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評価順12

1.  17歳のカルテ 《ネタバレ》 「現実はおかしい?そんなの当たり前でしょ。それより、あなたはここ(精神病院の中)と外(現実の世界)とどっちがいいの?どっちも狂っているけど、ここより外が良いと思うなら、出られる努力をしなさい」…と看護士のウーピー・ゴールドバーグは言いたかったのだと思うし、それがこの映画のテーマなのだと思う。精神病の話に見えて、誰もが思春期に持つ「現実への幻滅・現実逃避」という悩みを取り上げているのだ。病院の中の少女達は、「彼女たちのほとんどは70年代になると病院を出た」という台詞からわかるように、いわゆる精神病患者ではない。皆、現実から逃げて病院に引きこもっているだけのだ。特に思春期に陥りがちな問題を取り上げ、「前向きな努力」という回答を与えているという点で、原タイトル「Girl,Interrupted……中断された少女(時代)?」」を「17歳のカルテ」に変えたセンスは素晴らしい。でも「現実は嫌」「だけど努力しなきゃ」と思うのは何歳になっても変わらないだろう。だから、全ての人に、特にいま現実で辛い想いをしている人に、この映画をお勧めしたい。8点(2004-01-16 23:00:25)(良:5票)

2.  トーク・トゥ・ハー 《ネタバレ》 人と人のコミュニケーションを掘り下げた、とても深い作品でした。愛する人と、ふつうに会話することは出来ても、心で繋がりあっていると思えず、孤独を感じるマルコ。だからマルコは、昔の恋人から離れていったし、リディアとも上手くいかず、昏睡状態の彼女に話しかけることも出来ませんでした。逆に、ふつうの会話は出来なくても、心で繋がりあっていると思えてしまうベニグノ。彼は、アリシアが昏睡状態だからこそ、何でも話すことができ、それで心も繋がりあっていると信じる人でした。でも、ベニグノの愛は、それがどれほど深い愛だったとしても、自分の中に閉じこもったもので、それが『死』への逃避という結末になってしまいました。しかしマルコは、自分とは逆のものを持つベニグノから、心で繋がりあっていると信じて話しかけることの大切さに、気付いていったのだと思います。それを最もあらわしているのが、最後、アリシアに話しかけられたシーンでしょう。アリシアは、ベニグノが愛情をもって話し続けることで、目覚めたのですから。心で繋がることの大切さを知ったマルコと、アリシアとの間には、どんな未来が待っているのでしょうね。7点(2004-02-16 16:39:31)(良:3票)

3.  ショーシャンクの空に 私が知人に聞きまわった限りでは、この映画は、半分位の人が「素晴らしい!こんな映画は他にない!」と思っていて、半分位の人が「確かにいい映画だと思うけど…つまらなくはないけど…そこまでいいかなあ?」と思っているようです。誰が見ても「つまらない」という評価はまず下さず、多数の人が「面白い!」と思うところにこそ、この映画の評価の高さの秘密があるのかもしれません。私は最初観たときに「そんなにいいかなあ…」と思いましたが、好きな人に「一番好きな映画」と言われ、あわてて見直しました。でも、それでもやっぱり、「そんなに…」です(笑)。この映画ほど、人の感性の不思議を感じる作品はありません。6点(2004-01-24 04:46:19)(良:3票)

4.  ブラックホーク・ダウン 純粋に、戦争アクション映画として観れば、満点の出来。しかし、実話を基にしているわりにソマリア人の扱いが非道いので、-2点。一方で、予告編の出来が素晴らしいので、+1点。差し引きで、この点数です。ちょうど9.11の直前に製作された映画ですが、一般的なアメリカ人の戦争観を、上手に表現しているのではないでしょうか。つまり、アメリカは世界の秩序を護る大国で、その正義に誇りを感じる一方で、アメリカ兵の命から膨大な軍事費までの、多大な犠牲を払ってまでで、世界に介入する必要があるのかという疑問。この両対立する意見のなかで、どちらかの立場に立ちつつも心情的に揺れ動かずにいられないのが、標準的なアメリカ人なのだと思います。この映画は、全体的に「アメリカの正義」寄りの内容ですが、その正義の「リスク」「コスト」を、極端な戦争批判に走りすぎることなく表現した点が、アメリカ人が死なないヒーローアクションや、戦争批判色が強すぎて一般受けしない戦争映画に比べれば、素晴らしいと思います。9点(2004-01-24 03:02:48)(良:3票)

