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評価順1

1.  ミッドサマー  白昼夢のような映像の美しさ、検証欲を掻き立てられる世界観はたしかに魅力的だが、絵解きの前にまずきっちり楽しませてほしい。ゴア表現を抜いたら何も残らない内容で2時間半は長すぎる。  『ヘレディタリー』もそうだったが、この監督は作品の門構えをスプラッターにしないくせに、結局のところ「グロさが話題に!」という流れを期待しているのがずるいと思う。「話術で怖がらせてくれると思わせておいて、いきなり殴りかかってくる人」という感じ。そんなことされたら痛いのは当たり前で、暴力でイニシアチブをとる歪んだコミュニケーションでしかない。  殴られたときに出るアドレナリンは脳の防御反応でしかないのに、人はその興奮を「すごいものを見た!」という評価に繋げてしまう。これはただの狡猾なビジネスモデルだ。ホラー映画ファンだからこそ、0点をつけます。[インターネット(字幕)] 0点(2021-11-14 02:07:42)(良:3票) 《改行有》

2.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》  「恐竜を使ってこういう画を撮りたい」というコダワリは、このシリーズを続ける原動力として間違っているとまでは言わないが……もう「それだけ」になってしまってはいないか。インドラプトルがトリケラトプスの化石で串刺しになるシーンの向こう側に、作り手のドヤ顔が見え隠れする感じは不快ですらある。『ファイナル・デスティネーション』シリーズの、「こういう死に方面白くね?」のノリを恐竜でやっているだけである。  過去作のオマージュも散りばめられているが、これがまた安っぽい。特に、「あわや殺されるという瞬間に、横からTレックスが出てきて助かる」というシーン。これを何の脈絡もなく、「ほら、喜べよ」とばかりに入れてくるセンスの無さにガッカリ。  肝心の大筋はというと、人間たちが「恐竜保護派vs恐竜利用派」に別れて争うという、『ロスト・ワールド』の轍を踏む退屈な展開。「恐竜vs人間」以上に明確かつ感情移入できるスリルはないのに、なぜそこを大事にしないのだろうか?  初代『ジュラシック・パーク』はどうしてあんなにも手に汗握るか。それは劇中でもサトラー博士が言っているが、「愛する人が命を落とすかもしれない」という恐怖を擬似体験するからだと思う。それは人物が「生きている」と思わせて初めて成立するもの。気の置けない恋人同士(グラント博士とサトラー博士)。姉弟(レックスとティム)。血の通った脚本と役者の演技力が、観客に「この4人が死ぬところは見たくない」と思わせるパーソナリティーを生んでいる。  以降の作品の主人公たちは、どうにも生きていない。揃いも揃って「ひねった家族関係」の設定(両親が離婚していたり夫婦仲が冷めていたり兄弟仲が悪かったり)が与えられている上に、それを掘り下げるわけでもない(なぜなら本筋ではない)から、どうしても短い時間の中でパッと好きになりにくいのだ。オーウェンとクレアに至っては「ワケありの男女」というしょーもない設定で、この二人の間にどれほどの絆があるかもわからない。『ロスト・ワールド』以降、キャラクターたちが死のうが生きようがどうでもいいと思えてしまうのは、このあたりに原因がある気がする。  ただ、それでも「かっこよかった!」と思わせてくれるクリス・プラットのスター性はすごい。[インターネット(字幕)] 5点(2021-02-28 19:13:05)(良:3票) 《改行有》

3.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》  私は『オトナ帝国』を何回見てもボロボロ泣くが、へそ曲がりなので「クレしん映画=感動」とはみなしていない。しかし世間では、「泣けるクレしん映画」はもはやブランド化されていて、誰もがそれを期待している。  今回の『ロボとーちゃん』は、そんな風潮に対する製作者側の照れ隠しのようなものを感じた。後半の五木ひろしロボのくだりは、「感動作の面構えにせず、あくまでギャグで見せたい」という理由のみで付加されているように思える。なぜなら黒幕の「古き家父長制の復古」という野望と噛み合っていなく、ストーリー上の必然性がまったくないからだ(ギャグ単体としては個人的には笑えた)。  国民的アニメ映画の制作体制というのは、ポーカーで言えば「それなりの役が約束されている」ようなもの。ただし観客側は中途半端な役が見たいのではなく、きちっと5枚全体で「ストレート」や「フラッシュ」を見せてもらいたいのだ(すべての要素が完璧に絡み合った『オトナ帝国』は間違いなく「ロイヤルストレートフラッシュ」)。  その点、『ロボとーちゃん』は「泣けるペア+笑えるペアのツーペア」という印象。プロットに組み込めていない「余分な1枚」(黒岩署長がナルシストである意味・段々原の存在意義…など)も内包してしまっている。  でも、それぞれのペアがエース級なので満足感がある。7点以上をつけるには値すると思う。[インターネット(邦画)] 7点(2021-02-21 12:21:04)(良:1票) 《改行有》

