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1.  御用金 《ネタバレ》  映像に凝ろうとするのはよくわかるのだが、映像美だけを追っかけた無駄なシーンが多いと感じてしまった。もっと尺を短くするとか、人間をもっと深く掘り下げたシナリオにするとか、映像美を追いながらもテンポを崩さないやり方もあったのではないかと思う。  仲代達矢があまりにもシリアスなのに対し、萬屋錦之助が軽薄な役どころで、この対比の妙がもっと引き出せればいいのだが、全体を暗く叙情的に仕上げているため、萬屋錦之介の魅力がかなりスポイルされている。  叙情的な映像美を追求するなら、もう少しシナリオを練り込むべきだし、このシナリオで行くなら、もっと娯楽に徹してテンポよくして欲しかった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-04-24 17:23:19)《改行有》

2.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》  サスペンス、コメディー、青春の要素をテンポよく明るく描き、時にはクスリ、ホロリとさせ、途中だれることなく一気に引きこまれた。  カミさんが途中居眠りせずに最後まで見たというのは、ピクサーのアニメ以来で、画期的なこと。  時間を前後させていろんな人間関係の糸を解きほどいていく手法は「アヒルと鴨のコインロッカー」同様、リアルと誇張をバランスよく配して緊張を切ることなく笑いを織り込む手法も「チーム・バチスタの栄光」と同様に、非常にうまくまとまっており、監督のウマさが光っている。ツッコミを入れたくなるようなご都合主義も、誇張が過ぎたありえないシチュエーションも、ハラハラドキドキとクスリ、ホロリの絶妙のタイミングの繰り返しで気にならない。  ただし、最後の結末のシーン、堺雅人の演じる主人公に完全に感情移入して感動した後なので、リアルに役者まで変えてしまよりも、若干のメイク程度で堺雅人が演じたほうが、見る側が堺雅人と完全に判っても誇張した演出として許せるし、感動がさらに大きくなったかも。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-15 23:56:00)(良:1票) 《改行有》

3.  GO(2001・行定勲監督作品) 《ネタバレ》  政治や社会への問題提起はほとんど無く(北朝鮮の描き方は少し否定的ではあるが、)て、登場人物の心情を中心にしっかりと描くことができており、重くならずに見ることができた。  テーマ性を持ったストーリーなので、娯楽と言うほど爽快感は無いが、コメディータッチの部分も多く、最後まで楽しんで見られた。  原作が良かったからなのかもしれないが、ややもすれば重くなりがちな在日の若者のアイデンティティに対する葛藤と言うテーマをしっかりと青春ドラマの脚本に仕上げてあり、原作(未読)が良いんだろうなぁと感じると同時に、いつもガチャガチャな宮藤官九郎もやるときはやるじゃんって感じ。    キャストもみんな演技派で非常にいい味を出している。  日本人として安心して見られるのはやっぱり日本映画かな(^^; [DVD(邦画)] 6点(2010-07-01 02:01:16)(良:1票) 《改行有》

4.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》  28作目。いよいよ最後のゴジラ。  最後にふさわしく、ダメダメストーリー、怪獣プロレス、宇宙人、チープな人間ドラマなどのこれまでのゴジラの要素のオンパレードに、マトリックスやスターウォーズのパクリもあって、派手にやってくれました。  でも、2時間の間これだけ濃密に詰め込んでどんどん繰り出されると、緊張感が途切れることなく最後までわくわくしながら楽しめた。もしかしたら娯楽映画としてはゴジラシリーズで最高かもしれない。  CGと光線と爆発の量は半端じゃなく、怪獣プロレスも許せてしまうし、ストーリーは??で超ご都合主義なのだが、展開がテンポ良く役者の演技もうまくて突っ込む暇を与えてくれなかった。  全体のストーリーは幼稚で超ご都合主義なのだが、登場人物の行動や言動が、リアルな場面は論理的にゆっくり進み、突っ込めそうな場面はテンポ良く迫力とスピードで流してしまう、緩急の使い方がうまく、それを、役者の演技が見事にフォローしている。  こういう娯楽に徹した姿勢は昭和シリーズに通じるものがあり、CGと光学合成を駆使して格段に向上した特撮技術で冒険活劇路線に活路を見出しかけた昭和シリーズを作り直したようで、シリアス、リアル路線を捨てた大作を目指さない姿勢に非常に好感が持てる。  次の作品があるとしたら、平成シリーズ以降のシリアス、リアル路線の集大成を見せて欲しい。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:24:51)《改行有》

