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1. アナと雪の女王
《ネタバレ》 全体的にハラハラドキドキ,ストーリーがどこに向かうのかとたのしく観ました。
しかし,終わってみると「なんか脚本が大味だったなあ」という印象。
序盤もいきなりアナが怪我をしてしまうけど,それまではエルサの魔法が隠されていなかったのはなぜ?
オラフによってアナは閉ざされた記憶を取り戻すかと思えば別にそれもなく,急にハンスは悪役に転じてしまうし(本気で恋をしていたけど,部下たちにそそのかされて…とかならわかるけれど。途中までは命を張っていたのだし),
ラストもエルサがいきなり魔法をコントロールできてしまってビックリ。
もう少し自分の成長に戸惑ってくれてもいいのに。
有名な主題歌も,「すべてが解決して素直に生きる幸せ」を歌っているかと思えば,開き直りの歌でビックリ。
メロディとは関係なく和訳した人の訳文を見ると,「己を解き放て」という感じで,だとしたらそちらの方が映画の流れとしてはよかったな。
同じメロディで,エンディングでは違う言葉を歌ってもいいわけだし。
これはちょっと番宣に踊らされてしまいました。
全体的に,子ども向けにわかりやすくしたのかもしれないけれど,もう少しだけ丁寧にもできたのではないかと思ってしまいました。
いろいろ文句を書いてしまったけれど,絵はすごく綺麗だし,動きもとても丁寧。キャラクターはみんな愛らしい。歌も素晴らしい。本当に脚本さえもう少し丁寧なら……!!!と悔しく思ってしまいます。アナとハンスの歌もとってもいいデュエットなのにストーリー上残念な歌になってしまったがもったいない。[映画館(吹替)] 7点(2016-12-13 18:06:12)(良:3票) 《改行有》
2. アメイジング・グレイス
《ネタバレ》 あの「アメイジング・グレイス」にこんな背景があったとは。中世から近代の境目のイギリスの描写もよかった(政治家のカツラとか)。イギリスの奴隷貿易自体もほとんど知らなかったので、こういう形で知れてよかった。
夫人との出会いや,運動家としての挫折。そこからの回帰。
歴史映画としてもいいが,1人の男の人生としても,とても良い映画でした。胸が熱くなった。[映画館(字幕)] 10点(2016-04-17 18:48:46)《改行有》
3. アレクサンドリア
《ネタバレ》 とてもよかった。
古代ローマの哲学者たち、女ながらに学識を持ち一目置かれるヒュパティア、台頭するキリスト教。この時代にとても興味があったので満足。
情景もよかったが,そこで語られる学問の姿もとてもいい。[映画館(字幕)] 10点(2016-04-17 18:47:18)《改行有》
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