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コメント数 3874
性別 男性
年齢 53歳

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81.  荒野の用心棒 この映画、何度か観てると観るたびに強くする思い、それは「これは黒澤明の『用心棒』とは全く異なる作品である」ということ。いやあ我ながらコワイですよね、どっからどう見ても明らかにパクリなのにね。しかしこの肌触りの違い。単にユーモアの有無とかだけじゃなくて、語り口そのものの違い。考えようによっては、本作の問題点とは「無断でパクッた」ということよりも、「同じ物語でもオレならもっと上手く映画にするね」という挑戦に受け取られかねない点にある、とも。実際、『用心棒』と比べると、本作の方がより直接的・時系列的な描写を避け、巧みな構成を取り込んでいるように思います。この点が、本作の無愛想な印象ともなっている訳ですが。と言う訳で、物語のオモシロさという長距離力、シチュエーションのユニークさという短距離力に、さらに構成の巧みさという中距離力が加わり、ここに最強の娯楽作品が誕生したのであります(まあパクリってのは当然マズイんだけど、無断で作っちゃったお陰で自由な取捨選択による再構成が可能だった、という面もあるかも知れんわな)。……ま、少なくとも「刀vsピストル、本当に強いのはやっぱりピストルだった!!」というアホな内容にならなかったのは本作にとって良かったと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-23 09:04:35)

82.  コットンクラブ ひっさしぶりに観ましたが・・・と言ってもまあ、ぜーんぜんストーリーを覚えてなかったので初めて観るも同然か。⇒いや実際、ストーリーなんて、特に、無いんです。『ゴッドファーザー』も本作も、「ある状況がじっくり描かれ→→→状況を変える“事件”が短く挿入され(あまり前振りも無く突然に)→→→また次の状況がじっくり描かれる」という感じですが、『ゴッドファーザー』がその路線でも緊迫感を失うことなく成功していたのに対し、本作は、やや停滞を招いていますかね。バンドマン(リチャード・ギア)の物語とタップダンサー(グレゴリー・ハインズ)の物語が、特に噛み合うこともなく、気まぐれに描かれていきますが、ギア様が映画俳優として成功していく過程などもいまいちピンと来ません(“過程”というものに関心が無いらしい)。その代わり映画の関心は風俗描写へとトコトン偏っており、ダンス、歌、ショー、これらについては、思う存分堪能することができます(←これらを堪能したい方限定)。と言う訳で、特に堪能したくない方(私)にはやや騒々しい部分もありますが、非日常の雰囲気にじっくり浸れる2時間、という意味では、魅力を感じる作品でもあります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-04 01:11:22)

83.  河内山宗俊 音声が聞き取りにくく、観ててもつい耳の方に神経が行きがちになるのですが、それでもとにかく面白いです。登場人物たち、場面、エピソードが、互いに絡み合いつつクルクルと輪を描き続ける感じ、それが何だか無性に面白い。そして、その輪が収束していった先には、劇的で鮮烈なクライマックスが。惜しむらくは、人物の仕草等でカットの繋がりが良くないところが多々あって、少々気になってしまいますね。ただ、それを補って余りある、テンポの良さとスピード感。あと、「ウワッ、加東大介って、若い頃からすでに“加東大介”顔をしていたんだ」とか、妙なところに感心してしまいました。[CS・衛星(邦画)] 9点(2010-10-13 22:44:16)

84.  ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 ・過去の作品からの流用が多いのはいいとして(いや全然良くない)、別によりによって“エビラ”なんか流用しないでも、なあ。 ・新作のガバラってやつがこれまた、造形がヒドくて(ガキ大将の象徴だからこれでいいのだ、いや良くないッ!)、ゴーヤに目鼻を付けただけ、とでもいいますか。とにかく、「ワタクシ、怪獣でございます」と言わんばかりの、何の工夫もない造形。 ・ミニラがしゃべる。まさかこんな普通の声だとは。ミニラがしゃべるとなんだか、“長年洗ってないガチャピン”に見える。 ・他人の夢の話を聞かされるのは基本的に、苦痛です(つげ義春みたいに一部例外もありますが)。[DVD(邦画)] 2点(2010-10-02 03:21:06)(笑:1票)

85.  ゴーストライダー ニコラス・ケイジの似合わないカツラ顔(地毛だったらゴメン)に始まり、世にも情けない妖怪対決が次々に展開される、抱腹絶倒のアメコミヒーロー映画。大体、「落ちてる火を拾って投げつける」なんている攻撃方法、ありますか。この映画、意識的に笑いを狙ってますね。そこがズルイとも言えるし、痛快とも言えますな。“ゴーストライダー”の攻撃は、よくわからないモノが多いですが、とりあえず敵が焦った顔になったときは、攻撃が効いているらしい。[地上波(吹替)] 7点(2010-08-13 18:13:02)(笑:2票)

86.  ゴジラ対メガロ ジェットジャガーについて:①必要に応じ、意思を持つ。さらに必要に応じ、「巨大化する」。必要がなくなれば「小さくなる」。また必要がなくなれば「意思も無くす」(意思を持とうという「意思」、あるいは意思を放棄する「意思」。なかなかパラドキシカルである)。②ゴジラと手振り身振りで会話する。ゴジラと握手する。要するにゴジラと「気が合う」。③1対2の不利な状況になると「逃げようとする」。④ロボットのくせに「痛がる」。------レンタル屋でウチの娘の狙っていた某作品がすべて貸し出し中で、次の候補として何故か娘が選んでしまったのがコレ。つまらないからヤメナサイと言ったけど、聞かないもんで、これもまあ自己責任、ということで、借りました。低予算でもオモロイ作品、ってのは世の中ありますけど、そこに「背負った看板の大きさ」みたいなものが加わると、どえらく迷走してしまう、という映画ですね。金も時間もない、でも、ゴジラ映画を作らないといけない。とりあえず登場人物は減らす。怪獣が暴れようと、ロボットが巨大化しようと、オハナシは事実上、3人の主人公の中で閉じています(この「薄さ」は、ちょっとシャマランの『サイン』に繋がるものが)。過去作品からの流用シーンが、露骨に流用っぽくって、何ともシュール。怪獣バトルは「羽交い絞め&ドロップキック」など、プロレスっぽくって、これは良い。え~良いのか? ダム決壊シーンと、カーチェイスは、これは間違いなく絶対に良いです。というわけで、無理にホめなきゃホめるところがない映画。とは言え、退屈は、しないですかね(と、また無理にホめてみる)。[DVD(邦画)] 2点(2010-05-05 07:35:10)(笑:1票) (良:1票)

87.  告発 重いテーマながらもあくまでファンタジーとして描いており、よーするに娯楽映画なんですけれども、でもそれがイヤミにならないのは、ケヴィン・ベーコンの、まさに執念の役作りのタマモノですね。クリスチャン・スレーターのややトボケたような人懐っこい表情との対比が、印象的。ただ、「経験の浅い弁護士が、絶望的な戦いに挑む」ってなオハナシだと思って観てたら、主人公の弁護士より数枚うわ手だと思っていた敵役連中が、いざ裁判になるとまるで形無しなもんで、不謹慎ながら「おいおい、刑務所側も、もっとガンバレ」と思ってしまいました、ハイ。ところで、噂には聞いていたけど実際にはお目にかかったことの無かった英語の慣用表現、「as cool as cucumber」ってのが、裁判シーンのセリフに出てきて、ついニンマリ。字幕では「氷のように冷静」となってましたが、直訳では「キュウリのように冷静」。これはかなり冷静そう。[DVD(字幕)] 7点(2010-04-30 06:18:46)

88.  ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 《ネタバレ》 ゴジラエビラモスラ。カタカナ3文字で最後が「ラ」だったら、それは怪獣の名前なんですってさ。さて本作、ひょんなことからヨットに乗り合わせた、ポンコツ3人組とポンコツ泥棒(特技は錠前破り)。嵐に遭遇し4人が漂着したのは謎の無人島。と思いきや。例によって例のごとく、その島には得体の知れない軍隊がいて、核兵器を開発していたのでありました。しかも、原住民を奴隷のようにコキ使うという悪辣ぶり。どうコキ使われているかというと、木の実を絞って黄色い汁を作らされている。この汁は、海に出没する怪獣エビラを避けるためのものなのでした。ハイ、ここで質問してよろしいでしょうか。①核兵器を開発するだけの技術があるのに、黄色い汁は人間に絞って作らせるんですか? ②そもそも、この「黄色い汁」ってのは、正式名称なんですかね? ③ポンコツ4人組、この設備を一目見ただけで「核融合設備だっ!」「重水製造装置だっ!」とか、よく判るもんですなあ。彼ら、実は全然ポンコツではないのかも知れぬ。④眠りこけてるゴジラ、一体いつ目を覚ますのでしょうか。え?もう少し待ちなさい、ですと? ⑤散々待たされて、ようやくゴジラが覚醒、エビラと死闘を繰り広げますが、それでは、眠りこけてるモスラ、こちらは一体いつ目を覚ますのでしょうか。映画終わっちゃいますよ。え?諦めなさい、ですと? ・・・・・・てなわけで、後半はゴジラとエビラ(ハサミがあるから、ロブスターですかね)が対決を繰り広げ、さすがは甲殻類、体は頑丈でそれなりに盛り上がるも、節足動物の悲しさか、関節がヨワいという弱点をさらけ出し、あっけない最期を迎えてしまいます。その後申し訳程度にモスラが登場、という展開。タイトルばかりは威勢がいいけれど、やや羊頭狗肉な印象の映画ではありました。[DVD(邦画)] 5点(2010-03-01 23:08:44)(笑:1票) (良:1票)

89.  ゴースト・オブ・マーズ 要塞警察とかザ・フォッグとか物体Xとかを混ぜ合わせて、変な映画を作ってみました、ってな感じの作品。火星にオバケがいて、オバケに憑依された人は(ヘヴィメタ化して?)他の人間に襲いかかる、というSFホラーアクション映画。何つうか、その、どっかのスタジオに適当にセット組んで、ひっそりと、誰にも邪魔されずに好きな映画を撮ってやろう、みたいなノリ。うん、実際、誰も止める人がいなかったみたいですね。これが「芸術」かと言わればよくわかりませんが、「骨董」には成り得るんじゃないですかね、そのうち。しっかし、ナターシャ・ヘンストリッジが「カクカクシカジカでした」と証言するシーンを観ていると、「ああ、もしカート・ラッセルがこの役を演じてたら、飄々といい味出してたのでは」と思い、はたまた「このアイス・キューブの役もカート・ラッセルが演じてたらカッチョよくキメてくれそうだなあ」なんて思う。カート・ラッセルは、一人では足りない。つくづく、貴重な役者だよなあ、と思えてきます。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-18 00:07:29)(笑:1票)

90.  荒野の1ドル銀貨 そりゃまあ、完成度が高いか低いかと聞かれれば、高くは無いのだけれども、波乱万丈、危機また危機で飽きさせない娯楽作品として観れば、完成度が高いか低いかと聞かれれば、決して低くは無いだろう(だからと言って高くもないだろう)、という、いかにもマカロニらしいマカロニウェスタン。わかりやす過ぎるBGMが、映画を盛り上げるとともに、映画を安っぽく見せてしまうのだけど、ここまで音楽の使い方がわかりやすいと、何かミュージカル映画でも見ている気分になって、意外に悪い気はしない。そしてこの映画、何と言っても伏線の張り方が上手い、上手過ぎる。ほとんど反則。ここまで上手いと妙な感動を呼んでしまう。これが、この映画のポイント。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-06 23:00:28)

91.  荒野の七人 『七人の侍』とどっちの方がいい映画かって? そんなん知るかいボケ。両方好きなんじゃいボケ。いや取り乱してスミマセン。そりゃまあ、ワタシもかつては「チャンバラ映画のリメイクなんだってさ~」と警戒して、この映画を観るのを避けてた頃もありましたけど。後に本作を初めて観たときにも、ヘンに『七人の侍』の設定を引きずってるよなあ、とか、その割に変えてほしくなかったところはアレコレと変わっちゃってるよなあ、とか、色々ボヤいてた時期もありましたが。でも、そんなこと、もういいんです。やっぱり、どちらも、とにかく面白いのです。同じ元ネタで、一方は堂々たる時代劇、一方は堂々たる西部劇として、別の世界が構築され切っているという、不思議と言えば不思議、当たり前と言えば当たり前な、映画というものの持つ可能性に、感動してしまう。敢えて両者の比較を一言だけ言わせてもらうならば、『侍』に欠けていて『荒野』が持っているものと言えば、“悪役が持つ魅力”というヤツでしょうか。でも、そういう違いって、生まれるべくして生まれたもの、ですよね。映画は生き物なのだから。こうやって、映画の歴史全体が、まるでひとつの長大な音楽作品のように、ときに変奏を奏でたり、ときに突然の転調を引き起こしながら、流れていくのだなあ、と。[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-06-06 11:17:10)

92.  地上より永遠に(1953) 《ネタバレ》 ふた組の男女の物語、それも「体目的以上、恋愛未満」みたいなちょっと微妙な関係のふた組の物語をうまく絡め合う見事さ。またその脇を固める登場人物たちそれぞれの存在感、物語への絶妙の関わり、といったこともあって、グイグイ引き込まれる映画ですね。見ようによっては、ボクシングをやるのやらないのとかいうツマランことでイジメが横行する平和ボケの軍隊に対して、どこかの国が空爆で鉄鎚を下す、という物語にも見える? まあ、それはともかく、イジメに黙々と耐え続ける主人公、その描写がステレオタイプであればあるほど、主人公の背景というか、彼の「伝説性」が高まるわけで、「いったい彼はどれほどスゲーやつなんだろうか」と思えてくるのだけど、結局はボクシンググラブをはめることもなく、ラスト、どっちかと言えばツマラナイことで命を落としてしまう。伝説が伝説のまま封印されるときの、その無念さと虚脱感。いいですなあ。少し残念な点としては、途中で死ぬキャラとそうでないキャラが、観てておおかた予想がついてしまうという、「出来すぎ感」ですけどね、えへへ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-08-17 11:02:02)

93.  ゴーストシップ 《ネタバレ》 「ゴースト/血のシャワー」かと思ったら実は「シャイニング」で、と思ったら実は、ゴーストシップの正体は海に浮かぶ超豪華ゴキブリホイホイだった、という、トホホなお話。海面を思わせるようなチラチラとした反射光を全編に入れることで、廃船の雰囲気が出るに違いない、という安っぽい演出(しかもチラチラさせ過ぎ)が、ちょっと泣かせますね。ジョエル・シルバーとロバート・ゼメキス、もうちょっとお金を出してあげなさい。それともこのままロジャー・コーマン路線を突き進むのだろうか? あと、早くもすでに余生を送っているようなガブリエル・バーンには、誰か喝を入れてやってくださいな。[DVD(字幕)] 6点(2008-04-20 16:58:04)

94.  コックと泥棒、その妻と愛人 《ネタバレ》 不条理な世界ではありながら、サスペンスとして一応楽しめるだけの、物語性のある映画にはなっています。まあ、全く一般性の無い物語ですが。ナゼかすべてを支配するヒゲ親父と、彼の目を盗んで愛人との浮気に励む妻。映画に出てくるのは、マズそうな食べ物と、ワケのわからないヒゲ親父の演説と、楽しくもなさそうな中年のエッチばかり。さらに、しつこく流れるマイケル・ナイマンの音楽も、本作に関する限り、はっきり言って凡庸だと思うぞ。というわけで、当然ゲンナリしてくるが、観ている側としても簡単に負けるわけにはいかない、ここがふんばりどころ。で、観ていると、何だか不思議とクセになってくるのが、この映画の舞台であるレストラン(?)の、いささかエキセントリックな調度。というよりは、その反復性、ですかね。食堂~厨房~裏口を、人が、カメラが、何度も行き来するうち、この映画の世界に変に馴染んできてしまう、麻薬性。そして、妻と愛人がドロドロのハダカで脱出するシーンのトホホぶり、こいつはまさにとんだ失楽園だわい、と脱力しつつも「おお、こうでなくては!」と変に感心してしまう。何に感心しとるねん。そうそう、あと、ですね、この映画の露悪ぶり、ついつい『ピンク・フラミンゴ』を連想しちゃうんですけどね。特に、ラストの拳銃を構えるヘレン・ミレンが、完全にディヴァインと重なって見えちゃいました![地上波(字幕)] 7点(2008-03-09 23:04:13)(良:1票)

95.  荒野の決闘 ある男が町にやってきて、ドラマが演じられ、やがて彼は去っていく。という、まあお馴染みのベタな展開、ではありますが、それが魅力でもあります。やはり本作のような見事な作品があってこそ、そのような展開が、西部劇の方程式として定番となり得るのでしょう。弟を殺され牛を奪われた男、ワイアット・アープが、保安官に志願するところから物語が始まるものの、彼は復讐に目をギラギラさせているわけでもなんでもない。むしろノンキさすら漂わせながら、映画は友情やら恋やらを描きます。中盤はさまざまな要素でドラマを膨らませながら、最後は(思い出したように)弟の復讐、“OK牧場の決闘”へとズンズン加速していく、まさに放物線を描くような映画の展開で、最後には落ち着くべきところへ見事に着地した、という感じ。必ずしも長くは無い映画なのに、ある種の重量感すらを感じます。[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-03-09 22:25:11)(良:1票)

96.  國民の創生 この映画の差別的な部分はともかくとして(顔を黒く塗った白人が「悪い黒人」を演じるのって、やっぱり観ててヤだなあ)、あの白装束KKKの大群のシーンには圧倒されます。さらにはこの映画、私の大好きな「立てこもり映画」でもあったりするんだから、たまりません。ここに“映画の創生”を目の当たりにするのであります。[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 18:16:31)

97.  こま撮りえいが こまねこ 冬休みということでBSで放送しておりましたので、録画して家族で観ました。2歳3ヶ月の娘も大人しく観ていた(半分寝てたのかも?)のですが、最終話のいよいよという場面になって突然、手を左右に振りながら「ちわう(違う)!」と言って逃げていってしましました。何がどう違うのか、今もって判りませんが、きっと何かが違っていたのでしょう(汗)。ま、とにかく、デジタル時代のこま撮り映画、マニアックな印象は皆無で、人形アニメならではの愛らしい動きがたまりません(その一方で、アナログ的ギクシャクこま撮りも楽しめる親切設計)。上はおじいちゃんおばあちゃんから、下は幼児(3歳以上)まで、皆で楽しめる映画だと思います。2歳以下の場合は、お子様とご相談ください(ちなみにコレを書いている今、娘にもう一度見せています)。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-06 18:01:17)

98.  コーラス 公開時に、会社の後輩がガラにもなく「感動の作品っす!!」とか言って勧めてたんだけど、観てみりゃなんのことはない、ほとんど現実味の無い物語、コメディ一歩手前の映画。どうしようもなくガラの悪い生徒達を、合唱でラクラクと纏め上げ、一方、生徒達の方も不気味なほど歌が上手かったりする。音楽というものをナメとんか~。という気も(ホンの少し)しないではないけど、ま、面白いから、いいか。楽しい映画です、ハイ。映画の最初は画面が暗くて登場人物の表情が見えにくいのが、映画の進行とともに画面が明るくなり、表情が活き活きと伝わってくる(ような気がしたが、気のせいかもしれない。うひょひょ)。ラストも、あの、窓から子供たちの手が出ているのが、なんか素朴で、しかもちょっと意外性のある素朴さでもあって、いいなあ、と思った。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-24 22:54:08)

99.  コングの復讐 《ネタバレ》 できちゃった結婚ならぬ、できちゃった続編、といった感じの映画。とりあえず作っちゃった、はははは。70分ばかしの短尺ながら、コング島(?)にたどり着くまでに映画の半分ほどを、どーでもいいようなやり取りで費やしてしまうという、この贅沢さ。じゃなかった、この貧弱さ。やっと島にたどり着く⇒するとコングJrを発見、しかも偶然にも底なし沼(?)にハマって青息吐息⇒助けてやったら怪獣をやっつけて恩返ししてくれた⇒と思ったら突然島が沈没してオシマイ。この強引な終わり方、アッシャー家の崩壊もビックリだよ。大都会で暴れるシーンも勿論無く、ジャングルで怪獣と戦うだけなので、前作より明らかに見所激減ですが、それでも何でも、怪獣バトルには手に汗握ってしまう、困った私。ラスト、島と共に沈み行くコングの手には、包帯が。この感動的なラスト、『ターミネーター2』で泣けた人なら、間違いなく号泣モンでしょう。私はちっとも感動しませんけどね、へへへ。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-09 21:56:22)

100.  皇帝ペンギン 子育てが大変なのは人間だけじゃない、ってことが、よおぉっくわかる作品。よおし、ペンギンに負けないようにがんばるぞ~。それにしても求愛のシーン、こりゃほとんどポルノだ、赤面しちゃったよ。[DVD(字幕)] 8点(2006-05-06 22:41:37)

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