5.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 《ネタバレ》 27作目。うーーん。なかなかいい。前作のダメダメで期待していなかったが、人間ドラマを前面に押し出した展開に思わず感情移入してしまった。  突っ込みどころ、理不尽さは前作と同じくらいあるし、ご都合主義も満載なのだが、整備士を主役に持ってくるという意表をついたシナリオとその整備士役の演技力で、最後まで緊張感を持って手に汗握りながら見ることができた。  前作と同じ監督が撮ったとは思えない出来である。  モスラが地球を救うといいながらゴジラに負けてるし、機龍を捨てなきゃ敵に回るといいながら結局協力してるし、最後はお決まりのゴジラ死んだわけじゃないのにハッピーエンドっぽくしちゃってるし、至る所突っ込める展開なのだが、なぜだが許せてしまう勢いと緊張感があった。  前作の続きという設定だが、前作を伏線としていたのかと思わせるシナリオで、前作と今作を合体して欲しいくらい。  整備士を前半から伏線として出して、宅麻伸とその子供はなかったことにして、釈由美子を後半もパイロットとしてずっと出し続けて、モスラのストーリーをもう少し自然にして、2時間強に再編集すればかなりいい仕上がりになるかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:23:31)《改行有》

6.  ゴジラ×メカゴジラ 《ネタバレ》 26作目。またダメダメシナリオに戻ってしまった。  人間側のドラマがあまりにも上辺だけの薄っぺら過ぎて説得力が無い。首相とか閣議とか出しておきながら、なんで、感情をコントロールもできない奴が精鋭部隊で個人的イジメがあって、最後に仲直りなんていう、ドラえもん並みの展開をメインに据えてくるわけ?もう少しまともにしてよ。  DNAコンピュータにゴジラ細胞使ったのは、ゴジラの叫び声で暴走するためだけの伏線で、DNAの塩基を変えるんなら、最初からゴジラ細胞である必然性何もないし。  最後もゴジラが逃げて行っただけなのに、あの喜び様は無いでしょう。必殺兵器が効果ないことが判ったんならもっと深刻になってよ。  社会ドラマにするなら人間の行動はもっと論理的であるべきだし、個人的人間ドラマにするなら、多少感情的でも心理描写とか葛藤とかをもっと深く突っ込むべきで、ゴジラとの闘いが社会的問題なのか個人的問題なのかさっぱりわからんグダグダシナリオ。  子供受けを狙って判りやすくするために安易にシナリオを幼稚にするのは、かえって子供を馬鹿にしてるんじゃないの?子供に判りやすいことと、大人の鑑賞にも堪えうることを両立させるという考え方はできないんだろうかと思ってしまった。  ゴジラとメカゴジラの闘いも、明らかにガンダムとかエヴァのパクリっぽいし、またまた意味の無いプロレスシーンが出てくるし、特撮見せたいがための意味のない戦闘としか感じられない。必殺兵器の破壊力が頼りなんだったら、それを使うまでのプロセスにもっと説得力を持たせて欲しい。  特撮とCGのレベルも、技術的には落ちてはいないが、あまりにも突っ込みどころ満点のシナリオのせいで、迫力が全然生かせてない。  前作がかなりハイレベルだっただけに、粗ばっかり見えてしまいました。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:22:43)(良:2票) 《改行有》

7.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》 25作目。おや、今回はオカルトから入っていくのか、なかなか斬新だなと思ってるうちに引き込まれ、展開に突っ込みどころがあまり無く、CGと実写爆発のバランスもよく大迫力の映像で、最後まで緊張感たっぷりに見られた。  ゴジラを1954年以来の生物、他の怪獣を神話を取り入れて科学からは離れたところに位置づけることでその存在と行動に違和感をなくし、自衛隊もそこそこ論理的な兵器と行動で納得させ、人間ドラマも使命感とか親子の情とか日本人のツボを押さえた設定になっており、娯楽映画として(ちょっと重々しいが)充分にできのいい映画となっている。  神話とオカルトを取り入れることで根本的矛盾をそこに集中させ、それ以外の展開にそりゃ無いだろという突込みどころがほとんどなくし、怪獣同士の戦いで火の粉になって復活したりしても神話という概念で許せてしまう脚本は、おみごとと言うしかない。  途中で突っ込みながら失笑しなかったのはゴジラシリーズで始めてかも。  怪獣目線と人目線を使ったアングル、病院で傷ついている人、人の死をはっきりと意識させるセリフなど、ゴジラや怪獣の恐怖と迫力が充分表現されている。  人間ドラマを重視しつつ、特撮の迫力もCGをうまく使って以前より増しており、かなり満足した。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:21:40)(良:1票) 《改行有》

8.  ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 《ネタバレ》 24作目。東京を破壊させるためのシナリオが無理ありすぎ。子供があんな卵黙って持ってくるか?秘密の研究を東京でやるか?  あと、ゴジラ消滅兵器がブラックホールってSFすぎて説得力なし。仮に2mのブラックホールを作れたとしても地球何百万個分の質量が必要です。静止衛星から撃つと言うのも全く説得力が無く(むしろ近くで撃ちなさい)、静止衛星が壊れても落下するまでには相当長時間を要します。中途半端に科学用語を使うものだから、余計に子供だましに見えてしまう。メーサ砲とかよくわからない兵器にするほうがまだまし。  1954年ゴジラ出現以外のシリーズのストーリーを全てリセットしているのに、この脚本や見せ方はいただけない。  怪獣プロレスは最初またかーと思ったが、今回はただのプロレスではなく、間合いや隙をある程度意識した闘いになっている点だけは多少評価したい。  が、迫力やリアルさが増したわけではなく、この程度なら光と爆発の大迫力シーンの方がずっといい。  ゴジラが死んでいないかもというラストと、タイトルロールのあとの、ゴジラ登場演出は、誰の考えか知らないが、全くの蛇足。ゴジラを殺しちゃいけないというタブーでもあるかのようで、この作品の「映画」としての価値を落とすだけで、何の足しにもならない。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:19:30)(良:1票) 《改行有》

9.  ゴジラ2000 ミレニアム 《ネタバレ》 23作目。前作から5年後ということでCGも使って特撮レベルはさらにアップしたが、完全にリアルになったわけではなく、前作までの平成シリーズのリアルを捨てた光と爆発の大迫力が少なくなった分、特撮としては消化不良。  最初から最後までそこそこ緊張感があり、ストーリー展開も複雑な人間関係は無いわりに人間ドラマが良く描かれており、自衛隊の無駄な行動もあまり無く、かなり真面目に作られており映画としての完成度はこれまでのシリーズより上がったとは思う。  ただし、怪獣の対決シーンで無意味なプロレスが入ったのはまずい。ゴジラは飛び道具を持っているし、接近戦に持ち込む必要ないのだから、間合いを詰めたら殴ったり噛み付いたりせず、熱戦を出せばいいじゃないかと思ってしまう。  全編を通してこれまでのゴジラ作品より突っ込む場面が少ないのに、クライマックスの戦いのシーンで突っ込みを入れる隙を与えたのは興ざめ。  前作までの平成シリーズは、飛び方が変だとか、戦法がむちゃくちゃだとか突っ込むべき矛盾はいっぱいあったが、クライマックスの戦いでは、これでもかというほどの光と爆発の大迫力で押し切って突っ込む暇が無く、それが心地よかっただけに、その路線を捨てたのが惜しまれる。  これまでのゴジラ作品以上にSF大作となり得る片鱗は見えているのだが、まだまだ脚本や見せ方が練りきれておらず、それでいてB級の楽しみどころもポイントを外しており、どっち方向から評価しても今ひとつという感が否めない。惜しい作品である。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:18:39)《改行有》

10.  ゴジラVSデストロイア 《ネタバレ》 22作目。いきなりゴジラ香港に出現、迫力の特撮の連続と、初代ゴジラと絡ませてなんとなく納得させるストーリーで随所に矛盾をはらみながらも最後まで一気に見せてくれた。自衛隊の意味も無い反撃がほとんど無く、歴代ゴジラシリーズで最強の自衛隊だったのも、途中でだれない重要な点だと思う。  特撮の技術、迫力はこれまでのゴジラシリーズでは最高で、ゴジラの赤く光る造形と迫力もすさまじく、迫力重視の「特撮映画」としてはかなり高レベル。  これ映画館で見たら疲れるだろうなーと思うくらい光と音の連続で、もう少しゆっくり見られる緩い展開のシーンをうまく配分して欲しかった。でも、グダグダな脚本の中途半端に真面目な緩んだシーンが入るよりは、今回のように迫力で押しまくったほうがましかもしれない。  リトルゴジラと超能力少女の扱いはやはりちょっと違和感があり、別のストーリーで辻褄を合わせて緩めの展開を考えた方がよかったかも。  あと、一番気になったのが終わり方。デストロイアの最後は自衛隊にやられちゃったじゃん。それじゃゴジラを東京に呼んだ意味無いじゃん。放射能が消えていくのはなぜ?最後なんでゴジラが煙の中で吼えてるの?イメージ映像?それともゴジラかリトルゴジラが生き返った?自作もあるかもしれないというスケベ心?最後くらいご都合主義でいいから納得させてよ。超能力少女のリアクションだけだと、すぐには理解できません。  それまで緊張の連続で一気に見てきた最後の最後だっただけに、見終わった後の消化不良感が残る。  クールな自衛隊エリート幹部がビオランテのときは高島弟で、メカゴジラの時には高島兄が軽いキャラをやっていたが、今回は高島兄がクールな自衛隊エリート幹部で、見た目といいこっちの方がしっくりく来てた。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:17:21)《改行有》

11.  ゴジラVSスペースゴジラ 《ネタバレ》 21作目。とんでもない設定と展開に突っ込みどころ満載で、B級ファンとして楽しく、ゴジラ、スペースゴジラ、モゲラの戦い以降は、光と花火の大迫力特撮に、チープながらも人間ドラマが絡まって緊張感を持続しながら楽しく見ることができた。  モゲラのダサさ、特撮の大迫力、役者の大げさな演技と気の抜けた演技と大根演技の混沌さ等々、突っ込んだり引き込まれたり心地よい違和感が刺激されて最後までダレることなく見れてしまった。  最初からダメダメ脚本が露呈していて完全に駄作かと思わせつつ、役者の個性でなんとなく引き込まれて、ミニゴジラやモゲラとかの完全に子供向けの設定に「そりゃ無いよ」と突っ込みを入れながらも白けるまでには至らず、ラストの迫力のクライマックスに向けて緊張感が高まったところで人間ドラマも絡んで一気に畳み掛けて、最後にほっとさせて終わり。  個々の突っ込みどころはこれまで見た平成シリーズの中で一番多く、脚本は一番ひどいかもしれないが、役者起用とテンポの良い展開と編集の妙で、娯楽作品としてはなかなかいい線行ってると思う。  人間ドラマも安直でチープなのだが、浜辺の夕陽をバックにした小高恵美と橋爪淳のシーンとか、柄本明と吉川十和子の美女と野獣の恋心とかの、違和感をものともしないチャレンジャーな表現ぶりが、ひどい脚本で根本的に現実離れした怪獣の設定の違和感とは全く逆の方向で妙に融合して、ピンポイントで波長が合ってしまった感じ。  これまでの平成シリーズのように中途半端にリアルや真面目を混ぜようとせず、明らかにおかしい事を自覚して開き直ったかのようで、これまでのような消化不良感は無い。  この監督、ゴジラ映画の監督はこの1作だけのようでちょっと残念である。B級ファンには心地よいテンポだが、特撮ファンや子供が喜ぶテンポではなかったのかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:16:06)《改行有》

12.  ゴジラVSメカゴジラ 《ネタバレ》 20作目。やっぱり人間対ゴジラがメインの方が緊張感があっていいと思わせてくれた作品。  意味の無い戦車や戦闘機の出動は多少あったが、間抜けなゴジラ対策を延々と見せ付けられた後に怪獣プロレスという最悪のパターンが避けられただけでも、かなり緊張感が持続する。  メカゴジラとの戦いも、プロレスではなく飛び道具合戦でミニチュア特撮と光学合成ならではの迫力があった。  しかし、脚本の練りが全く足りない。特にラドンの役どころがいまいち判らない。ラドンなしでいくらでもストーリーは作れるはずなのになぜ出してきたのか。お子様受けを狙ってるとしても、ただ怪獣を出せば子供が喜ぶというものでもないだろう。  あと、合体メカも、テレビで流行ってたのを取り入れたのだろうが、映画でやっちゃうと突っ込みどころ満載過ぎる。緊張感で張り詰めた場面でまったりとした合体シーンを見せ付けられると、そんな暇あるのか?なぜ最初から合体したまま出撃しない?と、疑問だらけになって迫力あるシーンも台無し。  子供向けだからといって、こういう脚本、編集では、昭和シリーズと同じ道をたどることが判っているはずなのだが、「映画」としての出来よりも興行収入という姿勢が、映画ファンとして惜しいし、B級ファンとしてもやるならもっと開き直って徹底的に外してくれと思ってしまう。  なんか消化不良な感じが残った。  余談だが、京都に現れたゴジラが寺を壊さなかったのは、作ってる人やっぱり日本人と妙に納得してしまった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:15:04)《改行有》

13.  ゴジラVSモスラ 《ネタバレ》 19作目。いきなりインディージョーンズのパクリ展開でセットがチープでB級感満点に大喜び。  昭和シリーズのモスラ対ゴジラと似た設定がB級感をさらに盛り上げてくれて、最初は突っ込みまくりで楽しく見ていた。  が、バトラが登場したところから破壊シーンと怪獣プロレスのオンパレードで人間ドラマも別れた夫婦の物語と実直社員だけでグダグダ。  環境破壊というでかいテーマも、ただの問題提起だけで解決策もドラマも何もなし。子役の演技も何とかしてくれ。モスラもただの可愛いぬいぐるみにしか見えないじゃん。  最初のB級感を最後まで続けてほしかった。  平成シリーズもどんどん昭和シリーズと同じ道をたどっていくと思える作品。  横浜のセットだけは神奈川県民としてよくできていたと褒めておく。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:14:00)《改行有》

14.  ゴジラVSキングギドラ 《ネタバレ》 18作目。キングギドラ登場までは、ストーリーがテンポよく展開し、多少無理のある設定も気になることなく気持ちよく見られた。特に、タイムトラベルものは矛盾が気になるものだが、前半は突っ込みを入れる暇もないテンポで、これはB級名作?との期待感すら覚えた。  しかし、キングギドラ登場以降、怪獣が暴れるシーンの迫力はさすがだが、昭和シリーズの怪獣プロレスの復活でいきなりテンポが悪くなってしまった。  そのおかげで、未来に戻って帰ってくるのに、なぜゴジラが街を破壊する前の時間に返ってこない?など、ストーリーの根本的矛盾が急に鼻に付き出し、最後はゴジラが海中で生きて吼えてて、次回作を作ることみえみえの不完全燃焼。  今回も自衛隊全面協力の実写映像が散りばめられ、結構力は入っていたのだが、自衛隊の怪獣に対する理詰めの活躍がほとんど無く、後半は特撮の迫力だけで押し切ってストーリーの緊張感が切れてしまった子供だましな盛り上げ方になってしまった。  光線銃による戦闘がスターウォーズのパクリ、アンドロイドがターミネーターのパクリっぽいのがご愛嬌か。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:13:05)《改行有》

15.  ゴジラVSビオランテ 《ネタバレ》 17作目。子供受けや怪獣プロレスを排した人間対ゴジラの戦いがメインで、スピード感があって、無茶なご都合主義も少なくて、なかなか楽しめた。  これまでのゴジラシリーズに決定的に欠けていた展開の緩急のバランスがそこそこうまく取れており、ある程度の矛盾は吹き飛ばす勢いがあった。  自衛隊の戦いぶりも、兵器はSFだが作戦は現実的であり、緊張感の維持に一役買っている。エンドクレジット見たら、防衛庁もちゃんと協力してる。防衛庁に協力してもらうためにきっちり書いたのか、防衛庁からアドバイスをもらったのかは不明だが(^^;  昭和シリーズは無かったものにするという意図は5年前の前作と同様だが、今回は前作からの続編という位置付けをしっかり利用して冒険活劇方向に振ったのも功を奏したと思う。  ゴジラが火山活動でだけで復活せず爆破でコントロールできるのはおかしいこと、ビオランテの性格付けはいいのだが登場と復活にもっとストーリーが欲しいこと、テレパシー少女に頼りすぎること、外国のスパイ合戦が迫力に欠けること、白神博士にもっとマッド感が欲しかったこと等、突っ込んで楽しむというより、娯楽大作になり得たかもしれないのに惜しいという感覚で見ることができた。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-07-01 01:11:51)《改行有》

16.  ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 16作目。ゴジラの原点に返ろうとした意欲、ゴジラの恐怖を描こうとした姿勢はわかる。  人間関係やその行動も、一応、それなりに荒唐無稽ではないし、特撮もCGに依存せずミニチュアも精巧でかなり良い出来である。  しかし、子供向け要素を一切排除し、痛快娯楽路線でもない、シリアスドラマにするためには、もっと脚本を練ってゴジラの存在以外は全て理詰に作らないと、A級にはならず、B級の笑いとばして突っ込める要素もなくなって、ただの駄作で終わってしまう。  初代ゴジラが史実で2匹目のゴジラという設定で、2作目以降を一切無いこととしているが、本気で名作、大作を作りたいなら、1作目も無かったことにするくらいの意気込みがほしかった。  最初から初代ゴジラの名声を利用しようとするスケベ心が、中途半端な出来になってしまった要因に見える。東宝という企業の中では、これも仕方のないことなのかな。  昭和シリーズのグダグダ感から脱皮はしているのだが、短期間に続けてみてしまうと、褒めることも突っ込むことも酷評することも出来ない、もやもや感の残る作品でした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:10:48)《改行有》

17.  ゴジラ対メカゴジラ 《ネタバレ》 14作目。「沖縄殺人事件」(美しい海に眠る伝説の謎)というタイトルの火曜サスペンス劇場といってもよいテイストである、尺もその程度だし。  人間のハラハラドキドキ超ご都合主義冒険活劇が復活し、怪獣プロレスもメカゴジラが飛び道具満載でゴジラも血まみれになるという新しい試みがなされており、さらに沖縄観光と優雅な船旅付きと、なんとか娯楽性を高めようという努力が見事に空回りしており、楽しく突っ込みながら脱力感を味わうことが出来た。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:08:20)《改行有》

