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性別 女性
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自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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1.  ストーン・カウンシル 《ネタバレ》 ジャンル的にはオカルトサスペンスになるんでしょうか。 オカルトサスペンス…にモニカ・ベルッチが主演。ベルッチといえばエロい。エロすぎるベルッチが主演。 エロさを気にして髪型をショートカットにしたうえ、露出の少ない服装で臨んでましたが、それなら最後まで見せてほしくなかったその爆発ボディ。なんだったんだあの…笑撃のオールヌード。忘れたい。 内容はですね、謎解きで引っ張るのであるが、見終わってみると大した謎ではない…ということに気付く。大した謎ではないことを、禁欲中のエロ女優を使ってもったいぶった見せ方で見せているということです。 フランス映画だけのことはあって、「ひどい」とまではいえない出来ですが、私はストーリーに感心しないんだよなあ。 ・ローラが「不妊症」でなければ成立しない話である。 ・その「不妊症」はどうやら2歳の時の「被爆」が原因らしいとラストで判明する。 ・それってすっごいご都合…。 それからさあ、ヒーラーの少年がそんなに大事なら、シビルが自分で養子にするでしょうフツーに考えれば。わざわざ他人に育てさせて、養母だけ暗殺しようとするなんて面倒くさいことをする理由がないじゃないですか。強いて言えば「自分で育てると情が移るから」くらいしかないと思うけど、そもそも己の延命のために幼児を殺そうとしているわけだから、そんなこと気にするほうがヘンだと思うけどさ。それに、シビルらは呪術師を探し出したらしいけど、彼らがなぜ秘術を無縁の外国人に伝授したのかそのへんの事情が全然わからない。フツーに考えたら、脅しても殺されても教えないでしょう。なんかとってもテキトーなストーリー。ベルッチファンなら必見だけど。[地上波(字幕)] 5点(2010-07-11 22:48:25)《改行有》

2.  スルース(2007) 《ネタバレ》 とてもつまらなかったです。 実をいうと監督とキャストにつられて録画する気になったのですが、俳優としてはともかくブラナーは作り手にはあまり向いていないのではないかと思いました。 老獪でリッチな作家、浪費家で尻軽な妻(出ては来ないが)、美形で貧乏な若い男、ああなんというつまらない設定でしょう。 ここからどういう新味が出てきて、見るものを退屈させない展開へ導くというのでしょう。それはとうていムリというものだ。元ネタがどうとかいう言い訳は関係ない。 それになあ、あのハイテク屋敷はダメだ。大失敗。 そこに住む人に対する想像力をすべて拒絶するハイテク仕様の家。そこを狙ったとはいえ、ヨケーに舞台ぽくしてしまって少ないリアリティをさらに少なくした以外の効果はなかった。 ブラナーが出るものはともかく、ブラナーが作ったものはもう見る気がしないですね。[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-10-29 14:48:37)《改行有》

3.  スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ 《ネタバレ》 管理人さま、キャスト等完璧に編集していただいて恐縮です。 トム・クルーズがナレーションを務めるうえ、2時間半にもおよぶという贅沢なドキュメンタリーです。初期の小作品から、遺作となった「アイズ ワイド シャット」まで、もれなく触れているうえ、大作には時間が割かれており、所詮はキューブリック礼賛フィルムとはいえ、誠実なつくりといえましょう。 出演者の言葉のうち、印象に残ったものをランダムに上げます。 「彼は自分以外の誰からも影響を受けない」アレックス・コックス。 「彼は人間に多くを期待しない」ニコール・キッドマン。 「現実的映画ではなく、映画的現実を求められた」ジャック・ニコルソン。 「彼の作品1本は、他の監督の10本分の価値がある」ウッディ・アレン。 「友達になったつもりでいたのに捨てられた」マルコム・マクダウェル。 笑えるのが、「ビル(アイズ ワイド シャットの役柄)は自分と全然違う」と言い切ったトム・クルーズで、「なぜならビルとは、感情を表さず閉鎖的で、日常性と安定を望み夫婦関係を無視し感謝の気持ちが無い」からだと語れば語るほど「それはまさしくあなたのまんまですね~」とほくそ笑みたい気分だ。そこんとこを当然ふまえていたと思うとなおキューブリックの意地悪さに感心する。 優しい両親がそろった裕福な生い立ちから、なぜキューブリックのように他人に期待せず、徹底的に神を排除するという突然変異的人格が発生したのか興味深いです。動物と病人にだけは優しかったというのも…彼にとって「非戦闘員」という意味なんでしょうね。 あたためていたが不発に終わった企画の件も、興味深い。「ナポレオン」と「ゲッペルスとホロコースト」だそうだ。ホロコーストのほうは、スピのシンドラーとかぶってしまったためボツになったというが、とんでもない話でスピのシンドラーなぞより何倍も価値があって〝残る〟作品が見られただろうに…見たかった、惜しい。「AI」だって、技術の進歩を待つために延期したことが悔やまれるなあ。「君のほうが向いている」と名指しされたと豪語するスピだが私は話半分だと思う。 なにしろ誰もがキューブリックを礼賛するが、俳優陣は口をそろえて「でも二度と一緒に仕事をしたくない」と言うのです。そうやって天才は傑作を編んだ、「だから天才」なのですね。合掌。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-04 16:32:23)《改行有》

4.  ステップ!ステップ!ステップ! 《ネタバレ》 他のどんなツクリモノの画もはるか遠くに霞んでしまうほど、すんばらしいです。 ここで大人たちがしようとしていることは、子供に「成功体験」をさせることです。必ずしもトロフィーを勝ち取ることだけが「成功」なのではなくて、舞台の上でダンスを披露し多くの他人に評価してもらうこと、そのこと自体が子供たちにとってすでに「成功」といえるのです。 大人たちは、子供たちが不良化していく原因について、「成功体験」が不足していることがいけないと考えたのですが、それはまったくその通りで、運動でも勉強でも音楽でも得意分野で誉められる体験をすることが、その後の人生の土台になるのですたぶん。 そして、特に不良化しやすい男の子にとって有効なのが「ジェトルマンシップ」であり、これを教えるのにダンスはとても適しているのです。 「ジェトルマンシップ」とは日本語には正確に訳せないのでしょうが、もともとは「貴婦人」と対になっている騎士道精神のようです。指導者は「ダンスの間、女子を楽しい気持ちにさせてあげること」と言っています。だから、「貴婦人」の居るところでは男子は「ジェントルマン」でなければならないし、逆にいうと女子は「貴婦人」でいなければならないし、女子は「ジェトルマン」でないと判断したらばその男を排除します。 私は日本人のプロ社交ダンスを見ていても全くジェントルマンシップを感じませんが、エレベーターに我先に乗るような社会で暮らしていて形だけ真似してみたってダメなのは当然です。この映画に出てくる少年たちのほうが断然それを身に着けています。 不良になるとジェントルマンでなくなり、ジェントルマンでないと不良化しやすくなり、その逆も真であるかもしれない。「男子はジェントルマンたれ」と教えるあちらの大人はとても賢いと思う。 ちなみに日本では筒井康隆が「すべての男は二枚目を気取れ(そうすれば世の中が良くなる)」と言ったのが唯一それに近いです。 インディゴチームの年長のケビン(たぶん)がトロフィーに見とれているシーンに「不良予備軍だった彼はもう大丈夫です」という指導者のナレーションをかぶせて終わる演出に、もうウルウルが止まりません。彼にはこの先どんな人生が待っているのだろう。どんな時にも、このトロフィーの輝きが彼の支えとなっていくのですたぶん。そう思うと、おばさんはまだまだウルウルが止まりません。すばらしいです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-27 13:07:20)《改行有》

5.  スコセッシ・オン・スコセッシ<TVM> 《ネタバレ》 監督脚本製作をリチャード・シッケルという評論家が務めたというが、なんと私はこの中で「タクシードライバー」と「グッドフェローズ」と「ケープフィアー」しか見ていない。 しかしスコセッシファンや映画好きには間違いなく楽しめる。デビュー前に自宅で両親を撮った秘蔵映像とか、彼自身の生い立ちなどの話は興味深い。 他の天才監督と似たようなことで、本人も言うように「他の少年のように闘って決着をつけられないものだから、(イヤなことがあっても)我慢した」つまりスコセッシ少年は喘息で腕っ節に自信がないから早くに処世術を見につけ、うまく立ち回って生きてきたらしい。ひ弱なものだから、いつも周囲の様子に気を配って身の安全を確認していたために映画製作に欠かせない観察癖ができ、そして鬱屈した精神が表現に向いて映画製作につながった…のだそうだ。たいへん納得のいく話です。 「カジノ」を入れなかったのは本人が「あの殺害シーンでうんざりした」と「ギャングオブニューヨーク」のところで言っていることと関係があるのだろう。 「ケープフィアー」では、脚本を変更して、幸せ家族から不倫で壊れた家庭という設定にしてしまったというエピソードも、常々私が思う「映画はまず監督」が間違いではなかったと確信させてくれる。 「エイジオブイノセンス」は評論家の小谷野敦が「聖母のいない国」で「配役の妙」を誉めているのでぜひ参考にしていただきたいと思いますが、確かに普通ならウィノナ・ライダーとミシェル・ファイファーの配役は逆だろう。うんうん、やはり映画は「まず監督」である。 「クンドゥン」とかどうでもいい作品を入れて「救命士」や「アフターアワーズ」を入れないのは納得いかないなあ。私はスコセッシ作品の中ではこの2作(とグッドフェローズ)が気に入っているのに、見事にはずされている。「ギャング」とか「アビエイター」のような制作費がバブリーそうな作品には私は興味が無い。 大御所とか巨匠と呼ばれるようになっても、やはりスコセッシの力を生かせるのは「どちらかというとアメリカの中でもビンボくさくてみっともないような部分」においてだと思うのです。 スコセッシのような能力ある監督なら、歴史大作でもなんでもそれなりに優れたものを作るでしょうが、私はそんなところで力を使って欲しくないなあ。あくまでも「みっともないところ」で力をふるい続けて欲しいです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-20 13:55:10)《改行有》

6.  スノーケーキを君に 《ネタバレ》 豪華キャストのわりには日本での劇場公開もDVD発売もされていないようなので、今のところ見た人はスカパー愛好者しかいないかもという寂しい状況です。 これはなかなかの佳作、見て損はないと私は思う。 神様映画ぽいマターが直接には出てこないが全編に色濃く漂っていて、アレックスの人生に有り得ない確率で起きた2度の交通事故、この映画のキモであるリンダのセリフ中の造語…「世界はなんと大きく、自分は小さいのか。そして彼はつぶやいた。〝ダズリアス〟」。ここにふさわしい言葉は〝神様〟しかありえなく、リンダは〝神〟の存在をそのように理解していて、〝ダズリアス〟と表現した。ここではリンダは知能的には正常という設定だと思う。 そのように、この作品は「人間の存在の小ささ」を終始感じさせ、「小さく無力であるゆえの苦しみ」についてはリンダの父ダークの「起こったことは受け入れる」が救いになっている。リンダのような特別な人間が生まれたことも、そのリンダがなぜか妊娠してしまったことも、生まれたヴィヴィアンが20歳くらいで事故死したことも、そして、アレックスの息子が父親に会えずに事故死したことも…すべてを、になる。キリスト教的である。 「あなたに理解されなくていい」「あなたを理解できなくていい」となったら(リンダに対する場合は必然的にそうなる)、アレックスの言うように「証明したり正当化する必要がないからリンダと居るとラク」になる。人はリンダと接することで「人と人がわかり合う」についての幻想が打ち砕かれ、他人について「わかり合った」と思っているものは「希望か思い込みにすぎない」かもしれないと気付く。すると人は幻想かもしれないもののために、他人に説明したり弁解したり、しなくていい努力を払い続けているのかもしれなくなってくる。 アレックスがリンダと気持ちが通じ合ったと勝手に喜んだら違った、という場面が何度も繰り返され、息子の話は最後まで聞いてもらえず、最終的に彼は「わかり合えない」ということを理解し、受容し「理解できないものの存在をそのまま認める」ということを学んだ、なのである。 「わかり合えない」対象に対してアレックスは「相手が喜ぶことをする」という対処を学んだ。それが冷凍庫のスノーケーキ。 …でも彼は去るのだから、「共存」するところまではいかないので、やっぱり人は神様ではない、なのだ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-20 13:17:45)《改行有》

7.  推定無罪 《ネタバレ》 シドニー・ポラックの追悼放送。 しかしオチ割れの状況で見直してみると、妻の態度がソラ恐ろしいこの作品。法廷ものとしては、個人ベスト10に入れていい。 私はキャロラインを単なる悪女として切り捨てることができない。キャロラインはもしかすると究極のフェミニストといえるかもしれないと思う。 その理由を説明すると、まずキャロラインはおそらく20代後半~30前半の年齢。その若さですでに6年半前に卵管結索手術を受けている。 避妊手術を受けた理由は間違いなく、望まない妊娠により中絶手術を余儀なくされ、完全な自衛手段に打って出たということ。未婚の女性が避妊手術を受けるということは、「私は結婚していませんが、セックスはしますから」と宣言したに等しい。キャロラインの場合は「目的」のためにセックスを濫用するつもりでいたからこそ、合理的に考えて手術に踏み切った。なんたる思い切った女性だろう。とても真似はできぬ。 さてその「目的」は、多くの男性と同じように「ポストを伴った権力」のゲットであった。キャロラインの権力に対する執着ぶりはちょっと異常なほどに強い。私は冗談抜きに彼女の最終目標は女性大統領だったのではないかと思っている。 彼女の方法は「正攻法では得られぬポストの奪取のために権力を持った男と寝る」で、次に「まわりの男がポストを得たことに嫉妬して足を引っ張るので、黙らせるためにその男とも適当に寝ておく」というちょっとすごいことになり「適当に寝ておいたまわりの男の中から、次の権力者になりそうな有望株が居たらそいつをプッシュして自分も引き上げてもらう」というものだった。罵られても差し支えないような小物は無視して寝ていない。 キャロラインの計画では、これで問題はないはずだった。 キャロラインは道徳観念がゼロなのではなく、「利用していいのは権力をもった男性と犯罪者だけ」という内なるルールを守っていた。 けれど、「グロウ アップ」していなかったラスティのせいで、前途洋々たるキャロラインの人生は突然終わった。一撃必死の矢は予想外の方向から飛んできた。皮肉なことに、「女の足は女が引っ張る」ことに。 ただ、グレタ・スカッキは微妙に違うかなあ、と思う。キャロラインはセクシーなだけではなかったという気がする。私の嫌いなハリソン・フォードが、色ボケストーカー中年を好演(キモいという意味で)。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-15 16:02:09)《改行有》

8.  スリー・リバーズ 《ネタバレ》 火サスのような後味だがそれでもハリウッド映画なんだな。 カーアクションはちょっとすごいけど、それはそれ、という感じで終わってしまう。 なんといっても脚本がダメ。 サラ・ジェシカ・パーカーがハミ乳ミニドレスというハダカ同然の衣装でいきなり色気を出して迫ってくるところ、あまりの不自然さにプロの脚本とは思えない気がする。何をどうすればあの状況から迫る女が発生する?バツ一子持ち女があまりにもわかりやすいハミ乳ドレスで? 2人でさんざんシケこんだあと、お約束の「女の裏切り」を持ってくるところも、作り手の頭の中が「火サス状態」であることの証拠だなあ。「どうだ、驚いただろ?」とうれしそうに聞かれても、「火サス的には常道を踏んでいる」としか感想を述べようも無い。 帰ってきた怪しい弟をウロウロさせて注意を引かせておいて、犯人が死んだはずの男、というのはズルだし私は感心しない。この場合は犯人を当てられなかったから脚本が優れているというものでもない。 唯一の収穫はパーカーのハミ乳ではなくブルース・ウィリスの短パン姿であると私は断言する。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-06-10 14:59:02)《改行有》

9.  スパイ・バウンド 《ネタバレ》 ヴァン・サン・カッセルとモニカ・ベルッチという大物スターが首をそろえていても、そこはそれ、ハリウッド映画とは全然違うテイストになるわけだ。 ヒーローを作らせないようにすること、観客にどの登場人物にも感情移入させないこと、という部分で作りが徹底しているなあと思う。 クールなスパイジョルジュはかっこいいといえなくもないが、ヴァン・サン・カッセルは単なるハリウッドのハンサム・ボーイとは全く違うし、セックスアピールがあるには違いないだろうが女性にサービスする方向のセクシーではなく、CIAに雇われた女殺し屋を独断で暗殺してしまうあたり、クリーンなヒーロー像とはほど遠いのだった。そして、ジョルジュの人と成りをあらわすようなエピソードは全く説明されず。つまり、女性の観客も男性の観客も、シンパシーを覚えにくい。 モニカ・ベルッチは出番が少ないし、アトラクティブで女性の反感を買うタイプのうえ、刑務所内での暗殺も結局は引き受けるなどとてもじゃないが共感を誘わない。 この作品には、「観客の目」の代わりを務めるものが無いのだな。はじめからジョルジュとリサに対する共感を期待しないのなら、大佐とかほかのスパイのモノローグの形で進めたらよかったのでは。余計なお世話だが。 味わいとしてはたとえば衛星チャンネルで垂れ流されている「実話陰謀もの」の類とあんまり変わらないような気がしてくる。おもしろくはない。[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-12-12 19:32:59)《改行有》

10.  スコルピオンの恋まじない 《ネタバレ》 …なんともいえない独特の視聴後感であった。 60過ぎているウッディ・アレン、声に力もなく、動作にイキオイもなく、小さな鶏ガラのようなその肉体。もはや〝介護〟という言葉が浮かぶ。それなのに、ああそれなのに、こんなになっちゃってても、まだ人を楽しませることができるなんて。 得意の自虐ネタが笑えないほどヨボヨボして見える彼なのに、ラストまで見てしまうと、いつもウッディを見た後と同じように「貧弱でおしゃべりで醜い小男ってカワイイわ~」と思ってしまうのだ! 弁解させてもらうと、私はデビッド・クロムホルツとか大嫌いだし、ウッディ以外の貧弱な小男にときめいたことなどない。なのに、ああ、なのに。 「まるでネズミの巣みたい。(に汚い部屋ね)」「巣をイメージしたインテリアなんだ。」とか、美女に〝ゴキブリ〟と言われて動じないどころか絶妙に受け返すそのユーモアのセンス…「筋金入りのブオトコ」を見せられた気がする。 催眠にかかっている時の音楽が可愛かった。ヘレン・ハントは…申し訳ないけど、ウッディと並ぶと巨体に見えてしまった。特にハムのような腕に感動。 「アニー・ホール」の頃とかと比べると、ものすごく〝アブラ気〟が抜けたウッディ。このまま「即身仏」にでもなれそうな枯れ木ぶり。…前より〝可愛さ〟が増したと思ってしまうのは、私がヘンタイだからなんだろうか。(偶然同じ日にスカパーの〝即身仏の化学〟を見てしまったのだった。) とにかくこの映画は、ウッディ〝即身仏一歩手前、でもまだ笑わす〟アレンを堪能する目的でご覧ください。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-14 13:20:44)《改行有》

