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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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101.  処刑人 《ネタバレ》 アクション作品としては、結構面白いです。銃撃戦は見ごたえがあります。スローモーションの使い方も効果的。結果から先に見せる手法も楽しかったです。ただ、このストーリーを受け入れられるかどうかが問題です。私怨による殺人ならば、理解できる場合がありますし、いわゆる「あだ討ちもの」なら馴染みがあります。でも、義憤による殺人(そもそも義憤と呼べるほど上等とは思えませんが)に説得力を持たせるには、それなりに工夫が必要だったと思います。殺す相手はマフィア。なら問答無用で殺してもOK?しかも“神のお告げ”付き。単に“イタイ”人としか思えません。主人公たちに共感できませんでした。彼らの行為の是非を問う民衆へのインタビューでエンディングという構成からは、倫理観・価値観の問題提起あるいは法制度に対する矛盾を訴えかけているようにも思えますが、それにしては作品全体のノリは驚くほど軽く、コメディ的ですらありました。真剣にテーマの是非を考えるのがアホらしくなってきます。最後にひとつ気になったこと。「ロック」のロの字をファに替えた台詞(回りくどいっ)がやたら耳に付きました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-19 12:39:24)(良:2票)

102.  私立探偵・濱マイク/遙かな時代の階段を 1作目と打って変って今度はカラー。台詞回しにも前作のような50~60年代を思わせる雰囲気は薄くなっています。それでも物語冒頭は70年代くらいの雰囲気かなと思いましたが、観終わってみるとほとんど90年代という感じ。はじめ、このタイトルは狙いすぎかなと思っていましたが、いやいやよく考えられている題名だと思いました。本作のストーリー自体も戦後の日本という”時代”を色濃く描いていますが、1作目、2作目と明らかに”時代”の経過を感じさせる作りになっていて、タイトルにマッチしています。3作目を観てみないとなんとも言えませんが、本作までは2作トータルで、イイ感じに仕上がっていると思います。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-09 20:18:57)

103.  私立探偵・濱マイク/我が人生最悪の時 台詞まわしや小物などから、50~60年代の日本を思わせる空気感があります。しかし時代設定を明確にしているわけではなさそうで、あくまでそう思わせる雰囲気のある作品という意味です。モノクロ画像もいっそうその雰囲気を助長しています。モノクロの使用は、ちょっとあざとい感じがしないでもないですが、自分はこの雰囲気が好きなのでOKということで。「星くん」「濱くん」と呼びあう永瀬と南原の掛け合いが気持ち良いです。後のTVシリーズに比べると地味に感じますが、そこがまたイイです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-08 21:02:18)

104.  七人の弔 たけし軍団(もう、そういう呼び方はしないのかな)ダンカン氏の意外にも初監督作品。シニカルでベタな笑いを交えつつ、現代社会における親子関係を児童虐待といった暗部にスポットをあて描いています。ダンカン氏らしい「笑い」は随所に織り込まれており、何箇所かは爆笑しましたが、全体的には大マジメなつくりです。チープな演出(これが味なのかもしれません)が目に付き、ちょっと萎えましたが、設定の面白さで最後まで飽きずに観られました。個人的には、自分の倫理観とあまりにかけ離れているため、どこか別世界のお話感覚で、重いテーマに心が沈むことは無かったです。また、オチに救いがあるか無いかの判断は、観ている人によって違うだろうなと感じました。最後にラストの歌について。1番の歌詞は自分も暗記していますが、2番は普通覚えていないと思います。2番をうろ覚えで歌っていたら、ちょっと良かったかな。個人的な好みの問題ですが。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-19 18:23:38)

105.  七人のおたく cult seven 「おたく」という言葉が流行っていた頃の作品です。7人のおたくがそれぞれの分野の知識や技能を生かして、奪われた赤ん坊を取り返すというお話です。甚だおせっかいというか、ほとんど犯罪というか、結構無茶な展開です。しかし企画もの芸能人映画として、なかなか面白いです。当時、ウッチャンナンチャンのラジオ番組のリスナーだったため、思い出の作品です。[地上波(邦画)] 6点(2006-05-12 19:53:22)(良:1票)

