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評価順12

1.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 ヒースレジャーの怪演が評価されているが、そのほとんどは脚本によるところであって、ビジュアル面やら純粋な演技力で言えば1作目のジャック・ニコルソンには及んでいないような気がする。にもかかわらず本作のジョーカーが見るものに強烈な印象を与えるのは「狂気」の種類がニコルソン版ジョーカーとは全く違うからである、ニコルソンはただ単に自らの欲望に忠実に暴れまわっており、そこにはピカレスク・ロマンとまでは言わないが、ある種の「美学」が感じられ、エンタテイメントとしての爽快感すら存在したのだが、今回のジョーカーは狂気にあまりにも誠実であり、理性的ですらある、そもそもヒース版ジョーカーはデントの一件を見てもわかるように自分(だけ)を「特別」な人間として見ていない、つまりは人間と言うものは全て自分と同じ「狂気」を持っていると考えている、だとすれば彼の行為は全ての人間の(狂気への)開放であり、彼にとっては自己犠牲を伴った奉仕的な行動といえるのかもしれない、そういった考えは理解できないことはない、(もちろん同意はしないが)しかしそれはエンターテイメントではない、だから彼はひたすら不快で怖いのだ、彼を殺さないバッドマンにイライラする観客はまんまとジョーカーの策略に陥っているわけであり、そのことを理解することもまた不快である。同じような狂気を扱っていてもレクター博士には美学があったし、「バトルロワイアル」にはモラルを突き抜けたユーモアがあったが、この作品には何も無い、言うなれば「無償の悪意」を観客に投げかけてくる、金やら愛やら命やらといった具体的な欲求ではなく心の奥底に潜む「純粋な悪」の部分を直接刺激してくるのだ、誰もレクター博士になることはできない、しかしジョーカーにならなる(なってしまう)ことができる、だからこの作品は怖いのだと思う。[映画館(字幕)] 8点(2008-08-24 02:53:19)(良:8票)

2.  たそがれ清兵衛 「ラストサムライ」がアメリカ人向けに作られた「侍」映画(別にウソを描いているわけでもないし、これはこれで名作である)だとしたら、本作は明らかに「日本人」による「日本人」のための「侍」映画だと思う。「ラストサムライ」では、あくまで「侍」の華の部分にスポットを当て、その滅びる様を美しく描いたのに対して、「それだけが侍ではない」と本作は語りかけてくる。「侍」というものを本質的に理解していない(まぁ、現在の多くの日本人もそうではあるのだが)人たちにとっては前者のほうが受けがいいだろうし、少なくともエンターテイメントとして成立しやすいのは間違いない、しかし「たそがれ清兵衛」はそこから一手踏み出して、スーパーマンではない、等身大の「侍」というものを描き出した。(まぁ。結局はスーパーマンであるのだが・・)「侍」に未知なる神秘性などを求めるものには理解できないだろうし、オスカーを逃したのもわかる気がする。技術的には全体的に暗い画面つくりや逆光で顔面を潰した表現など、どれも文句は無いのだが、余五善右衛門のギョロリとした目の表現などはもう少しオーバーにやったほうが、組織というものに理不尽に潰された哀れな侍の狂気が際立ったのではないだろうか、むしろそのあたりでエンターテイメント性を高めたほうが、より多くの人に受け入れられたと思うのだが(黒澤監督の「乱」みたいに・・・)「寅さん」シリーズが肌に合わない私は山田洋次監督の作品は「キネマの天地」ぐらいしか見ていないが、思わぬ拾い物をした、そんな感じである。余談だが、久しぶりに丹波哲郎の名優っぷりが見れて、ちょっとビックリ。9点(2004-06-12 18:50:32)(笑:1票) (良:2票)

3.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 戦争映画というものの「おもしろさ」について考えさせられた作品、戦争と言う究極の「ゲーム」においてエンターテイメントたりえるのはその戦略であり、戦術であると思うのだが、大和最後の出撃に対しては戦略的にも戦術的にも破綻しており、なおかつあまりにも有名な史実であるため、最後のどんでん返しも起こりえない、とするとエンターテイメント作品ではなく、ドキュメンタリーとして戦争の愚かさ、無意味さを戦争の「悲惨さ」をリアルに見せることで、訴える作品なのかと思ったのだが、それにしては乗組員はみな理性的で狂気のかけらも感じないし、長島一茂演ずる臼淵大尉の共感以前に理解不能なトンチンカンな理屈をあきらかに美談として書いているのも謎、そもそも最後の明日香丸の上での敬礼の意味がよくわからない。(まぁ「プライベート・ライアン」というもっと意味不明の作品が存在するが・・・)彼らの想いは美しく純粋だった、そのことに異論は無い、しかし彼らの行動はあきらかに無意味であり、愚かしいものだったのである、まさに臼淵大尉の言う「精神主義」の弊害そのものなのだ、日本人としてそれを認めることは辛いことではあるが、そのことをハッキリと描いた作品がそろそろ出てきてもよいのではないだろうか? 正直、完全なフィクションであり、エンターテイメントであり、空想科学ドラマでもある「ローレライ」のほうが、遥かに「戦争」そして日本という「国」に対して考えさせられたのは皮肉と言えば皮肉である。   余談だが、年齢的に鈴木京香が戦災孤児っていうことはありえないのでは?[映画館(字幕)] 5点(2005-12-31 00:34:22)(良:3票)

4.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 例えば、お気に入りのアーティストのコンサートに行ったとする 最高のパフォーマンスに感激して満足して帰る そこには教訓も蘊蓄も何もない ただただ快楽があるだけである これはそういう作品である しかしそれは映画」なのか? そういう人がいると思うが はるか昔、そういった映画はたくさんあった むしろ思想やら問題意識なんかが映画に必要になったのは最近のことである なのでこの作品は特に新しくはないし 特異なものでもない 邦画の歴史の中ではそれなりに定着した感のある 「アイドル映画」ってジャンルがあるが それに近いものであろう もちろん「アイドル映画」には箸にも棒にもかからない作品も多かったが この作品はかなり出来がいいと思う。 銀幕の国民的スターってのがいなくなって久しいが その復活がたまたまゲームキャラだった、ってだけの話である[映画館(字幕)] 9点(2023-05-13 19:19:25)(良:3票) 《改行有》

5.  第9地区 《ネタバレ》 「アバター」なんぞ相手にもならない、あえて比べるとしたら「クローバー・フィールド」か?しかしアイデアをエンターテイメントまで昇華しきれず、悲劇として幕を下ろすしかなかったクローバー・フィールドに対し、本作は1級のエンターテイメントとして成立し、更に笑いと(信じられないことに)叙情性まで持ち合わせている、グロ表現を嫌悪するか笑えるかで、この作品を楽しめるかどうかが分かれると思うが、楽しめればかの名作「ギャラクシークエスト」を超える作品となるかもしれない、難点として視聴中は、あからさまにID4をパクった母船や、どう見ても70年代デザインの指令船や、もはや記号と化してしまった感のあるパワードスーツなどが気になったが、今思えばワザとそうしているような気がする、それぐらい見慣れたものでないと観客が着いてこれないと判断したのではないだろうか?それくらいこの作品はセンス・オブ・ワンダーに溢れているのだ。[映画館(字幕)] 9点(2010-04-23 19:36:57)(良:2票)

6.  X-MEN2 アメコミに詳しくない私は、ひたすら重く、ある意味難しい本作を観て「ほんまにええんか?」と心配になったものだが、マニアな友人の話によるとアメコミとは本来こういう話が多いんだそうだ、それにしてもB級エンターテイメントとして売るなら、前作を観ていないユーザーをバッサリ切ってしまうのはいかがなものか?とも思う。内容的には、何でもアリな展開が安直な気がしないでもないが、そこはそれ「Xメン」とはそういうものだ、という説得力がある、これは作品が優れているというよりもブランド力によるものであるのは間違いないのだが、個人的には一昔前のSFマンガ、例えばサイボーグ009なんかを見ているような感覚でけっこう楽しめた。 ただ、どうもしっくりこなかったのがウルヴァリンの戦闘シーン、あんな武器(?)で闘っているのだから、シーンはもっと残虐なものになるはずなのだが、レイティングの関係からか肝心な箇所は巧みに隠されている、別に残虐でなければいけないわけではないのだが、ウルヴァリンの場合、そういう「痛い」表現は必要なのではないか?そもそも隠しているだけでやってる事は同じなのだし、スタッフも苦労して「痛さ」を表現しようとしているのはわかる、これは本作への苦言と言うより、「見えなかったらOK」といったどっかの国のポルノ規制のような意味の無いルールへの苦言としておく。 それにしてもミスティークの夜這いシーンは凄かった、お色気シーンが大好きな私でさえ「出てけ!」って気持ちになるほどの嫌悪感(イイ意味で)を感じた。 7点(2004-06-15 00:42:17)(良:2票) 《改行有》

