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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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41.  ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 映画の日に劇場で映画を観ないワケにはいかないと本作を鑑賞(スミマセン。つく必要のない嘘をつきました。たまたまです)。物語の背景は知りません。関連作品では『マン・オブ・スティール』を観たくらい(後から調べて関連を知りました。もち偶然です)。でも支障はありませんでした。何故ならストーリーはオマケみたいなものだから。”皆で協力して敵を倒しましょう”という目的さえ理解していればOK。『プリキュアオールスターズ』や『仮面ライダー・戦隊もの大集合』と同じお祭り映画との認識です。(注:ただし『バットマンvsスーパーマン』は観ておいた方がいいかも知れません。本作の前日譚にあたりますので、BvSの結末がネタバレしています。)本作のメインディッシュは、バトルアクション。その観点で充分な満足度を得たなと。スピード感、重量感、戦闘の視認性、破壊のカタルシス、どれも標準以上。足りないのは、”痛み”くらいでしょうか(キャラの能力にばらつきがあるため、その攻撃でどの程度のダメージを受けたのか?が解りにくいです)。劇場の大画面と重低音で体感するタイプのアトラクション映画でした。『2012』とか『インディペンデンス・デイ』と同様のディザスター映画の側面もあります。それにしても、ダイアナちゃんが魅力的なこと。知的な大人セクシー。最強で最高です。後れ馳せながら、『ワンダーウーマン』も観ることにしますね。(以下余談)スーパーマンが横綱級としたら、ワンダーウーマン、アクアマンが関脇、サイボーグやフラッシュが十両ってとこでしょうか。バットマンは、序二段?谷町?パワーバランスが取れているような、取れていないような。このアンバランスの妙が、本シリーズの魅力かもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2017-12-05 00:27:09)

42.  ジグソウ:ソウ・レガシー 《ネタバレ》 “レガシー”は的を射た邦題。一作目の偉大なる遺産『良脚本』をトレースしているのですから。そういう意味では、出来が良くて当たり前です。反面オリジナリティに乏しいとも言えますが、シリーズ脱落組としては久々に見応えを感じたのでこの選択は歓迎いたしましょう。ゲームは最早アトラクションの域ですね。ジグソウランド。一体製作するのに幾ら掛かるんだとツッコミたくなる凝った殺人装置は、素晴らしく悪趣味かつアイデア豊富。努力賞ものでしょう。心と体に響くグロテスクな描写も容赦無しで、まさに『ソウ』シリーズ正当の系譜の作品でありました。あまりに都合よくジグソウ先生の仕掛けに引っかかる展開や、CIAも真っ青のターゲット調査能力は“お約束”以外の何物でもありませんが、エンタメホラーの様式美と考えれば腹も立ちません。ただし、ジグソウ先生の人生哲学の講義には心底辟易としました。独りよがりなお説教を聞くために、お金(劇場鑑賞料)を払いたくないなと。イデオロギー無し、脚本の出来とゲームのアイデアで勝負する続編ならばいいですが、ソウじゃないなら、モウいいです。[映画館(字幕)] 6点(2017-11-15 00:12:03)

43.  人狼ゲーム マッドランド 《ネタバレ》 (重大なネタバレ含みます。大変面白い映画ですので、結末のヒントにつながる知識は何も入れずにご覧になることをお勧めします。なお、レンタルDVDのパッケージには、『人狼シリーズは一話完結となっておりますので、どの巻からご覧頂いてもお楽しみ頂けます』とアナウンスされていますが、シリーズ前5作を鑑賞済みの方が、より楽しめるのは間違いありません。ご留意ください。)  村人絶対不利の条件下における主人公の立ち回り方(生き残り戦略)に注目したいところですが、真の見どころは然にあらず。本作で常に問われていたのは人間性でした。“如何に生き抜くか”が全てと言っていい殺人ゲームの中にみる“どうしたら人として死ねるか”の価値。シリーズを見慣れた人ほど痺れる見事な“裏切り”に、どうぞ震えてください。シリーズ6作中、随一の人間ドラマであり、良脚本でありました。そして本作に限りませんが、若手俳優の皆さんの素晴らしい熱演にも、心から拍手を送りたいと思います。[DVD(吹替)] 9点(2017-10-10 21:20:35)

