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コメント数 814
性別 女性

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評価順12
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1.  サンセット大通り 《ネタバレ》 これは何とも言えずとても残酷な…。この映画の表皮1枚下にある意図に気付いた時、その相が一変する。男女の愛憎話、痴話話、“よくある話”。その一枚下に何と残酷な暗喩を置いたのか(いやむしろここまで露骨だと直喩なのだが)。これは、映画史の中の一時代への一種の葬送。サイレントの大女優スワンソンを主人公役に、サイレントの大巨匠シュトロハイムをその執事役に据える残酷さ。新時代の巨匠デミル監督は本人役で登場。サイレントからトーキーへ。シュトロハイムからデミルへ。遺物としてのチャップリンへの回顧。豪奢で薄暗い屋敷はサイレントという過去の栄華の暗喩(直喩)。陽の当たらなくなった過去の遺跡の中に生きるスワンソンとシュトロハイムの一方で、華やかな撮影所のライトの下、隆盛を謳歌するデミル監督。これはビリー・ワイルダーの一級のグロテスクで残酷なユーモアなのですね。ラストの凄絶な花道。魔都ハリウッドを貫く大通り。だけれどその名はサンセット。衰退。[DVD(字幕)] 9点(2006-05-15 22:42:10)(良:2票)

2.  サテリコン 厳密にはここで描かれるのは「悪徳」ではない。なぜならこの世界にはまだ一切の人道を説く教義が敷衍されていない為、悪徳が悪徳という概念たり得る根拠が存在しないから。そこに悪はなく罪はなく恥はない。そこにあるのは純粋な快楽主義に他ならない。だからこれらを狂態と捉えるのは、この後数千年かけて連綿と練られて来た、「倫理」という名の私たちの勝手な観念なのだが、それはともかく、悪いものは美しい。悪は魅力的であるとはよく言ったと思う。臓腑の隅々まで悪徳で飽和した美というものは、善良で健全な美よりも遥かに強烈で魅惑的である。凡庸な私にとっては結局のところ、「退廃的な世界」とは所詮記号としてのものでしかないけれど、いざそれを見せられると、それはまるで豪華な悪夢のようで。そういえば高校の世界史の資料集で見た。1日中寝そべって食べ続け、満腹になると鳥の羽でのどをついて吐き出しては次の料理を食べたというローマ貴族たちの絵。ここにはその世界の一大絵巻があった。ローマとはかくも凄艶な退廃の都であったのか。狂騒の宴の埋葬地であったのか。その饗宴の残響がフェリーニには聞こえたのだろうか。そしてこれは彼による狂乱の宴への賛歌であり、葬礼だったのか。そして同時に混迷と混沌の未来を映したのか。これは寓話なのだろうか。警鐘なのだろうか。分からない。フェリーニなんて高尚なもんは私には分からないですよ。でも多重層的な仕掛けを掛けられたような気がする。“Before Christ After Fellini”にシビれた。[DVD(字幕)] 8点(2006-01-19 23:00:52)(良:2票)

3.  さよなら子供たち 涙が、零れそうで、零れない。そんな、最後の瞬間の、少年の目。5点(2004-10-19 20:04:11)

4.  Soundtrack 映像美とテーマ性の両方を追求し、結局“二兎を追う者一兎も得ず”な自己満足映画となっている作品は、残念ながら少なからずある(例えば「華奢~ん(仮名)」とか)。けれどこの作品の売りは映像美と音楽。それのみ!…それでいいのかよ!という感じです。「とにかくひたすら世界観に耽溺しなよ」という、ある意味傲慢な唯一無二の意図の下に構築されています。端的に言えば、長い長~い音楽プロモ。はっきり言って、映画ではないです(笑)。問題作です(笑)。そういう意味で、これから叩かれる予感はびしばしします。でも私的にはかなり好きな世界観なので、映像と音楽に8点出せます。大好きです、ああいう世界観。8点(2004-09-25 21:30:09)

5.  サイレンス 少年にとっては、この世界には一切の間隙もなく、音と思念と観念が溢れている。事象全てが興味を引き、世界は限定されつつも、限りなく深い。エピソードでなく、観念的なもので見せる映画でした。映像詩ですね。中東の民族衣装の鮮やかな色彩、生彩のある伝統音楽。多用されるベートーベンの音楽も、まるで中東に根付く伝統音楽のように錯覚する。あのダダダダ~ンもそもそも、運命の扉を叩く音。大家が家のドアを叩くのもまた、母子の運命を左右する音。遊び心というか、ちょっと思い付かない独特の引用だと思う。個人的に主人公の少年(小ネタで既出ですが、実は少女)が、ショートカット時のモデルの今宿麻美に見えて仕方なかった。6点(2004-09-05 23:40:29)