5.  U.M.A レイク・プラシッド 弟の名前が「ユウマ」なので見ました。金返せ。2点(2004-01-24 04:19:22)(笑:2票)

6.  魔女の宅急便(1989) 「元気になれる映画」と思って観たら…その通りでした!キキが頑張って生きている姿を見ると、もっと努力しないといけないと再認識します。実は、小さな頃、一度観たことがあったのですが、その時は「つまらない」と思いました。子供の私は、ナウシカやラピュタのような、ドラマティックなストーリーを期待していたので。でも、この映画はクライマックスはどうでもいいんですね。全編を通じて観られる、キキの可愛らしい健気に頑張る姿こそが、この映画のテーマそのものです。本当に素敵な映画だと思います。辛い現実からちょっと逃げ出すことが出来て、でも現実の努力の大切さを認識させてくれて、観た後は元気が出る「よし頑張るぞ」って気分になれる………そんなのを映画に望んでいるんですよ!まさに、この映画は、それを達成した、偉大な作品です。10点(2004-01-19 02:58:05)(良:2票)

7.  MUSA-武士- 《ネタバレ》 娯楽性あるアクション映画としてはダメですね。それにしては、全体のテンポが悪すぎる。「歴史ドラマ・人間ドラマを、迫力ある戦闘シーンで、盛り上げている映画」という認識が良いと思います。 人間(キャラクター)は、かなり上手く描けていると思いました。当時の人々が当然に持っていた身分&差別意識をしっかりと表しながら(もちろん500年以上も前の、大陸の風習は全く知りませんが)、現代人にも共感できる、プライド・愛・憎しみ・人間関係のしがらみ・やるせなさ、といったものを、巧みに表現していたと思います。登場人物は多いし、彼らの過去も何も描かれていないのに、それぞれの価値観・個性がしっかりと描かれているんですよね。それぞれのキャラクターがしっかりしているから。だから、たとえば普通ならストーリーが強引すぎて「?」と思ってしまうシーンでも、「絶対的な地位にいる、主人公やヒロインの性格(自分の弱さを、我を貫くことで、誤魔化している)からして、当然の流れだよな」と思えました。それだけに、クライマックスになって、それまでヒロインに石を投げんばかりだった人々が、いきなりヒロインのために命を捨てようとした、ご都合主義的な展開は残念でした。ここに、もっと説得力を持たせてくれれば、+1点しても良かったのですが。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-05 02:11:40)(良:2票) 《改行有》

8.  CUBE これまでの人生で、心底からアイデアの素晴らしさに感動したのは、この映画のキューブという空間と、漫画『寄生獣』の寄生獣という存在だけです。両者に共通しているのは、アイデアを発展させるだけにとどまらず、その状況を活かして、人の心を上手に描き出していることです。だからアイデア一発に終わらず、心に残る作品になる。魂の作品です。9点(2004-04-29 21:17:27)(良:2票)

9.  ドラえもん のび太の日本誕生 《ネタバレ》 クライマックス。あのドラえもんが、あっさりギガゾンビにやられてしまう。笑うギガゾンビ。「わしは、23世紀から来たのじゃ!22世紀のお前には勝てないぞ!」・・・この何とも言えない強烈な説得力に、子供(当時)だった私は絶句しました。しかし、その後あっっさりタイムパトロール隊に、両手を挙げて降参したギガゾンビ・・・。タイムパトロール隊は何世紀の存在なんだろう、と思う前に、「どこにでもいる顔したジジイが黒幕かよ!」と、のけぞった。4点(2004-05-08 01:51:39)(笑:2票)

10.  タワーリング・インフェルノ 当時は斬新な傑作だったのかもしれませんが……。やっぱり古典は古典です。テンポが悪い。「ただそのストーリーを撮影しているだけ」のような気がしてしまいます(演出に工夫が無い。臨場感が伝わらない。カメラに動きが無い。無駄に長い)。それに、ビルの内装からして古さを感じずにいられないし、特撮もしょぼい。あまり緊張感が伝わってきませんでした。リメイクすれば、凄いものができるかもしれないけど……9.11があったからには、数年は無理だろうなあ。4点(2004-01-29 03:12:25)(良:1票)

11.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 「理想の相手と結ばれてしまうと、そこで満足してしまって、才能を開花させ夢を叶えることができない。だから、本当に好きな人とは、一緒になることができなくて正解だったのだ」…そう思えるようになる映画です。ちょうど、初めて観たのが失恋した時で、とても癒されました。もちろん、この考えはただの自己正当化なのかもしれません。でも、どうしようもない時に、前向きに考えられるようになることは、とても大切なことだし、実際にあのタイミングで観ることができて、本当によかったと思います。さらに、この映画のもっと良いところは、ただ癒されるだけじゃなくて、「(主人公のように)夢にむかって努力することで、いつか再び、めぐり会える日がくるのかもしれない」と思えることですね。過去の辛さを薄れさせてくれるだけでなく、これから前に進むために必要な『希望』を与えてくれるんです。……そして最後に、この映画の一番素晴らしいところは、どんな苦しみも、アルフレードのように自分を愛し見守ってくれる人が、思いやってくれたからなのかもしれないと、思いなおせること。それは、恋にかぎらず、苦しい時ほど忘れてしまいがちで忘れてはいけない視点だと思います。10点(2004-03-08 00:55:08)(良:1票)

