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プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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1.  アンナと過ごした4日間 《ネタバレ》 ああ鳩時計…。犯罪まがいではあるものの、彼なりにずっと見守っていたこと、そして心の底にある「愛」という言葉を口に出して告げたことに少しほっとした。女性として、アンナの立場で考えると当然過ぎるラストだけれど、ほの暗いばかりの主人公の人生にまた灯火が着くことを祈ってしまう。多少笑いも含めながらこんな物語を作ってしまう監督に感心した。[DVD(字幕)] 9点(2010-08-23 01:48:52)

2.  赤目四十八瀧心中未遂 《ネタバレ》 「あんたはあかんな。」この一言に尽きる。昔の少年のミイラだ、などと形容されていた木訥な主人公は、わかったような口ぶりで過去から逃げて「折角死んでいるのに…」などとのたまう。綾と赤目へ落ちて行くにしても、厚い情に押されてというよりも成り行き上そうなったという感じで、本気で死ぬ覚悟もなく、何一つ成し遂げられない弱さが顔に滲んでいる。生卵を丸飲みして微笑み、背に彫った「迦陵頻伽(カリョウビンガ)」のようにどこかに羽ばたきたがる綾に、心を見透かされても仕方ない。綾と別れた後、彼は闇の中にでも堕ちていくのだろうか。この物語は、自身の業を引きずって歩く男の姿を、暗い視線で描いた秀作だと思った。映画は2時間半以上の大作だが、最後まで興味深く観られた。主人公の気持ちを映すような暗い黒っぽい画も美しく、瀧のシーンは、濃い緑のなか浮かび上がるような白い服の二人が印象的だった。恋や情で繋がるのでなく、「死ぬに死ねない」という部分で繋がった悲しさがいっそう二人の道行きをを美しく彩っている。良い邦画に出会えたのが嬉しい。[映画館(字幕)] 9点(2005-03-21 03:23:37)(良:2票)

3.  愛を乞うひと さまざまなメディアで「児童虐待」が話題になってから何年くらい経つだろう。ただ、表面化してきたのが最近というだけで、根深く暗い理由のもと、昔から連鎖的に繰り返されてきたことなのだろう。うるさいメディアの声で臆病になり、ビデオ化されたこの作品をいち早くレンタルした時、私は妊娠5ヶ月だった。自分でもちょっと冒険だと思った。戦中戦後の嵐のような時代を潜り抜け、心から愛する男との間にもうけた子供を猛烈なやり方で虐待する母の姿は、憎らしく、痛ましくもあった。彼女が暴力を振るう理由が知りたくて、暴力シーンも我慢しようと最初に誓ったが、物語に惹きつけるものがあり逆に止められなくなってしまった。理由についてははっきりとはわからなかったが、ラストのバスのシーンはそれまで我慢して暴力シーンを見てきた後のご褒美のようだった。虐待を繰り返さなかった主人公に、すっきりと賢く育った娘が言うセリフがすべてを救った。あの時期に見てよかったと思う(人には勧めないが・・・)。そして、二役を演じた原田美枝子が数々の賞を受賞したのも納得がいく。すばらしい力作です。9点(2004-01-06 00:13:24)(良:1票)

4.  アルバート氏の人生 《ネタバレ》 ただただ悲しい映画。 「君の名前は?」 「アルバート」 「いや、本当の名前は?」 「……アルバート」 生き抜く術として男となった2人の悲しい会話に唇を噛む。 妻をめとってささやかに生きようとするも何かしらぎくしゃくするアルバートに、 自分を解放しろ、とドレスを着せるミスター・ペイジ。 不格好な2人と曇り空の海岸線に泣けてくる。 金、病気、労働階級と色々な立場での「弱者」がこの作品には多く出てくる。 ふた言目には「アメリカへ…」と遠い地に夢を馳せるアイルランド人達。 真面目に生きてもそれが幸せに繋がらなかったアルバートの姿は、 この時代の疲弊した社会をそのまま投影しているようだった。 新しく生まれた男の子には、せめて明るい光が差し込むことを祈るばかり。 グレン・クローズは、こういった苦しみを抱える人物が当たり役としか言いようがない。[DVD(字幕)] 8点(2013-09-29 14:33:23)(良:1票) 《改行有》

