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コメント数 814
性別 女性

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評価順12
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1.  スウィート ヒアアフター 人の心の絶対的な閉塞感とそれに対する穏やかな諦観を、静かな眼差しで描いた大変な秀作だと思う。人間は曖昧さが好きなんだと思う。きっと明確な答えよりも。事象全てを曖昧さのオブラートに包むことで、自らを守っている。そして、生きている。人には、閉鎖的であることで安堵を感じる絶対的な性質がある。認めようが認めまいが。人生の曖昧さなんて、誰にもどうにも出来ない。そんな諦観を静かに、だからこそどこか温かい視線で、エゴヤン監督は提示する。徹頭徹尾決して分かりやすい物語ではないが、観客を突き放してもいない。引っかかりも残るが、取っ掛かりもきちんと用意されている。観るものによって、それは千差万別なのだろうけれど。押し付けがましくなく、思考を促させる。久々に私は、生きることの難しさについて淡々と考えた。そしてそんな私にこの作品は語る、「人は矛盾する、人の心は弱い、人の心は難しい、でもそれでいい、それでいいのだ。人はそれでいいのだ」と。何か大いなるものの目線からの、人の不完全さに対する公平で温かい視線を感じる。人の手に作られた映画を超越した、何とも言えない寓話性を感じる作品。誰が何と言ってもいい。でも私にとってはこの作品は大変な秀作です。いえ、それを超越しているのかも知れない。至高の傑作と言っていいのかも知れない、そんな作品です。10点(2004-01-10 23:04:43)

2.  ストレイト・ストーリー きっと、穏やかなのは表層だけだ。長きを生き、色々なものを見て来た1人の人間の抱えるものは、きっととても壮絶なものだから。老い、摂理を達観したからこそ、それをオブラートに包み、他人の目に穏やかに映すことが出来る。この映画を観て、死んだ祖父や祖母を思い出した。自分の歴史も背景も何も語らず、ただひたすら働き続け、逝ってしまった。ファーンズワースじいさんは、この映画の後、病気を苦に自殺した。1人の老人が亡くなるのは、1つの図書館が無くなるのと同じ。この言葉はアメリカのことわざだったっけ。 10点(2003-12-11 19:17:17)(良:2票) 《改行有》

3.  スタンド・バイ・ミー 11歳位の頃から、この映画は私にとって特別な映画だ。当時は少年たちに自分を重ねて観ていた。でも20代の今は、むしろ大人になった主人公に自分を重ねる。今までの人生の中で、何十回も繰り返し観た。ビデオが劣化し、DVDも買った。卑怯な位、いい映画だ。長い映画の歴史の中で、稀にこんな映画がある。映画自体の出来プラス、別の何か不思議な力が加わって、観客に映画本来の出来以上の評価をさせる、ちょっとした奇跡のような映画が。この映画がその1つだ。その、不思議な力というのは、人のある種の感傷を掻き立てる付加価値の事だ。その不思議な付加価値に感応しなかった人は、「どうしてこんなに評価されるのか分からない」と言う。それも事実だ。確かにこの映画は、少年たちの死体探しの冒険譚に過ぎない。しかし、その不思議な力に捕まってしまった者にとってこの映画は、自己投影となる。主人公もしくは少年たちに、自分を見るのだ。思い出は遠ければ遠いほど美しい。過去は、ただ過去というだけで、絶対的に美化される。人の、過去に対する郷愁を利用して、この映画は至高の一本として存在する。人が、失われたものに感傷を抱き続ける限り、この映画はその存在を守られる。その意味で、とても卑怯な映画だ。映画の神様に守られた、とても卑怯な映画だ。10点(2003-12-11 16:05:03)(良:5票)

4.  スピード(1994) これ、面白かったなあ~。私はアクション映画は得意でないけれど、これは凄く楽しかった。中学生位の頃に見た映画ってやっぱ思い出深いよねえ。セルビデオも買っちまったさ。キアヌの一挙手一投足にドキドキしたさ。坊主にネルシャツ。安易に真似してもなぜかあのかっこ良さはなかなか出せないのが不思議。ただ気になるのはこれが邦画「新幹線大爆破」のパクリなのかどうか。う~ん…。パクリだったらかなりイヤだ。9点(2004-01-28 20:02:56)

5.  素肌の涙 真摯な姿勢で一家の崩壊を丹念に描いた秀作。荒涼とした風景が更にやりきれなさを助長する。姉役のララ・ベルモントの演技も素晴らしく、観ていて息詰まる思いだった。ただ、気になるのは邦題。家族それぞれの葛藤を描いている(まさしく原題の通り THE WAR ZONE )のに、まるで姉だけに焦点を当てたように思える邦題は何だかちょっと納得がいかない。てゆうか邦題と内容が合わない。9点(2003-12-01 17:00:19)

