みんなのシネマレビュー
nobo7さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 207
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  影武者 《ネタバレ》  いかにも大作って作りで、お金もかかってるのだが、表現や迫力に凝りすぎ。ストーリー展開のテンポと、その迫力や表現がシンクロしていればいいのだが、冗長と思われる部分が多かった。   同じような設定で、シナリオ次第では、テンポの良い迫力満点の痛快娯楽作品にもできたであろうに、黒澤監督が芸術方向に向かいすぎて、娯楽として映画を楽しみたい一般の観客を置いてけぼりにしている感が否めない。  白黒時代の名作は、娯楽としてのシナリオの面白さと映像表現の見事さがぴったりシンクロして何も考えずに見てもしっかり楽しめた。  しかし、この映画は、映像表現の素晴らしさは判る人が観ると判るのだろうが、シナリオやテンポは何も考えずに楽しめるものではないと思う。  主人公始め、各登場人物の心情描写があまりにもステレオタイプで、感動も感情移入もしがたい。主人公の喜怒哀楽や、突拍子も無い行動をもっとエピソードとしていっぱい組み込んで、笑いやハラハラドキドキをたくさん取り入れた人間臭いシナリオだったら、娯楽作品としてももっと良くなったのではなかろうか。  芸術としての評価はよくわからないが、普通に楽しみたいという観客を置き去りにした監督の贅沢に付き合わされたような印象。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-22 21:22:44)《改行有》

2.  蟹工船(2009) 《ネタバレ》  原作を大胆に脚色した構成だが、原作の持つ時代背景、テーマの強さ、深さに完全に負けた感じ。  1953年版と比べると格段にフィルム事情、撮影技術も進歩しているはずなのに、舞台劇程度の場面展開しかなく、画面の迫力が格段に負けている。  松田龍平はじめ、個々の役者の演技や心理描写は光るものがあるのだが、原作の持つテーマをなぞってちょっと光らせてみました程度で、大胆に切り込んだ感じはなかった。  原作、1953年版を完全に忘れた状態で見れば、少しは評価が上がるかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-02-14 01:00:17)(良:1票) 《改行有》

3.  蟹工船(1953) 《ネタバレ》  原作の雰囲気をうまく伝えている。白黒のやや荒れた映像も、物語の暗さ、救いの無さにマッチしている。  蟹工船の悲惨さを、当時の技術でここまでしっかりと映像化したのは脱帽もの。  役者である山村聰、監督としてきっちり仕事しているが、出演する必然性はなかったかも。物語の根幹に関わるものではなく、いろんな過去を持った乗組員の一人という役回りで、全体の中で本来そんなに出番があるべきではないのだが、ちょっと存在感を出しすぎ。  役者が監督ということで、出番を多くできず、無理して存在感をだそうとした感じで違和感があり、監督に徹するか、大事な役に回るか、どちらかにして欲しかった。  それ以外は、しっかりとした構図、演出、展開で、文学原作の映画として、独自の解釈や演出は控えめにして、真面目にそのままの雰囲気を出すことに成功していると言える。  ただ、原作の重さ、暗さがそのままの迫力で表現できてしまったため、後味の悪い、楽しめない映画でもある。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-02-13 17:40:51)(良:1票) 《改行有》

4.  カーズ 《ネタバレ》 車の種類・年式自体から来る印象と擬人化したときの性格が付けとが絶妙にマッチして、完全に感情移入してしまった。  圧倒的な質感のフルCGで迫力と美しさはさすがピクサー、かつ、車の擬人化した動きも自然で、ストーリーもどこかで見たことあるようなものであるが単純明快で判りやすく、誰が見ても爽快感があってホロッとして暖かくなれる。  娯楽映画としては一級品。誰でも理屈抜きに楽しく見られること間違いなし。  一番のツボにはまったお気に入りのシーンはトラクターころがし、、農学部出身なもんで(^^; [DVD(吹替)] 7点(2010-07-01 02:03:34)(良:1票) 《改行有》

5.  カリガリ博士 《ネタバレ》 映画の発達史を考えると、当時としては非常に画期的なセット、描写ではあったのだろうし、その突飛さはなかなかのものだと思う。  が、面白く見て楽しめるかというと、×。  ストーリーは最後の結末含めて、ある程度しっかりしているのだが、サイレントのテンポと、役者の大仰な演技に違和感ありまくり。  「戦艦ポチョムキン」もそうだったが、映画ファンなら勉強の意味で一度は見ておくべき映画なのかもしれないが、楽しもうと思ってみると後悔します。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-01 01:44:45)(良:1票) 《改行有》