106.  シンプル・プラン たまたま見つけた大量の現金。主人公は警察に届けることを主張するが、一緒に見つけた兄と友人はネコババしようという。始めは拒否していた主人公だが…。この作品は下手なホラーやオカルトより遥かに怖い。悪い方悪い方へ転がっていく様が実にリアルに描かれています。もし自分が主人公の立場だったらと考えると本当にぞっとします。誰の人生にもこのような落とし穴がぽっかり穴を開けて待っているかもしれません。観て楽しくなるような作品ではないので、鑑賞の際は精神的コンディションを整えてご覧になることをお勧めします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-22 02:02:30)(良:2票)

107.  シュシュシュの娘 《ネタバレ》 現代版脱力系忍者コメディを必殺仕事人風に~吹き矢を添えて~。小洒落たレストランのメニューみたいですが、コンセプトはこんな感じかと。ただし悪代官や殿様は現代では官公庁に該当するようで、悪事が生々しくていけません。風刺を超えて、体制批判・政治思想すら感じさせます。シュール&ナンセンスコメディの出来は悪くないので、もっと素直に楽しみたかったというのが本音です。雑味がエグいのです。プロパガンダにしても偏り過ぎでしょう。 復讐譚としては因果応報のバランスが悪いと感じました。ヤリチン男への制裁は兎も角も、当局への復讐は明らかにやり過ぎです。司法の裁きや社会的制裁が望めないから裏稼業の出番なわけで、このまま放っておいても彼らは失脚しました。それでもなお彼らを鞭打つ、いや吹き矢を突き刺すのであれば、今流行の(?)『倍返し』でしょう。復讐は等価報復が基本。超過報復が肯定されるのは、理不尽且つ甚大な被害の場合に限定されます。皆殺しって八つ墓村か。まあ実際のところ全員死んではいないでしょうが、脱力系コメディとリベンジものの相性がそもそも良くないのだと思います。 次にタイトルについて。忍者を表す擬音は『ニンニン』と相場が決まっています。ただこれだと著作権の問題が発生するかもしれませんし、不思議なことに伊東四郎氏の顔もチラつきます。となると次点としてサササやヒタヒタ等が忍者っぽい擬音候補として挙げられそうですが、本作ではシュシュシュが採用されていました。これは忍者というより吹き矢の擬音。そう、本作では忍者刀や手裏剣、クナイや撒菱等名だたる人気忍者武器を差し置いて「吹き矢」がフォーカスされていました。これまた通好みな選択。しかしよくよく考えてみれば、自作し易い、携帯し易い、金属探知機に引っ掛からない等、武器としての「吹き矢」の優秀さが際立ちます。殺傷力こそ毒次第でしょうが、自然界に猛毒は溢れていますし。本作を観たらきっとエア吹き矢芸の家元こと、コサキンの2人も泣いて喜ぶんじゃないでしょうか。[インターネット(邦画)] 5点(2023-07-28 19:24:09)《改行有》

108.  JKエレジー 《ネタバレ》 3737さん、2番投稿失礼します苦笑。 『貧乏は諸悪の根源』との名言がありますが、主人公にとって諸悪の根源は貧乏ではなく家族でありました。事態は想像以上に深刻で、高校卒業と同時に家を出るなどと悠長なことを言っている場合ではありませんでした。直ちに、今すぐに、避難すべき案件。火事と一緒のレベル。兄の引き合わせで、クラッシュビデオという名のAVに出演したのがそもそもケチの付けはじめ。パンツひとつ見せていないと主人公は開き直りますが、それが詭弁であることは彼女自身が一番よく分かっていること。とはいえ、普通にバイトしても保護費と相殺されるだけですし、母が残した進学資金が残っているはずもなく。彼女にしてみれば、クラッシュビデオだけが希望に繋がる生命線だったのでしょうが、実は絶望に繋がっていたという。それでも、八方塞がりという訳ではありません。進学が難しいなら就職だって立派な選択です。しかるに彼女は自ら未来を閉ざす選択をしてしまいました。ヤクザと関わり合いになるなど百害あって一利なし。彼女は「もう振り回されたくないから」と言いましたが、逆に自ら振り回されに行っています。まともな就職すら危うい状況に追い込まれたことを彼女はまだ自覚していません。振り下ろしたツルハシでの一撃にカタルシスを得られない時点で、この物語は破綻していると考えます。[インターネット(邦画)] 5点(2022-09-15 18:59:27)《改行有》

