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プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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61.  キートンの鍛冶屋 《ネタバレ》 木にもたれかかる、しかしデカい木だこと、服がふくれて筋肉があるように、針で「プス」っと、鍛冶屋、飯も作る、あーもったいない、熱々の馬蹄で足と尻を火傷、馬蹄は磁石になって吸い寄せる、消える工具たち、車輪も保安官バッヂも銃も、親父強えー、巨大な馬蹄で攻撃。 時計もダメになったら鞴、火の中に突っ込む、白馬に乗った貴婦人、色んな馬蹄、馬に直接言ってもしょうがない、足のサイズ、贅沢な馬、鏡、インクで真っ黒・馬も真っ黒になり模様のように、次々来るお客さん、鞍はどうした鞍は、梯子、それでいいのかアンタ。 車の修理、迷い込む子供、アイス、風船凄え、クソガキ、パチンコ、車がお釈迦に、だからインクが…あーあーーあーあー。 どんどん破壊されるスクラップと新車、エンジンは紐に吊るされ鉄槌に、逃げ支度の速さは異常、親方の帰還、帽子もビックリ、ブチギレ、親方!上から親方が!とどめの一撃、夫人の逆襲、四面楚歌、馬に引きずりまわされる、列車がー、馬に跳ねられる、ハンカチ、馬草、指輪、水、列車で脱出。 エンディングはキートンによるNG集?と思いきや…キートンみずから幕を下ろす。[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-08-28 01:12:50)《改行有》

62.  黄色い星の子供たち 《ネタバレ》 フランス人は、フランス革命の頃から同じ国の人間同士で差別し、告発し、殺し合ってきた歴史を持つ。 ある者は恐怖に屈してしまい、ある者は恐怖に抗うために戦うことを選んだ。 かつて赤狩りでアメリカを追われたジョゼフ・ロージーという男がいた。 彼はフランスでヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件(ヴェル・ディヴ事件)について「パリの灯は遠く」で描いた。そこには理不尽な暴力に対する抵抗と国を追われた者の共鳴があったのだろう。 そしてこの「一斉検挙(黄色い星の子供たち)」は、フランス人の女性ローズたちによる一つの告白なのだ。 「星」によって差別される日常から映画は始まる。 追い詰める側はあくまで仕事として、作業を繰り返すように政策を進める。まるで感情のない機械のように。ユダヤ人にしてみれば、彼らは自分たちを引き裂き暴力で屈服させようとした恐ろしいマシーンも同然。服をはぎとり、容赦なく殴り蹴ってくる。 彼らも人質を取られていたのだろう。だがそんなものは言い訳だ。だからこの映画にも追い詰めた側の葛藤はあまり描かれない。 「家族を人質にとられててね(棒読み)」 そうかそうか、テメえの面に一発ブチこまれて欲しかったぜ俺はよ。 ヒトラーも家族と団欒しながら何万の人間の四肢をもぎ首を引きちぎる政策を進めていく。 対して、追い詰められる側は感情豊かだ。 歌い、踊り、走り、語り合い、愛し合って。あの小さな子が走る度に軍人や警官に銃殺されるのではないかと何故かハラハラしてしまった。あの子は妖精のように場を和ませ、「この子だけは死んでほしくない」という活力を人々に与えていた。 ユダヤ人狩りは加速していく。公園や職場からの追放、警官隊の不気味さ、銃殺覚悟で生き延びろと叫び続けた御婦人、競輪場に家畜のように押し込められる理不尽さ、医者の無力さ、糞溜めの中に託される希望、消防士たちの勇気、貴重な配給食糧をブチまけてまで脱出者たちを送り出す子供たちの覚悟、走りゆく列車から力なく垂れる手、手、手・・・。 ローズさん、貴方は優しいね。生き残った人々の顛末は多少描いたが、死の描写は少なかった。 彼らを追い詰めた(自殺?何言ってやがる、追い詰めたんだろうが)人々のその後までは描かれなかった。 それ以上追及しなかったのは、あくまで生き延びた人々の体験に沿った映画だからなのだろう。 二度と会えないと思っていた人との再会・失神するほどの歓喜が肉体を突き抜けるほど、死んでしまった人々の分まで何がなんでも生きてやるという瞬間に勝るものは無かったのだと思う。[DVD(字幕)] 8点(2015-12-23 22:11:37)《改行有》