44.  人狼ゲーム ラヴァーズ 《ネタバレ》 本作初登場の役職は“キューピッド”。プレイヤーの中から任意で2名を“恋人”に指名する役目です。恋人はサブ役職で、片方が死ねば自動的に死亡。最後まで生き残れれば、キューピッドと共に生還とのこと。つまり、村人、人狼とは運命を異にする第3勢力が“恋人+キューピッド”でした。人狼(2人)は互いに協力できるアドバンテージがあるワケですが、恋人陣営も共闘でき、しかも人狼を数で上回る3人組。さらに、恋人のうち1人は人狼から選出されたという幸運つき。この優位は圧倒的です。数の多い序盤さえ乗り切れれば、恋人陣営に負けはありません。事実、主人公(人狼であり恋人)のサバイバルという点においては、シリーズ中最も“安心”して観ていられました。サスペンスとしては弱点とも言えます。その分、終盤の選択でドラマが用意してありましたが、個人的には今一つ腑に落ちないものでした。積極的にネタバレを書くのは憚られるのでボカしますが、“そこまでする行動原理が果たして彼女にはあったのか?”と。“正当防衛であり強制された殺人”と“欲望(私怨)達成のための人殺し”には、人間として簡単には越えられない高い壁があると考えます(おそらく彼女はゲームを通じて本物の人狼に転化したのでしょう)。とはいえ、本作もシリアスなシリーズのテイストは堅持されており、かつ若手俳優の皆さんの熱演もあり、満足度の高い仕上がり。素晴らしいです。[DVD(邦画)] 7点(2017-07-30 09:32:36)(良:1票)

45.  シンデレラゲーム 《ネタバレ》 奇抜な設定、刺激的な描写、チープな脚本、トホホな演技。アイドル系女優が主演する昨今の邦画ホラーサスペンスの相場は、大体こんなところかと。判を押したようなビジュアルイメージを有するという謎の共通項もあったりします。基本的に期待厳禁のジャンルではありますが、希に『人狼ゲーム』などのアタリも潜んでおり、侮れないカテゴリーだと個人的には考えております。では、本作はどうかと言いますと、正直アタリではありません。ですが、ハズレとも言い難いのです。土台となる殺人ゲームのルール設定は、監督の正気を疑いたくなるレベルですし、皆さんの演技の質も高いとは言えません。思わせ振りなエロ要素にも地味に腹が立ちました。でもラスト、彼女の笑顔が絶品だったのです。あの笑みはアイドルの性そのもの。あらゆる感情を飲み込んで、ファンに夢を届けるプロフェショナルの顔。イッツオールファンタジー。其処に気づかされると、本作で提示された様々な事象、出来事の信憑性が揺らぐのです。因縁ある相手との対戦は、おそらく演出なのでしょう。分かりやすい敵役、死んだはずのキャラ登場、そして最後は姉妹対決。そんなんアリ?と意義を唱えたくなるゴリ押しな展開さえも、言い方を変えればドラマチック。これがショウビジネスの流儀。さて、何処までが真実で、何処からがフィクションでしょうか。観客に見極める術はありません。そして、このうす気味悪い感覚はなかなかのものだと思うのです。[DVD(邦画)] 6点(2017-07-25 18:59:31)

46.  死霊館 エンフィールド事件 《ネタバレ》 『死霊館』の感想でも書きましたが、“実話もの”は個人的にはマイナス要素(可能性の幅が狭まるので)。それでも本格派オカルトホラーとして堅実なつくりで好印象です。やはり脚本は一級品でしょう。悪魔に操られていた幽霊からのメッセージの件は痺れました。後味の悪くないホラーというのも逆に新しいかもしれません。信頼できるシリーズ映画との認識です。[DVD(字幕)] 7点(2017-06-20 21:52:53)

47.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 ついに話題作を劇場鑑賞いたしました!なるほど、なるほど、こりゃヒットするワケです。下品な言葉使いで失礼しますが「クソ面白い!」が私の心情にピッタリ。キャッチコピーが的確かつ秀逸です。「現実VS虚構」。嘘っぱちをモチーフにした大真面目なリアルシミュレーション。『空想科学読本』の社会科編といったところでしょうか。こんな大人のお遊び大好きです。大御所&実力派&クセモノ揃いのキャストがこれまた抜群でした。オジサン俳優は漏れなくイイ味出しまくりですし、豪華脇役陣もきっちりスパイスを効かせた良いお仕事ぶり。巷で話題の尾頭さんも素晴らしいですが、個人的にツボに入ったのは高橋一生。あの演技はクセになります(佐藤二朗、荒川良々クラスの怪演技!)。作品のクオリティを下げる役者が一人も見当たらない奇跡の配役は、お見事の一言に尽きます。勿論、これも含めて監督のお手柄かと。庵野節炸裂、いやゴジラ版エヴァンゲリオン。監督の作家性が強烈に打ち出されているところも高評価いたします。はてさて、続編はあるのでしょうか。これだけの金脈を映画業界が放っておくとは思えませんが、続編で本作を超えるのは至難の業でしょう。それくらい満足度の高い作品でした。[映画館(邦画)] 9点(2017-03-04 05:17:29)(良:1票)

48.  人狼ゲーム プリズン・ブレイク 《ネタバレ》 監視カメラの死角問題より、ヤスリ放置のずさんさより、運営が音声情報を収集していなかったことに驚きました。では観客は無音でゲームを楽しんでいたの?そんなバカな。詭弁、虚言、甘言、罵り合いの様子を聞けなかったら醍醐味半減です。観客に会話情報を提供する為にも、プレイヤーを管理する上でも、盗聴は必須と考えます。つまり、運営は何もかも承知で主人公らのルール違反を見逃していたのではないかと。あれだけの人数の高校生を拉致してくるのは大変なリスクと労力。ゲームの興を削ぐ不要な脱落者など、基本出したくないのが運営の本音でしょう。観客の目の前での明確な不正ならいざ知らず、バックヤードでの多少の違反なら、見て見ぬふりでもオカシクありません。それに幾度となく繰り返されてきたゲーム。運営のノウハウも蓄積させているはず。首輪を切断しての逃亡も初めてではなかった気がします。運営は絶対の自信を持って、2人を泳がせていると推測しました。ですから、結末はモニターに移された文字が示す通り。彼女らに明日はありません……。とはいえ、主人公の選択(挑戦)は称賛されるべきもの。自分の頭で考え、決断し、実行したのですから(惜しむらくは、死んだふりからの夜間脱出計画を試せなかったこと。)少なくとも、運営の思い通りに動かされるのは我慢なりません。それに誰かに従って後悔した、過去の過ちを繰り返してはいけません。成長こそ生きた証。結末がどうあれ、彼女は立派だったと思います。 四作目にして初の役割完全ブラインドは、エンドクレジットで答え合わせをする仕立て。これが非常にスリリングで、ミステリーとして楽しむことが出来ました。続編があるなら、この方式を是非踏襲してください。それにしても、監督が途中交代したシリーズ映画で、このクオリティ維持は驚異的。素直に凄いと思います。シリーズ4作品まとめて、オススメいたします。[DVD(邦画)] 7点(2016-11-15 18:57:09)(良:1票)

49.  しんぼる 《ネタバレ》 自分が最初に笑った場面は「マグロの握りが出てきたところ」です。小皿に醤油が無くてクスッ。どうですか?このシチュエーションを字面から想像して笑えますか?笑えないですよね。これが可笑しいのは、これまでの前フリ(物語の流れ)を知っていることが前提。さらに観客側に「鮨は醤油に付けるもの」という常識が必要です。視覚、聴覚を初めとする五感を活かし、想像力をフル稼動させ、自身の知識・経験と照らし合わせます。場の空気も影響しますし、タイミングは命です。様々な要素が刹那に融合し、笑いが生まれる理屈。送り手と受け手が共同で創り出す緻密で豊かな感情表現が「笑い」だと考えます。主導権は送り手が握っていますが、決定権は受け手に在ります。どんなに的確でセンスの良いネタでも、客に受け入れる度量が無かったら意味がありません。そのような観点で本作を捉えてみると、鑑賞中に自分が抱いたモヤモヤの正体が見えてきました。「今の笑うところだよな」「これは何のメタファー?」客が監督の意思を慮っているうちは、笑いも湿りがち。当然です。笑いは瞬発力ですから。ただ、これは松本監督の狙い通り。そもそも正解を設定していない映画なら、戸惑って当たり前です。この手法を不親切・手抜きと取るか、モヤモヤ自体を楽しめるかは、観客次第。自分は後者のタイプなので不満はありませんが、“答えなんか無くても正解が在る素振をする”のも監督の仕事のうちかなと。ちなみに最後に出て来た巨大しんぼるが大人のそれだったら+2点でした。(10/3なんばシネマパークスにてレイトショー鑑賞)[映画館(邦画)] 6点(2016-10-30 21:37:00)

50.  人狼ゲーム クレイジーフォックス 《ネタバレ》 監督交代。若干のルール変更はありつつも、フォーマットは『人狼ゲーム』シリーズをきちんと踏襲しています。今回はビーストサイドならぬ、新カード“フォックス”を引いた少女が主役の『クレイジーフォックス』。タイトルに偽りなく、確かに彼女の戦略は、一見支離滅裂に見えます。劇中でも語られるように“目立たぬこと”がゲーム勝ち抜きの基本戦略であることは明白です(現に、場を仕切っていた2人が早々に退場を余儀なくされました)。では、どうして彼女はリスクを負ってまで、預言者を名乗ったのでしょう。それは偏に恋する彼を守りたいがため。おまけに恋敵も巧みに場の流れを作って抹殺しました。恋愛至上主義。それが彼女の行動原理。でもキツネの立場で彼氏と一緒に生き残る事など出来るはずもありません。さて、では彼女の戦略は意味不明だったのでしょうか。人生の行動指針は人それぞれ。仕事に生きる人、趣味を至上とする人、創造活動に燃える人、家族を守りたい人etc…。どれも間違いではありません。勿論、恋愛に命を懸けるのも。プレイヤーは、非常に濃密な時間を過ごしています。それこそ1日が10年にも相当する理屈。そんな状況の中で“長生きすること”を行動指針にしない人間がいても不思議じゃありません。だって周りの人を見てみてください。タバコ、飲酒、運動不足、かくいう自分も……。“仲間思いの自分に酔っている”多岐川君も、“あいつムカつく”で墓穴を掘った橘さんも確かに愚かですが、否定する気にはなれません。人は間違うもの。論理的でないもの。それで当たり前。ある意味、とてもリアリティのある決着だった気がします。前作、前々作が“良過ぎた”ため、シリーズの中で比較をすると凡庸な印象を受ける本作ですが、「邦画サスペンス」のカテゴリ内の位置づけなら十分な出来栄え。役者の演技の質も高く、悪い印象はありません。[DVD(邦画)] 7点(2016-10-20 19:53:41)(良:1票)

51.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 王様がラルフに話したヴァネロペの境遇は、十分腑に落ちるものでした。ゲーム開発途中に発生したバグが原因で、キャラクターがお蔵入り。そんな話、聞いたことある気がします。“死にたくないなら余計な冒険はしない”は真理です。しかしラルフから命の危険性を説かれてもなお、ヴァネロペの意志は揺るぎませんでした。渡辺美里の歌詞ではありませんが『死んでるみたいに生きたくない』ということ。そのへんのガキが同じ台詞を吐いたとしても、「命の有難味が本当に分かっているのか?」と説教したくなります。しかし不死のゲームキャラクターにとっては切実な悩みです。何も起きない日々が永遠に続く。それは正に地獄でしょう。ヴァネロペがどんな気持ちでレースにエントリーしたのか理解出来たとき、私もゲーム世界の仲間になれた気がします。では、ラルフの心情はどうでしょうか。彼がメダルに固執したのは、周りに認めてもらいたいから。それだけです。肯定されない人生は暗闇に違いありません。ラルフとヴァネロペは、共に闇の中に居たのです。願いは同じ。“人生を価値あるものに!”たった一人に認めてもらうだけで、人生は輝きます。2人の友情に胸を熱くしました。勿論、伏線見事な脚本があってのこと。王様の正体、滅亡回避奇跡のクライマックス。全てのピースがピタリとハマる快感は格別でした。人生の目的、友情の価値、社会的役割、騙される心理。豊富な示唆が含まれている物語を堪能いたしました。(以下余談)私が本作の観賞に至った経緯は、ヒロインがももクロの有安杏果(緑担当)にソックリとの噂を聞きつけたから。サイズ感、カラーリング、ヘアースタイル、どれをとっても杏果にしか見えません(笑)。挿入歌はAKBですけど、日本語吹き替えを彼女にお願い出来ないかしら。『「ちゅがー・らっちゅ」って、ほら言えてんじゃん!』そんな杏果を想像して一人ニヤニヤしてしまいます(重症)。[DVD(吹替)] 9点(2016-10-07 22:54:15)

52.  呪怨 -ザ・ファイナル- 《ネタバレ》 佐々木希主演『呪怨 終わりの始まり』の続編でしたか。なんとか前作の記憶を呼び起こしつつの鑑賞となりましたが、考えてみればストーリーを追う事に意味などありません。呪いを解く術などハナからナッシング。致死率100%のウィルスに感染し、あとは死を待つのみ。白塗り奥さん&坊ちゃんの“様式恐怖美”を楽しむのがお約束のシリーズでした。でも、どうなんでしょう。確かに条件反射的にゾクゾクッする場面はあるのですが、根本的に恐怖を感じないのです。たぶん生への希望が無いから。恐怖を引き立たせるのは、絶望ではなく希望なのだという事がよくわかります。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-07-05 21:00:38)(良:1票)

53.  シベリア超特急3 《ネタバレ》 新日本プロレスが『キングオブスポーツ』、私立恵比寿中学が『キングオブ学芸会』なら、シベリア超特急シリーズはさしずめ『キングオブ茶番劇』でしょうか。ツッコミどころ満載、いやツッコミどころしか見当たらないトリック?の数々や、ドンデン返しの為のドンデン返しに、脳内麻薬が出っ放し。『瀬戸内海事件の真相とラスト2つのドンデン返しは決して人に話さないでください』とこれ以上ないネタバレを冒頭にアナウンスしてしまう監督のセンスには、もはや狂気すら宿っています。河崎実監督のように“狙ってつくるB級映画職人”は時々見かけますが、水野監督のような“本物”にはなかなかお目にかかれません。虎は死して皮を留め、水野は死して『シベ超』を残す。監督の生き様が心から羨ましいです。普段は名作文芸作品しか鑑賞しない私ですが、今日くらいは『シベ超』シリーズで、不世出のバカ映画、もとい映画バカ監督の“シネマ愛”を偲びたいと思います。合掌。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-06-10 21:49:24)

54.  7月24日通りのクリスマス 《ネタバレ》 少女マンガ的世界観に裏打ちされたおとぎ話。本作のメインターゲットは女性でしょう。主人公に感情移入して、どうぞ夢の世界をお楽しみくださいという趣向です。ただ、それは相当に困難な作業と思われました。大人の女性なら鼻で笑うほどお話は浅く、夢見る少女が自身を投影するには、中谷の年齢は高すぎました。中谷を主役に据える以上、彼女と同年齢層の女性が一番楽しめないとオカシイのに。でも多分真逆だと思われます。彼女に近い境遇にある人ほど、現実との違いに打ちひしがれるのではないかと。実際、中谷と同じようなパーソナリティの人は結構います。女も男も。かくいう自分もそう。買ってもいない宝くじが当たるのを夢見ているのです。中谷は拾った宝くじで1等を当て、私は今日も一人寂しく夜を過ごす。何処が違うの?と虚しくなります。結局のところ、「自分は中谷美紀じゃない」という残酷な結論に行き着いてしまうのです。ですから、主人公には頑張ってもらわないと。ちゃんと花を咲かすために種を植え、水をやって世話して欲しいのです。努力の末に幸せを手に入れる物語を望みます。それでこそファンタジー。そういうご都合主義なら歓迎します。[DVD(邦画)] 4点(2016-05-11 23:21:56)