12.  モンスターズ・インク 「モンスターは、人間の子供を愛してはいけない」。このキャッチコピーにやられて、観に行きました。何度も涙ぐみました…。ファンタジーあり・感動あり・ドラマあり・ロマンあり・アクションあり…まさに完璧なアニメです!本からスクリーンに飛び出した、大人も読める絵本です。現実から離れて、素敵な夢と童話を見たい人へ。10点(2004-01-24 03:31:16)(笑:1票)

13.  13日の金曜日(1980) 《ネタバレ》 9作目まで全て観たが、この一作目が一番面白かったです。当時中学生だったが、理不尽に殺されていく人物達をみて、本当に怖かった。ラストで「なんでワザワザ湖に出て行くの?」と疑問にも思いませんでした。「ああ良かった、全て終わったんだ…」とのんきに思っていました。その直後に、あのシーン……。6点(2004-01-17 03:13:55)(良:1票)

14.  トランスポーター 面白い!正統派の娯楽アクションでは、かなりの快作。欲を言えば、アクションに、もうちょっとスピード感が欲しかったかな。油べとべとの、モンゴル相撲ばりのシーンは、笑えました。監督は日本の漫画に詳しいそうですが、まさか「稲中」まで読んでるんじゃあ・・・。7点(2004-02-23 16:23:54)(笑:1票)

15.  火垂るの墓(1988) 私はこの映画が大嫌いです。でも、この点数を付けずにいられません……。なんで、こんな悲惨な映画を作ったのだろう、私は観てしまったのだろう。中学生の時に観て、本気で死にたくなりました。涙は出ませんでした。それは、共感といった所謂感動は全く感じず、ただただ、心が苦しかった痛かったからだと思います。その後10年近く経っても、こんなに「苦しい」映画は観たことがありません。だから、この点数を献上します。でも、二度と観たくありません。9点(2004-01-19 01:21:44)(良:1票)

16.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 この映画は、「絵に描いたような、理想的な家族」を描写したものだと思います。そして、それを、かなり達成出来ていると思います。父親は、今ひとつ社会的に成功しないタイプで、情けないところはあるけれど、家族をとても思いやっている……自分の苦難を、決して家族に当たったりしない人間。母親は、そんな父親と娘達を、しっかりと優しく包み込むことができる人。娘のうちの妹は、ひたすらに愛らしい。そして、主人公である姉は、そんな家族を客観的に、でもとても暖かい視線で捉えて、視聴者に紹介していると思います。「3つの願い事」をかなえた亡き弟・フランキーは、そんな家族がもった共通の傷であり、彼の死を克服していく過程を示すことで、この映画はより「理想的な家族像」を表現することに成功したのではないでしょうか。何にせよ、「家族愛」というテーマで、心暖まりたくなりたい人に、心からお勧めできる映画です。7点(2004-07-20 00:47:21)(良:1票)

17.  キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 クライマックスにて。主人公「つい取り乱して、惨殺したと?」ビル「それが真実だ」。……全身から力が抜けました。6点(2004-11-11 05:07:07)(笑:1票)

18.  依頼人(1994) ごめんなさい、スーザン・サランドンさん。ラストになっても、あなたを『エイリアン』のシガニー・ウィーバーだと信じて疑いませんでした。5点(2004-03-01 02:53:34)(笑:1票)

19.  スウィングガールズ 一般的には佳作なのかもしれませんが、自分には受け容れられなかったです。「ウォーター・ボーイズ」もダメだったので、きっとこの監督の作風が苦手なのだと思います。とにかく、テンポの悪さが気になります。大人数をつかって、お笑いみたいなのを演出しようと言うのが監督のスタンスのようですが、これが自分には「まとまりがなく、退屈」という感想になってしまいます。良くも悪くも、テレビ的なのでしょうか。近年の、テンポ良い編集技術が上昇したハリウッド映画ばかり観ている自分には、受けいれがたいものでした。5点(2005-03-20 05:21:12)(良:1票)

20.  ドニー・ダーコ 《ネタバレ》 映画の中で明快な解答を与えない、という時点で、どんなに考えても答えはないんですよね。ほとんど全ての推理小説も、ラストの解答はよく考えると矛盾だらけと言いますし。特にこの映画は、確信犯的に真相をはぐらかしています。だから、どんなに考えても真相はわからない。じゃあつまらない映画なのかと言うと、そんなことはない!私は映画が終わった後、何度も巻き戻して真相を確かめようとしました。ここまで観客を引っ張れるのは、やっぱりこの映画が面白いからですよ。意図的に解答を与えないで、それを面白さにしている。そういう意味で、この映画は凄いと思います。でも個人的には、過去に戻って自分を犠牲にして、ヒロインを救う物語だと解釈したいな。8点(2004-01-16 23:02:38)(良:1票)


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