63.  菊五郎の鏡獅子 《ネタバレ》 フィルムセンターで鑑賞。 「鏡獅子(菊五郎の鏡獅子)」。歌舞伎を記録したドキュメンタリー。 提灯、ナレーション、入口、舞台、客席、幕が上がり花道が。菊五郎の女形、静止画が続く。菊五郎の男役、様々な役、鬘(かつら)、着物、扇を映していく。 演技の前の台本を読み、鏡の埃を羽箒で払う。   幕が上がり演目が始まる、演奏と歌、ロングショットとクローズアップの切り替え、菊五郎の女形による舞踊を8分も延々と映していく。 やはり同じ画面で同じような事を続けるのはどうにも退屈だ。時折視点が斜めになるだけ(それも同じ角度で繰り返し)。 舞台で見たら臨場感があって面白いのだろうが、映画で見ると舞台の良さは伝わらない。事にドキュメンタリーに徹して舞台に上がらず被写体を追わないのなら尚更。  踊りの後はようやく別の演技に・・・と思ったらまた踊り始める!いや、菊五郎の激しいステップは見るものを引き付け始める。 舞台を駆け抜け消えていく姿をカメラが追う!そして同じ道から現れる鏡獅子!全身を震わせて激しく舞い続ける、ドカッと段に座り、そこに現れる二人の女形の舞い、二人に肩を叩かれて獅子は飛び上がり、再び激しい舞いを始める。 雄々しく振り回される長大な白髪、獅子が段上にそびえ地面を蹴り、睨みをきかせて幕は下りる。[映画館(邦画)] 8点(2015-07-28 16:55:36)《改行有》

64.  機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 《ネタバレ》 前回に比べると音楽の使い回しが気になったし、戦闘時の演出もTV版と比べると音楽がイマイチ。ストーリーも詰め込みすぎだけど、ミハルのエピソードを無理矢理でもねじこんでくれた富野ありがとう。カイとミハルの会話は映画の方が何か好きなんだよね。 「哀・戦士」の曲をジャブローの戦闘で流すのも好きだ。燃えるね。ハモンさんの最期を安彦絵で見れただけでも良しとしよう。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-28 19:38:55)《改行有》

65.  機動戦士ガンダム 《ネタバレ》 総集編としての色合いも強い劇場版。安彦が書き直したシーンは良いけど、TVとの差が激しすぎる。特に最初の1,2話は安彦が描いているにしてはちょっと荒っぽくも感じていた。やっぱり動きを優先していたからだろうか。 それでも新規のBGMはTVの特色も活かした素晴らしさがあって、ガンダムが機動してザクを撃破するシーンは劇場版の方が好きなんだよなあ。スピード感があるし、一部とはいえ描きなおされたガンダムがサーベルをじりじりコクピット部分に刺していくシーンが良い。性能のおかげとはいえとはいえ初陣で2機も撃破してあの容赦の無さ。こりゃ監禁もされるわ(笑) ストーリーは重要な繋ぎやホワイトベースのクルーが段々打ち解けていく部分もちょっと雑でギスギス具合が強調されている感じ。ワッケインとの話は新規でたっぷり見たかったなあ。でもワッケインの「寒い時代だと思わんか?」ってセリフは好きだ。 それに極め付きはギレンの演説!TVの方が力が入っていたと思うが、演説とラストシーンまでの流れはコッチの方が高揚感があって好きだね。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-28 19:33:49)《改行有》

66.  機動戦士ガンダムF91 《ネタバレ》 元々はTV放送で26話の予定だったけど、急遽映画化が決まって無理矢理詰め込みすぎた作品となってしまった。 一応ハッピーエンドで話も解り易いが、何処か途中の話が幾らか抜けているんじゃないかと思うくらいツギハギのようなものも感じて消化不良気味だ。 安彦良和による作画と戦闘描写は圧巻。特にシーブックが初戦闘をする件とか、とにかくMS同士の戦闘が見たい人にはオススメ。 バグとアーサーと薬莢に当たって死ぬ人々の描写は最凶レベルのトラウマ。 でも少し性急にしすぎたのか、作画のムラやミスもタマにあるのが傷だ。 ただ、シービックが初戦闘するまで長く、クロスボーン・バンガードと連邦軍の戦闘ばかりで少し飽きてしまうだろう。 ニコニコ動画で戦闘シーンだけ見て入った人からは、本編のバランスの悪さに四苦八苦する事間違いなし。 登場人物やストーリーもかなり魅力的な部分がある反面、もっと要点を絞って余裕のある造りにするべきだった。 本編に不満がある人は是非とも「クロスボーン・ガンダム」を読む事をオススメします。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-21 22:05:17)《改行有》

67.  機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 《ネタバレ》 俺は劇場版が気に入らない。 そりゃあ三枝の音楽は神だったよ。 出渕と庵野のメカデザも素晴らしい。 戦闘描写も流石富野だ。 νガンダムとサザビーの斬り合いで燃えない奴がいんのかよと。 ブライトの核ミサイル弾幕はたまげたなあ。 けど、北爪の絵は何処か平べったく感じる。 「Z」「ZZ」の頃はもう少し質感があった気がするけど今回はTV版のような厚みを感じられない。 かといって、今更安彦にシフトチェンジしても微妙だった気がする(というより「ヴィナス戦記」で鬼のような神作画の真っ最中でガンダムの原画までやったら今度こそ過労死する)。 いっそ「Z」の神OPを手掛けた梅津に全部書かせて「イデオン」みたいな無機質と絶望感ただよう怖い絵で描いた欲しかったかな。ま、そんなifはどう考えたって個人の妄想にすぎない。忘れてくれ。 だがな北爪。ブライトまで白目いれやがって。 でもチェーンは可愛い。ストーリーが良ければチェーンの可愛さで総てを許してしまえるほどの可愛さだ。 俺が気に入らないのは絵だけじゃない。ストーリーも微妙だった。 確かに最初から最後まで引っ張る演出で退屈はしなかった。 けど、本当に「ガンダム」を初代から「ZZ」まで見ている奴しか楽しめないと言ってもいい。 少なくとも初代を見ないと劇中のシャアの行動は意味不だ。キチガイ電波のマザロリシスのオッサンが地球に隕石落すんだぜ?しかも本音はアムロへの復讐だ。ハタ迷惑すぎる。 そんなに闘りたきゃ廃墟のコロニーに二人で篭って殴り合うなり斬り合うなり勝手にやれっての。 個人的にベルトーチカに出てもらった方がストーリー的にも良かったんじゃないかな。 いや、チェーンが嫌いだというんじゃない。むしろあんな可愛いメカニックすらブッ殺せる富野オ・ノーレ。いや、チェーンの件でキレていてはキリが無い。 事もあろうにアストナージまで…富野!おまえだ!いつもいつも脇から見ているだけで!人を弄んで! 大体アクシズ落す必要ねえじゃん。 そもそも地球の俗物を一掃するとか言ってる奴が一番のケダモノ。 己の私欲のために地球滅亡の危機招いといてアムロにボッコボコにされて部下にも「うわあ…」でいいとこまったくなし。 この映画を見た後にいっつも「機動戦士SDガンダム」の「今度は劇場で仕返ししてやる」のセリフを聞いて心を癒しています。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-21 21:58:34)《改行有》

68.  銀嶺の果て 《ネタバレ》 「隠し砦の三悪人」の原型そして三船敏郎のデビュー作。 つうかデビューしたてでこの「雄」の匂い・・・! 野性的なエネルギーで画面を引っ張る。 デビュー初っ端で悲惨な最期って・・・黒澤三船殺し過ぎバロス。 こりゃ散弾銃もって監督殺しに行きたくもなるわ。 三船敏郎、小杉義男、高堂国典、そして志村喬と黒澤映画の常連三人が早くも居並ぶ。 悪のまま滅び行く三船たち、人の優しさに気づき改心する志村。 二人の「光と闇」の図式は既に完成していたようだ。 さらに伊福部昭の音楽! 明るいスケートの場面で流れる悲しきホルンの音色・・・主人公の顛末を物語る。 谷口千吉と黒澤明の脚本、伊福部の音楽が光る隠れた逸品。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-08 23:53:55)《改行有》

69.  機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 《ネタバレ》 カミーユがハッピーエンドで何が悪いんだ!これがアニメだろうがっ! シャアがカッコ良すぎ&TVより活躍しててバロス。 ハマーンが貫禄ありすぎて20歳とか冗談だろwwwアニメは時々眼が可愛くなってまあ解ったけどさ・・・声にドス効き過ぎ。そこに痺れる憧れるう。 コロニーレーザーでの死闘が熱い、あのサイコミンキーモモと強化型島田兵相手にポンコツの百式だけでコロニーレーザー死守するとかやっぱ凄いは。逃げ足は6倍(ry 俺はラスト擁護派です。セイラさんの声も入ってたし。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-05 19:22:49)《改行有》

70.  機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 《ネタバレ》 「Zガンダム」20周年の時に製作されたツギハギ映画。 「めぐりあい」といった初代の三部作もツギハギといえる代物だったが、アレは日数の経過が少ないからまだ違和感が少なかったし、戦闘のカット繋ぎも巧かった。枚数も後の「Z」より動いているしな。動きだけなら一瞬でも新規作画とタメ張れるカットや演出も多かったし。 というか、元々「Z」が準備期間不足で作画もシナリオもガタガタ、それでもある程度のまとまりを見せたのだから凄いのだが。 新規作画が本当に神すぎて、年月の経った旧作画とのギャップが酷すぎる。せめて人物だけでも新規で統一して欲しかった。 ほら、MSは旧ガンダムでいう「スリムに改造したザク」とか「○○専用リック・ドム」てな感じに許容できるから(震え声)。 しかしMK-Ⅱの蹴りや終盤のギャプラン・アッシマー戦が凄え!やっぱ富野のMS戦は面白い。散弾ではなぁ! キャラクターはTVと比べてトゲが減ったという人もいるだろう。でも魅力でいえば劇場版の方が俺は惹かれる。少なくともエマさんはTV版よりも可愛いだろうがっ! Gackt動員の主題歌も良かったと思う。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-05 19:19:01)《改行有》

71.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 スティーヴン・キングの原作を忠実にやりやがったホラー映画。 キングが大絶賛、本編は大惨事。 ブライアン・デ・パルマ監督がホラー&サスペンス時代に撮った怪作。 オープニングは「これポルノ映画?」とDVDケースに18禁マークがあったかどうか慌てて確認したほど思い切った映像で始まる。 前半のヒロインのいじめ問題やそれに向き合う過程のドラマはとても良かった。 ヒロインの「あの能力」も日常の中に奇をねじ込むスティーヴン・キングらしい話だと軽く受け止めていた。 ところが終盤はヒロインがとうとうブチ切れ、周辺を大惨事にしてスタコラ後を去る。 信じた人間に裏切られた絶望、自分を陥れて嘲笑う人間への怒り・・・それがキャリーのリミッターを破壊した。 キャリーの壮絶な最期も「えーっ!!?」という感じで凄まじ過ぎて受け止めきれない。 キャリーの事を最後まで思っていた友達も悪夢にうなされるし、「リング」の貞子とどっちが怖いか対決させたいくらいの映画だった。 マジで酷い映画だった(大賛辞)。 「スカーフェイス」や「アンタッチャブル」が可愛くみえるくらいのな。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 23:27:49)(良:1票) 《改行有》