4.  かもめ食堂 《ネタバレ》  画作りと独特の空気感は面白いのだが、「ハートウォーミングなドラマです」と言われると、どうもしっくりこない作品。  サチエもミドリもマサコも、特に強いこだわりがあってフィンランドに来たわけではないと言う。でも、北欧ってふらっとたどり着くような場所だろうか……まずここから、疑ってかかってしまう。「みんな嘘ついてない?」と。  サチエのパーソナリティーも最後まで掴めない。初対面のミドリを家に引き入れたかと思えば、人嫌いのようなそぶりを見せるのはなぜなのか。即興の「こじつけトーク」で舌をペロリと出したりするが、それは核心を突かれたくなくて、話題を逸らすための術なんじゃないのか。たまに垣間見せるホンネ(父との関係など)すら、嘘のように思えてくる。  いったん否定的な反応を見せてから、「いや、いいんじゃないですか」と付け加える会話の多さに、すべてが表れている気がする。この「本当は心を開いていない感じ」が、最後まで引っかかってしまった。[地上波(邦画)] 6点(2021-05-20 19:21:16)(良:1票) 《改行有》

5.  映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット 《ネタバレ》  そもそもこのシリーズに『賭博黙示録カイジ』のような「ひりついたギャンブル」は求めていない……というのが、賭ケグルイファン共通の認識だろう。原作マンガからして、「ギャンブルというテーマにかこつけて、かわいい女の子にR-18スレスレの性表現をさせること」を目的とした青年男子向け作品にすぎない。  とはいっても、「目新しいルールのギャンブル」や「奇想天外なイカサマ」はマンガ的には機能しているし、何よりキャラクター作りとセリフ回しが絶妙に巧い。その素材を生かしつつエロを抑えてバランスをとったのがアニメシリーズで、さらにそこから「きれいどころの芸能人が顔芸をする話題性」で売ったのが実写シリーズ……という流れであり、それぞれがそれぞれの良さを持っている。  ところがこの映画2作目で敵が仕掛けてくる行為は、ギャンブルですらない。「人質をとりました。ゲームであなたが勝ったら人質を殺します」という、中身のゲームを何に置き換えても成立する単純な暴力だ。後半のロシアンルーレットではイカサマが行われるが、「銃弾がフェイクなのを知っているのは俺だけ。ディーラーも俺の味方。だから俺が100%勝つ」という小学生が考えたようなシロモノ。これに主人公はこっそり実弾を混ぜることで反撃するのだが、もはや駆け引きにすらなっていない。  ゲームはシンプルでもいいので、映画1作目のように「敵の驚異的な能力(カードをシャッフルしても順番を見失わない動体視力)に翻弄される」とか、「敵が政治的な理由でわざと負けようとしていることに気づき、自分も負けを目指すことで勝負に引きずり戻す」といったような、気の利いたものが見たかった。[インターネット(字幕)] 2点(2021-09-27 23:06:57)(良:1票) 《改行有》

6.  ピーターラビット 《ネタバレ》  冒頭のおじいさんがサム・ニールだとは気づかなかった。面白かったのは、人間が電気ショックで何度も吹っ飛ぶところくらい。この内容で「ピーターラビット」の看板を掲げる意味はよくわからない。  アレルギー反応などのブラックジョークを入れるなら菜食主義なんかもネタにしてほしかったし、いっそ原作に寄り添って「食うか食われるか」みたいな、動物がお互いに食べ合うことの意義なんかを感じさせてくれるプロットなら面白かったのにと思う(それこそピーターのお父さんはミートパイにされているわけだし)。  隣家の畑を荒らすところから始まって、その畑で大手を振って過ごせるようになって終わり……という、不遜な若者が不遜な若者のまま終わる成長のなさもスカッとしない。[インターネット(字幕)] 4点(2023-06-07 22:44:29)(良:1票) 《改行有》


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