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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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41.  ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 映画の日に劇場で映画を観ないワケにはいかないと本作を鑑賞(スミマセン。つく必要のない嘘をつきました。たまたまです)。物語の背景は知りません。関連作品では『マン・オブ・スティール』を観たくらい(後から調べて関連を知りました。もち偶然です)。でも支障はありませんでした。何故ならストーリーはオマケみたいなものだから。”皆で協力して敵を倒しましょう”という目的さえ理解していればOK。『プリキュアオールスターズ』や『仮面ライダー・戦隊もの大集合』と同じお祭り映画との認識です。(注:ただし『バットマンvsスーパーマン』は観ておいた方がいいかも知れません。本作の前日譚にあたりますので、BvSの結末がネタバレしています。)本作のメインディッシュは、バトルアクション。その観点で充分な満足度を得たなと。スピード感、重量感、戦闘の視認性、破壊のカタルシス、どれも標準以上。足りないのは、”痛み”くらいでしょうか(キャラの能力にばらつきがあるため、その攻撃でどの程度のダメージを受けたのか?が解りにくいです)。劇場の大画面と重低音で体感するタイプのアトラクション映画でした。『2012』とか『インディペンデンス・デイ』と同様のディザスター映画の側面もあります。それにしても、ダイアナちゃんが魅力的なこと。知的な大人セクシー。最強で最高です。後れ馳せながら、『ワンダーウーマン』も観ることにしますね。(以下余談)スーパーマンが横綱級としたら、ワンダーウーマン、アクアマンが関脇、サイボーグやフラッシュが十両ってとこでしょうか。バットマンは、序二段?谷町?パワーバランスが取れているような、取れていないような。このアンバランスの妙が、本シリーズの魅力かもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2017-12-05 00:24:10)

42.  人狼ゲーム ラヴァーズ 《ネタバレ》 本作初登場の役職は“キューピッド”。プレイヤーの中から任意で2名を“恋人”に指名する役目です。恋人はサブ役職で、片方が死ねば自動的に死亡。最後まで生き残れれば、キューピッドと共に生還とのこと。つまり、村人、人狼とは運命を異にする第3勢力が“恋人+キューピッド”でした。人狼(2人)は互いに協力できるアドバンテージがあるワケですが、恋人陣営も共闘でき、しかも人狼を数で上回る3人組。さらに、恋人のうち1人は人狼から選出されたという幸運つき。この優位は圧倒的です。数の多い序盤さえ乗り切れれば、恋人陣営に負けはありません。事実、主人公(人狼であり恋人)のサバイバルという点においては、シリーズ中最も“安心”して観ていられました。サスペンスとしては弱点とも言えます。その分、終盤の選択でドラマが用意してありましたが、個人的には今一つ腑に落ちないものでした。積極的にネタバレを書くのは憚られるのでボカしますが、“そこまでする行動原理が果たして彼女にはあったのか?”と。“正当防衛であり強制された殺人”と“欲望(私怨)達成のための人殺し”には、人間として簡単には越えられない高い壁があると考えます(おそらく彼女はゲームを通じて本物の人狼に転化したのでしょう)。とはいえ、本作もシリアスなシリーズのテイストは堅持されており、かつ若手俳優の皆さんの熱演もあり、満足度の高い仕上がり。素晴らしいです。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-30 09:29:35)(良:1票)

43.  死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 『死霊館』の感想でも書きましたが、“実話もの”は個人的にはマイナス要素(可能性の幅が狭まるので)。それでも本格派オカルトホラーとして堅実なつくりで好印象です。やはり脚本は一級品でしょう。悪魔に操られていた幽霊からのメッセージの件は痺れました。後味の悪くないホラーというのも逆に新しいかもしれません。信頼できるシリーズ映画との認識です。[DVD(字幕)] 7点(2017-06-20 21:52:53)