5.  ANA+OTTO/アナとオットー 全編、青い霧に包まれたような映像。かといってあまり冷たさを感じないのは、アナとオットーの想いが溢れているからか。でも、後半になって唯一無二の片割れを追い求める狂おしさにブレーキが掛かってしまう。偶然の持つ神秘性も、越えられそうで越えられない稜線を感じてしまった。それでもやはり、二人がお互いに感じている強い引力が眩しくて羨ましい。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-06 21:28:33)

6.  ある公爵夫人の生涯 《ネタバレ》 重い重い女の性。時代が古いとは決して言い切れない、現代だってこれと同じような出来事で沸き立つ波に飲まれていく人は大勢いる。ひとつひとつ踏みしめながら日々を生きるジョージアナの人生を静かに見守った。友人エリザベスとの関係も、不思議に思いつつお腹の底で何となく理解できた。田舎で産んだ娘の名前(イライザ=エリザベスの愛称)で、翻弄される女同士の見えない絆を感じる。この大河ドラマの主役はキーラ・ナイトレイには重荷かと思ったけれど、どうしてどうしてラストで貫禄さえ感じる姿を見せてくれて、なかなかの頑張りだった。そしてどこかほころびやつれた悲しい公爵が、今のレイフ・ファインズにぴったりの役柄なんだと確信した。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-12-25 01:19:54)

7.  愛のむきだし 《ネタバレ》 いくらなんでも長すぎる。これは罪です。ただ私は、奇抜で不気味なキャラ達がスピードに乗って血まみれで活躍する前半ではなく、爆発するようなパワーで呆れ返るほど愛を唸りまくった後半を評価したいです。やりたい放題やって散らばったものを、観る人の胸を貫く一本の矢に仕立てるための時間だったんだと思って許します。ベートーヴェンの使用で+1点です。[DVD(邦画)] 8点(2010-03-09 00:38:25)

8.  悪魔の手毬唄(1977) 市川崑の金田一映画は漂う空気の湿っぽさがたまらない。邦画特有の闇と悲哀と、かすれたような色の美しさが堪能できる。今作は脇役がなかなか粒ぞろいだったが、磯川警部役の若山富三郎が突出して素晴らしかった。どっしりと静かに構えて、さらに人情味溢れていた。最近こんな役者を観ていないので、軽くショックを受けた。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-30 09:48:18)

9.  愛・アマチュア 《ネタバレ》 なんだか不思議な感覚が残る。犯罪が絡んだストーリーなのにスピード感や緊迫感が無い。個々のキャラクターが個性豊かで見ていて飽きなかった。イザベル・ユペールとマーティン・ドノヴァン(今回初見の俳優)のカップルがなぜかしらとても素敵に見えてしまった。特にふわふわと浮遊感のあるイザベルには驚きだ。元尼僧のポルノ作家というヘンテコな設定で、時折爽やかさまで感じる。ストーリーが特別面白いわけではないのに(かえって解り難い)なんだかんだと最後まで引っ張られてしまう感じ。ああ、こんなよくわかんないけれど印象に残る映画にまた出会ってしまった。点数を付けるのがとても難しかったが一応合格点ということで…。ハル・ハートリーという作家の作品をまだまだ試してみたくなった。8点(2004-06-02 16:52:13)

