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性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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1.  殺人の追憶 《ネタバレ》 見る順番が間違っているが、「グエムル」に比べたらものすごく完成度の高い作品だ。 「殺人の追憶」という金字塔を打ちたてながら、「グエムル」になってしまうのか(ポン・ジュノは)…というちょっと悲しい気持ちすらしてくる。というほど、「追憶」はすばらしかった。 なんといってもソン・ガンホである。 この映画は、脚本の巧みさもさることながら、ソン・ガンホの魅力を満喫するに最適だ。 ソン・ガンホ。別に美男ではなく、スタイルとてずんぐりむっくりだ。いったいどこがどうなのかと言われても困る俳優さんだ。 「グエムル」でも感じたが、ポン・ジュノは作品づくりにあたって、徹底して「世界を美化する」ことを拒む作り手だ。そういう意味では彼の作品は、日本でも大流行の韓国ドラマから最も遠い位置にある。そして「美化」を拒むボン・ジュノの映像に、ソン・ガンホの煎餅顔ほどぴったりなものはない。その煎餅顔が強力に主張してくるものは、「庶民」とか「雑草」とか「ある種の諦観」のようなものだ。 私は、ソン・ガンホを見ていてこんなに役柄にしっくりきたのは「追憶」が始めてだ。 脚本、これがまたすばらしい。1986年のプロローグの同じ場所に2003年に終わる、という循環性を持たせたことも、犯人不明のままエンディングを迎えたことも、作品の質を損なわない絶妙の構成である。パクの恋人の存在や、女性刑事が一役買うところ、同僚刑事の足切断、DNA鑑定の不一致など、ドラマ性も充分だ。 なおかつ、ポン・ジュノは笑いのセンスもある。土手から次々転げ落ちるのをパクが突っ込むとかいう、何気ないシーンにも…。こういうのをセンスというのだ。 そして、ラストの少女の言葉がこれまたすばらしい。「普通の顔だった」…。 少女の言葉を聞いたパクの慄然とした表情が何を物語るのか。これも観客に任されているのだが、おそらく犯人は、パクたちが取り調べた人間の中に居た、のであろう。しかし、その手がかりは「柔らかい手を持ち、普通の顔をしている男性」しかないなんて。パクの頭には、あのとき千切って捨てた容疑者ファイルの中の一人一人の顔が浮かんだのであろう。 日本人による音楽も、ピアノを中心としたクラシカルな感じがよい。 洋の東西問わず私が見た刑事物サスペンスの中では、いまのところ第1位に挙げたいと思う。「羊たちの沈黙」以上の出来と思う。これは文句なしにすばらしい。[DVD(字幕)] 10点(2007-06-27 12:43:15)(良:6票) 《改行有》

2.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 おもしろい。「日本の貧乏」の描き方よし。ガダルカナルのコント場面よかったなあ。大楠道代の貧乏ぶりが、あまりにも自然であった。たけしは冒頭から殺陣が冴えててよし。TV放映の時に、セリフを思いっきり変更させられていたのが笑えた。あそこは、「このどめくらあ!」じゃないといけませんね。「めくら」「めくら」の連発。たけし、それの意味、よくわかったよ。[DVD(吹替)] 9点(2005-11-07 20:41:58)

3.  ザ・デイ・アフター 《ネタバレ》 高校の時見に行った。朝の礼拝の時、下半身から出血して倒れる女の子にビビった。「何がどうなってどこから血が出るの?」と思った。「明日は結婚式」で超ハイになってたおねーさんが壊れてゆくのが悲しみを誘う。「結婚式の料理のことで頭がいっぱい」だったおかーさんも悲しみを増幅。まさに「その日以後」の市井の人々の様子を描いたところが恐怖を呼ぶ。しかしこんな状態でも朝の礼拝に集まる人々。まさに宗教が生活の一部であり心の支えであり、「社会」を保つシステムとなっている。日本にはこれに当たるものがほとんどないので(穢れとか禊ぎなんてこんな時には役に立たない)どうなることか不安だな。関東大震災の時は混乱のあまり虐殺があったというし。ともかくこの映画は70年代までのノー天気なアメリカ(核兵器の危険性に対して)に一石を投じたといえよう。[映画館(字幕)] 8点(2006-02-04 22:17:56)