6.  座頭市(2003) 監督が“雇われた”感を隠さず、何だか嘯いてる感じがいいです。でもそんな感じがオリジナルの座頭市に心酔してる方には腹が立つんでしょうね。それにしても北野武と浅野忠信は色っぽいですわ。彼ら2人には映画という媒体においてのみ強烈に映える色気がある。それは他の媒体においてとは比較にならない位に。そういえば20歳前後の頃は妙にタケシに心酔してました。思い出しました。愛人になりたいとか普通に思ってました。7点(2004-09-04 19:12:54)

7.  34丁目の奇跡(1994) オリジナルのモノクロ映画の存在感には及ばないまでも、良質な作品だと思う。私はオリジナルの白黒の雰囲気がとても好きだけれど、「白黒はイヤ、カラーがいい」という方にはこっちの方が観易いでしょうね。ストーリーにもそれ程の相違はありません。でも裁判の評決の決定打になった証拠に関しては、私はどっちかというとこっちの方が好きかも。7点(2004-08-22 16:16:32)

8.  三十四丁目の奇蹟(1947) 生まれつき人より強い猜疑心を持ち合わせ、それを矜持にすらしているこの私が、有り得ないことに小学5年生までサンタクロースの存在を信じていた。心から信じていた。今でも実はどこかで信じてます。サンタさんはいるんです。ええ、絶対にいます。多分この作品のように、たまに精神病院に収容されつつどこかにいます。また裁判中かも知れません。8点(2004-08-22 16:15:39)(良:2票)

9.  サタデー・ナイト・フィーバー 橋の向こうとこっちが云々と言われた時は、そんな馬鹿な…!と笑ってしまった。現代版ロミオとジュリエット?(笑)。でも楽しい作品。古いとかダサいとかは全然思わない。今にも通用する普遍的な魅力がある。時代は違っても、若い人は同じような轍を踏むものなり。7点(2004-08-06 17:35:38)

10.  サスペリア(1977) この作品に始まる、ダリ男の“美少女加虐3部作” (いや、別に3部作ではないが)。何というかこの3部作、作品世界はもちろんのことだけれど、女の子の雰囲気や行動パターンも凄く奇妙。特にこの作品の主人公は変だった。“異常な世界の正常な人”ではなく、“異常な世界の異常な人”というような。何とも奇妙奇天烈で不可解な世界観。ダリ男と言えばゴブリンの音楽だけれど、私個人としてはあの音楽は正直、やかましいし、うざい。5点(2004-07-03 11:01:26)

11.  ザ・プレイヤー 独特のスタンスを貫き、横道に逸れない独自路線を突っ走るアルトマン。ハリウッドの異端児と謗られた彼をハリウッドが掌を返したように絶賛したのは、皮肉にもハリウッドの内幕を強烈に皮肉ったこの作品だった、というのは何だか本当に滑稽で笑える。アルトマンはその馬鹿馬鹿しさに笑いが止まらなかったのではないだろうか。色々な意味で人間って馬鹿だなあ、と思える作品。皮肉と毒の利いた作品がたまらなく好きな通好みの方に。6点(2004-06-20 20:15:52)

12.  鮫肌男と桃尻女 ガイ・リッチー、タランティーノ世代の映画。新世代のノリ。スタイリッシュで面白いです。確信犯的に作り出された、この不思議で小洒落た曲者的な空気を味わいたい。ちなみに英題は邦題の直訳でした。鮫肌男=“SHARK SKIN MAN”で桃尻女=“PEACH HIP GIRL”です。タランティーノもこの映画が好きみたい。オーレン・イシイの“イシイ”はこの監督を含め、好きな日本人監督に石井という名前の人が多いから、という話は有名か。7点(2004-06-10 13:23:43)

13.  里見八犬伝(1983) 子供の頃に夢中になって観た思い出に7点。子供心にも安っぽい映像だとぼんやり思いながらも、RPG的な展開や戦士たちのキャラ設定は良かったし、薬師丸ひろ子の凛とした姿や真田広之の野卑な色っぽさがとても印象的だった。無駄に豪華で大仰な演出にもあえて乗っかり童心に戻って楽しむ。そんな位置付けの映画でいいと思う。でもこの映画、昔はしょっちゅうTVでやってたのに、最近あんまり放映してくれないなあ…。7点(2004-06-10 13:11:54)