10.  アマロ神父の罪 《ネタバレ》 良くまとまった面白い映画だった。しかしこの重苦しさはいかんともしがたい。見終わった直後、誰かに助けて欲しいような気分になった。若き神父アマロは、神父としても人間としてもまだまだ未熟な存在。出世のための世渡り術にしても、アメリアへの想いにしても、手探りで一歩一歩先に進んでいるような感じだ。ただ、一貫して神父としてのキャリアに執着があり、物語を見守るものを唖然とさせるラストもそれによって引き起こされる。私は、未熟で身勝手なひとりの若者の行動に人間臭さを感じ、「呆れた人だ…」とため息をつきながらも、なぜかあまり腹立たしさを感じなかった。僅かばかりかもしれないが彼の中にきらめく“良心”を、この出来事が一生ギリギリと締め付けるのかな、と思うと少しやるせない気持ちにもなる。不謹慎だろうか?でも大罪を胸深く仕舞いこんで生きていく辛さは、どんな罰より厳しいだろう。最近個人的に注目しているメキシコの風景と流れてくる聖歌の美しさも手伝い、暗い物語ながら一度は見て欲しいと人に勧められる作品だ。8点(2004-05-29 02:58:06)

11.  アデルの恋の物語 《ネタバレ》 心の中の光であるイギリス軍人ピンソンを、恋で盲目になったアデル嬢が心を切り裂きながら追いかけるお話です。紙を買っては溢れる想いを書き記す彼女の瞳は、最初から明らかに半分夢の中を漂っていました。心を病んで病院に入ってからも、書く行為は延々と続いたそうです。アジャーニの何かを乞うような、訴えるような瞳は、美しくもあり怖くもあります。ピンソンという男ではなく、恋の持つ得体の知れない闇に捕らえられた人間のおろかさ、悲しさを彼女はしっかりと演じていました。もう30年近く前の映画!アジャーニの才能に驚かされます。8点(2004-02-19 02:19:52)

12.  アーティスト 多くの人が楽しめる、愛らしい映画だと思いました。でも、実験ですよね、これ。いつの時代に作られたとしても、「今」の血が流れているものが私にはいいみたい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-06 21:56:46)

13.  赤い靴(1948) 《ネタバレ》 1900年代初頭に華々しい活動を行ったバレエ団、バレエ・リュスがモデルとなっている(振付師役は実際にバレエ・リュスで活躍したマシーン氏)。主人公ヴィッキーの栄華と最期には、自らの心とバレエ団オーナーとの狭間で揺れて心を壊した天才ニジンスキーの影を重ねずにはいられない。「赤い靴」の舞台で、くるくると絶え間なく回り小刻みにステップを踏む彼女の姿はある種機械的で、何かに取り憑かれたのよう。「踊るため」に存在するはずだった彼女が、踊り以外のものに心を捧げたことで崩壊してしまうラスト、レルモントフの叫びがキリキリと痛いほど耳に響く。一昔前の作品ゆえの普遍的な美しさと、モイラ・シアラーの鮮やかな足裁きをデジタルで再現してくれたスコセッシに感謝。[映画館(字幕)] 7点(2011-09-11 17:04:14)

14.  愛を読むひと 《ネタバレ》 とてもいい話だった。無骨で悲しい女性の人生を、ウィンスレットが見事にやってのけていた。しかし、文盲の少女が「仕事」ということで収容所の看守になる、その過酷な時代の流れを考えながら登場人物の心情を思いやるのは、やはりこの問題を深く知る欧米人でないと難しいのかな、と思った。また、映像作品として心を惹きつけるものも見あたらず、長い時間を無理に凝縮した感じが残念だった。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-29 11:39:16)

15.  アヒルと鴨のコインロッカー 前半種をバラバラと撒き散らし、後半はそれをひとつずつ拾っていくというような展開でした。種明かしの驚きは大したことはなかったけれど、物語に含まれた黒さや切なさにほんの少し胸がヒリヒリしました。主人公役の濱田岳さんは瑞々しくてとても良かったです。ラストの駅のシーンが、あとちょっとだけカッコ悪ければ最高だったなあ。彼の活躍で点数少し上乗せです。[DVD(邦画)] 7点(2008-04-19 02:39:42)

