントの恰好と挙動くらい…でまぁこれはギリコメディと言っていいかもしれません。しかしファンタジーやSFの要素は一切ありません。 映画を観ればわかりますがにジャンルで書けば「ヒューマンドラマ」一択の真面目な映画なのです。 行き詰った中年男性がやはり将来が見えない若い女性と出会い立ち直っていく…という、中年向けヒューマンドラマの鉄板ストーリーでキャストも豪華…なのにあのパッケージ。 販売者はいったいこの映画をどう売ろうと思ったんでしょうか… まぁライアンレイノルズが熱演するキャプテンエクセレントをアピールしたい気持ちはわかりますが笑[インターネット(字幕)] 6点(2021-01-30 14:37:57)(良:1票) 《改行有》

166.  ドラゴンボールZ 復活の「F」 《ネタバレ》 実は私この映画を試写会で観たんです。 しかもプレス向きのやつ。 最前列がプレス各社のカメラマンが占めててその直後の席、つまり前から2列目の席で観たんですね。 舞台挨拶は、野沢雅子さんと中尾隆聖さん、それにしょこたん。 しょこたん、テレビで見るのとほとんど同じ印象でなぜか常時テンパッて妖しい事をしゃべり倒してるのが印象的でした。 何せ劇場の2列目だったんで、かなりのかぶりつき状態。 ほんとに近くてですね、こんな機会そうそうないよなぁと思ったもんです。 で、その映画のレビューをなぜ今頃書いてるかというとですね… やっとテレビ放送されたからです。 わざわざそんなちゃんとした試写会に行かせていただいたので逆にレビューを書けなかったわけですが、もう感想書いても大丈夫でしょ、って事で。 で、その感想は… 「バトルシーンばっかりでほんとつまんないです。そんなに尺がないのに観てて退屈でつらい映画でした。」 あぁぁやっと言えた。 自由に感想を言うためには映画を観る場も大事かもしれません。[試写会(邦画)] 3点(2016-08-31 23:13:36)(良:1票) 《改行有》

167.  21ブリッジ 《ネタバレ》 これ原題も21ブリッジなんですが、21ブリッジほとんど関係ありません。 このストーリーでも撮り方とかを工夫すればもっと面白くなったと思うんですけど、なんか微妙にダメです。 今どきのクライムムービーらしく90分程度のコンパクトな尺の映画なんですが、随所に冗長なシーンがあるんですよ。 それは劇中のただ歩くシーンとか逃走のシーンとかなんですが「え、そこそんなに尺いる?」ってシーンがちょいちょい冗長なんです。 そのおかげで特に後半、非常にテンポが悪くなっています。尺が短いんだから、もっと有効な時間の使い方しろや、と。 例えばこの手の警察腐敗ものに定番の「誰が味方で信用できるのか」とかそういう要素が劇中で皆無なわけで、この設定でその要素を無くすのは面白さという意味で致命的なんじゃないですかね?と思ったり。 あと意味深に出るくせにまったく意味がない自己満演出もちょいちょいあって、例えば劇中でタイムスタンプが表示されますけど、これもタイトルの21ブリッジ同様まったく意味がないんですよね。ただ雰囲気だけ。 全体にそんな感じの「惜しい」ポイントが散見されて、なんだろうなぁ…監督の自己満足感が高い映画かな、と思いました。 多分もっと職人気質の監督が撮ればもうちょっと面白い映画になったんじゃないかな、とそう思わせる映画です。[インターネット(字幕)] 6点(2022-11-23 18:06:39)(良:1票) 《改行有》

168.  ロッキー 名曲中の名曲「ロッキーのテーマ」を背景にダサくてかっこ悪くて熱くて熱くてあまりに熱くて汗が飛び散るんだけどそんなもんじゃ全然体温下がらないぜ、ってくらい熱くてベタベタな映画。ある意味王道中の王道、とことんベタなところが良いのだ。     正直、この映画中のロッキーのダサダサな生き様は、僕には全然相容れないもののはずなのに、 それでもこのあまりにも有名なテーマ音楽を耳にすると、今でもなぜかそのへんの階段を駆け上がりたくなるような衝動に駆られる。 (で、階段の上で両こぶしを振り上げて叫ぶのだ)   あるいは、何かのときに「よし!いくぞ!」というときには頭の中でこのテーマを高らかに鳴らして出撃する事もはめどあり。    本質的に共感できない僕ですらそうなんだから、共感できる人にとっては、そりゃさぞや熱いバイブルのような映画なんだろうなぁ、と素直に納得できる映画です。 8点(2004-10-01 11:19:13)(良:1票) 《改行有》

169.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 これって、要するに人生で先のなくなった2人の心中物語なんですよね。 どうせ先がないなら何か自分達の主義主張のために役に立てる事はないのかと企てた計画がこれ。まさに心中&殉教。 映画の内容には全くノレないので評価はどうしても低くなります。 さて結局のところ、彼らに体よく利用された形のヒロインですが、劇中、ヒロインが自分で袋をかぶって事件再現をやってみて「彼女は自分でやったんだわ!」と断定するシーン、なぜ再現してみただけでそれがわかったんだかが僕には理解できてません。自分でもできるって事がわかっただけじゃん。[CS・衛星(字幕)] 5点(2004-07-06 11:38:47)(笑:1票) 《改行有》

170.  コクリコ坂から 公開前に大規模試写会で観ました。 さて、漫画「美味しんぼ」のエピソードに、名人と呼ばれた先代と比べられて苦労している天ぷら店の2代目のエピソードがあります。 2代目は決してそれほど劣った天ぷらを揚げているわけではないが、同等の物を作っていても、名人と呼ばれ食べる人のイメージの中で神格化されている先代にはいつまでも勝てず昔からの常連に「まだまだだ」と言われ続けてしまう、というものです。 宮崎吾朗にもそれと全く同じことが言えると思っていて、この「コクリコ坂から」は仮に宮崎駿が作ったものであれば、また別の評価を受けたのではないでしょうか? 優れた職業アニメーターだった昔と違い、世間から持ち上げられてからの宮崎駿作品をあまりよく思ってない僕からすれば、「ハウル」や「ぽにょ」などのよくわからない作品より、むしろこの「コクリコ坂から」の方がよほどオーソドックスで面白いように思います。 作品の舞台がかなりノスタルジックな日本に感じますが、何しろ原作の高橋千鶴、私が小学生の頃、プルルンコーヒーゼリーでなかよしでデビューした漫画家ですから(妹が当時なかよしを買っていたので、当時の高橋千鶴はリアルタイムで読んでいたのですが)、時代背景はしょうがないところでしょう。 というかそれ以前にこのアニメ、高橋千鶴の原作とはあまりにもいろいろ違いすぎて、そもそもオリジナルで作ってもよかったんじゃないか…と思うんですが、そこはどうなんでしょうね?[試写会(邦画)] 6点(2016-11-19 19:44:25)(良:1票) 《改行有》

171.  ボルサリーノ2 そですね。J.P.ベルモンドの抜けた穴は大きすぎます。 かと言って「実は脳死に至ってなかったので」とか言われて生き返られてももっと困るんで、これでいいわけですが.. 5点(2004-05-12 16:59:22)(笑:1票) 《改行有》

172.  SPACE ADVENTURE コブラ 昔々、まだコブラがアニメ化される前のこと、漠然とですが僕にはコブラって「松崎しげる」のイメージがありました。  どうやらそう思っていたのは僕だけではないらしく、実際にアニメ化されてみたら、ほんとにコブラの声が「松崎しげる」!  うわ、それってどんなんだろ..と期待して劇場まで見に行きましたが... オープニングの見せ場、バイクに乗ったコブラが空中に跳び叫ぶシーン「俺さ!俺がコブラだ!」(イマイチ力のない声:松崎しげる)のセリフの後にバーンとかかる名曲デイドリーム 「ど~んなぁ傷みがぁ、ついていてもいいっさぁ~」(さすがの美声、主題歌:松崎しげる).。 ...あぁ、松崎しげるは、やっぱりコブラには違ったかも..やっぱり歌手かも..所詮「トミーとマツ」かも..と当時劇場で思ったもんです。   この映画、当時も今もそれほど話題の映画ではありませんが、いかにもコブラらしい内容を少しアクを削って劇場サイズに綺麗になまとめた構成脚本、 丁寧な作画、安定した演出、コブラには欠かせないセクシーな女性陣、 「愛は見つけたのかねジェーン」の恥ずかしいセリフ連発でやたらと耳に残る久米明の声...、しかも同時上映が爆笑自称超大作 「メガフォース」....と、実においしい箇所満載で..うーん、もう少し評価されてもいい映画(アニメ)だったかと思います。ちょっともったいないですね。  ちなみに後のテレビアニメ版の声は野沢那智。やっぱりプロは違うよな..とこれも痛感。 6点(2004-04-07 12:25:41)(笑:1票) 《改行有》

