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プロフィール |
コメント数 |
375 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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21. ジョーカー
《ネタバレ》 バットマンシリーズに詳しくないのですが、バットマンの悪役ジョーカーが、悪役ジョーカーになる経緯について、前日譚として遡って設定を練ってみましたという作品だと思われます。簡単にまとめてしまうと、笑い始めると自分で笑いを止めることができないという精神的な病を負ったコメディアンが、人にバカにされた恨みで殺人を犯してジョーカーになるという話です。わかりやすいし、主人公役の迫真の演技には脱帽だけど、面白いかというと、あまり面白くはないです。海外では、富裕層が、あえて格差社会を創り上げているようなところがあって、危険な目に合う種を自らばらまいている自業自得の傾向が強く見られるので、貧民が立ち上がる暴動が起こるのもそれほど不思議ではないのかも知れませんが、日本人の感覚からすると、随分と嘘くささを感じてしまうのですよね。それを差し引いても、作劇として、リアリティと言うか、暴動に対するシンパシーをあまり感じることができなかったし、ジョーカーの生い立ちについても、悲惨だとは思うものの、特別なシンパシーを感じることができませんでした。だからと言って、常人の想像を超えるような特別な狂人というわけでもなく、少なくともこの作品の範囲内においては、風采の上がらない普通程度のキ〇ガイでしかないよなという感想。要はこれと言った驚きがなかったかなと。[インターネット(字幕)] 5点(2023-02-12 16:28:56)
22. 女囚701号 さそり
梶芽衣子が演じる主人公が、自分を陥れた男たちへの復讐を果たすために刑務所から脱走を図るも失敗。その後、看守や女囚人からのリンチはさらに激しくなっていく・・・という話。裸の女囚人たちを鉄骨階段の上を歩かせて、看守が下から覗き見るシーンだったり、梶芽衣子が男に騙されて犯されるシーンをガラス張りの床の下から映したり、アングル的にメチャクチャ工夫しているのが伺われるのですが、なんかギャグっぽくて、あまりエロくないのですよね。ガラス張りにしたのも、襲い掛かる男の顔芸を映すためという感じですし。まあ、全体的に顔芸ですよね。渡辺文雄が刺されるまでのシーンは爆笑。表現的にいろいろと、攻めているのはわかります。とってつけたようなB級感漂う演出と、ほとんど台詞がなく表情だけで鬼気迫る演技する梶芽衣子が、それほど違和感なく共存できているのが面白いなと思いました。梶芽衣子だけでなく、扇ひろ子も落ち着いていてかっこよかったです。[インターネット(字幕)] 6点(2023-02-08 20:14:11)
23. シンドラーのリスト
英語がわからない日本人の私から見ても、ドイツ人が英語をしゃべってるのにはかなりの違和感があるのだけど、これに関して向こうの人たちは平気なのでしょうかね?それはそうと、しゃべっている言語を除けば、多くの演出が含まれていることを考慮に入れても、かなりリアルに時代を切り取っている雰囲気が感じられます。戦時であることを利用して金を儲けることに余念がないシンドラーが、ナチスの高官を金で丸め込み、労働単価の低いユダヤ人を雇い、事業を拡大し、軌道に乗せていく様を主軸として追いつつ、その合間合間に、ナチスによるユダヤ人に対する仕打ちが、エスカレートしていく様を垣間見せていくという構成で、迫害だけに殊更フォーカスすることなく、日常の中に溶け込んでしまった異常性を見せていく手法です。物語の起伏によって感情が大きく揺り動かされるという類の作品ではなく、異常なことが常態化していく様をじっくりと見て、恐怖するような作品なのだと感じました。そういう種類の作品として評価する必要があるのだなと。[インターネット(字幕)] 8点(2023-02-08 20:09:26)
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