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評価順1

1.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》  この映画の本質は、最後の最後のショーンペンの妻のせりふの中にある。社会的には小さな単位である家族の中の仁義を貫いた夫は、社会的には、またはほかの家族からは憎むべき殺人犯である。しかし妻は夫の行動を支え賞賛する。あなたは王なのだと.強く有らねばならないのだと.だからあなたは正しいことをしたのだと.  この構造,身内の中での正義,幸福の追求が全体の不幸をもたらすという構造がアメリカの底を流れる深く黒い川であり、社会的矛盾を引き起こしていると監督は警告しているのだ。近年のアメリカの横暴はおそらくアメリカにとっては正義なのであろうが、それでいいのかという問いかけではないか。  幸福の追求が、現在の不幸と報復、復讐の連鎖によっていかに阻害されているか実感させられる作品である。サスペンスでもドキュメンタリーでもない、社会派映画はとかく薄っぺらになり勝ちなのに、この映画はアメリカの病理、アメリカの社会の破綻を圧倒的な説得力、ものすごいインパクトで訴えかけている。  かつて自らの出演する映画で悪党を憎みたくさん撃ち殺してきた監督であるが、こんなことを考えていたのかとびっくりです。知性派なんだね。もう一回見るのには気合がいります。[映画館(字幕)] 10点(2004-12-23 16:49:52)(良:4票) 《改行有》

2.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》  ついに壮大な叙事詩の輪が閉じました.すべてのピースがぴったりとはまるところに立ち会いました.1,2で感じたお祭り騒ぎの熱狂は消え失せ,ダースベイダーの誕生という悪夢のようなストーリーを完璧に描き切っている最高傑作です.旧3部作が存在する以上予定調和的にストーリーが進むことを運命づけられているのですが,この3は今までのシリーズとは異質の作品です.  3は,今までのSWシリーズでみられる勧善懲悪的なストーリー展開とキャラクターの魅力で押し切る,何年かに一度のお祭り的な楽しみ方から決別した作品です.旧3部作では皇帝は最初から悪でしたし,ダースベイダーも分けもわからず最初から悪者.なぜ良い心が復活したか,復活させることが出来たのか,満足に語られることなく物語は終結します.これで問題なし,そんなことを掘り下げなくても十分傑作で,楽しめた作品でした.Forceの存在,JEDIの精神などは物語の根幹をなす部分ではなかった.  3は,なぜ人間は悪に陥り,他人に害をなす存在になるのかという問いに正面から取り組み,その悪がどのような悲しみをもたらすのかを描き切っています.善悪とはけしてステレオタイプに語られるものばかりではない.幸せを願い人を愛することそのものが大きな悪をなし不幸をもたらすこともある.それゆえ人は皆悪に陥る危険を孕んでおり,善悪,白黒をはっきり色分けし,悪を打ちのめすことで不幸は解決するものではない.  執着,嫉妬,怒り,行き過ぎたそれらの感情が本来望んでいた幸せから大きくその人を引き離してしまう危険が有る,このオリエンタルな発想,思想,主張が旧3部作ではスパイス程度,でも3では物語の根幹をなす大切な思想として語られ,アナキンの苦悩と転落を通じて圧倒的な説得力をもち迫ってきました.人を愛する気持ちがいかにして執着,嫉妬に変化し歪んだ欲望に火をつけ大事な人を苦しめるのか,絶望的な気持ちで見守りました.  従来のSWファンの視点から見ても見所満載,最高の出来映えです.ドゥクゥー伯爵との戦い,皇帝とノーメイクサミュエル・エル・ジャクソンとの戦い,ヨーダ対皇帝!!,オビ・ワンとアナキンとの師弟対決,オビ・ワンの悲痛な叫び「選ばれし者のはずなのに!!」.それに加えて深く心に迫る,人生の真実を語る映画として残る作品でしょう.劇場で鑑賞できたことに感謝します. [映画館(字幕)] 10点(2005-06-29 20:46:46)(良:4票) 《改行有》