44.  人狼ゲーム プリズン・ブレイク 《ネタバレ》 監視カメラの死角問題より、ヤスリ放置のずさんさより、運営が音声情報を収集していなかったことに驚きました。では観客は無音でゲームを楽しんでいたの?そんなバカな。詭弁、虚言、甘言、罵り合いの様子を聞けなかったら醍醐味半減です。観客に会話情報を提供する為にも、プレイヤーを管理する上でも、盗聴は必須と考えます。つまり、運営は何もかも承知で主人公らのルール違反を見逃していたのではないかと。あれだけの人数の高校生を拉致してくるのは大変なリスクと労力。ゲームの興を削ぐ不要な脱落者など、基本出したくないのが運営の本音でしょう。観客の目の前での明確な不正ならいざ知らず、バックヤードでの多少の違反なら、見て見ぬふりでもオカシクありません。それに幾度となく繰り返されてきたゲーム。運営のノウハウも蓄積させているはず。首輪を切断しての逃亡も初めてではなかった気がします。運営は絶対の自信を持って、2人を泳がせていると推測しました。ですから、結末はモニターに移された文字が示す通り。彼女らに明日はありません……。とはいえ、主人公の選択(挑戦)は称賛されるべきもの。自分の頭で考え、決断し、実行したのですから(惜しむらくは、死んだふりからの夜間脱出計画を試せなかったこと。)少なくとも、運営の思い通りに動かされるのは我慢なりません。それに誰かに従って後悔した、過去の過ちを繰り返してはいけません。成長こそ生きた証。結末がどうあれ、彼女は立派だったと思います。 四作目にして初の役割完全ブラインドは、エンドクレジットで答え合わせをする仕立て。これが非常にスリリングで、ミステリーとして楽しむことが出来ました。続編があるなら、この方式を是非踏襲してください。それにしても、監督が途中交代したシリーズ映画で、このクオリティ維持は驚異的。素直に凄いと思います。シリーズ4作品まとめて、オススメいたします。[DVD(邦画)] 7点(2016-11-15 18:57:09)(良:1票)

45.  人狼ゲーム クレイジーフォックス 《ネタバレ》 監督交代。若干のルール変更はありつつも、フォーマットは『人狼ゲーム』シリーズをきちんと踏襲しています。今回はビーストサイドならぬ、新カード“フォックス”を引いた少女が主役の『クレイジーフォックス』。タイトルに偽りなく、確かに彼女の戦略は、一見支離滅裂に見えます。劇中でも語られるように“目立たぬこと”がゲーム勝ち抜きの基本戦略であることは明白です(現に、場を仕切っていた2人が早々に退場を余儀なくされました)。では、どうして彼女はリスクを負ってまで、預言者を名乗ったのでしょう。それは偏に恋する彼を守りたいがため。おまけに恋敵も巧みに場の流れを作って抹殺しました。恋愛至上主義。それが彼女の行動原理。でもキツネの立場で彼氏と一緒に生き残る事など出来るはずもありません。さて、では彼女の戦略は意味不明だったのでしょうか。人生の行動指針は人それぞれ。仕事に生きる人、趣味を至上とする人、創造活動に燃える人、家族を守りたい人etc…。どれも間違いではありません。勿論、恋愛に命を懸けるのも。プレイヤーは、非常に濃密な時間を過ごしています。それこそ1日が10年にも相当する理屈。そんな状況の中で“長生きすること”を行動指針にしない人間がいても不思議じゃありません。だって周りの人を見てみてください。タバコ、飲酒、運動不足、かくいう自分も……。“仲間思いの自分に酔っている”多岐川君も、“あいつムカつく”で墓穴を掘った橘さんも確かに愚かですが、否定する気にはなれません。人は間違うもの。論理的でないもの。それで当たり前。ある意味、とてもリアリティのある決着だった気がします。前作、前々作が“良過ぎた”ため、シリーズの中で比較をすると凡庸な印象を受ける本作ですが、「邦画サスペンス」のカテゴリ内の位置づけなら十分な出来栄え。役者の演技の質も高く、悪い印象はありません。[DVD(邦画)] 7点(2016-10-20 19:53:41)(良:1票)