6.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》 リアル路線のハイレベルの作品である。  怪獣に対して人間がどう対処すべきかをかなり真面目に扱っている。  設定や人間の行動に無理がある部分がやや多い感じはするが、恐怖感をあおる場面、ほっと緩む場面、人の性格付けと感情に関する描写はしっかり映画として楽しめる。  いずれにしても、いろんな方向に紆余曲折していたゴジラシリーズの良いところを集めて、リアル路線で仕上げましたという感じで、劇中でタクシーの運転手に「怪獣を見たければ映画館へ行け」というセリフを言わせるなど、以前のガメラシリーズ、ゴジラシリーズを越えて新しい物を作ってやるという、監督、脚本以下スタッフの熱意が見えて、非常に好感が持てる。  まず、敵怪獣に対する恐怖感を見る者に植え付け、味方怪獣の登場へとつなげていくというストーリーは、ゴジラシリーズの「ゴジラ対ヘドラ」に近いテイストであるが、決定的に違うのが、ゴジラは既に知られた味方怪獣であり、この作品でのガメラも最初は人間の敵という位置付けで登場して徐々に味方であることが判明し、その展開に人間のリアルな対応があるという点。  最初に主人公ありきという過去のシリーズのシガラミを振り切った上で、ストーリーと共に人類の味方であるという性格付けを新たに構築したことで、説得力のある優れた脚本となったと思う。  ゴジラシリーズは、ゴジラの性格付けは1984に一度リセットしたが、初代ゴジラがあまりに名作でゴジラの出自までは変更することができず、以降の作品ではどの作品でも最初は明らかに敵でかなり無理な論理で人類の敵をやっつけてなんとなく味方になり、でもやっぱり敵のまま去っていく位置付けになっているが、ガメラでは出自を含めて完全にリセットできており、作品中で論理的に行動から判断して未確認の敵から味方に変化していることがこの出来上がりの差につながっていると思う。  毎年シリーズで作り、固定ファンが見る分にはゴジラの方向にならざるを得ないのだろうが、後になって1作ずつ評価した時には、このガメラの脚本に軍配が上がる。  人間の行動のリアルさでは多少の難はあるが、民衆の恐怖感の描写や展開の緩急のつけ方でそれを感じさせない優れた脚本だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-07-01 01:34:56)(良:2票) 《改行有》

7.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》 「怪獣映画」の中では、かなりハイレベルであるのは間違いない。「ゴジラ」のしがらみがないと、これだけのものが作れるのかと感心してしまった。  レギオンが宇宙からの未知の生物、ガメラは地球を守る神格化した生物とすることで、その存在は論理からは切り離し、レギオン対策をする人間の行動は映画的な脚色を加えながらも現実的で説得力があり、パニック映画としても一級品。  架空の組織、架空の兵器、架空の科学力は一切なく、無駄な攻撃や有り得ない英雄的活躍もなく、あくまでリアルにこだわった感があり、それが全編途切れることのない緊迫感を生み出している。  ゴジラシリーズでは「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」よりも「ゴジラ対ビオランテ」が一番近いテイストだが、「ゴジラ対ビオランテ」では架空兵器や科学的に突飛な仮定をおいている部分があり、ここまで硬派に徹し切れていなかった。  ただし、全体的に極めて真面目に作られている分、緩むシーンが極めて少なく爽快感に欠けており、冒険活劇というより戦争映画を見たような印象も拭いきれない。  さらに民衆の恐怖感、登場人物の感情のドラマ(恋愛とか友情とか)をうまく織り込めば、ハリウッド並みのA級の娯楽大作になったかもしれない。(ゴジラシリーズを見ていると中途半端に織り込んで失敗する可能性もあるが。)  あと、最後はもう少し尺を長くしてもいいから、自衛隊が論理的に2匹の怪獣の攻撃パターンを解析し、ガメラの攻撃を助ける有効な攻撃をしてレギオンを倒すシナリオにしてほしかった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-07-01 01:29:30)(良:1票) 《改行有》

8.  怪獣総進撃 《ネタバレ》 9作目。全ての怪獣がコントロール可能な武器として扱われており、怪獣らしさがなくなってしまった。そのかわり、人間対異星人の冒険活劇として割り切って作ればいいものが出来そうなのだが、前作同様、話の展開に綿密さがない。「怪獣」とか「宇宙旅行」自体はありえない話でも、ストーリー展開とか時間概念とか人の行動とかがありえない展開ではダメ。  まあ、それでB級ムードが高まってくれるので、個人的には嫌いではないが。  前作よりは怪獣が派手に破壊活動をしてくれて特撮も力が入っていたが、脚本も特撮も子供だまし過ぎてダメダメ感満点。  さらに、「2001年宇宙の旅」と同じ年の公開だという知識を持ってたりすると、超B級作品として楽しめる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:03:31)《改行有》