14.  ザ・ペーパー なかなかよく出来た、小洒落たタッチの映画だと思う。ちょっと通好みのひねくれた大人の為の映画。印刷所の乱闘シーンは大好き。いや、もうほんとに大好き(笑)。誰だって殴り倒したい上司の1人や2人いるだろう…って、別にそんなテーマの映画ではないのだけれど。何かね、妙に洒落てる。お洒落という意味ではなく、スマートで洒落た映画ということです。7点(2004-06-02 21:27:19)(良:1票)

15.  誘う女(1995・米) ホアキン・フェニックスはこの7年後、エイリアン相手にバットを振っている。世の中よく分からないもんです。この作品でニコールはアメリカでは評価されたらしいけれど、その演技の良し悪しは正直よく分からない。とりあえずこんな女はそ知らぬ顔して結構存在するから気を付けろ、いや、ほんとに気を付けろ!4点(2004-05-23 20:08:26)

16.  サンキュー、ボーイズ 《ネタバレ》 何でもない、どこにでもある「人生ってなかなかうまく行かないわね」が詰まった作品で、ちょっと心に痛く良質な作品。ドリュー・バリモアが20歳もの年齢差を演じているのがすごい(35歳バージョンがやけにリアルなんですけど…)。邦題よりも原題が好き。15歳の時男の子と車に乗って息子が生まれ、35歳の今、その息子の運転する車に乗っている、みたいな。いいじゃないですか。まあ邦題の方も何だか原題の拡大解釈みたいで悪くはないとは思うけれど。6点(2004-05-22 17:54:08)

17.  ザ・リング 細部を除くと粗筋は驚くほどオリジナルに忠実だったけれど、雰囲気は別物だった。映像がとても美しく、その丁寧な作りには好感を持てた。オリジナルとどちらが良いかというのはあまり考えなかった。どちらもどちらの姿勢があるので。でも最近、こんな風にアジア映画のリメイク権を公開直後もしくは公開前から節操もなく買い漁るハリウッドの姿勢というのはどうなんですか?「お前らはアイデアを出せばいい、ハリウッドが上手く作り直して世界配給してやるから」というものが見えてしまう。良い映画と思ったらそれをそのまま見ればいい。外国映画に興味がなく、字幕が嫌い、その姿勢は完全にアメリカ人の傲慢です。ぼんやりそう思いながら観ていました。6点(2004-05-22 17:30:39)

18.  ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 冒頭から、上手い!と思いましたもん。そのセンスには脱帽。ラコステワンピ、毛皮、おかっぱヘア、極太アイライン、天然パーマネント、アディダスの赤ジャージ、アディダスの黒ジャージ、老いたビーグル。その小物使い全てが絶妙で大好きです。ルーク・ウィルソンとオーウェン・ウィルソンは実の兄弟であからさまにそっくりなのに、作中で何となく同性愛チックな雰囲気を出していたりとか、笑いました。そして彼らがシリアスな話をするシーンで、彼らは大真面目なのに後ろの壁に掛かっている絵はあまりにも珍妙だったり、通るタクシー通るタクシーみんなボロボロで名称が「ジプシータクシー」でしかも乗っているのはなぜかジプシーではなくターバンを巻いたインド人だったり。そういうセンスのあるゆるーい知的な笑いがことごとく私をノックアウトしました。この監督はこの作品の細部まで例えば小物の位置1つまで、1mmも妥協を許さなかったそうです。インテリアなどは本当に素敵。凄いセンスと手腕だと思います。私はこの作品はかなり好きです。9点(2004-05-22 12:51:20)

19.  催眠 何か滅茶苦茶な死に方ばかりが続く序盤は、「え?ひょっとして『セブン』みたいな衝撃的な死に方を狙ったの?」と思いながら観ていた。でもそれなりに観れたので、あのノリを通してくれたら良かったのに。半端なホラー入って来た辺りからの失速ぶりは凄かった。そこからラストまではがっかりしながら観てました。何だ、結局アレ系に逃げてしまうのかよ…みたいな。こういう作品は終始同じテンションで貫いて欲しいです。4点(2004-05-21 22:31:10)

20.  ザ・グリード そんなタコベースのクリーチャー作られても困るよ、と思いました。だって日本人はタコなんか怖くないもん。でもアメリカ人は本気でタコが怖いしキモいらしい。悪魔の化身に見えるらしい。あと、タコ焼きの上で踊るかつおぶしも怖いらしい。3点(2004-05-21 22:18:03)

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