46.  女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。 後編:出る! 《ネタバレ》 アラカルト仕様だった前編に対し、後編は孤高のトイレット画家大川ちゃんと、掃除婦ドラマーれんげさんが文化祭でのアートセッションを目指すという明確な目標が設定されています。この本筋に前編で登場した個性豊かなキャラにオモシロNEWフェイスが絡み、よりダイナミックに“なんちゃってミュージカル”が展開されます。パフォーマンスは意外なほど見応えありで、れんげさんのトラウマ解消なんて素敵なオマケもついてきます。本作も前作に引き続き(というか前後編DVD1枚に収まっているのですが笑)楽しませて頂きました。今作も6点満点の6点ですが、顔見知りの“ももクロの妹分”エビ中の中山莉子ちゃん(顔をくしゃくしゃにして歌うのが印象的な子。正直こんなに可愛いとは今まで気づきませんでした!)が出演しているという事で、“気分は姪っ子加点”をお許しください。[DVD(邦画)] 7点(2016-05-10 00:30:03)

47.  謝罪の王様 《ネタバレ》 『土下座の向こう側』や『土下座を超える究極の謝罪』なるモノに結構興味があったのですが、まさか『わき毛ボーボー自由の女神』とは。これ、文化風習が異なるワケですから土下座と同じ尺度で比較するのは論点のすり替えですよね(真面目か自分)。もっとも、リアルに土下座以上の謝罪方法となると、『カイジ』でお馴染み“焼き土下座”か、シリアスに“切腹”となってしまうのでしょうし、最早コメディでは無理なのでしょう。それにしても『わき毛ボーボー』の娘さんの可愛いこと。子役の破壊力恐るべしです。エピソードの中では、高橋・松雪夫妻のお話が一番好きでした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-21 00:42:30)

48.  ジャッジ 裁かれる判事 《ネタバレ》 法廷劇の要素よりハートウォーミングな家族愛を描いた印象が強いです。親を思う子の気持ち、子を思う親の気持ち。親は老い衰え、子もまた人の親となっても、基本の親子関係は変わりません。ただ、ただ、“父親に認めてもらいたい”主人公の心情が心に沁みました。『ビッグフィッシュ』もそうですが、父子関係を描いた作品には、どうにも弱い私です。事件の真相は結局闇の中でした。私個人の感覚ですと父親は“クロ”という気がしますが、被害者が正真正銘のクズ(母親も同類)であった事から、判決は妥当なものと感じました。晩年を獄中生活に費やしながらも最期の時を息子と過ごせた事は、判事にとって十分なご褒美でしょう。善悪・懲罰のバランス感覚が良い物語は安心して観ていられます(その分、物足りないと思ってしまう部分もありますが…)。長男役の役者さんは影のMVP。彼の演じた“挫折した田舎者のリアリズム”が物語の深みに繋がっていると感じます。[映画館(字幕)] 7点(2015-01-27 20:59:21)

49.  死霊館 《ネタバレ》 奇を衒わぬ直球のオカルトホラーで、ここまで面白い(怖い)映画は久しぶりでした。母親が我が子を襲うというシチュエーションが既に最上級の恐怖。問答無用で震えます。ただ、「実話」との触れ込みは足枷だったかもしれません。ハッピーエンドも結構ですが、ホラーは余韻が大切。些かアッサリ過ぎたかと。主人公夫婦の家族に被害が及ぶバッドエンドも観たかった気がします。なお、相変わらずワン監督は人形好きのようですが、こと“不気味さ”という観点では、日本人形に勝るものは無いでしょう。次回作では是非お使いになっては如何でしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-15 21:27:08)

