みんなのシネマレビュー
すべからさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234

1.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 穏やかで美しいカメラ割に、暖かいバンドサウンドの音楽がひたすら心地よい。 この点だけでも、観る価値あり。これが映画の画であり、音である。 と、言いたくなるほど。 物語を豊かにしていたのはイチイチ面白すぎる会話。こんなに楽しく、笑える映画だとは思っていなかった。脚本があるにしてもないにしても、どうやったらこんなにも自然で こんなにも面白い子供の会話が撮れるんだ? 奇跡なの? 天才なの?   子供たちの想いは一つではなく、みんなそれぞれ思い思いに自分の希望があって、考え方もバラバラ。兄弟だって、当然違う。でも、それで良い。それが良いのだ。  「一つになろう日本!」とか言ってる場合ではない。 本当にささやかで小さな物語だが、ほんの少しだけ成長する子供の姿に大きく心を打たれてしまった。泣かせの演出なんてこれっぽっちもないのにね。 まえだまえだをはじめとする子役たち全員ブラボー。 その他のキャストもみんな映画の中にしっかりと生きていた。 くるりの曲もがっちりハマっていて素晴らしかった。  是枝さんは、本当に信頼できる監督だ。[映画館(邦画)] 9点(2011-06-25 02:04:09)(良:3票) 《改行有》

2.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 結構な長回しの食卓シーンは壮絶! 下手なアクション映画より体を張っているし、緊張感が凄い。 2人の必死さがビンビン伝わってくる。 ヘレンの殺気、表情、大暴れが凄まじい。普通の人だったら逃げるよ、ありゃ。  こんな壮絶な一対一のぶつかり合いがメインなのだが、だからと言って、ヘビーで陰鬱な作品となっていないのがこの映画の凄いところ。 その、激しいぶつかり合いのシーンも凄すぎて時に笑えてしまったりもするし、軽薄な兄ちゃんや、ガンコ親父とサリバン先生のやりとりは、軽快で面白かったりもする。 しかし、「言葉」の意味、「意味」の意味を教えることは難しい。 これがわからなきゃ、何を教えても残らない。 これを耳も聞こえない、眼も見えない相手に教えろって言われたらどうしたらいいかわからんよ。サリバン先生すげえよ。  全ての教育者、母親、いや全ての人に一度観てもらいたい良い作品である。[DVD(字幕)] 9点(2010-11-03 20:03:32)《改行有》

3.  キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー アメリカの大恐慌時代、優雅な生活から一変して苦しい生活に転じる人々。そんな中でも、記者を志し、好奇心旺盛で明るい女の子の主人公キットがとんでもなく愛くるしい。その友人たちも愛くるしい上に、それをとりまく大人たちも愛くるしくて、愛くるしさに溢れています。 厳しい現実を描きながらも、人間ドラマ、コメディ、ミステリー、冒険などなどの要素が詰め込まれ、笑いあり涙ありで全てのシーンが素晴らしい。 家を守る、秘密基地と仲間、間抜けな悪党…という要素は「グーニーズ」を彷彿とさせます。ともかく、こんな楽しい映画が見たかったんです。[DVD(字幕)] 9点(2009-08-13 21:58:11)(良:1票) 《改行有》

4.  嫌われ松子の一生 コメディ風、メルヘン悲劇。ストーリーはもろ昭和。 終始愛されないズタボロの嫌われ松子の一生にげんなりしつつも、過剰なまでの現代的ポップカラーな映像や、素っ頓狂なミュージカル、多彩なキャストを欲張りかつバカバカしく使った演出に笑わされ、目を逸らすことを許されず引っ張られてしまいました。 若干長くて疲れるし、気も滅入るけど一息で見て笑い飛ばしてやりたい一本。[DVD(邦画)] 9点(2008-03-27 17:03:57)《改行有》