55.  女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。 後編:出る! 《ネタバレ》 アラカルト仕様だった前編に対し、後編は孤高のトイレット画家大川ちゃんと、掃除婦ドラマーれんげさんが文化祭でのアートセッションを目指すという明確な目標が設定されています。この本筋に前編で登場した個性豊かなキャラにオモシロNEWフェイスが絡み、よりダイナミックに“なんちゃってミュージカル”が展開されます。パフォーマンスは意外なほど見応えありで、れんげさんのトラウマ解消なんて素敵なオマケもついてきます。本作も前作に引き続き(というか前後編DVD1枚に収まっているのですが笑)楽しませて頂きました。今作も6点満点の6点ですが、顔見知りの“ももクロの妹分”エビ中の中山莉子ちゃん(顔をくしゃくしゃにして歌うのが印象的な子。正直こんなに可愛いとは今まで気づきませんでした!)が出演しているという事で、“気分は姪っ子加点”をお許しください。[DVD(邦画)] 7点(2016-05-10 00:30:03)

56.  女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。 前編:入る? 《ネタバレ》 様式はショートエピソードの寄せ集め。トイレ掃除のおばちゃん(失礼。物語上は26歳設定でしたね。神聖かまってちゃんのドラムスだそう。美人じゃないけど愛嬌あるルックスにカワイイ声が頭から離れません!)をナビゲート役に、女子中学生あるある、いや子供以上大人未満『中人』の謎生態がツッコミ推奨のおバカテイストで供されます。どの子もキャラが立っていましたし、超絶美少女揃いじゃないところも好感が持てました。これが女子高校生だと、リアルというか、シリアスに寄ってしまいコメディとして難しくなったかもしれません。お気楽に楽しめるのが良いですね。かなり楽しめました。採点は6点ですが、これは6点満点という意味で、個人的には高く評価しています。[DVD(邦画)] 6点(2016-05-10 00:29:21)

57.  人狼ゲーム ビーストサイド 《ネタバレ》 (本作は桜庭みなみ主演『人狼ゲーム』の続編です。もし未鑑賞でしたら、必ずご覧になってから本作にお臨みください。前作の予備知識必須です。B級和製サスペンスのパッケージですが、あっと驚く傑作シリーズです。以下、2作とも鑑賞済みの方のみお目通しいただければ幸いです……)最重要ポイントは生還要件と考えます。「ゲームに勝利すれば1億円」とのアナウンスですが、これが“正しくない”ことは前作で証明済み。まず拉致されたプレイヤーは「村人」として最初のゲームを戦います。生き残れたら、今度は「人狼」役でネクストゲームが始まります。ここまでは前作終了時点での確定事項。では「人狼」側で勝利を収めれば、晴れて1億円を手にして開放されるのでしょうか。これを確認するための「ビーストサイド」であったワケですが、生還要件にはもう一つ条件が付されていることが伺えます。「1人で勝ち残ること」。村人側で1人勝ち残りは在りえないので、必然的に「人狼」側で、かつ仲間の「人狼」を失うことが条件となります。高いハードルです。この裏ルールに気づいていたからこそ、主人公は仲間の人狼を「予言者」に仕立て上げるという危険な賭けに出たと推測されます。失敗すれば、自分にも疑いがかかる大博打。果たして彼女は窮地に追い込まれながらも、このミッションをやり遂げました。人狼1人、村人2人で迎える最後の夜。誰もが主人公の勝利を確信した直後に待っていた驚きの展開。そして意外な結末。震えました。目を疑ったのは、主人公が最後の夜に友人を襲おうとした決断。好きだから、決着は自分の手で。悲しいけれど、確かな友情が、其処には在りました。麗子が主人公の正体を明かさなかったのも同じ。一緒に死地を潜り抜けた連帯感が友情の礎。そして彼女の矜持。極限状態の中で輝く絆に、胸を打たれました。さて、最後の疑問。美海に問い詰められて主人公が告白した「自分は3度目、麗子は2度目」の真偽について。目が泳いでいるので嘘かもしれませんが、「由佳の嘘は見飽きた」という美海が信用しているので真実とも受け取れます。主人公の1戦目は「村人」側3人以上の勝利だったので、2戦目も「村人」を引いたと。ここで麗子が参戦。共に生き残れば、2人のゲーム経験数が違うことも説明が付きます。さらに彼女が「人狼」での勝利ではなく「1人勝ち」が必要と判断した裏付けにもなるのではないかと。修羅場を潜り抜けた経験値と生への執着心が勝敗を分けた納得の結末でありました。ラスト、仲間の形見を次々と捨てる主人公の胸中や如何に。無慈悲?冷血?いいえ、犯人を殺りに行くと腹を括ったロッケンローラーに、感傷なんてロックじゃないもの、要らないのです。(以下余談)今を時めく土屋太鳳。私は本作で彼女を知りました。そんな私からすると、最近の(?)普段の(?)彼女の喋り方が〝猫を被っている”ようにしか見えないのです。何、裏声で喋ってるんだよと。本作の土屋はとにかく強烈。そして凄まじく魅力的です。彼女の裏の素顔をどうぞご堪能ください。[DVD(邦画)] 9点(2016-03-06 19:31:10)

58.  死臭 つぐのひ異譚 《ネタバレ》 2大人気邦画ホラーシリーズ『リング』と『呪怨』のエッセンスだけ頂戴しました感は否めません。不条理と言い切れるほど不条理ではありませんが、はっきり理不尽と言い切れる胸糞悪いお話でありました。[DVD(邦画)] 3点(2015-12-20 20:47:05)

59.  女子ーズ 《ネタバレ》 ノリノリでアドリブ(?)をかます佐藤二朗の怪演を頂戴出来るだけで、個人的には十二分に満足なのですが、それに負けない若手女優の熱演にも心打たれました。5人とも持ち味を如何なく発揮し、輝いていたと思います。中でも目を惹いたのは桐谷と高畑。桐谷の「うえっ」顔の口のかたちはまさに絶品。クロエ・グレース・モレッツはたらこ唇で世界を魅了しましたが、桐谷は“歪んだお口”で世界を獲れると思います。割とマジで。あと『チャン・グンソクに似ている時点でイケメンじゃない!』は近年邦画史に残る名台詞であると断言します。高畑のコメディエンヌとしての才能は本物。ボケもツッコミも両方イケる万能タイプです。スゴイと思いました。『数えを笑う者は数えに泣きますよ』をあの空気感で言える女優さんは、そうはいないはずです。シュールとベタミックスの福田雄一監督の流儀は好き・嫌いが分かれそうですが、私はドハマリしました。なんと『HK/変態仮面』の監督さんでしたか。どおりで手が合うワケです(笑)。これから大物女優に成長していくであろうキャストの皆さんがオファーを受けてくれるうちに、是非是非、続編をお願いします。[DVD(邦画)] 9点(2015-03-29 18:27:15)(良:3票)

60.  謝罪の王様 《ネタバレ》 『土下座の向こう側』や『土下座を超える究極の謝罪』なるモノに結構興味があったのですが、まさか『わき毛ボーボー自由の女神』とは。これ、文化風習が異なるワケですから土下座と同じ尺度で比較するのは論点のすり替えですよね(真面目か自分)。もっとも、リアルに土下座以上の謝罪方法となると、『カイジ』でお馴染み“焼き土下座”か、シリアスに“切腹”となってしまうのでしょうし、最早コメディでは無理なのでしょう。それにしても『わき毛ボーボー』の娘さんの可愛いこと。子役の破壊力恐るべしです。エピソードの中では、高橋・松雪夫妻のお話が一番好きでした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-21 00:42:30)

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