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評価順1

1.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ こんなに身につまされた映画は初めてかもしれない。母親ならば子供を愛することができて当然というのは思いこみなのだ。体を病み、心も病みした時、年齢のわりには未成熟(幼稚)で突拍子もないトラブルを持ちこんでくる子供の存在は、うとましいばかり。どんなにその子にとって理不尽な偶然が重なった上であっても、善意やただの好奇心がもとのほほえましい行動が起こしたトラブルであっても・・・ そういうところまで想像したり、同情したりするキャパシティーがもう残っていない母親も悲しいけれど多くいる。少年はもちろん不幸に違いなく、母親も地獄を見ていた。幸運にも愛すべきいい加減さが息づいている町に送られることで、少年はようやくその残酷さからの生還を果たせたのだと、最後は熱いものがこみあげてきた。子供は弱く保護するべき存在であると同じに、底知れない復元力をも秘めているのだ。8点(2004-01-11 18:41:46)(良:3票)

2.  顔のない天使 今までメル・ギブソンに関心をもったことは全くなかったけれど、この映画での演技に圧倒されてからは一番気になる俳優に。「教師の資格を失っても私は教師なんだ」と言い放ったシーンかっちょいい~^^ あの少年もナマイキな口調とは裏腹のはかなげさや、心がどこかへ飛んでいってしまう姿が抱きしめたいほど愛おしい。教える、そして学ぶということは、本来紙の上に書かれたものを丸暗記するだけの薄っぺらいものではなく、「気づく」「推察する」「体感する」「ひらめく」といった体験から生まれるものこそホンモノなんだと再認識する映画でもある。受験のためだけに覚えたものなどは数ヶ月もすれば薄れてしまうけど、体と心に刻まれた教えは決して消えない。あんな先生に出会いたかった。異父姉妹との確執もデリケートなものをはらんでいて、姉が家を出る少年に最後に見せる表情がいい。9点(2003-09-04 14:18:33)(良:1票)

3.  にんじん(1932) 原作はただひたすらいたいけな可哀想な少年、という印象だったが、映画版フランソワ少年には非常に底力を感じた。自分の置かれている状況の不条理さや、母親の滑稽さをとても冷静に観察している。ユーモアもあり、非力ながら抵抗も試み、子どもが本来持っている「生きる事への本能」を感じさせてくれた。だから尚更、自殺(未遂)へと行動が向かったのは痛ましい。家を飛び出してでも生き延びてほしかった。でもそれだけ母親の呪縛というものは強いのだろう。美味しいところを最後さらっていった父親は、鈍感にもほどがある。子供を追い詰める母親がそうなった責任の一端は、間違いなく夫にあり。[映画館(字幕)] 8点(2003-09-14 09:02:01)(良:1票)

4.  男が女を愛する時(1994) 《ネタバレ》 夫は妻をある意味理想的なほど寛容に愛していた。でもその「弱く保護するべき存在」として「子どものように」妻を慈しむ愛し方は、殆どあるかなきかだった妻の自尊心を完全に失わせてしまった。だからこそアルコール患者の更正施設で「君に話を聞いてもらいたい」「君を頼りにしている」と慕ってくる仲間の助けになることが妻にとってはひとつの救いになったのだ。 恵まれた暮らしに理想的な夫、可愛い子ども。何が不満なのか?恵まれているからこそ理想的な妻を演じきれない自分が苦しくてたまらなかったのだ。幼い頃からお酒を飲まされていた・・というような妻の生育暦のヒントになる言葉がほんの少し出てきたけれど、病は本当に昔から巣くっていたのだからその辺をきちっと描いてほしかった。でもいい映画だと思う。9点(2004-06-10 20:22:15)(良:1票) 《改行有》

5.  若草物語(1933) キャサリン・ヘップバーンのジョーが秀逸。 ちょっと4姉妹の中で目立ち過ぎかな、と思う程だけど、ジョーのお転婆ぶりが光るほどに、他の3人の愛らしさも引き立ってくる。 教授の俳優さんはなかなか素敵だったけど、幼なじみのローリー・・・ううむ。 ジョーの友達以上恋人未満の間で揺れ動く相手にしてはあまりにも役不足の感。 知り尽くした物語だけど、べスと隣の老紳士との心の交流など、わかっていてもぐっとくるあたりはさすが名作。 8点(2003-10-28 21:10:39)(良:1票) 《改行有》

6.  ビューティフル・マインド 人として生まれて生きて、一体どこまでが正気で、どこからが狂気か。 ジョン・ナッシュのような天才ならずとも、自分のそれを疑ったことのある人にはかなり痛い。と同時に大きな救いにもなる映画だと思う。「妻は私の人生の全て」と彼が授賞式で語る言葉。つまり彼がほぼ一生かけて得た答えは「人生は愛を知るためにある」。ちょっとこそばゆいような結論だけど、それが真実なんだと深く納得させられる。万年筆のシーンも、ある意味感動的だけれど、ノーベル賞という評価がなくても、あれほどの苦しみを抱えながら生きて学んで教え、人を愛しているというその事実こそが他の教授たちに評価されてしかるべきなのだ。[地上波(邦画)] 9点(2006-02-18 15:45:47)(良:1票) 《改行有》

7.  酒とバラの日々 理知的で美しい「良い娘」をアル中妻に貶めたのは確かにジャックレモン演じるところの要領の悪いダンナ。でもあの妻にはアル中予備軍とでも言うべき心の隙間がぽっかりあいていたのだから、彼ばかりも責められない。劇中では説明されてなかったけど、彼女の「寂しさ」ってなんだったんだろう。彼女の母親が亡くなった時、父親との間にそれまで隠されていた確執が生まれたんだろうか? 夫婦のアル中ぶりは見ている方が息が詰まりそうなほど真に迫っていて見事。苦しい時の逃げ道は酒、薬、男、女、ギャンブル・・数々あるけれど行き着く先は地獄ということを突きつけてくる映画。9点(2004-05-01 14:40:20)(良:1票) 《改行有》

8.  いつか読書する日 久しぶりに良質の邦画を観た。とにかく田中裕子のほとんど中年男のようなしどけなさと、幼女のような素朴さ、時折見せる妖艶すぎる表情にまいってしまった。淡々とした日常。そこにはさまれる認知症老人の問題や、児童虐待などの深刻なエピソード。在宅で家族を看取るということ、長すぎる恋の顛末、そして死。これだけの要素を盛り込みながらも、どこまでも静かで上品なユーモアが散りばめられていることに感嘆した。書庫に並んでいる固い本のタイトルにも監督のこだわりが感じられる。中年以降のものにはたまらない作品。[映画館(邦画)] 10点(2006-04-14 17:07:48)(良:1票)


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