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プロフィール
コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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61.  今日から俺は!!劇場版 《ネタバレ》  ドラマ版から大きく何かが変わるとかいうのはなくて、きっといつもの福田雄一作品なんでしょうねぇ、ってそのまんま。ハナから期待も不安も不要ってカンジ。  ただね、この映画、軸になる物語が開久高校と北根壊高校の抗争で、メインな軟葉高校の三橋と伊藤はその抗争に巻き込まれるカタチなのね。ビミョーに主役からハズレてるカンジで、目立ってるのは開久の片桐と相良だったり、北根壊の大嶽と柳(柳楽優弥が好演)だったり、そして紅羽高校の今井だったり(今井つーか仲野太賀、多分福田監督が大好きなんでしょうねぇ・・・)。ハシカン早川なんか少ししか出てこないわ(つーか同一ロケーションでしか出てこないので、彼女の撮影一日だけ?)。  特に三橋は超省エネバトル状態で、それだけ?みたいな感じ。伊藤もやられてる場面の方が多いんじゃない?みたいな感じだし、なんか今ひとつノレないのよね。メイン二人がそんなには活躍しないって脚本、映画版としてはどうなのかしら?  良かったのは三橋を追っかけるスケバンな森川ね。アタシ、ああいうビジュアル好きだから。  先生達のウザさは相変わらずの福田組だし、佐藤二朗のウザさも相変わらずだし(それでも今回は幾分短かった?)、でもそれでこそで楽しんでる人も多いのでしょうから、まあ、それはそれで、ってとこ。[映画館(邦画)] 5点(2020-08-30 17:31:14)《改行有》

62.  キャッツ 《ネタバレ》  劇団四季版を見たのは今から36年とちょっと前、まだ公演が始まったばかりの頃(グリザベラ役は久野綾希子ね)、ひとつ年上の人とデート。チケット代、ディナー代、パンフレットやグッズ代でひと晩で3万円以上飛んで、当時のアタシには大出費だったわ。  それはともかく、暴言吐いちゃうと元々『キャッツ』ってヘンなハナシなので映画になったってヘンなのは当然ね。  ひたすらエピソードの羅列に終始する舞台版を見た時、映画にするには全体を貫く芯、語り部というか狂言回しになる存在が必要だと思ったの。そしてそれは雌の子猫がいいんじゃない?って。今回の映画版はその通りになっていたので、コレは上手く料理できてるんじゃないかしら?って期待したのだけれど、彼女(とマキャヴィティの行動)以外はかなり舞台版に忠実な映画化になっていて、それゆえにやたらハンパなモノになってしまった感があるわ。  ジェリクルキャッツって何よ? 天上に昇って再生を約束されるって何よ? なんでオールドデュトロノミーがそれを決められるのよ? なんで候補者が基本しょーもない連中ばっかりなのよ? グリザベラがあれだけで全部かっさらっていっちゃうのはなんでよ? 唯一のその名って何よ? ってよく判んないそれらは舞台版そのままよ。っていうか映画版のグリザベラはなんかオドオドし過ぎちゃってて挙動不審で舞台版よりも更にヘンね。  舞台版から大きな大きな変更があったのはアスパラガスとグロールタイガーとの関係性ね。なんでガスがグロールタイガーを倒すのよ?どういうコト?みたいな。グリドルボーンとのデュエットは唯一のラブソングなのに、そこを削っちゃった(っていうか設定自体がおかしなコトになっちゃった)のは残念としか言えないわよ。  そして何より問題は、ネコの姿の表現。不評だった当初バージョンより毛のCGを改善したバージョンだそうだけれど、そんなところが問題じゃなくって。どっちつかずでハンパなのよね。単純にレオタードにネコ耳とシッポだけ付けた、役者さんの顔をきっちり残した状態か、さもなきゃ役者さんにモーションキャプチャーしたフルCGにしちゃうか、どっちかに振りきっちゃえばいいのだけど、半獣半人の『ドクターモローの島』状態になっちゃってて、これじゃクリーチャー映画だわ。  あと、ダンスが重要な作品なのに、カット割り細かくてアップ多くて余計なカットのインサート多くて残念な事に。ダンスシーンではちゃんとダンスを見せてナンボでしょうに。  それでも楽曲は舞台版にほぼ忠実、曲順もほぼ忠実、ってコトで、曲を堪能することだけはできたわ。見たのは字幕版だけど頭の中では四季オリジナルキャストの日本語版で歌ってたわ。曲でワクワクできた、って、でもそれだけかなぁ。しかも映画の役者の人達はみんなあーんまり歌が上手くなかったのよね・・・[映画館(字幕)] 5点(2020-01-24 20:53:53)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

63.  gifted/ギフテッド 《ネタバレ》  叔父さんとお祖母さん、どちらも正しい部分と間違ってる部分とがあって、だから女の子にとって本当に正しい道を慎重に繊細に探ってゆく、のかと思ったら、クライマックスになると悪が正体を現し、叔父がヒーローとなって必殺技を放ち怒涛の都合のいい結末を迎えるという。なんだか雑っていうか、半端なものを見せられちゃったカンジでした。  映画を創る1つ1つの要素がどれもピタッとはまってはゆかず、ゆるゆるしたまま終わっちゃった印象。  叔父さんとお祖母さんがそれぞれに自分のエゴを優先して女の子を振り回す状態なので、どちらも応援できずにひたすら女の子に同情しちゃって、だから肝心のクライマックスで彼女の姿を描かないままに映画の結末を決定付けてしまうのは、ちょっと違う気がしました。結局は大人の都合にばかり目が向いて問題にちゃんと向き合えていないのではないのかな?  っていうか片目の猫のフレッドって存在に女の子の立場や心を映しているのならば、ちゃんと最後までフォローして欲しかったかな。  もしかしたら少女とフレッドを芯にした映画にすれば、名画になったかも?[映画館(字幕)] 5点(2017-12-03 19:37:01)《改行有》

64.  キング・アーサー(2017) 《ネタバレ》  映像や構成のテンポはいいのに全体の流れで見るとタルい状態という。  アーサーが悪政に対して抵抗する決意をするまでが長くて、決意をしたはいいけれどエクスカリバーを使いこなせるように覚醒するまでが長くて、覚醒してからラスボスとの対決に至るまでが長くて。  巨象が城を破壊したり、アクションシーンで時間の流れに緩急が付いていたり、不気味なクリエイチャーが出てきたりと、色々と見せてくれるのはいいのですが、本題部分のテンポが悪いっていうのが大変シンドく。  で、子供がチョロチョロしてて「このガキが更に物語の足を引っ張るんじゃないだろうなぁ?」って思ってると案の定引っ張ってくれて「あーウザいわー」って感じで、なかなか気持ち良くなってくれないんですよね。  あと30分短かったらもっと楽しめたんでしょうけれど。  映画そのものはあまりオリジナリティを感じられません。アーサー王伝説と言うよりは『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観、ライトセーバー然としたエクスカリバーを操り覚醒に至る流れはジェダイ風。多分数年経つと自分の中で『エクソダス:神と王』『キング・オブ・エジプト』『ポンペイ』あたりと記憶ごっちゃになっちゃうだろうなぁ、みたいな。  ガイ・リッチーっぷりだけは映像から溢れまくっているので、そこが楽しめれば。  ところで予告編時点で映像見て「これ3Dで見るべき映画」だと思ったのですが、3D上映が4D系ばかりで普通の3D上映が無い状態。仕方なくMX4Dで見ましたが、アレ、それだけのお金を払うだけの価値を感じるモノではないので(4DXならまだしも)、損した感タップリ。3D自体もアクションシーン限定で効果的でしたが、そんなにアクション満載って訳でもないんですよね・・・[映画館(字幕)] 5点(2017-06-20 22:19:52)《改行有》

65.  キャリー(2013) 《ネタバレ》  監督はデ・パルマ版よりもキングの原作に近いと言っておりましたが、実際には原作の再映画化ではなくてデ・パルマ版のリメイクですね。  原作は今の流行りをずっと昔に先取りしたかのようなモキュメンタリー風の構成なのですが映画の構成はデ・パルマ版まんまですし、名前はあくまでキャリエッタではなくキャリーですし。  となると旧作との比較という感じになってしまって(間違い探し程度の差という状態)、ごくごく一部を除くと旧作に遙かに及ばないリメイクといった状態。  旧作より良かった点は、1つはスーの改心の過程。旧作はスーの心が掴めず、キャリーにプロムを譲るまでの流れが唐突な感じだったのに対して、今作ではもう少しスーに寄る事で過程が見えています。  もう1つはいじめっ子カップルの車との対決シーン。旧作は唐突に対決シーンが始まりますが(前のシーンからの繋がりが不自然)、今作では二人とキャリーとの行動の流れを追った上での対決となります。  で、評価できる点はその程度。  演出はデ・パルマのような個性を望むべくもなく、クロエは最初からプロムまで見た目の印象が特に変わりません。生徒の多くが旧作に比べて劣化状態、音楽も旧作のような美しい旋律を聴く事はできません。  と、どうしても旧作との比較状態になってしまうのですが、今作の価値というのが感じられないのがつらいのですよね。元が元なだけにそれでもそこそこ見られる映画になっているものの、あえてリメイクしただけの価値あるモノが見当たらないんですよね。  旧作は怖くない、むしろ切なく哀しいホラーでしたが、これはそこも薄味になっちゃった感じ。  っていうか、クロエは肩幅広くて、肩とか二の腕とか逞しくて、超能力なんて使わなくても腕力でいじめっ子に十分勝てそうな感じなんですけど。[試写会(字幕)] 5点(2013-10-23 23:20:38)《改行有》

66.  キャビン 《ネタバレ》  最近はどうも映画の煽り文句が大袈裟でねぇ。それに釣られる方も釣られる方ですけれども。  何か凝った、あるいは緻密な脚本で楽しませてくれる映画なのかと思ったんですよね。でもホラー映画の王道な人物配置と意味ありげな組織の存在が対比されて描かれてゆく序盤はワクワクして見られたのですが、それは配置された様々なキーアイテムに大ウケな地下室での「選択」までで。  以降、選択によって始まる「ソレ」に依存するような形でオリジナルな面白さを失ってしまう感じ。今更延々そんなベタな映像を見せられても(しかもドカン!って演出に関してはやたら凡庸)って思ってしまって。  クライマックスは急展開をしますが、その惨劇はドタバタコメディみたいだし、登場する黒幕は「またお前かー!」って状態だし(あれってネタとして有効なのは一度だけだと思うんですけど)、あのオチは物語としていちばん簡単な落とし方だし。「まーたセカイ系かよ!」って。最後まで見て結局バカ映画でした、って状態。  ここを楽しめないとかなりキツいなぁ、って。私は楽しめなかったんですよね。  これ、閉じてます。何か新しいモノを見せてくれるのではなくて、これまでホラーをいっぱい見てきた人に対して「ほら、こんなん面白いでしょ?」って内輪ウケみたいなネタを仕込んでばかりな感じ。それはそれで楽しかったりもするのですが、ホラーってジャンルは特に好きモノの間ばかりで閉塞してきちゃってる気がするんですよね。  『宇宙人ポール』は許せるのにこれには批判的って、矛盾してない?って感じですけど、あとはもう好みの問題(笑)[映画館(字幕)] 5点(2013-05-03 17:12:58)(良:1票) 《改行有》

67.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 プロパガンダを皮肉りながら結局はナショナリズムを喚起するような映画なんですけど、アメリカ映画なんだし、タイトルにアメリカ付いてるし、コスチュームは星条旗だし、そこにツッコミ入れても野暮ではあります。でもまあ今回も私がアメコミものに対して抱く毎度の感想、フツー。ドーピングで強くなりました、ってヒーローに憧れられるのかどうかっていうのは、ちと疑問ですし、盾が主役のような戦いではヒーローとしての華に欠けてる感じ。それでも人寄せパンダになるあたりのノリは楽しかったですし(あの時代のUSOのセンスってステキだし)、レトロフューチャー系なデザインの数々にもワクワク(『スカイキャプテン』には敵いませんけど)。でも、あまり面白くないドラマは長々と見せるけど、肝心のアクションシーンはダイジェストでどんどんと飛ばしちゃいますよ、っていうの、最近の流行りなの? そここそをたっぷりと堪能したいのに、なんかここ最近、一連のマーベル製映画、一本の映画として楽しませようとするよりも、『アベンジャーズ』のための説明にばっかり追われてない? 作る側にとっても見る側にとっても『アベンジャーズ』のための消化映画みたいになっちゃってるのは、ちょっと不幸な気がしないでもないです。ヒロインをあんな形で終わらせちゃったりして、なんか一本の映画に対する愛が足らない感じがしました。[映画館(字幕)] 5点(2011-10-16 14:50:29)(良:2票)

68.  キッズ・オールライト 《ネタバレ》 親がレズカップルという特異な家庭環境の世界を描きながら、映画が描こうとする方向性はちょっと保守的に過ぎる気がしてしまって、手放しには共感できないかな、という感じでした。あれでは精子提供者である「父」がまるで体内に入り込んでくる異物、悪玉ウィルスみたい。家族は単なる血の繋がりで結びつくのではない、各人の意識こそが家族の絆を生み、家庭を形成してゆくのだ、って言いたいのは判るのですが、血の繋がりを求めた姉弟の意思、父に魅かれてゆく思い、愛欲に走る母、それぞれを家族という大前提で定義された縛りが否定してゆくように感じられて、何か窮屈な映画で。目先の欲ではなく、もっと奥深くにある結び付きこそを大切にしましょう、っていうんでしょうけど、色々な否定の上に立ってしまったらねぇ。役者はみんな魅力的なキャラクターを演じていたので、そこからもう少し微笑ましい物語を編み出して欲しかったのですが、意外とトゲトゲした映画でした。そうそう、透き通るような肌のミア・ワシコウスカは『アリス・イン・ワンダーランド』の時に比べたら人間的な存在感があって数倍魅力的でした。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-05 14:11:50)

69.  キック・アス 《ネタバレ》 ありゃあ。題材的に絶対イイ!と思ってたのですが、あんまりだったわぁ。ヒット・ガールがステキなんだけど、彼女が登場からいきなりチンピラマフィアを惨殺しまくる時点で画面のキック・アスと一緒にどん引き。その時点でこの映画はヒーローを目指す高校生の奮闘記ではなく、『シン・シティ』や『ウォッチメン』と同じ、最近流行りの血と暴力で包装したアメコミものですよ、っていうのがハッキリして、さーっと冷めてしまい。しかもキック・アスは主人公でありながら狂言回しでしかなく、主旋律は組織への復讐に燃える父娘の物語。『スパイダーマン』のテーマを逆説的に語るだけで、パッケージは刺激的に煽ってるけど中身はいつもと似たよーなモンで。暴力を流れる血で生々しく語るワリには、作品世界に流れるルールはご都合主義的で非現実的である(この映画で言うと、警察の空気っぷりから父娘の生活、タナボタ強化人間化、ヒロインとの関係成立過程に至るまで)って点まで含めて、ちょっと最近のアメコミものの流れ、ウンザリ。非力なヒーローが巻き起こす笑いの世界を期待していたのですけどねぇ。ヒット・ガールはステキなんですけど。自分的にそこポイントなんで二度言っときますが。[映画館(字幕)] 5点(2010-12-19 16:50:42)(良:3票)

70.  きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏 《ネタバレ》 犬のポジションが微妙。ドラマ的に実はさして重要な存在ではないように思えるのですが(マクガフィンみたいな)、それじゃ原作ファンに失礼でしょうとばかりにオープニングとクライマックスだけはあくまで主役にしてある、って感じ。で、その犬部分がつまんないんですよね。子供向けのドタバタが悪いとは言いませんけど、恐ろしく凡庸。中盤、キャンディーをキーアイテムに、壊れゆく田舎町、断たれゆく人間関係に視点が移ると俄然魅力を放つものの、待った待った、子供向け映画にゃ重すぎな題材だ、とばかりにまた犬が存在を主張して凡庸なクライマックスと簡単なハッピーエンドで映画をまとめる、と。全てのキャラが意味ありげにドラマ背負って登場するワリにみんなオチは存在していなかったり(「パーティでみんな仲良し、以上、納得して」って感じ?)、野球、牧師の家計、いじわる警官等投げっ放しだったり、スッキリ良かったね、と満足できる映画ではありませんでした。ああ、そう言えば地主の爺ちゃんのニャンコはどうしたのでしょう? 冒頭の方でしか出てきませんでしたが。ネコ好きはニャンコの描き方にキビシいぞ。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-27 00:34:11)

71.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) 原作の文庫本を20数年前に読んでいて、ああ、アレの映画化なのね、と思っていたのですが、なんだか頭の中にある物語と異なっていて、れれれ?となってしまいました。一体、ナンの小説と記憶違いしてるんだろう? っていうか、なんでこの物語自体は記憶から抜け落ちているんだろう? さて、そんな記憶のパズルと格闘しながら見たこの映画は、あまり楽しめませんでした。特にコレ!といったキーになる楽しみポイントが見つけられず、最初から最後までずっと退屈なキャラクターなままの主人公アーサーに共感できず。シニカルな笑いのお話ではあるんですけど、その姿勢が心を弾ませる事は最後までありませんでした。潜在的な記憶が、この映画のネタをとうの昔に消化しきっちゃってたのかなぁ? ところでその文庫本は、この間、引越しをした時に本棚に積み重ねた文庫の山の中から出てきて、妹に「レアもんだからネットオークションに出せはいい値段付くかもよ」とあげてしまいましたが、せめてもう一度読み直してからあげれば良かったかなぁ・・・。[DVD(字幕)] 5点(2006-09-27 01:06:47)

72.  機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 《ネタバレ》 映像の乱打状態でワケワカランだった前2作よりは微妙に流れのようなモノは存在していたかと思います。一応、キャラクターの心の中身が伝わって来ましたし。しかーし、元の物語がそもそもぐちゃぐちゃでややこしいために、ダイジェストな映画じゃあ余計にぐちゃぐちゃ。エウーゴ、ティターンズ、アクシズの3派が戦うややこしいハナシ、という認識でしたが、実は更に分裂してたりして滅茶苦茶ややこしい状態だったのですねぇ。本当、「Z」以降の「ガンダム」は物語を見せる能力が欠けて、入り組んだ設定をこねくりまわすばかりになってますわぁ。戦闘の中でいちいちMSから降りて語ったり追いかけっこしたりとか、MSの足や手がもげて退却したりって展開は、「ガンダム」お得意パターンではあるんですけど、あんまり繰り返されると、またですかい、って思ってしまいますねぇ。ニュータイプが主流になるとどんどんヘンな話になっていってしまいますし。「みんなの力をオラに分けてくれ!」な展開は、ファンタジーかいな、って。ドラマが盛り上がるシーンでもBGMが戦闘音楽のまんま、みたいな情感のなさ加減もどうかと。がちゃがちゃ展開した上で、ちゃんと終わってないじゃん!で終わる、そんな印象でした。ひたすらガチャガチャしてパタッと終了する状態じゃあ3作見終わっての感慨、みたいなのが湧きません。でも、退屈はしないで見られたので良しとしますか。それにしてもラストのセンスのない歌はどうなっちゃってんだろ?[DVD(邦画)] 5点(2006-09-22 00:07:29)

73.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 29年前、渋谷のガラガラな劇場の最終回でラウレンティス版の「キングコング」を見たその場所(劇場は新しく建て替えられましたが)で、同じくガラガラな劇場の最終回を見てきましたが、見終わった後の印象まで同じよーなカンジで昔を思い出させてくれてありがとーPJ(もちろん皮肉)。なんだ、ラウレンティス版のリメイクじゃん、可哀想なコングちゃんですかそーですか。長々ダレダレ~っと見せられるワリに登場人物あちこち追いすぎてドラマが迫ってこないし、何かを凝視している登場人物のアップをスローで描いて、それが感情表現でござい、ってのを多用し過ぎててシロート臭くなってるし、コングはただの偏執狂みたいだし、なんつってもよーく知ってる物語以外に見せられるモノはゲームのデモ画面みたいなモンだし。つーか、アニメCG描き割りCG大乱舞、やたら細かいカット割りな状態は、もーアニメ。劇場のCMタイムに見せられた「ファイナルファンタジー12」の映像と同じ感覚で見ている私がいる、と。PJが描きたかったモノって、結局のところ、焼き直しやスピルバーグ作品の模倣だったの? もっともっと違ったオリジナルなセンスを見せてくれるんだろうと期待してたのに、所詮この程度だったのかなぁ。「マトリックス」の2本の続編同様、オタクに大金持たせるとロクな事にならない、って実例を更に重ねただけ、という印象でございました。ちゅー事で点数はラウレンティス版と一緒。[映画館(字幕)] 5点(2005-12-21 23:55:11)(良:2票)

74.  キューティ・ブロンド/ハッピーMAX 前作はエル・ウッズの天然な才能が結果的に普遍的なフェミニズムへと昇華されてゆきました。ところが今回のエルは司法から政治の場へとスケールアップを果たしながら、映画そのものはアメリカの正義という、内側を向いた世界へと矮小化されてしまってます。正しい政治を謳うのであるならば、あくまでエルの天然の才能でそこへ向って欲しかったのですが、描かれるのは保守に対するリベラルの主張。それもリンカーンを思想の絶対的な礎としている時点でこの映画の限界が見えてしまうのです。エル・ウッズはエルのエルによるエルのための存在としてリンカーンすらも突き抜けた存在であって欲しかったのですが。[DVD(字幕)] 5点(2005-12-03 14:56:46)(良:1票)