18.  ゴジラ対ヘドラ 《ネタバレ》 11作目。これまでのゴジラシリーズとは全く趣が変わり、映像とかカット割とか色とか、かなり映画的手法と見せ方を意識して作りこまれており、一種の前衛芸術的雰囲気が味わえる仕上がりで、個人的に好き。  大まかなストーリーは公害問題と怪獣特撮を組み合わせただけで、いちいち気にしてしまうと突っ込みどころはいっぱいあるが、大胆な脚本と映像で、ヘドラの恐怖感とか、ゴジラの戦い方とか、人がいっぱい死ぬとか、これまでにない語りかけのある作品に仕上がり、「映画」を見た!という充実感がしっかり残った。  怪獣の対決も、ただの怪獣プロレスではなく、緊張感とか間合いとかが表現されており、殺陣をちゃんと意識しているし、最後に去っていくゴジラの姿には、椿三十郎とかシェーンの姿がダブってくる。  調べてみると、この作品の監督は、ゴジラスタッフの受けが良くなかったのか興行的には良くなかったのか、ゴジラシリーズはこれ1作だけで以降関わってないみたい。  ヘドラは人間の科学の負の産物で、初代ゴジラとその生い立ちが似ていて、ゴジラがそれと戦い、勝ち、睨み付けながら去ってゆくのは、人間への怒りのメッセージを表現したかったのではないか、と思わせるものがあり、初代ゴジラに回帰しようとする意図の表れだったのかもしれない。  ただ、子供向けの怪獣ブームに乗った作品の方が興行成績が良く、この路線はこれ1作のみとなってしまったのだろう。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-07-01 01:05:59)(良:2票) 《改行有》

19.  ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 《ネタバレ》 7作目。B級を通り越してC級になってしまった。  多少の矛盾はテンポよく流す軽快なシナリオ、を狙ったつもりなんだろうが、設定や出演者の行動があまりにも???過ぎて、流せないシナリオになっている。  全体的な明るさや、ちょっとした軽いセリフも、テンポよく流せれば効果大だが、あまりにも変な行動に引っかかってしまい、真面目な顔でコントをしているようにしか見えない。  実は、子供の頃映画館で見た初めてのゴジラ映画だったのだが、ほとんど中身の記憶が残っていなかったのは、今回改めて見直すと、身を震わせる恐怖もなく、完全子供向けでもない単なるドタバタ劇のシナリオが原因だったように思う。  第6作怪獣大戦争で、冒険活劇としていい兆しが見えたのに、ここで間違った方向に突っ走ってしまったようだ。 CGのない時代にあれだけ水を多用した特撮技術は職人芸を感じるだけに残念。  いっそのこと、特撮ももっと突っ込みどころ満載にしてくれれば、いたるところ突っ込みながら見ることができて、大映のガッパ、松竹のギララのように、逆にもっと楽しめたかもしれない。  あと、インファント島の小美人がザ・ピーナッツじゃないのは完全にマイナスポイント。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:00:39)《改行有》

20.  ゴジラの逆襲 《ネタバレ》 1作目の怪獣特撮がセンセーショナルだったのに乗じて、「怪獣」そのものにスポットを当てて即席で作った感があり、2匹目のドジョウを狙って完全に滑ったという印象。 特撮は1作目より研究されて部分もあるが、リアリティよりも見た目の派手さ路線に転向してB級になってしまっている。 しかし、以降の作品よりは脚本はまだましで、人間ドラマも多少加わっており、時代を考えると駄作とまではいえない。 あと、北海道での宴会のシーンで、どこかの部屋で私の母校の寮歌が歌われているのが聞こえるシーンがあり、個人的には好感度アップ。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 00:53:35)《改行有》

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