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プロフィール |
コメント数 |
105 |
性別 |
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自己紹介 |
お久し振りの方、初めましての方、 こんにちは。
只今、写真家として水面下より目立たない所にいます。 新聞に載っても名が売れない写真家…最早、自力で行きます。 新レビューはまだ未定。
ハリポタ見るくらいなら、B級を選ぶ偏屈です! 新作は5年は寝かせます!! |
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1. 劇場版 XXX HOLiC 真夏ノ夜ノ夢
TVシリーズでは際だっていなかった“いかにもProduction I.G”と言う美しい背景と映像に「劇場版だから特別なのか…」と思いつつ鑑賞スタート。
一番大切なものを“館主”に思い出させる…と言う最終的な目的はテーマ的に普遍性があって良かったが、如何せん中弛みが酷くて1時間が2時間くらいに感じられた。
主人公四月一日の友人である百目鬼が触れているが趣味の悪い、『ウィンチェスター・ミステリー・ハウス』の様な屋敷にはゾッとした。[DVD(邦画)] 6点(2009-08-05 14:53:20)《改行有》
2. 月曜日に乾杯!
毎日…ほとんど数センチの違いだけの毎日。庭に停めた車の前で、ツッカケを脱ぎ…車に乗り込む。帰ってきては、庭に車を朝の様に停める。降り立つ足元には、朝脱いだツッカケ。翌日も、また…
好きな煙草は、禁止され、職場でも同じ繰り返し。この男にとっては、息苦しく堪え難い“平凡”それは、堪え難い“退屈”に変わって彼を“旅”と言う逃避行へ向かわせる。
愛する父親の後押しでヴェニスへ旅に出る男の、出会いや再会がイチイチ粋で、何よりこの作品で素晴らしかったのは、衒い無く、自然である事。まるで、彼と一緒にヴェニス旅行をしている様な気分になる。
派手さなんて、一切要らない。ドキュメンタリーの様で、実は詩の様に洗練された簡潔さが心地よかった。“出会いは「一期一会」だとしても、彼には戻るところがある。”なんだか、ささくれた心が潤いました。思いがけず、中年のオジさんに癒されてしまった…。10点(2004-12-25 03:42:13)(良:1票) 《改行有》
3. 化粧師
《ネタバレ》 大正初期、時代の狭間の混沌とした空間を生きる『化粧師』と言う名の魔法使いが人の心を癒し、変える物語。
春の瑞々しさが溢れる背景に、絢爛で虚飾な大正の風景を薄墨のように柔らかく..日本画の様に鮮やかに表現。冒頭からその映像美に眼を奪われる。日本映画の秀麗な場面ばかりを集約した、華のような作品。
絶妙な『間』と語り口や、薄紙を当ててなぞるかの様な展開は、明快さこそ無くとも観る側をそっと引き込む魅力がある。 ニヒルな雰囲気を持つ『化粧師』小三馬は、どこか異邦人の様に異質な色を持っている。それは、彼のある“秘密”の為。周囲が毀誉褒貶するのも“秘密”があっての事だろう。届かぬ想いと知りながら、彼に憧れる純江の姿は痛々しくも、健気で美しい。
聾唖の少年との交流も、仄かな温もりが心地よい。少年は彼の秘密を知っているのだろうか?
耳聾の小三馬と、囀ったメジロ……大空を目掛けて羽ばたいたメジロは、女性達の心。そして、小三馬の気持ちの様に感じられた..。
忙しい女性にこそ、是非観て貰いたい一作。10点(2004-05-30 16:10:35)《改行有》
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