173.  ザ・グリード B級モンスター映画には大作映画や感動作品芸術作品とはまったく別のB級モンスター映画ならではの御作法というものがあります。この映画はそれをきっちりやっていましてですね、非常に好感度高いです。 要するに面白い。以前のレビューで「トレマーズが好きな人なら必ず好き」というレビューがあったかと思いますが、そんな感じ。B級モンスターものを何本も見てきた人が「そうそう、こうでなくっちゃ」と納得するって感じの映画。個々の雑魚キャラもそれなりにきっちり描かれてまして、没個性でないのもよし。韓国美女が見せ場なくいなくなるのが残念。テロリスト(海賊)のリーダー、男気ありそうに見せてぜんぜん男気なし(だめじゃん)。よくわからんのが、いきなりしっかり化け物の正体について解説してくれる船主。あんた、何でそんなことがわかるのか.. 「お次は何だ?」 7点(2003-12-30 13:23:51)(良:1票) 《改行有》

174.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 映画の展開がとても冗長で退屈です。 一応「サスペンス」や「ミステリ」ジャンルの映画だと思いますが、そうであるならもっと話に緊迫感をもたせて観客に興味を持たせてくれないといけません。 映画を観ながら、あまりに退屈で登場人物達に全く興味が持てないんですからサスペンス映画としては致命的です。 だって興味が持てない人がどうなろうと、ぶっちゃけどうでもいいじゃないですか。 そしてオチ、映画の途中で夢の中のように不自然でつじつまが合わない事が多く発生するので「なんかそういう事なんだろうな」と思ってたら案の定そういうオチ。 てか結論出てから先も長い。 この情緒的な雰囲気展開いる?? 最後に姉出す必要ある? …とまぁ、いちいちダメなところばかりが引っかかるダメ映画でした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-01-28 22:04:47)(良:1票) 《改行有》

175.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 何しろ原作は大ベストセラーですから、当然原作既読でこの映画を観る人も多いわけですが、そういう観客からすると原作の魅力をあまり損ねていない映画だったかと思います。 主演陣の演技には引き込まれるものがありましたし(特に石神役の堤真一)、個人的に「???」と思ったのは映画オリジナルの山登りシーンくらい。あれって必要性あったんでしょうか? さてこの映画、内容以前に好き嫌いで語られる事がときどきあり、それは「愛する女性を守るために何の罪もない人を殺す」事の是非が理由です。 「どんなにかっこつけてても、その行為自体がそもそも許せないし嫌悪感しか抱かない」という意見ですね。 ここで面白いのは「同じことをしているにも関わらず原作小説においてはそういう批評はほとんどなかった」という点です。 これは原作はミステリというジャンルであり、ベストセラーとは言え、読んでいるのは主にそのジャンルを好きな人。 そういう人にとってはその行為自体には特に問題には感じないわけです。 なにしろこのジャンルにはこれよりひどい内容の小説なんかごまんとあるわけで、この程度でとやかく言っていてはミステリは読めないですから。 しかし映画化される事で、より広い客層の人が映画を観る事になり、結果としてミステリ慣れしてない人がそこに嫌悪感を抱くのではないかと思います。 特にこれは人気ドラマとなったガリレオシリーズの劇場版ですし、ガリレオシリーズはわりと軽めの話が多くこの原作が異質ですから、まぁ、これはなるべくしてそうなったと言えるでしょう。 さて私のこの映画に対する点数は低めなのですが、これは先に小説を読んでいてトリックとかを知っていたからです。 この映画、「替え玉殺人トリックだと思わせておいて実は時間差トリック」だという深い構成になっていて、そこがミステリとして高く評価されているゆえんなんですが、すでに小説を読んでいる人間からすると一番のキモであるそのトリックはすでに知っているわけで、映画で観ても「一番キモの部分に何の驚きもない」わけです。 これはある意味構造的な欠陥で、どうにも回避しようがない問題。 この映画には罪がない事ですし役者陣の演技も素晴らしかったのですが、しかし「オチを知ってて謎解きミステリを観る」以上、どうしても一定以上の面白さを得る事ができません。 そういう意味で謎解き主体のミステリ映画の映画化は難しいのかな、と思います。[地上波(邦画)] 6点(2016-11-08 11:17:39)(良:1票) 《改行有》

176.  ジャッカル 「ジャッカルの日」のリメイクだとすれば、恐ろしく雑で大味な(特にジャッカル本人が雑すぎる)本作なわけですが、しかしこの映画についてある人に面白い楽しみ方があると教えてもらいました。 それは「リチャードギア」と「ブルースウィリス」がきちんと同じ画面に収まっているカットが映画中に一つもない、という事です。 それを聞いて意識して映画を観なおしましたが、確かに二人が同時に映るシーンはすべて「片方は背中だけ」とか「片方がピンボケ」とか…ダブルがやってると思しきカットばかり。 こんな微妙な映画で、よくそんな細かいとこに気づいたな…と感心しつつ、いやどんな映画でも楽しみどころを見つけるのは観客次第なんだよ!と思った次第です。 確かにダブルじゃなけりゃ普通格闘シーンとかありますよね、この映画の流れだと。 んーなんでしょうか、有名俳優同士だけにスケジュール合わなかったんでしょうかね。[地上波(吹替)] 4点(2021-04-06 15:41:15)(良:1票) 《改行有》

177.  ウルフズ・コール 導入エピソード、対潜ヘリが潜水艦を攻撃するのになぜか銃撃!?するという謎のシーンで目が点になったんですが、残念ながら本編全体がだいたいそうクオリティでした。 やたら厨二的でいきってるキャラ設定とかストーリー展開とか、まるで安いコミックみたいな内容だよな…と思ったら、この映画の原作&監督がフランスのコミック作家だそうで…。 なるほど…そりゃこんな内容だよな、と納得したわけです。 海外での評価はまぁまぁらしいのですが、感性が日本人と違うんでしょうか…[インターネット(吹替)] 4点(2022-04-07 03:29:47)(良:1票) 《改行有》

178.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》 スパイダーマンホームカミングが予想外に面白かったので、未見だったリブート版も試しに観てみたのですが…全然ダメ。 まったく面白くありません。 何が違うか…と考えてみたのですが、そもそもストーリーが凡庸で何の面白みがない、とかいう当たり前の事をさておくと…「主人公に魅力がない」これにつきると思います。 サムライミ版とホームカミングの主人公はもっとオタク寄りで童貞感丸出し、恋するヒロインになかなか声もかけられない…のび太感満載なのに、この映画の主人公はシュっとしててチンピラやんちゃすぎるのです。めちゃくちゃ頭がいい設定のはずなのに、とんがったヤンキーにしか見えません。明らかに設定ミスです。 しかもヤンチャなので当然ヒロインにもアプローチできちゃうわけで、そういうやきもきもない。 主人公というのは視聴者が感情移入する対象なわけですからこんな魅力がない主人公を設定しちゃった時点で完全アウト。 主人公以外の登場人物も総じて好感度が低く、たとえばホームカミングの「座ってる人希望」のような魅力的なキャラがどこにも存在しないのが、この映画の致命的な弱点ではないか、とそう思います。 もうひとつ、スパイダーマンってビルの谷間とか広い空間を糸で飛びまくりヒャッハーするあの解放感が見せ場だと思うのですが、このスパイダーマン、やたらと狭いところで近接戦闘ばっかやってます。 それスパイダーマンの強みも魅力もないんじゃね??と根本的な疑問がぬぐえません。 要するに話は平凡、キャラは魅力無し、映画としての見せ場はどこにもない…これがB級映画ならいいんでしょうが、腐っても大作なんですから、その評価は厳しくならざるを得ません。[インターネット(吹替)] 4点(2021-09-07 03:49:36)(良:1票) 《改行有》

179.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 原作は最終話まで読んでるんですが、この映画版は未見でした。 とはいえ評判がいいのは聞いていたので楽しみにしてたんですが、いやこれはなかなか素晴らしい出来です。 映画化するにあたり一部のキャラ設定を変えあるいはキャラごと削除、イベント削除あるいはかなり変更し…と、実は原作から大きく違ってる映画なんですが、トータルで原作の空気感が(少なくともあのショッピングモールまでの空気感が)きっちりと描かれているのは、これは製作スタッフに拍手、というところでしょう。原作を大事にしてるのが観ていてびんびんに伝わってきます。 邦画のゾンビ物なんかしょぼいに決まってるだろう…という先入観が我々にはあるわけですが、この映画は見事にその先入観を打ち破ってくれてやりきってるのもお見事。 なんだよ、やればできるんじゃん! まさか邦画で海外のもの以上のゾンビ映画にお目にかかれるとは… ちなみに劇中、伊浦が駐車場でZQN化するときに、藪(小田つぐみ)に対し「セックスしよう」「嫌がってるふりしてたけどお前も喜んでたろ」みたいな事を突然言いだし、映画しか知らない人には「うわ、キモイ男」と思わせるわけですが、これ原作も読んでると、藪がZQN化するときに「伊浦〇ンポいい」と連呼するのを知ってるわけで、原作を知ってるかどうかであのシーンの解釈は違ってきたりします(笑) というか、もしこの映画の続編が作られる事になれば長澤まさみがそのセリフを言う事になるわけで、そうなるとさらなる日本映画の金字塔としての地位を確立すること間違いなしなんじゃないでしょうか。ドキドキがとまりません。[インターネット(邦画)] 8点(2018-09-01 17:27:37)(良:1票) 《改行有》

180.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション シリーズ中で一番おもしろいと言われる事の多い本作ですが、私もそう思います。 前作も面白かったんですが、登場人物は出しすぎ、脚本もあっちこっち行き過ぎで、娯楽作品としてはこの作品くらいのシナリオがちょうどいいと思うんですよね。 さて、登場人物も前作から引き続き…となんと前作のチームからポーラパットンだけ消滅しています。 今回はヒロインが、いかにもなエロエロ美女ポーラパットンから、そこらにいるきれいなおばさん感のあるレベッカファーガソンへの変更になっていて、これはシナリオの都合もあるんでしょうが、個人的にはとても残念です。 というか映画を観てるときには「ヒロインの年齢上がったな!!」と思ってたわけですが、実際に女優さんの年齢を調べてみるとポーラパットンよりレベッカファーガソンの方が若いっていうね。しかも8歳も若いんです。 いや、実際観てるときにはアラフォーかな…と思ってたんですが、年齢調べたらこの人アラサーなんですよ。 ポーラパットンより8歳若いくせに外見的には結構なおばさん感のあるというのはなかなかある意味リアルなヒロインです。 さて、実は私、ハニートラップなどをしかける仕事をしている人と実際に話した事があるのですが(実話です)、ハニートラップをしかける女探偵みたいな人って、そこまですごい美人はいないらしいんです。 考えても見てください、目も覚めるようなすごい美人がそんなに都合よくあなたの目の前に現れるわけないじゃないですか。 どう考えてもその時点で怪しいです…、という事で、ハニートラップをかける女探偵さんは「そこそこかわいい」レベル「ちょうどいい」レベルの女性が多いんだとか。 そういう話を聞いたことがある自分としては、「女スパイ」というと実はこのレベッカファーガソンくらいの人がリアルなんだろうな、と思ったりもする…のですが、こんな娯楽映画にそんなリアルいりません!! ぜひもっとエロエロのヒロインの登場を激しく希望します。 あ、序盤のレコード店店員さんは結構可愛かったです。調べたら最後のジェダイのパイロット役(超脇役)なんかで出演してる女優さんでしたが、いやちょい役のそんな女性に観客が目がいっちゃうメインヒロインってやっぱダメだと思うんですよね。 という事で次回作はぜひエロエロのメインヒロインを…と思ったんですが、次回作フォールアウトのメインヒロインもレベッカファーガソンでしたとさ…orz[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-14 21:21:54)(笑:1票) 《改行有》


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