109.  死の実況中継 劇場版 《ネタバレ》 ※かっぱ堰さん、お先に投稿失礼します。かっぱさんの考察の深さやリサーチ力にはいつも感心させられます。読んでいて不快にならないのも素晴らしいです。レビュー心待ちにしております。 邦画ホラーは基本地雷だらけです。5点なら当たりの部類。それでもごく稀にホームランがあったりするのが困りもの。『口裂け女2』とか『人狼ゲーム』シリーズとか。予習なく当たりを引き当てた時の得も言われぬ快感たるやもう。こうしてB級ホラーに魅せられた者たちは、人生の貴重な時間を無駄に費やしていくのです。あな恐ろしや。 実は本作を中ほどまで見進めた時点では、これは大当たりを引いたのでは?と色めき立ちました。劇中劇に妄想系?意外とテクニカルなホラーの様相だったのです。それに赤い服の女もいい感じ。変にカクカク動いたりせず、見事なフォームで小気味よく走ってくるあたり逆に不気味。得物にナイフや包丁ではなく裁ち鋏を選ぶセンスもナイス。これはきちんと考察せねばと身構えたのですが、終盤失速しました。結局はただ「呪いのURL」をクリックした者を襲うだけのガサツな女でした。イデオロギーの無さにガッカリ。もっとも都市伝説の殺人鬼にイデオロギーを求める方がどうかしているのですが。明らかに不自然な登場の仕方であった親友も妄想ではなく実在していたみたいです。赤い服の女が何処ぞのyoutuberみたいに自撮りしながら音声実況を付けてくれたら(これが真正の迷惑系youtuberや!)アッパレを差し上げたところなんですけども、惜しいなあ。[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-09-09 00:28:38)《改行有》

110.  女子高生暴力教室 牝蜂の復讐〈OV〉 《ネタバレ》 前作で死亡したミドリ(星美りか)に代わって、本作では餓狼(画廊ではないはず)のマキ(朝日奈あかり)が主人公を務めます。私はAVを観ないので(嘘ですが)彼女を存じ上げませんが、大変お綺麗な方でした。ただ星美さんには有った華のようなものは感じられず、主役の存在感はありません。演技的にも芳しいとは言えず、例えば「タイマン仁義」とやらの台詞の言い回し「〜です」の言い方ひとつにも致命的な演技力不足が伺い知れました。その点、同じセクシー女優出身でも亜紗美嬢の存在感たるや群を抜いており、いつものように周りとはレベチの異次元本気演技で作品の品質維持を一手に引き受けていました。やっぱり亜紗美嬢はモノが違いますな。コメディとしては1作目より本作の方が少しだけ出来が良い(胸くそ要素が少ない)ですが、エロやアクション目当てならもっと良質な作品が他にありますので、基本的には亜紗美さん目当ての方にのみオススメの作品となります。因みにタイトルに『牝蜂の復讐』とありますが、これは『女番長シリーズ 牝蜂の逆襲』(1971)をオマージュしたものと思われ、内容に則すなら『山猫団の復讐』の方が適切であったと考えます。[インターネット(邦画)] 5点(2022-03-12 23:41:36)

111.  女子高生暴力教室〈OV〉 シリーズコンセプトは『死霊の盆踊り』に同じ。とりあえずおっぱい出しときましょう。だから本作登場の成熟型JKの皆さんはノーブラがデフォルトです。往年の芸能人水泳大会以上にポロリ乱発祭りが堪能いただけます。ただし、その有難みや満足度も『死霊の盆踊り』レベルであることも申し添えます。 タイトルに『暴力』が付いていますが物語のベースは、バイオレンスでもなければアクションでもなく、明確にコメディだったと思います。さもなくば、いくら10年前の作品とはいえ、あんな北斗の拳みたいな無茶な設定がまかり通るとは思えません。そういう意味でコメディというジャンルはつくづく最強だなと思うわけです。このような作品の主演に所謂セクシー女優の皆さんが選ばれたのは当然の成り行きと言えましょう。それではまず1作目の感想から。といっても言及したいのはストーリーではなく女優さんであります。本作の主演は、星美りかさん。私はAVを観ないので(嘘ですが)彼女を存じ上げませんが、大変チャーミングな方でした。舌足らずな感じがまた良く、ヒロイン適正にプラスが付きます。一般映画やドラマ等の演技畑で活躍できる方だとお見受けしました。(以下続編の『牝蜂の復讐』につづく)[インターネット(邦画)] 5点(2022-03-12 23:40:51)《改行有》

112.  地獄の警備員 《ネタバレ》 いわゆる『不条理ホラー』。とはいえ、殺人鬼の思考など普通は理解できなくて当たり前。そういう意味では不条理である事が道理であるとも言えます。富士丸の狂気は不条理そのものでしたが、彼の最期は道理に適っており、不条理行動に一貫性がありません。逆に言えばそれがむしろ不条理とも言えなくもなく。何を言っているか分かりますか?自分でも何が何だか分からなくなりました。そう、この難解ぶりこそ、まさに黒澤清映画の証。ただし、私が愛する黒澤ホラーの奥行は本作からは感じ取れず、凡作との評価になります。[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-12-20 23:10:51)

113.  シライサン 《ネタバレ》 ネタバレしています。未見の方はご注意ください。 シライサン呪殺システムについて整理してみましょう。”シライサン“の名前を覚えている者の元へ、眼が異様に大きな女が現れてその者の命を奪う。頻度は3日に一度。襲う相手は呪殺候補名簿搭載者からランダムに選んでいるようで、該当者が多ければ多いほど、殺される心配は少なくなります。主人公の試算によれば、1万人対象者がいれば一生のうち一度女がやって来るかどうかの低確率だそう。確かに計算上はそうでしょうが、意識的に覚える気のない与太話など、右から左に抜けるでしょう。本作のような『広報映画』を一本作った程度ではとてもとても。つまり危機管理的には、名簿搭載者を増やす継続的な努力が欠かせない訳です。要するに、ネットを利用した生け贄確保が必須だと。これは、昨今社会問題となっているSNSを通じた誹謗中傷と何ら変わらない気がします。生け贄を探す者は、自身もまた生け贄となる宿命から逃れる術はありません。あな恐ろしや。観客はこの映画を観てシライサンに呪われたのではなく、映画を観る前から既にシライサンの呪いは社会に蔓延していたことに気付き慄く仕立てです。シライサンは、まさにSNS時代の貞子でありました。なお劇中では、女から眼を逸らさない事が死から逃れる有効な方法と紹介されていますが、SNSで誹謗中傷を受けた場合はむしろ逆という気がします。眼を瞑るが正解。SNSなど辞めてしまいましょう。自身が認知しない悪口など、無いのと同じですから。とかく馬鹿にされがちな情報弱者ですが、不要な情報を遮断することもまた情報過多社会を生き抜く上で必要なスキルと考えます(エゴサーチ厳禁です!)。最後にシライサン本体について。特異なビジュアルといい、登場方法や佇まいといい、なかなかイカしてます。ホラー映画界にミスコンテストがあれば優勝じゃないかと思うほど。ホラークイーンとしてのポテンシャルはあの『口裂け女』に負けず劣らず素晴らしいと思いました。(以下余談)名前を忘れることがシライサンに殺されなくて済む最強の防御法ですが、彼女に名簿抹消通知でも行くのでしょうか。あるいは現れた時「どちら様?」感を出されたら、すごすごと帰るのでしょうか。その姿を想像すると、ちょっと不憫な気もします。[DVD(邦画)] 5点(2020-12-10 19:26:16)《改行有》

114.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 『復讐もの』と耳にしておりましたが、敵討ちに伴うカタルシスはありません。愛車と愛犬を奪われた主人公が、単純にブチ切れただけに見えます。多少穿った見方をするなら、この機会をいいことに本来自分が居るべき“闇の世界”に戻ったという感じでしょうか。復讐劇というより、一般的な『クライムアクション』という括りの方が適当でしょう。さて、本作で致命的なのはジョン・ウィックのキャラクター。彼に、殺し屋としてのカリスマ性は感じられません。シュワちゃんやスタローンのような問答無用の肉体美もなければ、ジェイソン・ステイサムのようなキレキレな格闘スキルも、リーアム・ニーソンのような圧倒的な渋さもありません。何というか、要するに髭面のNEOなんです(特殊能力はナシね)。マフィアのボス曰く「あいつは必ず仕事をやり遂げる。鉛筆で3人殺したんだ」なんて煽り文句が出てきますが、鉛筆は立派に凶器ですし(ただしHB以上の硬さの場合)。確かに射撃能力は抜群ですが、いくらなんでも無双過ぎやしませんか?まるで桃太郎侍を観ているような錯覚を覚えました。それなら、それで、ジョンに早押ボタンを押させて「○リングルス!」くらい言わせればエンタメとして成立したと思いますが(嘘です。しません)、荒唐無稽なアクション続きでは本物のスリルを味わう事は出来ません。しかも彼、一度敵に捕まってましたよね。何故殺されなかったかって?そりゃ主人公だからですよ。2作も続編が創られるくらいですから、どこかに魅力はあるのでしょうが、私には解りませんでした。普通の映画です。[CS・衛星(吹替)] 5点(2019-06-25 17:59:49)(良:1票)

115.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 広げに広げた大風呂敷。嫌な予感はありましたが案の定といいますか、オカルトで畳むなら、そりゃ畳めるでしょうよというのが率直な感想。また生還要件が付されていないのも個人的にはマイナス査定でありました。最初からオカルトホラーと知っていれば、もう少し好意的な感想になった可能性はありますが。『ジェーン・ドゥ』の言葉の意味を知れたので、ひとつ勉強になりました。[DVD(吹替)] 5点(2018-11-30 22:57:11)(良:1票)

116.  少女は異世界で戦った 《ネタバレ》 本作のセールスポイントは格闘アクション。ルチャ・リブレを彷彿とさせる空中戦+ソードアクションの融合はなかなかに見応えあり。スローモーション等のエフェクトに頼っていない点も好感が持てます。ただ、今一つ物足りないというのも事実。“動ける女優”を集めているので、想定の範囲内というか。みな同じ動きがツマラナイというか。もっと各女優の個性・特技を活かしたアクションを観たかった気はいたします。SF設定の方は彼女たちに戦う理由を与えるためだけのもの。それ以上でも以下でもなく、その部分でややマイナス査定か。折角パラレルワールドなんていう素敵な設定を持ち出してきたのですから、多角的なアプローチ・ストーリー展開に挑戦して欲しかったと思います。[DVD(邦画)] 5点(2018-01-15 23:07:58)

117.  シベリア超特急2 《ネタバレ》 うわー面白いです。冗談や皮肉じゃなく、本当に面白い。いや“楽しい”と言った方が正しいかもしれません。豪華過ぎるキャストでお送りする、素晴らしき懐かしの土曜ワイド劇場の世界。イッツ、ザ・チープサスペンス!『コント山口君と竹田君』の竹田君のガチホ…失礼、存在感が圧倒的でした。こりゃボンちゃんも嫉妬でウズウズしちゃうでしょうね。もっともっと評価されていい映画だと思います。平均点3点台はいくらなんでも低過ぎます。でも4点台だと高過ぎです。もちろん今回も閣下に敬意を表し、アメリカンポリスの制服を着て、しかも後ろ手錠でこの感想を書いています。偉大なる映画バカを忘れないため、今日この日に祈りを込めて…合掌。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-06-10 19:27:02)(笑:2票) (良:1票)

118.  ジョーカーゲーム(2012) 《ネタバレ》 当局の思惑はどうあれ、ルール上は一人の勝者を決める戦いではなく、一人の敗者を決める戦い。この設定が秀逸でした。前者であれば、全員が戦わざるを得ません。しかし後者は違います。積極的に戦う必要がありません。自身がたった一人の敗者にならなければいい。そんな消極的な思考を助長するのが“契約制度”でした。生死のかかった戦いを代理人に委託する。余りにリスキー。怖くて二の足を踏みそうなものですが、契約を結ぶ者が続出しました。でも不思議ではありません。おそらくこれが一般人の思考。面倒な事は誰かに身代わりしてもらいたい。“自分で決めた事だから、悲惨な結果でも悔いはない”ではなく“他人が決めた事だから、悲惨な結果でも自分の責任じゃない”が勝るのです。そんなバカなと思うかもしれません。でも現実世界も同じ。責任の恐怖に慄き、代理システムに馴らされているのが現代人だと思います。主人公はそんな姿勢から一歩踏み出せた様子。そこに本作のメッセージがありました。シンプルなゲームでありながら、戦略性が発揮できるジョーカーゲーム。ドラマ性も豊富。面白い素材だったと思うのですが、脚本の出来はイマイチでした。暴力とイカサマを公認してしまったのは、ゲームの面白味を激減させる悪手。一から脚本を練り直してのリメイクを希望します。最後に本作のヒロイン、北原里英について少々。演技云々に注文を付けるつもりはありません。大体みんな同レベル。よくも悪くもバランスは取れています。気になったのは前髪です。あの長さでは女優の生命線“眼力”を殺してしまいます。前髪はオンザ眉毛(死語?)でお願いしたい。なんか生活指導みたいになっちゃいましたが。[DVD(邦画)] 5点(2013-03-02 22:54:58)(良:1票)

119.  シャッフル(2011) 《ネタバレ》 (以下は私的な勝手解釈です。また重大なネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください)見終えて最初に抱いた感想は「どんでん返しの為のどんでん返しはツマラナイ」でした(↓なたねさんと同じです)。そう思えるのは、あまりに脚本が雑だから。彼女は何故死んだふりをしたのか。エドモンドの告白ビデオって辻褄合ってます?正確な時間に絶命させる毒とは。理想の町ミツルギ町の違和感(吸殻一つ落ちてないと言う者がいる一方、駅前はゴミだらけ。どうして住人はカウボーイスタイル?直下型の大地震が起きた割には被害が軽過ぎないか等々)。ラスト宙に舞った紙幣は万札でした。まだアジアドルに換金していなかったの?単に稚拙で片付けるには矛盾や齟齬が多すぎました。やっとそこで気づきます。再三繰り返される「誰も信じてはいけない」という台詞の本当の意味を。物語を額面通りに受け取ってはいけないのだと思います。読み解くヒントはスモーク(煙)。銀行、駅前、そして舞台となる旧ワイン工場。至る所に煙がありました。某有名難解映画監督作品と同じ意味で、この記号が用いられているとしたらどうか。ミツルギ町は、この世の町ではない?!数々の矛盾に説明がつき、主要登場人物が短時間に次々と命を落とす展開も理に適います。“シャッフル”というタイトルが意味するところも。洋邦を問わず、この構造を有するサスペンスには時々お目にかかりますが、その多くは謎解きの爽快感が作品の魅力となっていました。その点で、本作は物足りないです。物語の裏に隠された真実へ観客を導けなければ、単に“不出来などんでん返しだけ”の映画になってしまいます。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-21 17:26:57)

120.  市民ポリス69 《ネタバレ》 タイトルの『69』。この数字が意味するのは“相互サービス”。ギブアンドテイクと言い換えてもいいでしょう。市民ポリス制度における奉仕者のギブとは、治安維持のための労働力提供。対するテイクとは、“公権力を行使する快感”と解します。覆面を被る匿名性と公務執行には、“己が責任を問われない”という恩恵が付いてきます。ここがポイント。日々様々な形の責任というストレスに苛まれている大人にとっては、この上ないご褒美。ある種のやりたい放題。ちなみに女子高生たちがコンビニ強盗を平気でするのは、責任を取る気が無いからです。ですから責任を全うしている善良な市民ほど、公権力という最強の後ろ盾の魅力にハマるのは理解できました。69号や64号は、身の丈に合わぬ力に狂わされ暴走したのです。やっていい事と悪い事の区別が出来なくなる。それは彼らの膀胱のように、始末が悪いものです。ドイツ映画es[エス]でも描かれていますが、自分の価値基準を放棄するのは恐ろしいことです。自分が自分である事を辞めるという意味でもあるのだから。おバカコメディや純愛ストーリー要素にカモフラージュされているものの、物語の本筋は多分こういう事かと。意外とテーマはシリアスでした。テンションが低いというか、シュールというか、結構クセのある笑いは、一般ウケは厳しいと思われます。でも清水章吾にアイフル犬なんてギャグ、自分は一周してアリだと思いました。感性がオッサンですね。黒髪ロング+女子高制服というDVDパッケージで、栗山千明とばかり思い込んでいたため、早見あかりが出てきてビックリ。このへんもオッサンですね。『ウレロ☆未確認少女』で早見の美女ぶりが気になっていたところなので、嬉しい誤算ではありましたが。(以下完全な余談)何気なく動画サイトで『ももいろクローバー』を検索し、そのステージを拝見しましたが、パフォーマンス力に圧倒されました。『キック・アス』のヒットガールに勝るとも劣ら、いや勝る衝撃でした。遅ればせながら、早見あかりとももいろクローバーをこれから追います。早見の「狙い撃ち」…命中ですっ![DVD(邦画)] 5点(2012-02-24 20:54:53)

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