9.  怪獣島の決戦 ゴジラの息子 《ネタバレ》 8作目。ゴジラが完全に擬人化されてしまった。ゴジラの息子が出てきて父子のふれあいが展開されるという、完全に子供向けを狙った作品。  特撮は、南海の小島だけで展開されて、怪獣の破壊活動もごくわずか、ゴジラと息子と大カマキリと大クモの戦いだけで、いかにも子供だまし。。  人間の方のストーリーの幹は案外しっかりしてるのだが、細部が全く練りこまれておらず、危機感も緊張感もないただのドタバタ劇になってしまってる。  B級ファンが喜ぶぶっ飛んだ設定もなければ、冒険活劇としてもダラダラ感しかなく、当時怪獣ブームで何を作っても興行成績が良かったからこんな中途半端になってしまったのかと、思わずため息が漏れる。  特撮がチャチだった分、通信機器や実験コントローラが張りぼて感がなく、よく作りこまれていたのだけが印象に残る。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:02:03)《改行有》

10.  怪獣大戦争 《ネタバレ》 6作目。冒険活劇としてうまくまとめてあり高得点。  いたるところで辻褄が合っていなかったり、幼稚な設定で突っ込みどころ満載なのだが、テンポのよいストーリー展開と軽妙なセリフの掛け合いで最後まで一気に楽しめた。  準主役の外人のグレンが、アメリカンな乗りのいい演技(納谷悟朗の絶妙な吹き替え)でハリウッドっぽく仕上がっているのが非常によい。主演の宝田明も、グレンとの掛け合いのアメリカンな演技でぴったりマッチしていた。  無理に子供向けを狙ってはいないが、子供が見ても判りやすいし、特撮のカメラアングルも迫力重視で多少ワイヤーが見えても気にしない感じで、のびのび作った感がある。  ゴジラの顔がかなり可愛くなって、動作もコミカル、特に宇宙に運ばれる時の尻尾を丸めた姿は非常に可愛く、「ゴジラ」が子供中心の人気キャラになる要素が完成しているし、冒険活劇の中でその事に対する違和感がないのもシナリオの妙。  第1作ゴジラが「名作」であったシガラミから完全に開放され、「怪獣」は出てくるが存在の意味を考える必要がない冒険活劇として完成した「B級名作」かもしれない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 00:59:30)(良:2票) 《改行有》

11.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 さすがに平成ガメラシリーズの特撮クオリティは凄い。昭和シリーズを見終わった直後だけに、余計に凄く感じる。平成ガメラシリーズの中でも最もクオリティが高く、特に人が巻き込まれる破壊シーンが迫力を増している。最新CG技術を駆使した昨今のハリウッド映画にも負けていないかも。シナリオ、ストーリーは、平成ガメラ過去2作品を土台として、さらにオカルト色を増して、造詣や人間描写がエヴァの影響を受けたようなものになっており、単品の作品としては平成3部作の中では最低といわざるを得ないが、それでも、特撮以外も映像の見せ方、カメラアングル等を含めて、ちゃんと「映画」としてのクオリティは保持している。また、特撮の迫力のおかげで、見ごたえは他の2作に比べても劣っておらず、平成ガメラ過去2作品を見ていれば、素直に最初から最後まで緊張感を持って見られる。ゴジラ1作目を除いて世界に出しても恥ずかしくないと思える怪獣映画は、この平成ガメラ3部作くらいかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-22 23:25:54)

12.  ガメラ対深海怪獣ジグラ 《ネタバレ》 シリーズにお決まりの、超ご都合主義、うるさい子供たちが中心で、前作対ジャイガーに続き大人も絡んでストーリーが展開されるのだが、大人の理屈は全く出てこず、ストーリー展開や理屈のターゲットを幼稚園児レベルに合わせきった潔さがあり、前作で感じたダメダメ感は無くなった。シナリオも超ご都合主義で科学的論理も無視はしているのだが、ある程度伏線を張って強引ながらもそれなりに辻褄あわせが出来ており、子供向け「映画」としての説得力も加わっている。ただし、特撮のチャチさ、スケール感の無さはいかんともしがたく、主役の子供が今回は幼稚園児で、ターゲットの年齢が下がりすぎて小学生ではもう喜ばないかもしれない。ガメラは「子供の味方」というより「幼児の味方」になってしまった。またいくら子供向けでも、娯楽に徹すべき怪獣映画で、人間が自然を壊している、大切にしようというメッセージを入れるのは、なんか偽善的でウザい。[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-09-22 18:52:01)

13.  ガメラ対大魔獣ジャイガー 《ネタバレ》 前作に続いて、完全ご都合主義の有り得ないシナリオと、うるさい子供たちが中心で話は進むが、前作で成し得た完全子供目線の潔さが消えて大人がかなり絡んできてしまい、ダメダメ感が復活してきた。依然として子供の冒険中心で、その冒険も新たな要素をいっぱい取り込みストーリー展開もテンポは良いのだが、完全子供の冒険のみという潔さがなくなると、あまりにも子供騙しな展開、ご都合主義、科学無視の子供以下の大人の思考、特撮のチャチさ等々、「映画」としての説得力の無さが気になって仕方がない。ただ、最初はガメラが痛めつけられるというお決まりのパターンが、今までよりも派手で、子供がそれを助けるという新たな要素を取り入れたところは、さらに子供の受けを狙う工夫が感じられる。[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-09-21 02:31:45)

14.  ガメラ対大悪獣ギロン 《ネタバレ》 完全に子供目線、子供向けのシナリオで、4作目の路線をさらに追求して、子供がいかにワクワク出来るかということのみを考えた潔さが清清しい。ギロンは4作目のバイラスよりずっと敵怪獣らしく、子供のためにのみ戦うガメラの姿もさらに明確で、子供向けとしての出来栄えは4作目以上である。この作品は、映画館で上映された子供向け映像コンテンツであって、いわゆる「映画」ファンが扱うジャンルとは決定的に違っており、そこが潔さを感じた所以だろう(ゴジラシリーズのほとんどは、なんとか「映画」としての体裁を気にする部分があった分、ダメダメ感が大きかったのかもしれない。)。ただし、一映画ファンとしては、とりあえずガメラシリーズを全部見ようという目的がなければ、最初の数分で見るのやめていたかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-09-20 23:41:57)《改行有》

15.  ガメラ対宇宙怪獣バイラス 《ネタバレ》 あまりにも子供騙しのシナリオ、危機感の無い幼稚なご都合主義の展開、過去の映像の使いまわし、怪獣同士の戦いのまったり感等、突っ込みどころ満載の映画である。「特撮映画」という観点ではダメダメなのだが、大人の人間関係や社会的な対応は全く無く、最初から最後まで子供の目線、思考で一貫しており、小学校低学年以下の子供向け映画として考えると、案外良く出来ているのかも。 [DVD(邦画)] 4点(2009-09-05 19:02:35)《改行有》

16.  カプリコン・1 《ネタバレ》 前半1時間はなかなかいい感じで、起承の部分として、大きなテーマをそれなりに緊張感たっぷりに提示してくれたのだが、後半1時間の転結の部分が、いきなりB級丸出しのただの追いかけっこになってしまい、グダグダ。個人の活躍にスポットを当てる手法はアメリカ映画の定番だが、この映画の場合、提示したテーマが大きすぎて完全に裏目に出ている。登場人物の行動、思考に対する説明が圧倒的に不足しており、前半に提示した大きなテーマに対する説得力のある背景提示もなされず、ご都合主義連発で、ラストだけ感動しろという画面作りをされても消化不良の中で感動できるわけがない。ストーリーの骨格やテーマは優れているだけに、尻すぼみのこの脚本、演出は、完全な駄作ではないのだが失敗作かな、と言う感じ。もう少しましな脚本家、監督が作ればA級大作となった可能性があるだけに残念。[CS・衛星(吹替)] 5点(2009-08-08 23:24:03)(良:1票)

17.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 ジャパニーズファンタジーを、アニメの特性を存分に生かして大胆な構図、ダイナミックな動き、印象的な色彩とタッチで見せ付けるこの企画力や手法は、日本が誇る映画分野の完成品という他はない。脚本や演出?的にはところどころ練れてないなと感じる部分もあるし、背景が日本のとある港町というリアル感と生活感をベースとしているだけに、ファンタジー部分の中に垣間見えるリアルの描き方に誇張しすぎの違和感がある場面もなかったわけではないが、圧倒的なファンタジー部分の映像としての存在感があることで、ほとんど欠点ではないと思う。(ファンタジーとリアルの配分加減が絶妙だったのが「トトロ」かな。)お子様向けではあるのだが、ディズニーや他のアニメにはない独特の世界観を維持し続けてくれているのは、日本映画の発展のためにもうれしい限り。町が水没してしまうシーンは、昔、ニュース映像で洪水で家が水没してボートで住民を救助するのを見て、被害のこととか生活困るとか考えずに、不謹慎にも楽しそうだと思っていた子供の頃のわくわくする感覚がよみがえった(^^; 。宮崎アニメの初期作品「パンダコパンダ 雨降りサーカス」でも、同じようなシーンがあり、監督も、きっとあのわくわく感が好きで、現在のアニメ技術で再現したかったんだなあ、と勝手に解釈。あ、そういえば、千と千尋・・にも、水没シーンがあった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-22 18:28:00)(良:2票) 《改行有》

010.48%
131.45%
231.45%
352.42%
42512.08%
53818.36%
65828.02%
75325.60%
8157.25%
931.45%
1031.45%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS