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1. そして父になる
《ネタバレ》 知らぬが仏とでも言えば良いのだろうか。
言うだけ言って、選択を委ねる病院は無責任だ。
4人の親が全く異なる性格の持ち主であるのが面白い。
気の強い真木よう子、おちゃらけていてるリリフランキー、気難しい福山雅治。
そして静かに苦難を受け入れる尾野真千子。(個人的には彼女のキャラクターが一番すきだった)
様々な個性と考えがぶつかり合い、最後には子供だけでなく親たちも成長している。
一方で、斎木家の描写をもう少し観てみたたいとも思った。
リリー・フランキー演じる斎木雄大もなにかバックストーリーを持っているはずだ。
最後風呂の中で慶太くんが静かに見つめる雄大のタトゥーがそれを暗示している様に感じた。
そして、父になるというタイトルのセンス素晴らしい。
最後双方がどちらの選択を取ったのか観客の我々には分からないが、
どちらの選択をしても今後苦難が待ち受けているのは間違いない。
それでもどちらの家族も応援したい。そしてどちらの家族もその苦難を乗り越える事ができるだろう。
そんな風に思わせてくれるちょっと悲しいけど爽やかな映画だった。[インターネット(字幕)] 8点(2017-08-27 19:26:35)(良:2票) 《改行有》
2. 風立ちぬ(2013)
菜穂子と再会するまでの時間が少々長く中だるみ感は否めませんが、最近のジブリ作品の中では間違いなく当たりだと思います。物語に内容は少ないですが、映像が綺麗で飛行機がとにかく事細やかに描かれており感動しました。
[映画館(邦画)] 7点(2013-07-31 20:17:59)(良:1票) 《改行有》
3. 四月物語
《ネタバレ》 岩井俊二が撮影する少女は躍動感にあふれている。
この作品の松たか子も例に漏れず。二十歳の松たか子は衝撃的にキュートだ。
特に最初の荷物が運ばれてくるシーン。
引越し業者をどうにか手伝おうとする彼女の行動に自然と笑みがこぼれてしまった。
優しくてどこか繊細な彼女。
(他のレビューワーさんが記述しているように)
この映画はそんな兎月の日常の一部を描写するプロモーションビデオに近い。
4月という短い期間を切り取った不思議な魅力を持つ作品。
最後壊れた赤い傘で雨を凌ぐ彼女の姿とそこに浮かぶ笑顔。
なんだか明るい未来の兆しが見えた。[インターネット(邦画)] 9点(2017-05-24 21:33:04)(良:1票) 《改行有》
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