4.  ザ・セル 《ネタバレ》 ドノフリオで成功。映画のタイプとしては「お宝」探し。そりゃー誰だって1回くらいは見てみたいもんねえ、凶悪犯の頭の中。見たくない人もいるだろうが。そういう意味で「エクソシスト」みたいな。ポゼストされたリンダブレアがどんなんなっちゃうのか、メリンのシドーがいかなる技を繰り出すのか、それまた「お宝」だったものです。「セル」のお宝はどうだったか、といいますと、想定外でもなし、想定以下でもなし。サーカス感満載。どっちかていうと、フツーの村に小さな可愛い男の子がいて、そいつがところどころとんでもない行動をやらかしてる、みたいなつくりのほうがイケたんじゃないかなあ、私に脚本書かしてくれ。シドーの悪魔払いにシビれたようなお宝感はなかったなあ。[ビデオ(吹替)] 8点(2005-12-25 12:19:29)

5.  さまよう魂たち 《ネタバレ》 このころすでに病気で苦しんでいたわけねマイケル。でもこれっておもしろーい。 「フルメタルジャケット」の教官オバケが最高笑える。いっつも墓場にいんの。そんでなぜか急に機関銃出してきて「バババババ」。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 00:44:49)《改行有》

6.  最後の恋のはじめ方 《ネタバレ》 うんなかなか面白かった。ウィルスミスはかっこいいなあ。あの白人デブの人、私生活では相当遊んでいそうな感じだ。エヴァメンデスはキレイだけど相当堅かった。映画慣れしてないのまるわかり。相手役が堅いので、がんばってるウィルがかわいそうになった。この作品を見て、「リーディンググラス」の意味と、「欧米では近視より遠視が多い」ことを知って、勉強になった。 若いのに読み書きの時だけメガネをする意味がわかったので、今後の映画視聴に大変役立つと思われる。そんなこと分かってどうする。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-21 21:54:53)《改行有》

7.  サイドウェイ 《ネタバレ》 「普通の容貌の人」しか出てこない映画。狙っているのだろう。しかも主人公にいたっては「普通以下」。あのアジア系の女性(「トスカーナの休日」にも出ている)はあちらではキュートなんでしょうか。ちょっと驚くとともに「NO!」とつっこみたくなる私はアジア人。ともあれ、そんな出演者たちで最後まで飽きさせず引っ張るなあ。テクの勝利。けっこう楽しく見られます。しかし男の人って、なんで別れた奥さんにいつまでも未練があるのかね。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 14:48:12)

8.  13デイズ 《ネタバレ》 ひたすら屋内で進む話なのになぜこんなにスリルが。緊迫感のある屋内映画の最高峰。 優秀な頭脳の人を集めて、シュミレーションさせて投票とるって、意外な方法だ。わが国では取り入れているのだろうか。いないだろうなあ。ともあれアメリカでは40年も前からソフィスティケイトされたディシジョンメイクがされていたのであるなあ。シビリアンコントロールとは、洗練なしには成立しないのでしょう。アメリカ人がディシジョンメイクにかける労力のすごさを思い知らされる作品です。日本では「皆さんの意見を尊重して」何事も進めるのがよしとされております。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-16 22:42:15)《改行有》

9.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 中国では、自然に対する畏れの概念がない。だから人間の体も、人間の都合で、思い通りに形を変える対象となり得る。宦官、纏足、この作品に見られる6本指の切断、京劇を演じるための、過酷な鍛錬などに、それらが現れている。宮廷の女性が猫なで声でしゃべるのも、それであろう。これが京劇の女形の発声になっているらしい。日本人は自然に翻弄されて生きているために、自然を畏れ、そのために自然の一部であると考える人体の形状を変えることを思いつきもしなかった。豊臣秀吉は、功なり名遂げるまで指が6本あったらしい。京劇の美しさは、「不自然さ」の美である。大作。京劇映画の最高峰。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 20:45:21)

10.  サバイバル・フィールド 《ネタバレ》 ちょっとブレさせすぎっすね~ほとんど酔います。気持ち悪くなる。 これはスペイン映画だが英語で製作されています。 途中でネタばらしをしてしまうという作りになっている。このへんは評価が分かれそうだ。 私はあの無線?連絡とかは要らなかったと思うなあ。 最後まで「主催者側」の映像を一切撮らず、観客に判断させたほうがよかったのでは。 出演者のどいつもこいつもエゴイストなところが安いヒューマニズムを排していて良かったと思う。 それができるのもスペイン映画だからということか。 観客が出演者の誰にもシンパシーを持てないまま見続けるというところもなかなかおもしろい。 また、演出は徹底してリアル…パニックで泣きわめくシーンがあまりにも多いのだが、コントっぽく見えないように相当演技をつけているみたいだ。 全体的にそんなに悪くはないですが、例によって「2」とか作るのはやめてもらいたい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-16 23:42:58)《改行有》