3.  コラテラル 《ネタバレ》 夢をもっている,ということをよりどころに今日を怠惰に生きる普通の人に対するアンチテーゼとしての殺し屋っていうアイデアを,ヴィンセントとマックスという対照的なキャラを配置することで効果的に見せている佳作.誰がヴィンセントの理屈に,本心から「それは違うぜ」と即座に反論できるのだろうか?みなマックスに肩入れしつつ,でもどこかでじれったい思い,近親憎悪に近い感情を持ち,徐々にヴィンセントに感情移入していくのではないかな.「人として何かが欠けている」が為に,普通の人に比して迫力をもち,何かを成し遂げているように見えるヴィンセント,彼はきっと大事な何かを捨てたからこそ殺し屋として有能になったのであろう.それとは対照的に,都会の片隅でリプレイス可能な仕事を生きるためにこなすマックス.このような2人を飲み込み,一人一人の事情や感情など関係なく時間が過ぎていく大都会の薄ら寒い現実.もう一人の主役は「ロスの夜景」と「野良犬」(コヨーテか?)でしょう.  「仕事」をする時には淡々と殺人をこなすヴィンセントが,マックスを追いかけ始めたとたんに殺気をみなぎらせるあたりは本当に怖い. ここまで緊張感のあるサスペンスは最近珍しい.演出も最高に渋い,ちょいと辛口の本格サスペンス.最近トム・クルーズの評判はとみに悪いが,もともと私は彼が大好きなのだ.マグノリアでの怪演も素晴らしかったし,MI-IIでも悪役顔が分かり易かったし.評判はあまり芳しくないようだけど,一人で過ごす夜に,ちょいと部屋を暗くしてみるのをお勧めする.[DVD(字幕)] 8点(2006-05-17 23:15:58)(良:3票) 《改行有》

4.  風の谷のナウシカ すごい映画をつくったなぁと思うし,ヒットを出さなきゃ成らないのが監督の宿命だからこんなことを言っては怒られるかもしれませんが...自然を破壊する人間が悪で,自然そのものが善であるというステレオタイプの安っぽい自然保護の視点がやでやでたまらない.原作で描かれている「生命をいじくる権利は少なくとも人間にはない.いじくらなければ人間という種が存続できないのならば,自ら滅びる覚悟はある」という骨太の自己破滅的あるいは狂気を含んだ決意は,少なくともこの映画からは感じられない.この映画をみた子供たちはきっと全ての生き物はほかの生き物を殺しながら生きているという現実をわすれ,物質的に恵まれた今の環境が世界的には希有であることに気がつかないまま,もっと言えば自然を保護することで捨てなければならないことがあるということに思いをいたすことなく「自然を守らなきゃ」と考えるに違いない.すばらしい作品であると思うが,個人的にはこの映画が訴えようとしていることは嫌いだ.原作からばっさり削られた部分,ナウシカの持つ狂気を抜きにして自然保護は成り立たないはず.もののけ姫で描かれている「人間は自然を破壊しなければ生きていけないのだからこそ,自然そのものと折り合いをつける努力をしなければならない」というメッセージのほうが健全で受け入れることができる.映画のナウシカは自然を大事にする自分でありたい人のマスターベーションムービーであり,原作の漫画ナウシカのメッセージは,人間の生きたいと願う欲望を否定するものだ.たくさん書いたけど,僕自身何度もみてるしすばらしい歴史に残る映画であることは否定しません.ストーリーはおもしろいし主人公は魅力的だし音楽はすばらしい.でもメッセージ性があってすばらしいという意見には賛成しかねるということです.5点(2003-06-06 00:33:25)(良:3票)

5.  ドリヴン インデペンデンスデイよりも困ったちゃん度は高いと思われます.痴情のもつれからレーシングカーで町中に逃げ出す若者を追い,スタローンもレーシングカーで出撃,姉ちゃんのスカートをめくるは新聞を風で吹き飛ばすは,最後は道路を逆走するはでやりたい放題!!しかもおとがめなしでレースには普通に出場!!最高です.あちこちに顔を出し説教くさいことを中途半端に語るスタローン.小さなトロフィーなんかもう泣かせて泣かせてかゆくなってきます.最後のレース中の事故シーンも感激です.事故が起こったとたん次々とレースを放棄し,救出に集まるドライバーたち!炎をあげて燃え上がるメタノール!!あり得ません.ギャグ映画です.デモリッションマンでも最高に笑えますが,これはそれ以上です.インデペンデンスデイの時も迷ったんですが,いったいこういうとき何点つければいいのかわかりません.で,3点. 3点(2003-06-14 18:22:34)(笑:1票)

6.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 す,すばらしい!!!みんなも文句言わずに目一杯楽しめばいいのに!!草原ごろごろはちょっといただけませんでしたが,情報をシャットアウトしてた甲斐がありました!!なんで白いのが味方なんだろう!!サーガにまつわる謎のほとんどが解明されてしまった今,3はどうなるんだろうという疑問がわいてきます.とにかく!!シリーズ最高傑作だと思います.でもノーメイクでもジェダイ評議会で抜群の存在感のあったサミュエル・L・ジャクソンってすごい.あんなにたくさんのライトセイバーがみられるなんて最高です.ううっ.次で終わりだなんて..エピソード100まで作ってください.10点(2003-06-03 00:17:35)(良:1票)

7.  スーパーマリオ/魔界帝国の女神 イタリアの配管工だからなぁ.マリオは.結構似ていたと思うけど,頭の小さい敵キャラが気持ち悪かったということ意外は何も思いつきません.おもしろくなさ過ぎ.0点(2003-06-15 21:30:15)(笑:1票)

8.  インデペンデンス・デイ SFとしてはめちゃくちゃです.だからこそ僕と奥さんにとって,大爆笑したいときには欠かせない映画となりました.タコ様宇宙人に逆ギレし「このやろう!!」とタコ殴り,秘密の宇宙人研究基地の出現,そこにいるマッドサイエンティストの素手によるマスクなしの宇宙人解剖手術,アル中のじじいがいきなり公募のジェット戦闘機パイロットになり大活躍,意識がありしゃべれる大統領夫人はなぜか為すすべなしの重傷者で,たっぷりしゃべった後無治療のまま息を引き取るし,だめおしは宇宙人のコンピューターにウイルスを放出するパソコンはなぜかパワーブック!!何にも結線せずにウイルス放出に成功!!アップルトークでIRDAみたいです.宇宙人のパソコンは!!アルマゲドンなんかもすっごく勘違いだったけど,こちらの救いはとにかく笑えることです!!おもしろすぎ!!そのへんのギャグ映画より笑えて最高です.大統領の演説さえなければ(あそこだけなぜかマジなシーンだったので)もっと点はよかったでしょう.いやみではなく,ほんとに笑えます.つくったスタッフはギャグ映画としてつくったに違いないと思います.マーズアタックよりぜったい笑えます.これを本気で観客を感動させようとして作っているのであれば,観客の知能をなめすぎです.でもアメリカでは大ヒットしたんだよなぁ....不思議なもんです.6点(2003-06-14 18:07:08)(笑:1票)

9.  アマデウス 天才を理解するという残酷な才能を与えられた「凡庸」な人間が,その天才性を理解できるがゆえに嫉妬に駆られ狂気におちてゆく.天才ではない自分はサリエリをみているといたたまれない気持ちになる.自分に与えられたささやかな才能に満足し感謝しつつ生きるのか,望んでも得られない完璧な才能を目の当たりにし,自分が持ち得ないものへの渇望を感じながら生きてゆくのか.「将来のために」いま努力をすることが尊いことであるという教育を受けた世代としては,現状を肯定し満足することが進歩をやめてしまうことにつながるという漠然とした不安感がある.この映画をみて何とも言えない不安定な精神状態に毎回陥るのは,与えられたものに満足できないとこうなるよと言われている気がするからだろう.この絢爛たる映像と音楽に彩られた作品は,だからこそ多くの人を魅了しているのだろう.最高の映画の一つです.時代を超えて残る作品でしょう.10点(2003-06-04 23:20:59)(良:1票)


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