6.  ズーランダー 《ネタバレ》 ワム!の曲に合わせて無邪気に爽やかにガソリンを掛け合う野郎たちのスローモーションの後の爆発シーンを観た時、間違いなくこの映画は好きだと思った。ベン・スティラーのセンスが炸裂していて素晴らしい。とてつもなく豪華なバカ映画。センスのない馬鹿映画は害悪以外の何者でもないのだけれど、こういうスタイリッシュでハイセンスな馬鹿映画はリスペクトに値します。いやあ、アメリカのコメディ映画であんなに楽しい気持ちになったのは初めてかも。9点(2003-12-01 16:36:57)

7.  スノーマン<TVM> あまりにも有名なテーマ曲「Walking in the Air」。ボーイソプラノで歌い上げられるあのあまりにも美しい旋律。子供の頃耳にして以来、ずっと忘れられない名曲。この映画の意図するものを汲み取れるのは、ある程度年を重ねて幼年時代から遠のいてしまった人間だけではないかと思う。この映画、2度観ることをお勧めしたい。子供の時に1度、その時は気楽に、そして大人になってからもう1度、その時はタイムカプセルを開くように。8点(2004-06-20 20:41:44)(良:2票)

8.  スワロウテイル 戦後日本のあまりにも異常なレベルの経済成長と、それが故にそこここに生じた埋めようのない破綻を、1つの架空都市を隠喩にして見事に描き出した作品。そこでは金が人を豊かにし、そして殺す。物質主義と拝金主義に生きた者は、物と金に殺される。懐古性と現代性が、刹那性と悠久性が共存する不思議な世界。お互いがお互いの概念を拒否し合い、それでいて両者が奇妙に融合する不思議な街。まさに戦後日本の縮図。刹那的に希望を手にしては、結局は不可能な現状打破。それに対して住人はただただ失望と諦念を抱くことしか出来ない。現代日本への痛切な皮肉。役者陣に関しては、ちょっとやり過ぎの豪華キャストだな、とも思うのだけれど、伊藤歩は良かったし、三上博史も上手い。CHARAも恐ろしく可愛く、適役だった。グリコの役は彼女しか考えられない。主題歌も本当に素晴らしい。昔、Mステで珍しくタモリが聞き惚れていた。歌が終わってカメラが戻ってきたのに、口を開けてぼんやりして、司会業を3秒位忘れていた(笑)。そして一言「いやあ、いい曲だ」。うん、いい曲だった。8点(2004-01-19 22:42:52)

9.  スリング・ブレイド 《ネタバレ》 なぜかは分からないけれど、映画自体から静かに拒絶されているような、不思議な雰囲気を持った映画だと感じた。というよりカールという人に拒絶されていたのか。つまり彼にとっては、私たちがどういう観念を抱こうとどうでもいい、というような。ラストは決してハッピーエンドではないのに、悲壮感も全くない。カールは思うのだろう、これでいいのだ、と。そしてそれ以上の深い感傷には囚われない。心を通じ合わせた人々との思い出だけが静かに残る。それだけ。これでいい。そういう、拒絶。私が何を思っても蚊帳の外だな、とそんな気がした。8点(2003-12-19 15:40:15)

10.  スターリン主義の死 ぶっ、豚ちゃんかあああ!!あれは豚ちゃんの内臓かあああ!!メイキングが観られる「プラハからのものがたり」を観て、プチ衝撃。ぜ、全部食べてくれたんですよね?あの豚ちゃん、あの後当然全部食べてくれたんですよね?でないと……動物虐待やんかああああ!!!東欧の歴史に関して全くの不勉強者である為、この作品の意図したものがきちんと理解出来たとはとても言えない。でもその意は汲める。露骨なまでの政治喧伝、イデオロギーの発信。つまりはアジプロ映画なのだ、と。あの攻撃性はどこから来るんだろう。戦い過ぎだよ、ヤン!“戦闘的シュルレアリスト”って、ほんと的確。もう私みたいな極東の平和ボケした民主主義国家のヘタレ人間なんかがどうこう言えるレベルの話じゃない。東欧で戦い続けたおじいさんの、露骨ながらも毅然とした1人プロパガンダ。でもな…豚ちゃんがな…。豚ちゃんの内臓がな…。いけないよ…ヤン…内臓目的だけで豚ちゃん殺しちゃ…。ああ、豚ちゃん…。(しつこい)7点(2004-07-16 20:20:45)

11.  スナッチ 映画史上最もカット数の多い映画、もしくはテンポの速い映画ではないかと思った。「ロック、ストック~」のセンスに感嘆し脱帽した私だけれど、あれでさえ展開に付いて行くのに必死だったので、さらにスピーディーになった近作では脳味噌がショートして耳から煙が出て来そうだった。ガイ・リッチーのセンスと構成能力は相変わらず素晴らしいけれど、あまりにもハイスピードで参った。ボーっと観ていて初見だけで展開の全てをきちんと理解できるかどうかはかなり怪しい。7点(2004-03-15 17:25:55)