7.  キック・アス 《ネタバレ》 悪人といえども、撃つときは手や足を狙ってね、もちろん相手が先に撃たないと撃っちゃダメだよ、それから残酷だから血飛沫なんて描いちゃダメ、言うまでも無いけど子供が殺人とか論外だから...てなハリウッド的モラルにブラッドピットが喧嘩を売った作品、なんだか井口昇的な香りがする(他国の資本で撮っているところも似ている)この作品が「XMEN」と同じレイティングで編集されてたら8割ほどはカットだろうなぁ、そもそも悪役側は3人くらいしか殺してないのにHGちゃん(はぁと)は2~30人は殺してるよなぁ、もっとこんな作品が見たい!という私の個人的な欲望から10点満点。 (ただ、どうせR指定覚悟なんだったらもっとエログロバリバリでもよかったんじゃ?)[映画館(字幕)] 10点(2011-01-09 20:49:32)(笑:1票) (良:1票)

8.  銀河鉄道999 客観的に見て、日本の、いや世界のアニメ史上最も完成度の高い作品と言えるだろう、原作付とはいえ、その壮大なテーマはもとより、演出、シナリオ、画像のクオリティ、音楽、そして計算では出せない色気や「ノリ」など、どこをとってもスキが無い。なによりも単に優れたアニメ作品というよりも、優れた「映画」として成立している(この辺がガンダムやイデオン、はてはエヴァなどとは決定的に違うところ)私などはオープニングの城達也のナレーションだけでご飯3杯はイケる(笑)[映画館(字幕)] 10点(2005-05-18 00:30:54)(良:2票)

9.  電車男 プロの脚本家には絶対に書けない、いわゆる2ちゃんの(いい意味での)ヨタ話の映像化という意味ではよく出来ていると思うし、それなりに新鮮でもある、ただいくらヨタ話だとはいえ電車男のTシャツが百式ではなくセーラーマーキュリーだったとしてもこの作品は成立したのだろうか?私は電車男と同類のヲタクだったのですぐにそんな事を考えてしまうのだが、そういうバックボーンを抜きにして観ると中谷美紀演じる「エルメスさん」が非常にキモく感じてしまう、やっぱ彼女は等身大美少女フィギアであり、血の通った人間ではないのかもしれない。[映画館(字幕)] 7点(2005-07-16 00:23:13)(良:2票)

10.  CASSHERN 素材(「キャシャーン」という「素材」ではなく、映像素材ね)は悪くない、いやむしろかなりいいセンいってると思う。この素材を使って誰かマトモな人が編集して尺を半分くらいにすれば、かなりよいものに仕上がっていたと思う。ノリや勢いだけではよい作品を作ることは出来ない、考え無しにセンスだけで映像を撮りまくっても、そこに哲学がなければそれは映画とは言わない(カントクは写真家だっけか・・・)確たる哲学が無いので結局登場人物に差しさわりの無いセリフをしゃべらせることでしか物語を終わらせられなかったのは、正直あまりにも素人臭い、もう映画を撮るな、とは言わない、「出直してきなさい」って感じ。6点(2004-04-25 00:08:00)(良:2票)

11.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 まぁ、新作といいながらEP4~6の焼き直しなのでは?という批判はあるでしょうけど、初代からのファンにしてみればそれこそがもっとも観たいものなんだから、それは減点対象とはなりません、超絶に出来のいいファンムービーと言われればその通り、それが何か?って感じですねw で、ハリソンフォードはイイに決まってるんですよ、彼のキャリアを見れば、今ハンソロを演じればどんな感じか、だいたい想像ができるし、それはまさに想像通りだったわけで問題ないのですが、ビックリしたのはキャリー・フィッシャーです、この作品をかなり「持って行って」ます、存在感もすごいけど、なんというか、あの・・・美しいんです、気高いのです、まさに「お姫様」を体現しています(「あの」レイア姫がですよw)これは誰も予想できなかったんじゃないかなぁ?あり得ない話ですがキャリー・フィッシャーはEP7に出演するためにEP4~EP6に出演していたのではないか?と思えるほどよかったです。デイジー・リドリーはまごうことない美人ですが、そりゃこれだけのビッグタイトルならあたりまえです、EP1のナタリーポートマンなんかと同じで、その他大勢の「美人」に過ぎません、でもキャリー・フィッシャーは彼女自身の出自や、その後の波乱に満ちた人生を、王家の娘として育てられ、反乱軍に身を投じレジタンスで「将軍」とよばれるまでの人生になぞららえるかのように見事に「体現」しています、これはいくら美人でも小娘には不可能な演技です。ラストのマーク・ハミルもよかったのですが、これはEP8に期待しましょう。果たして彼もレイア姫のようにルークの「歴史」を体現できるのか?  あっ、あとベン君の容姿はかなりツボでした、2人の遺伝子のよくない部分だけが合体したような、なんとも微妙なリアリティがあって最高でしたw。[映画館(字幕)] 9点(2015-12-19 19:45:07)(良:1票) 《改行有》

12.  MIND GAME マインド・ゲーム(2004) あえて感想を言えといわれれば、フランス映画的な不条理な展開(実際はそれほど不条理でもないのだが)がどうこうということになるだろうが、正直言って、この作品を評する言葉を俺は持っていないのかもしれない、なんだかよくわからないけど胸に響く・・・いや違う、俺の胸なんか突き破ってどこかに飛んでいってしまった、そんな作品。ただひとつ確実に言えるのはネイティブな関西弁の恐るべきパワー、俺自身が関西弁ネイティブだからだろうが、現実離れしたシーンの数々にこの「言葉」が有無を言わせぬリアリティを与えている、これだけは間違いない。(関西圏以外の人がはついていけるのか、ちょっと心配) 先に書いたようにこの作品を評する言葉を俺は知らない、すなわち批判する言葉も持たない、それでも観て損をしたという気持ちは無い、少なくとも未知のものに触れることはそれがどんなジャンルのものであってもハッピーでスリリングだ、というわけで採点放棄の10点満点。 ps近いうちにもう一度劇場へ足を運びたいとおもう。10点(2004-09-04 20:01:42)(良:1票) 《改行有》

13.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 細かい事を言えば、冒頭、海底油田プラントの上で銃をブッぱなしているあたりで「ああ、SFじゃないんだ、」と思った。 核爆弾でロデオしているシーンを見て「ああ、やっぱりコメディだったんだ」と思った。 ラストは「ええから、はよ押せ!」とマジメに思った。 コメディとしてなら4点ぐらいあげてもいいかな。 2点(2004-10-28 01:35:17)(笑:1票) 《改行有》

14.  新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 作り手はエヴァを終了させるべく一連の映画を作って、そしてそれは見事に達成されました、もう受け手がとやかくいうこともないでしょう、えっ、作品は作り手だけのものじゃないって?もういいじゃないですか、テレビシリーズであれだけ遊ばせてくれたんだから・・・ 7点(2004-01-13 23:43:22)(良:1票)

15.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 う~~~~ん、B級ドタバタカーアクションとしちゃ、かなりいい出来、(マンガとしては)シナリオもキレイにまとまってるし、それなりに迫力もあった、グロもほどよく(?)ミステリー的な味付けも物語に(ほんのちょっとだけ)深みを持たせている、なにより「ボーン」シリーズでおなじみのパメラお姉さま(ジョアン・アレン)はどう見ても今回のほうがハマってる、7点くらいは十分与えられるデキ、          た~~~~~だっ!かの名作「デスレース2000」のリメイクとして見ると、かなりツライ、デスレースの「デス」はドライバーが死んじゃうんじゃなくて、ジィさん、バァさん轢き殺してヒャッホー!の「デス」なのだ!あの痺れるような倒錯感が本作にはほんの1ミリグラムも感じられない(それくらいデスレース2000が異常な作品であり、本作が普通ということだ)まぁ時代が変わってモラル的な制約もキツくなってるだろうし、まさかナチをネタにできないのもわかるが、「デスレース」を名乗るなら、せめてシュワちゃんの「バトルランナー」程度のアンモラル感は欲しかった。でマイナス2点、あとデヴィッド・キャラダインは声だけじゃなくてキチンとフランケンシュタイン役で出演してほしかったなぁ、[映画館(字幕)] 5点(2008-12-01 00:31:43)(良:1票)

16.  容疑者 室井慎次 《ネタバレ》 超モダーンな湾岸署(画面には登場していないが)に対してスチームパンクな新宿北署の雰囲気など絵作りはなかなか凝っていてそれなりに楽しめた、でもあの刑事達はちょっとやりすぎかな?特に哀川翔のキャラが前作「真下」の寺島進とカブっているのが気になった、グラサンはまぁ許せるけどドカジャンちょっと安易かな。 ストーリーはそれなりに楽しめたが、ラストのオチはちょっとなぁ、公安ってガメラ2のウルティメイトプラズマ並の破壊力ですね。(笑)それはそーと「和久さんも心配している・・」っていうセリフで泣きそうになってしまった。[映画館(字幕)] 6点(2005-09-04 02:11:41)(良:1票) 《改行有》

17.  機動警察パトレイバー2 the Movie 映画のシリーズの中では一番好きなのですが、一般的でないということと「1」ほどシナリオが親切でないという理由でこの点数、おそらく押井監督は実写を意識していたと思うのですが、今の日本でこの作品を実写で撮影することはまず不可能なので、そういう意味では逆にアニメの可能性を知らしめた作品なのかもしれません。 ヲタク的な感想を言えば、猛犬のような形相で警察幹部を一喝する後藤警部補、これにつきます(笑) 8点(2004-01-13 23:09:22)(良:1票) 《改行有》

18.  ネクロマンティック【特別版】 作り手が完全にイっちゃってます。 つまり他のホラーやスプラッタものと違って、作り手は恐いものや気持ち悪いものを見せようとしているのではなく、あくまで自分の価値観に正直に「美しいもの」を見せようとしているのだと思います。価値観の違いによって吐き気を催す人も多いでしょうが、ここまでイっちゃっていながらマトモに映画を撮れる人って貴重だと思うんですよね。他にもイっちゃった監督や脚本家はいますが、その中ではズバ抜けて出来がいいと思うのは私だけでしょうか? 9点(2004-01-17 17:06:18)(良:1票) 《改行有》

19.  イノセンス 原作にあった悲喜劇の悲劇の部分だけクローズアップし、ただひたすら重く暗い作品に仕上がっている。もちろん映画として原作のノリを正確に再現しなければいけないわけではないのだが、それがこの作品にとってプラスになっているかといえば甚だ疑問ではある、むしろ押井守という作家はそういう「喜劇」を撮ることのできる数少ない映画監督の1人だと思うので、もったいないな、というのが正直な感想。また押井作品の特徴であるセリフ遊びも今回は消化不良気味、単純に「ハッ」とするセリフが無かったような気がする、「うる星」のメガネや「パト」の後藤など、あの台詞回しはそれ自体が「芸」として成立していたものだが、今回はそれが感じられなかった。それらは一般には理解されにくい部分ではあるのだが、それこそが押井作品のキモでありファンとしては最も「観たい」部分でもあったのだが・・・(かといって一般向けになっているというわけでは決して無い) いろんな意味で「難しい」作品。 5点(2004-05-22 14:04:40)(良:1票) 《改行有》

20.  A.I. 《ネタバレ》 生前のキューブリックとどんな話があったのか知らないが、プロットだけをパクってボロボロに仕上げたまさに最低な作品、結局何が言いたいのかサッパリわからん、せめてあのビルから飛び降りたところで終わっていれば、低俗なC級作品ではあるが、まだ見れただろう、その後のCGでごまかした陳腐な未来世界は完全に蛇足(絵はきれいだが、あの未来人のデザインは何世紀前のセンスかね?)だいたい最後に髪の毛から蘇った母親が「なぜか」1日しか生きられない、なんていうあまりにもご都合主義で意味不明な設定で涙を誘おうという悪趣味な演出には怒りさえ覚える。唯一良かったジュード・ロウに1点。1点(2004-01-20 01:29:44)(良:1票)


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