5.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》 4人の海賊に襲われたコンテナ船の船長の奮闘記。 船長が超人的な身体能力と戦略で大量の海賊を返り討ちにする話だと思ってたら全然違った。トム・ハンクスだものね。 テロリストと戦うような映画には出ていないのが、逆に良かったんだろうな。トム・クルーズや、マット・デイモンだったらやっつけちゃいそうだし。フィリップス船長は、勇敢で知恵もあるが、飽くまでも普通の市民。なので、たった4人の海賊といえど武装している相手の隙を突いて、バシバシやっつけたりできないのである。 他方、海賊側の面々も単純な悪党ではなく、奪うことでしか生きていけない若者なわけで、無駄に人殺しをしたりはしない。彼らは彼らなりに失敗や痛みをおそれ、何とかうまくやりとげようとするのだが、そんなにうまくいかないのでどんどん追い詰められていく。 海賊側のルックスも役者とは思えないリアルな顔つき体つきをしていて、 彼らも生きていかなきゃならないんだって事も伝わった。 前振りも短く、あっという間に緊張状態になって、それが途切れることなく120分超えなので、なかなか体力のいる映画だった。ラストを迎える頃には、フィリップス船長と大分同化しちゃっているので、開放されたことにひたすら安堵。 終って良かった! 海賊の事なんかどうでもよくなってしまって、妻に電話したくなっちゃったりするのである(未婚ですが)。[映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:20:11)(笑:1票) 《改行有》

6.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 テンポの良さも引き継がれているし、成長したクロエちゃんもカッコイイバイクを乗り回して大活躍。全体的に前作よりエグみが増していて、より下品により陰惨になっている。レッドミストが主人公に復讐するという2作目としての流れはスパイダーマンのそれではあるが、彼のブチ切れっぷりは清々しくて楽しくなってしまった。悪者軍団もバカバカしくって、こういう頭の悪さは好きだ。 ただ、前作に比べて、音楽の使い方とか細かいセンスの部分が足りていなくて、キック・アスならではの持ち味を削いじゃっている部分は多かったか。 ところで、現代のヒーロー物では、ヒーローが自身のアイデンティティで悩む描写は避けて通れなくなっている。キック・アス君は軽い気持ちでヒーローになっただけなので、その辺りは描写してもいいが、ヒット・ガールにその描写はほしくなかった。殺人マシーンとして育てられているのに哀愁がなく、精神的にもぶれずに最強である彼女に我々は惚れたのではなかったか。苦悩したら、それはただの普通の戦士だ。ヒット・ガールだけの最高の持ち味を一つむざむざ削ってしまうとは…。 ジム・キャリーは仮面しているシーンも多いし、ほぼ見せ場なく退場。これをジム・キャリーにやらせる意味なくない? 終わり方もまとまってはいるんだけど、暴力(私刑)を肯定し続けておいて、「最後にそれ?」っていう。 などなど文句をつけたいところも多いけど、とてもおもしろかったよ!! 前作のキック・アスに思いればある人ほど、2を好きになれないかも?[映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:03:48)(良:1票) 《改行有》

7.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 こういう映画が作られるようになるってことは、インドも競争化社会が加速しているんだな。 さて、本作は「ロボット」みたいに金をワーっとかけて、ひたすらド派手にして、めちゃくちゃな勢いで、ゴージャスに踊りまくる「ザ・インド映画」ではない。 まっとうな人情喜劇になっている。歌って踊るシーンもかなり少ない。長さも、3時間超えないし(インド映画では短い方かな)。 とはいえ、やっぱり長いその上映時間を勢いだけで駆け抜けるのではなく、ストーリーの面白さでもたせているのは見事。 伏線の散らせ方や、音楽の使い方がインド映画としてはかなり洗練されていて、「泣かせ」まで仕掛けてきたのは予想外だった。 憎まれ役の学長がかなり良い味出している。彼は、そこまで悪いことはしていないものの底意地の悪さで恨まれ、色々カワイソウ。 ま、余計なことを考えずにひたすら楽しめばいいと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2014-02-05 00:23:24)(良:1票) 《改行有》

8.  奇跡の旅 《ネタバレ》 面白い!動物の演技がすごすぎる!! 人間なしでも成り立つ、動物同士の友情が熱い。 人間の言葉はほとんど通じないってところも巧い。 今だったら、動物愛護団体が黙っていないかもしれない。役者(動物)達が撮影後も怪我なく元気でいるかどうかが心配。[DVD(字幕)] 8点(2013-09-14 09:31:40)《改行有》

9.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 非常に面白かった。しかし、どんな映画だった?と聞かれた時に答えに詰まってしまいそうだ。 本作には多数の学生が登場していて、それなりに奥行きをもって描かれている。クラスの主役級も脇役もみんなそれぞれに思いを抱えている。それぞれが決められたランクからはみ出さないように学園生活を送っている。 学生生活を送ってきた人なら覚えがあるだろう。そんなところが、本作特有の面白味である。 本作ではこのヒエラルキーがリアルに描かれ、そのヒエラルキー自体は認めた上で、下層部の人間より、 「上層部の諸君、あなたは充実してますか?」と投げかけているような映画だ。 もう一つのポイントは「桐島」である。 桐島不在で大きく翻弄された人っていうのは、実はヒエラルキーの上層部の人間だけ。 もともと桐島と深く関わっていない中層部以下の人々は、上の人間がバタバタしている横で普段と同じように自分の打ち込むべきものに打ち込んでいるのである。 したがって本作においての「桐島」は、「自分で考えることなく与えられた既存の価値観」を表していると考えられる。桐島をヒエラルキーの頂上として崇めている者には別軸の価値観が存在していないため、突然なくなっちゃうとガタガタになってしまう。他者に依存した価値観はかくも脆いものなのである。 スポーツ万能。女の子にもモテる。でも、どちらにも夢中になれず、親友の桐島にないがしろにされる男子生徒。 彼が野球部のキャプテンや映画作りに打ち込む男を観て、自分には何もないと気づくシーンでは胸が熱くなった。一種のヒエラルキーの逆転を、いやヒエラルキーなど無価値であるということが描かれていたのだと思う。 イケてようとイケてなかろうと、うまくいこうといくまいと、好きなモノに打ち込むという、それこそが素晴らしいのだ。 ある意味、ヲタクからリア充(モドキ)への挑戦状のような映画かもしれない。俺たちヲタクのが充実してるぜ!っていう。 学生時代どのポジションにいた人が見ても、何かを感じられる。語りたくなる青春映画。[映画館(邦画)] 8点(2012-09-15 19:03:32)(良:3票) 《改行有》

10.  キツツキと雨 《ネタバレ》 シュールなゾンビネタや、映画愛で興味を惹かせ、クスクスと笑わせてくれる。 役所さんが目を輝かせて無邪気に映画にはまっていく過程が素敵。 その上で、最終的には親子の物語としてもきっちり成立している秀逸なハートフルコメディ。 テンポが良い訳ではないので、ちょっと長く感じたかなーと思ったら、120分越えてる作品だったのね。だとしたら、体感時間としては妥当かも。 削っても良いようなシーンや、まだるっこしい部分もちょいちょいあるが、それはそれで楽しめるのでさほど問題ではない。 沖田監督の静かでおかしな間(ま)を楽しめ! 常に、なんとなく、くすくす笑えるっていうだけでも良作なんだけど、それ以上に親子関係の描き方がさらっとしながらも、心に響いた。 そっけないくらいにさらっとしているからこそ、良かったのだと思う。 この二人の会話はほとんどないんだが、関係性が徐々に変わっていくのが分かるのが面白い。 和解のシーンもセリフはほとんどなくて、「あ、これは和解できたんだな」とこっちに悟らせる感じが良い。 そこに至るまでには、映画監督(小栗)と親しくなる過程も丁寧に描かれていて、とてもナチュラル。 最後の食卓のシーンなんか、くどくどと語らせず、目も合わせず、何も言わずに飯を食ってるだけなのに感動してしまった。 無言の食卓なのに温かみが出てるのである。素晴らしい。 [映画館(邦画)] 8点(2012-07-18 00:07:12)(良:1票) 《改行有》

11.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 主人公のスティーブ君は、チビでガリガリのヘナチョコ少年だが、熱意やら正義感やら優しさやら、精神面で高く評価され、人体実験 ヒーローに抜擢される。弱き者は、生まれつき力が強い者とは違って力の価値が分かっている。…いい事言ってる! そんで、体に注射されて、変なマシンに入れられて長身のスーパーマッチョに変身するの。これって、格好いい事言ってもさ、スーパーヒーローは、見た目がなよなよしてちゃダメ!ってことよね。ちっちゃくてひ弱そうに見えるけど、実は強い!っていうのは、結局アメリカの代名詞にするキャラクターとしては受け入れられないのだろう…。とか思って、少ししゅんとしてしまった。 あとさ、盾は自動で戻ってくるようにした方がいいと思うよ。 [映画館(字幕)] 8点(2012-07-03 00:24:30)《改行有》

12.  キラー・インサイド・ミー 《ネタバレ》 大分、予告編のイメージと違った。シリアスな二重人格もののサイコサスペンスかと思ってたんだが、どこか違う。1人称の形で話が進むから、主人公の行動は、ほぼ分かるようになっているのだが、何を考えているのかがまるでわからない。(独白つきなのに!) 振り返ってみれば、実は普通のサイコサスペンスを犯人サイドから描いているだけかもしれないんだが、視点を変えるだけで、こんな妙な作品になるとは・・・。 狂気を爆発させるわけでもなく、あくまでも淡々と冷静に暴力を奮うフォードさんが、怖い。おそろしいシーンのはずなのに、陽気なカントリーミュージックがかかっちゃうのも、フォードさんの陽気な心境を表しているようで逆に怖かったりする。 最後の終わり方なんか妙に楽しげで、おちょくられた感は強し。笑えないブラックコメディを見させられていたのだろうか・・・。何だか、結局どう評していいか困る作品だが、微妙なタチの悪さや、奇妙さがなかなかに楽しかった。[映画館(字幕)] 8点(2011-04-17 21:37:38)《改行有》

13.  キック・アス 《ネタバレ》 ノリの軽いアクション・ヒーローコメディかと思っていたが、大分違う手触りに少々戸惑う。確かに笑える部分も多く、コメディの要素は多い。一般的なバカ映画ならこういうノリはアクションシーンであろうと継続され、バイオレンスを笑いにするのが常套手段であると思う。しかし、本作でのバイオレンスシーンはシリアスでハード。アクションシーンではあまりおちゃらけず、痛みを表現している。 特に幼い女の子が殺戮をする場面なんか陽気な音楽が流れてて爽快に感じてもおかしくないのに、マジメに残酷な描写がされるためか、どこか憂いを帯びている。 デイブ君らが敵に追いつめられるようなシーンはハードに描かれ、なかなか笑えない。 それなのに映画の雰囲気自体はすぐに陽気に戻ったり、という温度差が実は気持ち悪かったりする。何も考えず楽しめる爽快アクションとはちょっと違うのである。 とはいっても、敵味方脇役に至るまですべての登場人物に愛嬌があって非常に楽しい。 ヒットガール演じるクロエちゃんはクソ可愛い。クソ可愛いだけに、殺しに哀愁がにじむ。耳に残るポップでハードな楽曲の数々も素晴らしい。 少しだけ気になった点と言えば、デイブ君の立ち上がる動機が弱いところ。ヒットガール親子がしっかり戦う宿命を持ってただけに、主人公のデイブ君が薄すぎるのが少し残念。 しかし、2時間しっかり釘付けにされたし、コメディ&ヒーローハードバイレンスという新鮮味のある娯楽作品でした。面白かった![映画館(字幕)] 8点(2010-12-25 18:19:59)(良:2票) 《改行有》

14.  キートンの蒸気船 《ネタバレ》 チャップリン以外のサイレントを観たのはこれが初めてかも。 キートンをはじめ、登場人物のアクロバティックなコケっぷりが見事。お約束では確実に笑わされるし、オヤジ殿はガンコで意地悪っぽいのにセガレに立派な男になってほしいという気持ちが全面に溢れ出ていて全く憎めない。 後半のハリケーンのシーンは、現代ハリウッド映画を超える迫力と豪快さがあって、目を見張りました。満遍なく笑えた後で、パニックムービーを楽しめて、最後には心も温まるというお得な上質コメディでした。 台詞が聞こえないことは全くハンデになりませんし、逆に想像力をかきたてられますね。キートンの他の作品にも手を出していこうと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2009-06-04 12:13:40)(良:1票) 《改行有》

15.  飢餓海峡 《ネタバレ》  上映三時間、劇中10年間の歳月を、ある事件・人物にスポットを当てて追ったサスペンスプチ大河ドラマ。世紀の連続殺人事件というわけでもない、どちらかといえば地味な事件をここまで飽きさせずに追っていかせたのは、サスペンスに重きを置きすぎず、人間ドラマを主軸に、濃密な生活臭を撒き散らすことに成功しているからでしょう。  ちょっとイってる左さんの快演は見事だし、主演の三国さんの不敵な表情も貫禄充分。サスペンスとしては地味ながらも、手抜きはなく、こちらに与える情報の量が絶妙で、こちらだけが知っていることもありながら、真相については知らされず、刑事側の人間の立場で物語を一緒に追っていけるような流れが巧い。  ただ、前半部の事件の見せ方が良いぶん、後半の「コロシ」に関しては、ちょっと場当たり的というか、流れに無理矢理さを感じてしまい、物足りなく感じてしまった。[DVD(邦画)] 8点(2009-02-09 12:56:52)《改行有》

16.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 それぞれの人間や、立場の変化や、障害等がとにかく面白くて最後まで緊張しながら二時間半集中して見れました。映像も白黒ながら、色遣いが印象的。そして、オチがぁ……![DVD(字幕)] 8点(2008-03-27 14:35:19)

17.  CUBE 気がついたら正方形の部屋に人間が数人いた。というところから始まる意味不明で地味なサスペンスホラー作品だが、人間同士のかけ合いがなかなか良くて意外と楽しめる。余韻を残すラストも良く、インパクトの強い作品です。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-27 14:26:42)

18.  キャッチボール屋 リストラにあった男が10分100円のキャッチボール屋をやりながら様々な人と出会う、ゆるやかドラマ。喜劇でもなく、悲劇でもない。人間ドラマというほど登場人物達は無駄に干渉せず、ただ色んな人の人生をちょこっとずつ垣間見合っていき、そして、ほんの少しだけ前へ進む。そんな話。おおげさな演出やストーリーはないけれども、でてくるすべての登場人物にちょっとした愛着を持ってしまう、ささやかに暖く、ささやかに熱いお話。良い。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-27 14:17:58)

19.  奇人たちの晩餐会 小人数のキャストと一つの舞台の演劇風コメディ。普通こんなのは映画にしないだろうと思うような映画。だが、とにかく最初から最後まで一人のバカに笑わされっぱなしで飽きることなく楽しめる。これだけ地味な演出でこれだけ笑わせるってのはスゴイ。ツボにはまればとても楽しめる。なかなかの良作。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-25 14:10:01)

20.  キサラギ ネタバレせずに、コメントするのがとにかく難しいのだが、最初から最後まで主演の5人以外はほとんど出てこない舞台劇の構成。二転三転四転と無茶苦茶に転がり続け退屈させない脚本がなんとも巧みで文句なしに面白い。 贅沢を言うならば、絵的には面白味がないので映画ならではの演出がほしかったところ。最後に全てをブチ壊すエンドロールは、個人的にはアリだと思います。[DVD(邦画)] 8点(2008-02-11 14:11:25)《改行有》

030.16%
1100.54%
2271.46%
3754.07%
41628.78%
523012.47%
636219.62%
746425.15%
837320.22%
91196.45%
10201.08%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS