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1. THE 有頂天ホテル
まぎれもなくグランドホテルを意識したグランドホテル形式のコメディ。十分楽しめましたし、エピソードが多いのはいいのですが、やっぱし中心となるお話が欲しかったですね。音楽が貧弱なので盛り上がりに欠けるのもマイナスポイント。音楽が良ければウルッとくる場面がいっぱいあったのになあ。コメディが成功するには、やっぱしウルッとくる場面が絶対必要だと思います。[DVD(邦画)] 6点(2008-11-24 21:18:09)
2. ザ・セル
映像は美しいです。でも、気味の悪いシーンもあります。精神病の治療の説明だけなら最初のジェニファー・ロペスと子供とのシーンは不要だと思いますが、最後にも子供とのシーンが出てくるのでそれなりの意味があるのでしょう。でも、その意味は不明です。犯罪サスペンスとして作るなら、前後の子供とのシーンは不要だと思います。もっと神秘的な感覚を視聴者に抱かせたいなら、犯罪との抱き合わせではなく別のストーリーで作った方が良かったと思います。[DVD(吹替)] 5点(2007-11-25 17:35:06)
3. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 主人公(ケインとマグワイア)二人の間でも堕胎派、堕胎反対派と別れるんだからこの問題は議論が多いし、反対派のマグワイアが最後にローズに堕胎手術を施すあたりに根の深さを感じます。この様な深刻な問題を、美しい自然の風景と優しい音楽で心暖かく表現している素晴らしい出来の作品だと思います。マイケル・ケインはもちろんのこと、ミスター・ローズ父娘の助演も素晴らしいと思います。ただ、主演のトビー・マグワイアが時々瞬間的にみせるにやりとした表情が、どういう意味の演出なのかわたしにはわからないし、どうしても受け入れがたかったです。なので9点つけられませんでした。[CS・衛星(吹替)] 8点(2007-03-04 19:05:20)
4. ザ・インタープリター
《ネタバレ》 ニコール・キッドマンが、彼女に期待されるとおりの良い演技でした。ショーン・ペンのキッドマンとの対比もいいと思います。そして、随所に見られる緊迫感・緊張感がたまらなく良いです。DVDの特典映像で、シドニー・ポラック自身が一人で出来る編集が好きだといっていたけど、バスのシーンなんかほんとに緊迫感を高めるように上手に編集してますね。ただ、国連を舞台にした大がかりなサスペンスの割にはテーマがチグハグ(独裁者と、家族を殺された私怨)なのと、結末が人気取りのためのやらせ暗殺というのもパッとしなかったです。サスペンスの緊迫した雰囲気を2時間強味わうには良い映画でした。[映画館(吹替)] 6点(2007-02-07 21:48:46)
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