|
プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
|
41. スリーピー・ホロウ
《ネタバレ》 この作品は雰囲気が物凄く良い。
ティムバートン作品の中でも、かなりゴシック色が強い作品であり、とても好きな作品だ。
彼の監督作品の中では一番雰囲気が良いと、個人的に思っている。
ストーリーは後半がダレるが、雰囲気が良いために何度も観てしまう。
全体のくすんだ色合いがとても奇麗だ(冒頭の景色など)。
人の肌がとても白くて、それがとても奇麗。
全てがくたびれて退廃的で、村の人たちが何かに怯えている不安な感じがとても良い。
館の入り口に入ろうとしたとき、男女二人がベタベタしていて、それが影になってよく見えないのがカッコいい。あの場面はなんか異様な雰囲気だった。
「影絵」とか、そういう幻想的でメルヘンチックなオブジェがまた、とても良い雰囲気をだしている。
イカボッドクレーンの見る夢はとても怪しくて不気味であり、
教会の奥にある拷問室はとても怖い(「教会の奥の拷問室」っていうシチュエーションが好き)。
(拷問室は潜在的に怖いと感じるが、しかしどこかエロティックでゾクゾクする)
この監督は「かかし」とか好きなんですね。僕も好きです。
生前の、騎士の形相や雄叫びが凄く人間離れしていて、それがとてもカッコ良い。
騎士の剣のこなし方、振り回し方もとても見事だ。
クリスティーナリッチの美貌と豊かな胸が物語を盛り上げる。
※一箇所だけ「心臓に悪い」場面があり、心臓の弱い方は注意です!
僕は潜在的にこういう風景に憧れるので、何度観てもその雰囲気を楽しむことのできる作品です。
「首無し騎士」とか、枯れた大木とか、カッコ良過ぎるよぉ~!
こういう雰囲気が好きじゃない人にも、まあ、良く作られている作品だと思うので一回観る分にはそれなりに楽しんでいただけるかもしれない。
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:35:29)《改行有》
42. 砂の女
《ネタバレ》 とてもシュールでよかった。
現実と隔離されている感じがよかった。
現実と切り離されて空間に男と女を置くと、そこに強烈なエロティシズムが発生するのだと勉強になった。
砂が一つの生命を持ったように生き生きと描かれているのが怖かった。
ビンに閉じ込められた虫とかアップで写されているのが印象に残った。
水をとても美味しそうに飲む作品ですね。
砂と水のギャップもあり、水がとても奇麗に澄み切って見えました。
邦画を全く知らなかったので衝撃的でした。
[DVD(邦画)] 8点(2007-12-31 00:40:35)《改行有》
43. ストリート・オブ・クロコダイル
《ネタバレ》 面白いというより大好き!
「ストリートオブクロコダイル」の長さは、短くて良い(短いほど集中できるから)。
動きがとても美しい。
とても滑らかで心地よく、でも独特の動きが美しい。美意識!
独特の雰囲気も古惚けた質感も良いです。
アニメーションに詳しくないので「ヤンシュバンクマイエル」と比較してしまう。
「ヤンシュバンクマイエル」は漂白剤がかかったような色あせた質感が古ぼけていて、それがどこか風化した楽園的なものを感じさせる。
「ストリートオブクロコダイル」は全体的に暗闇で薄暗い、光と影のコントラストがとても良いと思う。
アニメーションは密室で展開するのが面白いと思う。
現実と隔離された全く嘘の世界で、そこは箱庭のユートピアのよう。
独特の暗い雰囲気。古惚けた質感。
この暗い退廃的な場所にどこか居心地の良さを感じる。
憂鬱な音楽、でも途中で入るヴァイオリンの旋律の美しい音楽がこの作品に高揚感をあたえる。
内臓が出てくるのは良いのです。
しかしそこに釘がたくさん刺さっているのは痛々しいものがあります。
一瞬だけ映る人形の表情にゾッとする。あの顔は、、、
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2007-12-31 00:01:33)《改行有》
0 | 1 | 0.12% |
|
1 | 7 | 0.86% |
|
2 | 33 | 4.07% |
|
3 | 62 | 7.64% |
|
4 | 56 | 6.91% |
|
5 | 87 | 10.73% |
|
6 | 92 | 11.34% |
|
7 | 152 | 18.74% |
|
8 | 209 | 25.77% |
|
9 | 101 | 12.45% |
|
10 | 11 | 1.36% |
|
|
|