50.  死にぞこないの青 《ネタバレ》 スケープゴートを利用した集団統制手法は、費用対効果に優れています。僅かな犠牲で強固な団結。隣国では国策として採用していますし、日常生活の中でも多かれ少なかれ目にするはずです。残念ながら。おそらく先生の「誰でもよかった」「人の目が怖かった」は真実でしょう。ただし蛮行に至った原因を“幼少期のトラウマ”に求めるのは誤りです。“辛い経験をした者は犯罪に走る”なんて失礼な理論が通用するものですか。トラウマの仕業にすれば自我が守られるから。自分を善人と思い込みたいから。それだけです。それに彼は歯向かう山羊に業を煮やして、本気で殺そうと(!)しました。これは挫折を知らぬ完璧主義者の思考。クラス運営の試行錯誤なく、赴任当初から生贄を選んでいる点からも、彼に情状酌量の余地は無いと考えます。教師主導で生贄政策を取られた場合、被害者が抗うのはほぼ不可能です。さらにあの年頃では、親の問題介入を拒むもの。狭い了見と閉じた世界で、全てが完結してしまう恐ろしさが在りました。そんなマサオの大ピンチを救ったのが“アオ”と名乗る少女。正体は亡くなった姉。幽霊か、少年の心が作り出した幻か。いずれにしても彼は、孤独から逃れました。今回はお姉ちゃんが助けてくれましたが、次回はありません。窮地に陥った時助けを請う人を確保しておくのは、人生の重要課題のひとつ。もし、両親がアテにならないのなら、他に頼れる人を探しておかなくはいけません。結末について。初めは生温い決着に憤りました。社会的に抹殺してやれと。しかし、マサオがイジメの被害を立証するのは意外と困難です。それに追い込むと暴発する輩なのは実証済み。心理的に優位に立った今、あえて奴に逃げ道を与えたのは賢明だったかもしれません。修羅場を潜り抜け、少年は自信を得たでしょう。全てが好転した様子。ただし今回は相手が愚かでした。ツキもありました。ですから決して大人を驕ることなかれ。一人で問題を解決する事が自立ではありません。狡猾な悪人は掃いて捨てるほどいますから。[DVD(邦画)] 7点(2014-08-21 18:58:07)(良:1票)

51.  10人の泥棒たち 《ネタバレ》 用意周到・綿密な大型窃盗計画を拝めるかと思いきや、結構アバウトな強盗プランだった事にどっちらけ。しかも簡単に捕まってしまう者や、犬死する者も出る始末。ただ、この時点でやっと中盤。本当のお楽しみは、盗んだダイヤを巡る争奪戦を描く後半パートにありました。中でもマカオ・パクのビル壁面を使った空中戦は見応え十分。サスペンスとアクションの比率は2:8くらいでしょうか。なお、久しぶりにチョン・ジヒョンを拝見しましたが、相変わらずチャーミング。その他の女性陣も約1名を除き美人揃いでしたが、何故かラブシーンはその例外1名のオバサンにあてがわれていたのは、何かの嫌がらせですか?[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-12 18:56:43)

52.  ジャックはしゃべれま1,000(せん) 《ネタバレ》 マシンガントークが売りのエディ・マーフィーから“しゃべくり”という武器を取り上げた設定が秀逸です。筆談NG。ジェスチャー&擬音、絵の表現はOK(○UCK YOUは禁止笑)。コーヒーショップでの四苦八苦オーダーや、喋る人形を使っての商談など、ベタですがアイデア豊富で笑わせてもらいました。真っ当なコメディの体裁ですが、テーマは至ってシリアスでした。おそらく単語を「言の葉」と呼び、また「言魂」とも捉える日本人にとっては、理解し易い内容だとも感じました。空虚な言葉を乱発していたジャックの精神は、やはり空虚なもので、枯れた木も同然だったということ。父親に愛されなかったという辛い思いが心の根底にあったのでしょう。葉が全て落ちた時、一度彼は死にました。しかし父を赦し、その呪縛から逃れた彼は、再びこの世に生を受けたのだと考えます(レイモンド・ジャック・マッコールの墓碑は、父親の存在をトラウマとしていたジャックの死を意味していたと)。良い映画だと思います。久しぶりに元気なエディ・マーフィーが見られて嬉しかったですね。それにしても、この邦題は(苦笑)[CS・衛星(吹替)] 7点(2014-04-06 19:25:58)

53.  ジョン・カーター 《ネタバレ》 地球人と火星人の言葉がいきなり通じたとしても、何の問題もありません。人とネズミがナチュラルに会話するのだって当たり前なのがファンタジーですから。しかしSF(サイエンス・フィクション)となれば、話は別です。そこには科学的な説明(理屈づけ)が欲しくなります。この例でいえば翻訳機とか。本作の場合、“謎の飲み物”を飲まされた事で主人公は火星人と話せるようになりました。この匙加減が絶妙です。小難しい理屈は抜き。でも問題を無視したりしない。SFとファンタジーが程良くブレンドされた見事な世界観です。間口の広さは優れたエンターテイメントである証。観客も物語に飛び込みやすいというもの。『スーパーマン』や『のび太の宇宙開拓史』でお馴染み、重力の差異を活かした超人化も、複製と意識を飛ばす惑星間移動も、実にSFチックで好奇心を刺激します。さらに敵は、女神の使者だという。キリスト教圏で創造主にケンカを売る物語というのも面白い。SFアドベンチャーとして申し分ないパッケージです。ただ惜しむらくは、売りとなるはずのアクションとロマンスに見応えが不足していたこと。とくにラブロマンスの不手際が気になりました。主人公の恋愛感情に説得力が足りないような。そもそも異星人間での恋愛など、常識に縛られていたら成立しません。どんなに美しくても、オマタには蛇が隠れているかもしれないのですから。血も青かったですしね。思考を停止させる程圧倒的な美貌が、姫様には必要だったと思います。個人的な趣味を言わせてもらえれば、ペネロペ・クルスがいいかな。[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-04 18:56:31)(良:2票)

54.  少林寺三十六房 『努力は必ず報われる』とはAKB48高橋みなみの言葉。勿論真実ではありません。無駄な努力は無いと信じたいですが、報われない努力はあります。残念ながら。だからこそ、努力が報われた時の喜びは何ものにも代え難いのです。修行の行程を35の房(クラス)に別けることで段階的な達成感を創出し、修行の成果が実戦で活かされる様を明確に見せました。よくみればツッコミどころ満載で(とくに敵がしょぼい)、それぞれの修行も淡泊で物足りない部分もあるのですが、多くの支持を受けている一番の要因はこんなところかと。かく言う自分も好きですが。中国拳法最強の武器は三節棍だと子供心に思ったものです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-18 19:15:35)

55.  失恋殺人 《ネタバレ》 映画で女優が脱ぐ必然性とは何でしょう。娼婦やストリッパー等、役柄に必然性が内包されている場合(例:MIE主演『コールガール』)、あるいは物語の展開上脱ぐ必然性が生じる場合(例:綾瀬はるか主演『おっぱいバレー』注:本当におっぱいを出しているかどうかは各自ご確認を)があると考えます。本作はどちらも当てはまりません。宮地が脱ぐ必然性などありませんでした。ただし、脱ぐことでリアリティが増すのであれば、裸になる価値はあります。女がシーツぐるぐる巻きの濡れ場なんて、ウソ臭くって興醒めしますから。でもリアリティのために脱ぐのであれば、それ以外のシーンにもリアリティが求められます。少なくとも、近くに人が居るのが分かっているのに鍵もかからぬ診察室でおっ始めてしまったり、カーテンも閉めずに人を殺したりするのは論外です。「NHKの朝ドラ主演まで務めたこのワシが、せっかくひと肌脱いどんのに、この本じゃ台無しじゃいかいボケ!ワシの乳首を返さんかいワレ!!」宮地の心の叫びが聞こえるような。かなりのガッカリサスペンスでありました。宮地が脱がなくても物語は成立しますが、宮地が脱がないと商業映画としては成立しない。そんな作品であったと思います。それにしても宮地真緒。決して上手い女優だとは思いませんが、癒し系のエロ可愛さにおっさんメロメロです。日本一美しいロバ顔女優の極上のお胸に敬意を込めて、常識はずれの高得点を進呈させていただきたい。[DVD(邦画)] 7点(2012-02-06 20:26:46)

56.  11:46 《ネタバレ》 邦題からも推測できるように、ヒット作(?)『0:34』と同じく地下鉄構内を舞台としたホラーサスペンス。有名作品あやかり系ゆえ、正直期待値は低かったのですが、それが幸いしたのか予想外に楽しめました。脅かしや無闇な血飛沫等、恐怖演出自体は平凡ですが、“狂集団から逃れて地下鉄構内から脱出しろ!”という目的が単純明快なので感情移入し易い。体裁としては『ゾンビ』と変わりませんが、敵がカルト教団というところがミソ。信者の中には年端のいかない子供も多く、敵の主な武器は短剣。殺傷能力は高くない。「危険だから戦いたくない」というより、「殺したくないから戦いたくない」という心理が働きます。このあたりの微妙な差異が、物語に綾を生みます。本作では比較的アッサリ処理されている部分ですが、もっと膨らませても面白かったと思いました。すわ予言は真実だったのか?!というラストですが、これは見事なミスリード。詳しくは↓【いぬきよ】さんが丁寧に解説して下さっていますので割愛しますが、初見だと真相に気づかないかもしれない。なかなか手が込んでいます。個人的には『0:34』より本作の方が面白かった。掘り出しものでした。[DVD(吹替)] 7点(2011-03-27 20:20:29)

57.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 「何故シャッフルが起きたのか?」という疑問については、サンドラとの会話の中で神父が答えてくれています。「この世には不思議な事がある。それは神の力だ」と。神様はサンドラに猶予を与えた。大切なものに気づくための1週間の時間。“失う前に気づけ“ということです。結果、彼女は夫の気持ちを取り戻す事が出来ました。ただ残念なことに、神様は悲しい結末までは変えてくれなかった。しかしこれは仕方がないこと。覆水は盆に返らないのだから。それは解る。けれど、事故の間際は奇跡を信じて止みませんでした。辛かった。死ぬ前に夫の愛を取り戻しただけで、感謝しなくてはならないのでしょう。夫も十分なお金を残してくれました。そう、シャッフルを経験したのは、サンドラだけではなかったのかもしれない…。そもそも、主人公の不思議な体験は、現実に起きたことでしょうか。実は判断ができないと思う。デジャブや夢、妄想の可能性も多分に在る。でも、そこが本作の長所です。重要なのは「気づく」こと。別に奇妙な経験をしなくても、その気になれば誰だって、大切なものに気づけるのです。この映画を観た人はそのキッカケを掴んだはず。それが本作の隠された希望であり、メッセージだと感じました。運命の最終日の緊張感は上々だったものの、それ以外は意外なほど淡白に過ぎていきます。彼女の身になってみれば納得できますし、「何も出来ない」事自体に意味があるものの、観ている方のテンションは上がり難い。それが本作の評価が芳しくない一因かと。[DVD(字幕)] 7点(2010-08-14 19:14:22)