11.  さらば、ベルリン 《ネタバレ》 この作品は映像を楽しむものではなくて、「謎解き」のほうがメインなのではないかと思います。 クルーニーとかブランシェットを投入して過去の名作を濃厚に匂わせるなどしてしまったので、もっと雰囲気やムードを楽しませてくれるかと期待されがちだが、そんな意図は全然なく、「謎解き」や、「歴史」との絡みで唸らせることを狙ったのではないかと思う。 そういう意味では、バホ「ブラックブック」とかのほうが近いのではないか。 この作品のミソはどこなのかと聞かれたら、私なら「エミール・ブラントにトドメを刺したのは誰だったのか」と答えるなあ。 「英語がしゃべれない」というのは嘘に決まっている「元ドイツ人警察官」の無口なおっさんだが、「なぜ彼がエミールを殺したのか」ということを考えるととても面白い。 なぜなら、私はバーニーがレーナとエミールを裏切って殺したというふうには思っていないからだ。バーニーは「自分の指示だった」ということを一度も言っていないと思う。また、レーナはトドメを刺されていないから、殺意は明らかにエミールだけに向けられていたということもある。 バーニーはマラーたち米軍に「待ち合わせ場所」を密告したかもしれないが、「殺し屋」まで送ってはいないと思うのだ。1人目の殺し屋は米兵だった。 米兵が失敗したあと、例のおっさんは動き出すのだが、これがバーニーの指示だったというふうには、私は思わない。なぜならバーニーは密告しているので「軍がエミールの口をふさぐ」ということを知っているわけなので、「もしも失敗したときのために部下を配置する」ということは「介入」になり不自然だ。 百歩譲って「観察」のために部下を配置したのだとしても、「失敗したら殺せ」という命令をバーニーがしていたとは、私は考えない。 おっさんがバーニーの命令ならずしてエミールを殺した理由を考えてみるのはおもしろいと思う。 おっさんはもしかして「元ドイツ人警察官」ではなくユダヤ人なのか。ドーラでの非人道的行為に対する復讐だったのか。それともやっぱりドイツ人で、ドーラでのことを公にされたくないという「死んでいるヒトラーもしくは上層部からの」指示を忠実に守ったのか。もっと言えば、おっさん自身がドーラでの行為に関わっていたのか。 そのへんのことを明らかにしないまま終わるところが、ミソなのかなあと思う。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-19 15:27:32)《改行有》

12.  最‘狂’絶叫計画 《ネタバレ》 かなりおもしろかったです。笑いながら見られます。 このあと1と2も見てみましたが、あまりに下ネタがきつくて私には向いていませんでした。3の監督さんは限度を心得ているし笑いのセンスがあるし、私はかなり好きです。小ネタもいちいち面白いです。 アンナ・ファリスっていいですね~。今回は「リング」に合わせて金髪になっていましたが似合います。 例によって多少のダメ出しをさせてもらうと、「8mile」を組み込む必要はぜんぜんなかったではないか。これはもう単に作り手の趣味で入れたのでしょうが、邪魔している以外の効果はなかったし。あとは、タビサのコケが不満ですね。重要なコケが2回あったのですが、どちらも不完全なコケで、がっかりです。あれは少女と別人が演じたのではないかと思われますが、コケ慣れていないみたいです。 子役の少年が可愛い!ドツき回されてもけっこう平気というキャラがとってもいいです。それから、大統領ネタもいいですね。どうせならパパ・シーンにやらせたかったところですが、それはムリというものでしょう。マイケル・ジャクソンも意外性があって良かったですね。一番好きなシーンをあげるなら、たくさんあって難しいですが、アーキテクトVSシンディ(フロムマトリックス)でしょうか。メーターを見ないでコインを入れるところからもう好きです。おっさんが床にカタカタ足をつけながら振り返るところなんかたまりませんね。 他にも気の効いた小ギャグがいっぱいで楽しいです。女性の方は、1と2を見ないで3だけ見ることをおすすめします。4もあるらしいですが、CSで放送されるまで待つか~。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-02 16:08:32)《改行有》