72.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) 《ネタバレ》 ムルナウというと「サンライズ」や「ファウスト」「最後の人」といった素晴らしい傑作を残してくれた監督で、この「吸血鬼ノスフェラトゥ」もまた退屈というものを感じさせてくれなかった。・・・しかし正直感想は微妙だ。 久しぶりに「今見ると大したことないな」という映画だった。 自分でもビックリだ。 これまで豊作続きだっただけに、尚且つ上で述べた作品で感動しただけムルナウだけに今作はちょっとガッカリと言えた。 ブラム・ストーカーの原作を下敷きに、ヘンリック・ガレーンといったドイツ映画家たちのアレンジを組み込んだホラー映画。 名前のアレンジはモチロン、ねずみ男のような不気味な風貌(実際ねずみだらけ)、原作とは違った結末など普通の吸血鬼映画ではない。 むしろブラム・ストーカーの世界観をまともに映画化したのがトッド・ブラウニングの「ドラキュラ」辺りからだったし、それまではカール・テドア・ドライヤーの「吸血鬼」みたいにまったく別物の吸血鬼映画が量産された。 屋敷までのやり取りが40分もあるのは展開の遅さを感じた。丁寧すぎる印象を受けた。 つうか馬車のスピード早すぎバロス。 原作にある程度沿ったストーリー、ただ少し違うのがヒロインだ。 原作は伯爵がヒロインを誘惑する。 ただ今作は「かかって来い」と言わんばかりに伯爵を呼び込む。 食虫植物の授業をする教授も真っ青なくらい。 つうか教授がマジで使えねえ。杭を伯爵にねじ込むとかそんな能動的な事はまったくと言って良いほどしない。 「血は生命なり!血は生命なり!」と叫ぶ伯爵の部下はいつも通り。ハゲ具合も教授と双璧だ。 いやー次から次へとブラム・ストーカーのファンが発狂するようなシーンばっかりだね。伯爵のハゲ具合とか。 自分の棺桶を一生懸命に運ぶ伯爵が面白い。 墓場が並ぶ海岸とか、崩れそうな古屋、影、吸血鬼=ペストとなって押し寄せるという演出も不気味だ。 ラストはぶったまげた。 何せヒロインが「身をもって」伯爵を誘い込む。 己の肉体と引き換えに伯爵を消し去る・・・こういう「ドラキュラ」もアリだと思った。 コッポラの「ドラキュラ」なんかヒロインみずからドラキュラ殺りに行くんだぜ? 凄すぎてドン引きしたよ(監督を)。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 23:17:38)《改行有》

73.  機動警察パトレイバー2 the Movie うわ何だコレ・・・みんな眼が死んでる! まさか全員「義体」か!? 良かった太田だけバカのままで(褒めてる)。 太田が死んだらパトレイバーもお終いです。 竹中直人ウメーなー・・・戦闘機の棒読みいいと思うんだけど。雰囲気出るじゃんか。 でも空気が重すぎる・・・パトレイバーの戦いも暗いよ・・・戦争のお説教もうんざり。 この作品はあんまり好きじゃない。このノリならどう考えたって「攻殻機動隊」の方が良い映画だろうに。[DVD(邦画)] 8点(2014-03-13 18:08:28)《改行有》

74.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 残虐? 無茶苦茶? 主人公補正が酷え? 頭のネジが足らんティーノ? 細けぇこたぁいいんだよぉ!! それがスーパーヴァイオレンスギャグ映画「キル・ビル」である。 復讐に生きる女ターミネーターことブラック・マンバの「ピー(自主規制)」。 女として散々に「殺され」、身一つで組織に乗り込み復讐と壊滅を誓う。 殴る、蹴る、叩っ斬る! もう馬鹿みてぇにチャンチャンバラバラ死体の海だ。 何ぃ?脚が動かねえ? そんな時は沖縄で武者修行よぉ! そんなわけで、座頭市も用心棒も文太の兄貴もビックリな「出血多量大サービスのお姉チャンバラ」を見たい奴にはオススメの映画。[DVD(字幕)] 8点(2014-01-31 10:40:22)《改行有》

75.  疑惑の影(1943) 《ネタバレ》 ファーストシーンが面白い。 ホテルで眠っていたある男。 起き上り、しばらくしてコップを投げ割る。 何かに苛立っているようだ。 そこから逃げるように外に出る男。後ろから男を追う二人の影・・・最初にこの男が「訳有り」という事を印象付ける見事な出だしだった。 そこから別の画面は家に移る。 その家こそ男が叔父として関係を持っていた家なのだ。 ヒロインは叔父に憧れを持った少女。 叔父も彼女に少し気があるようだが、叔父は何かを隠している様子だ。何処か影があるような・・・。 そして叔父を追う謎の男二人。 日常に潜む奇妙な光景や人間の狂気を描くヒッチコックだが、今回は登場人物の心理描写が徹底している。 羨望の眼差しが疑惑に変わる瞬間、叔父の狂気の影の一面を覗かせる瞬間、追手二人の真相を知る瞬間・・・階段が印象的だった。 シンプルでよく出来たストーリーだが、やはり何かもうひと押し欲しくなる。 ヒッチコックは既に「レベッカ」「海外特派員」「知りすぎていた男」を観てきたが、ラストの列車での“対決”に前者ほどのインパクトは感じられなかった。 それでもよくまとまった締めくくり。 普通によく出来た秀作。[DVD(字幕)] 8点(2014-01-22 00:21:50)《改行有》

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