58.  守護天使 《ネタバレ》 寺島しのぶ、佐々木蔵之介、柄本佑は出色の出来ばえ。文句なしの見事な人物造形でした。俳優が本職でない日村や主演の竹山も持ち味を発揮してくれました。本作に見応えを感じられるのは、役者の頑張りがあったればこそ。これで脚本がスマートだったら傑作に化けたのではないかと。作品の体裁は、ラブサスペンスコメディ。ハラハラ、ゲラゲラ、最後にキュンがお約束。ところが、どうにもお話の波に乗れません。最初のつまづきは、竹山の恋に説得力が無いことです。“たまたま電車で見かけた気になる女子高生が、自分にも親切にしてくれた”だけでは、動機としては物足りない。現実逃避の恋愛だとしても、観客が彼を応援したくなる仕掛けが欲しい。サスペンス要素もイマイチです。連続女子バラバラ殺人なんて、コメディには荷が重い。汐里ちゃんが暴漢に拉致されてから居所を発見するまでの時間は長過ぎました。結果的に無事ならOKという話ではありません。手をこまねいていた時間は、自らの無力さを知らされる時間。辛いです。新聞配達員を捜索に使うアイデアは良いのですから、繋ぎの努力を主人公にさせて欲しかった。クライマックスは竹山がヒーローだと判明する場面。胸のケイタイはカラータイマー、被ったポリ袋はウルトラマンのボディの見立てでしょう。でも、ちょっと判り辛い。やはり芸人の正装は素っ裸。白ブリーフ一丁で勝負して欲しかった。そもそも何故竹山はウルトラマンが好きなのか説明が欲しい。自分の採点基準では4~5点相当が妥当。でも最後の最後で、うっちゃられました。「あの人は私の初恋の人です」。嫁の告白に涙しました。現実にはこんなクサイ台詞を吐く人などいない。でも物語的には、この台詞以外考えられない。難病の子供の守護者は汐里ちゃんで、汐里ちゃんの守護者は竹山で、そして竹山の守護者は嫁さんだった。みんな誰かに、護り護られ、恋し恋され、生きている。グッときました。終わり良ければ全てよしってことで。まあ結局は、寺島しのぶがオイシイところを全部持っていっちゃったワケなんですが。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-09 21:21:38)

59.  修羅雪姫(1973) 『キル・ビル』に代表される昨今流行の血飛沫どっぱー系ソードアクションの先駆け的作品でしょうか。復讐劇の筋立て自体はかなり濃厚で、とてもじゃないけど娯楽作品に適さないと思われますが、これがなかなか良い塩梅に漫画チックに味付けされていると感じました。多すぎる血糊。荒唐無稽な特訓。妙にヌルイ歌謡曲主題歌。リアリティを削ぐ要素が豊富なのです。さらに梶芽衣子の演技!大きく眼を見開き眼力全開。大味過ぎて上手いとは思えませんが、その大雑把な演技プランが、本作からシリアスさを奪っていて逆に好都合。結果的に娯楽色豊かな復讐チャンバラ映画が出来上がったというわけ。面白いです。21世紀の今こそ、この感性を楽しみたい映画。[DVD(邦画)] 7点(2010-04-28 22:51:18)(良:1票)

60.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 粗い脚本にまずビックリ。評価の高い作品という予備知識があったから尚更です。有り得ない、おバカと言っていい展開がチラホラ。人物の描き方も極端です。例えば千葉真一。ストレスのかかるポジションなのは分りますが、それにしてもテンパリ過ぎ。あれはプロの態度じゃない。新幹線乗務員もやるべき事をやってない。肝心の警察は問題外でした。観ていてじれったい。そんな中、魅力的だったのが宇津井健です。普通なら、無事に事態を収められた事で満足するところ。でも彼はそう思えなかった。爆破の可能性を払拭できないまま、新幹線を止めた選択が許せなかった。100%の安全は有り得ません。リスクは必ず付きまとう。最新のシステムを搭載した新幹線が凶器になり変わったように。でも100%に近づける努力はするべき。それが人命を預かる仕事の責務。1500人の命の重みを感じながら職務に当たっていた宇津井の感覚は正しい。ただ、最悪の事態を想定した「ゼロ地点」での停車という判断も誤りではありません。あの状況下ならやむを得ない。停車を指示した国鉄幹部はもっと大きな母数の命の重みを感じていたのかもしれない。それぞれの立場で、「最善」の捉え方が違うのは興味深いです。豪華スター競演の熱気ある映画でしたが、完成度は今一歩と感じました。「さよなら0系新幹線記念」で1点加算させていただきます。[DVD(邦画)] 7点(2008-12-27 19:57:07)

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