13.  サムサッカー 《ネタバレ》 ティーンエイジャーをとてもマジメに描いた作品だ。 10代の少年の抱える「不安」を、通俗的な回答を用意することなく、また、安易な「家族万歳」に流れることなく、終始誠実なトーンで描く。こういうの、ありそうでなかなかない家族ドラマだ。 リタリンそれは、ADHDには効くが、そうでない人が飲むとなんでもないかハイになるだけ。 この映画のジャスティンは、とてもADHDに見えない。よって、ADHD特有の悩みなど持っていない。こんな簡単にADHDと診断されてリタリンを処方されるものかなあ、と思うとちょっとこわい。 それでまあ、指吸いに象徴される「不安」というのは具体性が無いものほど深く厄介であり、ジャスティンはそれをどう扱えばいいのかわからず、リタリンによって「更なる覚醒」へ行ってみたが、自分には合わないとマリファナによる「憂き世からの逃走=酩酊」へと振り子のように真逆(この言葉は下品だが)に走る。果たして「覚醒」と「酩酊」のどちらがジャスティンに合っていたのかというと…たぶんどちらでもないのだろう。 この映画は、ひとりの「不安」を抱える少年と、その風変わりな家族、そして先生や歯医者や俳優(こいつはゲイだろう)という数人の大人の男たちの現実を切り取っていて、「不安」と「依存」にも迫る。果たして自分は、「不安」をどんな「依存」で解消しようとしているだろうか? ティルダ・スウィントンはあんなに腹が出ていただろうか。「セル」で変態犯罪者を演じたドノフリオはここでは非常に良い味を出している。不器用で口下手なお父さん。 特筆すべきはキアヌだった。常々キアヌをバカにしているわけではないが、「演技派」とはいえないと思っていた。今もそれは変わらないが、ここでも、嫌そうにタバコを吸うキアヌ…ああ、あなたってほんとに演技が×なのだけれど…なんか、この変人歯医者役がミョーにはまっていたのだ。目がマジというか。キアヌって、けっこう変な人なんじゃないかしら。 弟ジョエルとジャスティンのやりとりもクスっと笑えてよい感じだ。親や教師には常に挑戦的なジャスティン君が、弟に対しては、何気ない愛情がにじみでている感じ。兄弟っていいよね。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-05 19:21:44)《改行有》

14.  ザ・ダーク(2005) 《ネタバレ》 けっこう時間を忘れて見入ってしまった。 悪くないと思う。久々に、ぞくぞくとした寒気を覚えた映画だ。(もしかすると発熱のせいかも) タイトルどおり、この映画は「闇」による怖さを出そうとしている。その試みは、私に限っては、かなり有効であったと思う。 例によってネタバレしますのでご注意。 原作ものだそうだが、簡単に言ってしまえば「ペットセメタリー崖バージョン」とも言えるので、二番煎じの感はある。あるが、そこはアンダーソン、映画としてある程度以上の質を保ちながら、主人公アデルを「行ったり来たりさせ」ることで、モノマネ感を和らげる。アデルがエブリス親子にいたぶられる場面では、「過去」と「事実」と「非事実」と「願望」が混沌とし、額から血をたらした鬼気迫るアデルがダメ母ぶりを懺悔しながら「Give me a secound chance!」と絶叫し、作品中のテンションが最高潮になる。そう、このへん、ホラーというより心理サスペンスぽいのだ。 これを「あざとい」と感じる人は、面白くないだろう。 が、私はけっこう好き。なにより、「ヒストリーオブバイレンス」のマリア・ベロ、この人は私にストレスを与えない。 この作品はマリア・ベロのプロモーションと言えるくらいに、ドロドロびしょびしょの彼女が全編出ずっぱるのだが、こんなに長いこと見せられてもストレスを感じない女優さんはあまり居ない。 まず、誰もが認める美人顔でありながら、色気がゼロ。これは、シャロン・ストーンとか、キム・ベイシンガーなどのブロンド美人の系統だ。この人たちは、わかりやすーい美人であり、そして色気は無いという共通点をもつ。よって、女性に好かれる。(マリア・ベロの色気の無さは、同系統の中でもちょっと驚異的ではある。) やはり長時間の視聴に耐えるには、美人でなくてはいけない。デブでもいけない。あんまり女っぽくてもいけない。…マリア・ベロは長時間映っているのに適した女優さんだなあ。 ともあれ、話題になっていないわりには、良いと思います。子役(サラのほう)は雰囲気があって良い。ウェールズ男のデイビッドもそれらしい。ショーン・ビーンの良さは私にはよく分からない。ごめんなさい。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-01 21:37:31)《改行有》