12.  スリーピー・ホロウ 最初はサスペンス映画だと思って真面目に犯人探しをしていたのに、途中からこれは本当にホラーなのだと気付き、軽く違和感を感じてしまったけれど、それはそれで。ティム・バートンのセンスの良さには今更触れるまでもないけれど、この作品でもダーク・ファンタジーな世界観の構築手腕は秀逸。クリスティーナ・リッチが予想外にもブロンドヘアやクラッシックコスチュームが似合うことも分かった。暗黒御伽話な世界観に酔える一作。7点(2004-02-11 22:45:43)

13.  スライディング・ドア センスも現代性も小洒落た雰囲気もある種のリアルさもあるし、結構好きです。こういう微妙に変化球のラブ・ストーリーは良いですね。誰もが1度は考えるであろう、「もしあの時…だったら」を並行する時系列で見せてくれて、人生はちょっとしたことで変わって行くのかもな…と考えさせてくれる。グウィネス・パルトローは普段はあまり好きではないけれど、この作品の彼女は良かった。“環境によって女は変わる”ということを、変な美化やシンデレラストーリーもなく等身大で描いていたこと、その点でも好感が持てた。7点(2004-01-21 15:07:09)

14.  スパイダーマン(2002) メアリー・ジェーンが不細工だ不細工だと凄まじく酷評されてますが、私はキルスティンはアリだと思います。最初はびっくりしましたけど。まあ、ぶす可愛くっていいじゃないですか。妙な感じのリアルさと味がありますよ。サム・ライミ監督は新境地を開拓しました。原作のコアなファンを怒らせることもないような無難で及第点な仕上がりになったのではないでしょうか。ニューヨークの街を縦横無尽に飛び回る様は原作のイメージ通りです。7点(2003-12-17 20:23:40)

15.  スターシップ・トゥルーパーズ これ、反戦映画なんですか。知りませんでした。そう考えたら凄くイケてるのかも。私は何も考えずに、「うわ~、馬鹿だなあ~、馬鹿でいいなあ~、CGいっぱいだなあ~、凄いな~、うへへへ~、虫いっぱいだ~」という感じで観てました。何も考えずに観るも良し、色々考えながら観るも良し、か。何だ、意外と懐の広い作品なんですね。7点(2003-12-13 15:42:01)

16.  スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする 《ネタバレ》 私もよく記憶を改竄するので(自分のではなく他人に関する記憶を。実にタチが悪いです。よく怒られます)、他人事とは思えません。記憶という迷宮と、それに翻弄される人間。その姿を、柔らかく同時に冷徹な視線で否定も肯定もせずただ見守る、聖母的なその雰囲気が気に入りました。人の弱さを保護しどこか賛美するような、優しく美しい旋律のテーマ曲。救いはないのに、赦しがある。そんな不思議な余韻を残す作品。6点(2004-09-04 22:24:57)

17.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 プロットはよく練られているし、構成も見事だと思う。エンターテイメントとしての出来としてはかなり上の部類だと思うのだけれど、なんちゅーか、観終わるとほんと、残念ながらレッドフォードの老後の心配しか心に残らなかった。爽快感は感じない。ああ、やっちゃったね…的な。いや、あの部下はきっとまたいつか何かやらかすと思うよ。若さに任せて暴走して結局他人に迷惑掛けるタイプの人間は嫌い。更にしかもそれでも憎めないキャラっていうのはタチ悪い。でも最後まで観客を引っ張る力はあった。この作品に関してはその見事な構成力と、「これぞ男の映画!」的な骨太な雰囲気を買います。6点(2004-03-15 12:04:35)

18.  スモール・ソルジャーズ 色んな意味でやばい作品じゃないですかね。やってることがシャレになるかならないかのギリギリのラインで、別の意味でハラハラする作品だった。「ちょっと待てよ、監督は限度がどこか分かってんのか?境界線を越えそうだぞ、やばいぞ」という緊張感。全く無茶こきます。こんな映画に真面目にハラハラしてしまった。ストーリーとは別の所で。全く卑怯な手で来ましたね。6点(2004-01-31 13:01:06)

19.  ステラ 中学生の頃友人に「感動出来る映画ない?」と聞かれ、小学生の頃観たこの映画を思い出して、「じゃあ『ステラ』がいいよ。ラスト3分が感動的だから」と言って勧めてみた。何日か経って友人は、「ほんとにラスト3分でいきなり泣ける映画だね!」と言って来た。ラスト3分。あの感動は観る価値がある。あのラスト3分に、母の愛全てが集約されている。6点(2004-01-28 00:15:45)

20.  スクリーム(1996) ある意味新しく、とてもずるい。一杯食わされた感じ。B級ホラーのお約束事項を予め登場人物にうんちくたれさせて、監督は「この映画は確信犯でその手法をやるよ」と暗に提示している訳だから。つまり、タランティーノがよくやる手です。「俺は全部分かってやっている、俺は一味違うの」というような。お約束の手法の確信犯的踏襲。この作品自体が全てのB級ホラーへのオマージュなんですね。人を食ったような作品。何だか妙に悔しい。6点(2004-01-24 17:47:23)

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