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1. 嫌われ松子の一生
昔8点でつけていたレビューだが、変更することにした。10満点に。
この映画を見たときはまあ毒がありつつもギャグは楽しく演出はテンポ良く、音楽はセンス良く、かなりの秀作だな、程度の感想だった。しかし1年ほど時間を置いて思い出されるシーンは川原で笙に笑いかける切ない表情の松子だったり、孤独に疲れた悲痛な目をした松子だったり。濃い味付けの映像の奔流の中で特に目立たなかったはずのシーンの数々が、私の胸の奥深くに楔のごとく突き刺さったまま消えないで残っている。とにかく松子という人の生き様が忘れられない。傑作としか言い様がない。
次回作『パコと魔法の絵本』は絶対映画館に観に行かねば。[DVD(邦画)] 10点(2006-11-26 16:59:01)(良:1票) 《改行有》
2. 君のためなら千回でも
《ネタバレ》 六本木ソルジャーさんの映画評にいたく感銘を受けました。人間の強さとは、弱さとは。残念ながらまだまだ若輩者の私には、一回見ただけでは咀嚼しきれませんでした。もう一度見直したいと思える映画です。ただ、邦題が、ネタバレとまではいかないまでも欲しくない予備知識になってしまうというか、作中のこの台詞を若干あざとく感じさせる原因になってしまっているのが気になります。 原題のままで見るとラストシーンもまた違って見えるのではないか、と思うと残念。[映画館(字幕)] 7点(2008-02-26 17:19:49)
3. 奇談 キダン
原作既読。映像化するとしたらこんなもんじゃないでしょうか。前作『ヒルコ~妖怪ハンター』が原作を大改造してしまってあまり好きではなかったので、原作に忠実だっただけで好感を持ってしまいます。[DVD(邦画)] 5点(2007-05-05 23:20:26)
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3 | 3 | 4.62% |
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