15.  サタンクロース 《ネタバレ》 こいつはいいぞっ。 ブレット・ラトナー。「天使のくれた時間」は豪華キャストなのに駄作であったが、「レッドドラゴン」は物語性があってよかったものだ。 で、このハチャメチャなブラックコメディ、スカッといたします。 なんといっても、見どころはサタンクロースの滅茶苦茶な暴れっぷりのキレの良さ。ここまでされると、「恐怖」ではなく「快感」になるということだ。 有り得ない登場の仕方に有り得ない暴れぶり、その割にはペンタゴンに懲りてラビには手を出さないとか、人喰いトナカイとか、ちょっとしたところにもこだわりが感じられる。こんなキャラクター、待っていたんだ。 残念なのは、主役の二人に魅力が欠けること。こういう話だから主役にティーンエイジャーを持ってくるのは仕方ないとしても、じいさんの存在感に比べ、ニコラスとメアリーの場面では面白さが全く感じられず、早送りしたくなるほどである。この二人のシーンには、脚本に工夫が足りない。 ビル・ゴールドバーグの圧倒的なアクションのキレには驚く。さすがレスラーにして、演技もそれほど悪くはない。 続編が待たれるが、頼むからティーンエイジャーを登場させるならこんなつまらない描き方をしないでくれ。[DVD(字幕)] 7点(2007-03-21 12:51:56)《改行有》

16.  サイレントヒル 《ネタバレ》 ゲームについては何も知らずに見ました。 どうりで強引な部分があるわけですね。 ただ、冒頭からサイレントヒルに着いてシャロンを探し回っているあたりまで、「これは〝サイレン〟オチじゃないの」と思っていました。おまけにサイレン鳴るしね。なんだか設定も似ているよな、とか。ベネットまでシャロンを目撃しているということは、ベネット自体がローズの別人格なのか?とか余計なことまで考えてしまった。ただ、グッチ警部までもが「娘」と言っているのでやっとサイレンオチじゃないことに気がついた。 ストーリーを全く知らない私の場合は、サイレンオチでないならばあの怪物の意味は?なぜローズは絶体絶命のところで助かってしまうの?「手がかりを見つけた」って、なんでそれが娘の居場所の手がかりだってことが分かるわけ?という疑問だらけとなってしまいました。 ちょっと長すぎるのと、クライマックスの火あぶりおよび針金シーンあたりの見せ方が冗長な感じがしました。ああゆうシーンはえんえんと見せられると「はい、作り物ですね。」という気がしてきてしょうがない。また、ラーダ・ミッチェルがヒーロー気取りで叫びまくるシーンは舞台チック(芝居クサー)な気配もぷんぷんしてきて、閉口した。 クリーチャーが次々出てくるところはなんとなく「ザ・セル」ぽい感じもしました。 この手の映画にしては、そう悪くはないが、手放しで喜ぶほどではないというレベルでしょうか。 お疲れ女優のデボラ・カーラ・アンガーは、あの役にはぴったりだったし、ベネット巡査もイカしていました。女性警官がこんなにはまっている女優さんもめずらしい。やっぱ、女性警官はこのくらいごつくなくっちゃね。あっさりつかまってしまうところは「?」と思いましたが。 が、ラーダ・ミッチェルはあいかわらず好きじゃない。この人はウッディ・アレンの映画で堂々主役を張るわで勘違いもはなはだしい。あんなミニスカートにブーツなんて全然似合わない。他の美人女優たちがみなアクションものに励んでいるのにならって「あたしだって、戦うヒロインぐらいやれるわよ」と思ったか知らないが、ミラ・ジョボビッチやケイト・ベッキンセールやシャーリーズ・セロンとあなたは違うと思う。それは勘違いです。[DVD(字幕)] 7点(2006-11-23 00:06:42)《改行有》

17.  THE JUON/呪怨 《ネタバレ》 「ちょっとでも接触しちゃったらうつる」「そんでどんどん広がる」ってのは、日本古来の「穢れ(えんがちょ)」そのものなんだから、「外人」は理解できるわけないって。そんで、その理解できないビルプルマンとかその他の外人の俳優さんは、よくわかんないままとりあえず台本どおりやってみるわけだ。本当は「穢れ」は「穢れ」と思う人にしか存在しないのだから、外人(異教徒)が食われちゃうのはナンセンスなんだよ。ありえない。「穢れ」は「払い」か「禊ぎ」でないと落とすことはできない(ことになっとる)。コレ一番古い日本の宗教アルネ。[DVD(吹替)] 7点(2005-12-29 19:05:47)

18.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 ボイルで唯一及第点を出せる一品。これといって美しい俳優さんも出ていないのに、美しく仕上がっているのは、タイのおかげと、もちろんティルダ様のおかげです。レオはフェロモンの出ていない俳優さんであることを再認識。ボイルは俳優選びに問題があるな。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-17 20:44:21)

19.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 ネタバレますのでご注意。 ふむなんといいますか、「はじめにオチありき」で作られた作品ですね。 オチそれは、イーライはもともとは全盲であったこと、だから点字が読めたということ、神の奇蹟によって突然見えるようになったということ、そして「お告げ」を直接聞くことができるという「預言者」になったということですら。 日本人にはイマイチピンと来ないところですが、これでいいんですよ宗教映画だから。 この映画の主役はデンゼルでもイーライでもなくて決して登場することのない「主」でありますから、それがたまたま「終末」を背景にしているというだけであって、べつにそれがBC時代であっても内容は変わらないのです。「ベン・ハー」と同じような映画と言ってもマチガイではないのである。 まーそーゆー映画を作ってくれても別に私には影響はないからどうでもいいのだが、ちょっと興味があるのは製作にもかかわっているデンゼル55歳が「なぜ今これだったのか」ということかなあ。 これはけっこう低予算だと思います。デンゼル本人のギャラさえ抑えれば、とても安く作れたのではないでしょうか。デンゼルが出る映画としては…ちょっとなあ、かなり違うのではないか。 デンゼルは己のギャラを抑えてでも、このような「神様宣伝映画」を作りたかったのですら。 その心理は私などにはよくわかりません功成り名遂げたデンゼルにして何かの「回帰」現象ということかもしれませぬ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-04 13:24:11)(良:1票) 《改行有》

20.  ザ・コア 《ネタバレ》 アーロン・エッカートはさあ、悪いけど脇役顔だと思うんですよ。演技が下手とかいう以前に、主役を張ってはいけないと思う。このごろはなにか間違えて主役をやっているけどもさ。 とにかく私は好きじゃないんです。そして、今回に関しては、ヒラリー・スワンクの色気の無さに救われた気がします。これで帰りの艇内でいちゃいちゃされようものなら、最後まで見ませんて。 スワンクは要するに女性兵士とか女性警官とか女性消防士(?)とか、制服職業が向いてることがはっきりしました。もちろんナースとかスッちゃんは除く。 ヨケーな色気が邪魔になるような場面で、スワンクは輝く。なのに、間違えて妖艶な美女とかになってはいけない。 この手のサバイバルパニックを見ているときに、思うことは「誰が生き残るのか」「どういう順番で何人が死ぬのか」ということだけになります。だって、作戦が成功することはやる前から間違いないし(人類絶滅というエンディングは絶対無い。除くキューブリック)、誰か1人は生き残ることも間違いないので、観客の関心事はこの2点しか残っていないのです。 それでですね、エッカートが生き残ったことはどう考えてもおかしいわけです。こいつが一番死んでもいいはずでしょう。船の設計者が運転も可能であるなら、設計者が最後になるはずです。彼だけがいろんな事態に対処できるからです。そうでなければ、運転者が最後、その次が設計者です。クジ引きなんてありえませんぜ。 そんなわけで、エッカートを生かすためにリアリティを無視してクジ引きとかやるわけですけど、もうバカバカしくてやってられないぜ。 それでエッカートが犠牲になってスワンクだけが帰還するなり、二人で心中するなりというラストなら、まだ作り手の常識もなくはないが、ダメだこんなことじゃ。 あとなあ、ブルース・グリーンウッドの船長が必ず死ぬだろうってことが、乗船前からわかってしまうようなのはいけませんぜ。それじゃつまりませんぜ。 黒人を必ず殺すようなのはイカん。あの人こそ最重要人物のはずなのにねえ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-06 18:53:35)(笑:1票) 《改行有》

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