75.  奇蹟/ミラクル 《ネタバレ》 うーん、ラストで登場人物達が揃って「感動した!」って泣いたりして、感動を押し付けるみたいな作りに、すっかりこっちはシラケてしまったんですけど。どっかの国の総理大臣かいな(この映画が作られた頃、そんな総理はまだ存在してないって)。ジャッキーがアクション主義からドラマ重視に転向を試みた映画なんですけれど、結局ジャッキー映画はアクションで魅せてナンボ、というのをハッキリとさせてしまった映画でした。[映画館(字幕)] 5点(2004-01-12 14:26:29)

76.  キャノンボール 当時のボンクラ映画ファンにとっては、カッコだけのボンド風味ロジャー・ムーア、ジャッキーのアクション、マイケル・ホイのお笑い、お色気担当ファラ、そしてB級専門へと快進撃を続けてたバート・レイノルズがてんこ盛り、という状態だけでご馳走のような映画でしたね。ひたすら中学生臭のするバカ映画で、今見ると「はぁぁぁぁぁ」ってタメイキしか出てきませんけど・・・。[映画館(字幕)] 5点(2003-12-01 13:03:05)

77.  機動戦士ガンダム 逆襲のシャア アムロとチェーンがマトモ、シャア、クェス、ハサウェイはバカ?としか思えなかった私は、すっかり保守的な思考パターンになっちゃったんでしょうかねぇ。シャアの言ってる事が支離滅裂な戯言にしか思えないんですけど(元々1stから「Z」と彼の言動・行動自体が支離滅裂ではありましたけどね)。「Z」以降の富野アニメって、物語が迷走、混乱するばかりで、判りやすく伝えようという意識がない気がします。戦争って、人間ってそういうものだ、って事なのかもしれませんが、まず作品としてまとめる、というのが第一なんじゃないかと。[映画館(字幕)] 5点(2003-12-01 10:55:15)

78.  機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 作画を大々的にやり直したので、線ガタガタ、が少なくなっているのですが、あくまで16ミリ撮りのブローアップ・・・。ほんのごく一部カットが35ミリ撮りになってて、そこだけパキッ!とした画質になるのが不自然でした。さて、映画じゃない状態を続けてきた「ガンダム」ですが、これは、映画的に最後だけまとまってます(そりゃそーだ)。前2作をしっかり見てきた人にとっては感動の到達点でしょうけれど、映画としてあまりに排他的な在り方には、やっぱりちょっと納得できないのでした。5点(2003-12-01 01:01:14)

79.  機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 前作同様、16ミリブローアップの画面ザラザラ線ガタガタ、『こんなの映画じゃない!』って世界ですが、今作はガンダム幕の内弁当状態で、ヘンに楽しめてしまったのも確かです。アムロがうだうだ~、と苦悩する姿を延々と見せられるよりは、ラル&ハモン、リュウ、マチルダ、カイ&ミハル、アルテイシア&キャスバルと視点あちこち飛んで世界を色とりどり見せてもらった方が単純に面白い、と。「ガンダム」知らなきゃ置いてけぼり、っていうのは問題なんですけどね・・・。でも、ガンダムの映画版はテレビの時にあったマイナー臭もハンパにスポイルされちゃってるのが残念ね。[映画館(字幕)] 5点(2003-12-01 00:54:40)

80.  キングコング(1976) 《ネタバレ》 純粋な映画少年(?)だった当時「騙された!」と思った映画。イラストじゃ貿易センタービルをまたいでるコング、実際には貿易センタービルの間を飛び移るだけで必死だし。実物大を作った!と宣伝してたコングは腕とか首とか、ごくごく部分的に、のたーのたーと動くだけだし(着ぐるみと毛並みも色も違うヨ!)、固定ショットと移動ショットを合成しちゃってるし、落下するコングが空中から突如現れたりするし。でも、今思い返すと渋谷のガラガラのボロい映画館の淋しい状況と、映画に漂う空虚なイメージとが重なって、切ない思い出が甦ってノスタルジー気分。コング大暴れ!という映画じゃなくて、ガラーンとしたニューヨークをコングがとぼとぼ歩き、なんだかやたら編成の少ないオケによるジョン・バリーの音楽が淋しい気分を更に盛り上げてくれる、大作って言ってもナカミがないモノもあるのよ、っていうのを実際のカタチにして映画少年に現実を見せつけてくれたよーな映画だったんだなぁ、と。だからって評価高くしたりはしないですけどね。[映画館(字幕)] 5点(2003-11-21 11:56:53)

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