16.  アース 素晴らしく美しい映像を大きなスクリーンで見られただけで満足度が高い。ドキュメントの雄BBC、さすがの実力である。自然の中で生きるものの姿をそのまま映す、その観客からは見えない苦労は想像を遥かに超えるものだろう。最後に入った地球温暖化についてのセリフが取って付けたようだったけれど、動物たちの生き抜く姿はいくら見ても飽きることなく興味深い。ドキュメントなので低めの点数。[映画館(吹替)] 7点(2008-01-20 23:17:17)

17.  あなたになら言える秘密のこと 《ネタバレ》 これも非常に静かな映画。全ての物質との間にフィルターを置いて生きているハンナと怪我人ジョゼフとの会話もずっと静かで、どのあたりでハンナの心のスイッチが入ったのかよく分からなかった。彼女の過去があまりにも壮絶であり、その事実にジョゼフ以上に観るものの心がざわついてしまうけれど、孤独を好む人それぞれを映した前半から一転、他人をまるごと包み込んで生きようとするジョゼフ、彼を受け入れるハンナの姿を捉えた人の心のドラマだと思う。最近の流行なのか必要以上に揺れるカメラにちょっと減点。だけど(多分ひいき目が過ぎるけれど)ハビエル・カマラはいつもどおり素晴らしかった。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-15 21:51:25)

18.  アニーよ銃をとれ 《ネタバレ》 主役ベティ・ハットンが終始スーパーボールのように飛び回っている楽しい映画。賑やかで見せ場もあってもちろんロマンスもの娯楽大作。最初に驚いたのは、ハワード・キールの歯の輝き。登場シーンで微笑んだとき、あの真っ白いスーツ以上にギラリ~ンと光った歯!うちの月賦で買った液晶テレビは、50年以上の歳月を越えて届けられたギラリ~ンを正確に再現した。そらアニーも目玉グリグリさせて一目ボレするわな。ちょっとするとドスの利いた歌声になっちゃうけど、ピンクな女の子を目指しちゃうわ。世界各国でもらった勲章ぶら下げたって、恋する娘の気は晴れない。そこで出るパパの名ぜりふ「恋は銃で射止められない」!そうよ、引くのも必要、勉強になるわ。ビーズ沢山のウェスタンウェアも可愛いし、女の子にお勧め。[DVD(字幕)] 7点(2007-04-22 10:02:18)

19.  アルビノ・アリゲーター 《ネタバレ》 三人寄れば派閥ができる…職場の先輩が言っていた名句。この状態をよく表現している面白い映画だったと思う。逃げ場のない空間、知的温厚派とキレた武闘派のあいだで、どっちつかずの男がメトロノームの針みたいに振れる。あのやじろべえがマット・ディロンという配役も絶妙。密室内での彼の心理が主だった筋になっている。でも、中盤フェイ・ダナウェイが説明セリフを言うのが変だし、ヴィゴの設定はもうちょっと活かせた気もするし、何よりラストが後味悪すぎた。少し点数低め。だけどフィクトナーの二の腕はスゴイなあ。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-10-21 09:42:40)

20.  アメリカン・スプレンダー 映像の合間に実在の本人が出てきて「ああ、そうだよ。」なんて言うこの映画の作り方、ちょっと馴染めなくて実は苦手。それなら一貫してドキュメントとして仕上げればいいのに…、と多少苛立ちながら観ていたんですけど、やっぱりこの題材がダメダメちゃんな私には捨て置けない。まったくの日常を描き、その中の輝きや愛おしさをサラリと表現したコミック『アメリカンスプレンダー』。作品そのものの主人公の人生とダメダメな風貌にクスクス笑いを送りながらも、微かに感じる優しさや寂しさが胸に来る。強いぞエライぞすごいんだぞ、と聞き飽きたセリフで真正面から来られるよりも、こんな変化球でアメリカの側面が観られるのはいいことかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2005-09-17 02:30:48)

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