11.  スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火 《ネタバレ》 キューブリックもかくやと思わせる、スタイリッシュな冒頭に比べ、グズグズになだれこむラスト、ここまでのアンバランス、これぞフーパーとおっしゃる下のレビュワーさんはいかにもご明察。 さて、トビー・フーパーは日本人に対して何か特別な思い入れでもあるのか? …と思わせるに充分な、意味深な作品だ。理由は以下に。 被験者の男性(ブライアン)に、極端な低身長の男優を配したこと、ここを見逃してはいけない。コレは決して偶然などではない。他の研究スタッフと並ぶと子供に見えるほどの低身長に童顔、これは何を意味するのか。ブライアンとペギーの夫婦の、ままごとのようなお子様風な外見は何を意味するのか。 もちろん、「日本人」である。世界で唯一原爆の被害を受けた民族、である。「低身長」に「童顔」=「日本人」を意味しているのである。 そして、ラストでルウがサムに言い放つ暴言、これは「オデッサファイル」のラストとそっくりである。ナチスが優性生殖を推進したことにより生み出された主人公が、元ナチに同じことを言われるのだ。「その健康な体は、誰のおかげだと思う」。 フーパーが「オデッサファイル」を見逃しているはずはない。この映画は、フーパーによる「アメリカ帝国主義版オデッサファイル」というべきものだと思う。グズグズで終わりはするが。 それを念頭に、例のルウのセリフを点検すると、すごいことを言っている。 「お前を生み出してやったのは、俺だ。」(もともとそんなもの無いところにアメリカの占領政策により強引に生み出された〝民主主義日本〟)「本当はお前なんか殺してもよかったんだ。」(天皇を生かし、虎視眈々と割領を狙っていたソ連から守り、アメリカの州の一つにもせず、日本という国を存続させてやった恩義)「でも、もう生かしておけないから死ね」(植えつけられた〝民主主義〟が行き過ぎてしまった日本を方向転換させるために、アメリカが行ったとされる数々の謀略を意味すると思われる)。 …で、トビー・フーパーは日本人に対して何か特別な思い入れでもあるのか?に戻るわけだ。それとも単に、「オデッサファイル」の向こうを張る作品を作りたかっただけなのか? よく知らないが主役の俳優は絶妙なキャストだ。右目のあたりに残酷さが漂っているところがよい。突如現れて火を噴くジョン・ランディスはご愛嬌。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-05 11:54:18)《改行有》

12.  すべてはその朝始まった 《ネタバレ》 もう、謎の女が電車で足を見せびらかしているところからオチ割れしているじゃないかあ。甘ーい! 脚本がイカん。演出もイカん。平凡な生活をしている男が、アリ地獄にはまっていく様をリアリティをもって描くなら、もっと演出を抑えないと。だいたい狭い部屋でドンパチドンパチやって、5人中4人が死んで(ように見えて)素人のチャールズだけが勝ち残るなんて、あり得ないじゃないかあ。しかもそのあとすぐ冷静?こいつはボーンアイデンティティの元工作員とか特殊部隊なのかあ。こういうとこがダメなんだよなあ。 クライブ・オーウェンのチャールズがこれまた全然合ってないのよ。殴られるだけのひ弱なサラリーマンをやっても「なんで〝クライブ・オーウェンなのに〟こんなに一方的にやられる?」と変だし、かといって、スパイ並みの働きをしても「ホントに単なるサラリーマンなのかあ?」だし、病気の娘を看病しても「なんか作ってるよなあ。まるで義理の娘みたいじゃん。」の有様だ。ダメだ今回は。こいつはヘタレサラリーマンをやるには向いてない。 おかしいかもしれないけれど「ニコラス・ケイジとの力量の差」を感じてしまいました。シェークを投げつけられて、仕返しもできずに困っているだけのサラリーマン、その姿には、これほどの違和感は感じなかった。あんな立派な図体なのにさあ。クライブ・オーウェンは、殴られたり泣かされたりするのは向いてない。S顔なんだよ。なんでこいつが殴られてるの、と思わせる俳優さんはそういうのはダメ。殴ったり刺したり撃ったり泣かしたりするしかできない。 ニコラス・ケイジ本人を鑑賞しているときは、好きじゃないどころか積極的に嫌いかもしれないというのに、クライブ・オーウェンを見てその良さに気付くなんて。ごめんねウェザーマンで嫌いになっちゃったりして。あんなバカまるだしの笑顔、オーウェンにはプライドが邪魔してとても無理であろう。何かと持ち上げられる彼だが、この作品で馬脚を現した。 カッセルは凄みがあったけど、ジェニファー・アニストンとは全く合わない。空気が違いすぎる。 ウィンストンだけは味があって良かったです。ミュージシャンなのね。その割りにうまいわー。(音楽出身の人は割り引いて見てもらえるからいいよね。そういう点からもクライブ・オーウェンはもう一皮むけなければいけないと厳しい目で見てしまう。)[DVD(字幕)] 4点(2006-10-28 21:58:35)《改行有》

13.  ステイ 《ネタバレ》 二番煎じ。パクリ屋。という向きもありましょう。 実をいうと私は指輪のところから中盤まで「アイデンティティー」のパクリかと思いながら見ていたのです。なので各種の釣り餌(雹とか盲目の父とかその他いろいろ)には「さもありなん」となんの迷いも感じなかったのだが。 例によって ネタバレしますので見てない方はお読みにならぬよう。 この作品において作り手が目指したのはたぶん「いまわの際の視覚化」と「臨場感」のようなものでしょう。なぜそう思うかというと、私にしてはめずらしくエンドロールを最後まで見てしまったからです。上空から撮ったまるではっきりせぬ映像、そこにこれまたよくわからぬ人物などがごちゃごちゃ急に出てきたり。これは明らかに魂の「視覚」(そんなものあるのか)というつもりでしょう。 ラストのご臨終場面に重きを置いたところも「ジェイコブ」とは全然違うし、死の間際の「臨場感」を目的としたということでしょう。そういう意味では、丹波哲郎と方向性は似ていると思う。 それと、この「STAY」は「執着」と訳すのが正しいように思う。2回目に見ると冒頭の高速道路からユアン・マクレガーに乗り移るようにシフトしているから、最初からネタばらししていたことになるのだが、(もちろん最初に見たときは?くらいにしか思わない)ヘンリーがサムとなってえんえん見せるワケのわからない自殺騒ぎ、これによるヘンリーの生への執着の「臨場感」も描きたかったのでしょう。 映画として「ジェイコブ」とどちらが面白いかといったらもう、監督さんの才能と力量が横綱と幕下くらいに差があると言わざるを得ない。 そういうことなのだが、エンドロールを見ながら妙にしみじみとした気持ちになるこの作品。いったいユアンのズボンの異常な短さになんの意味があったのか(普通に歩いて靴下が見える。座るとスネまる出し)。あとナオミ・ワッツにはダメ出ししたい。何に出ていてもナオミ・ワッツでしかないその大根ぶり(女トラボルタか?)。 結論は「ジェイコブ」の後に「ジェイコブ」なし。(丹波哲郎でお願いします。)[DVD(字幕)] 6点(2006-09-09 12:18:00)(良:1票) 《改行有》

14.  スカーフェイス 《ネタバレ》 これを見たのは「カリートの道」をより深く理解するためだったといえるかも。 そして私の結論は、「スカーフェイス」は「ゴッドファーザー」を意識していながら超えられず、「カリートの道」はデパルマのリベンジであった。 同じパチーノを使ってわざわざ同じようなテーマの「カリートの道」を撮ったそのワケが、大いに納得がいった。リベンジです。ということは、デパルマはやっぱり「スカーフェイス」に満足が行かなかったと思う。 「ゴッドファーザー後」のヤクザ映画ということが災いし、しかも同じパチーノ主演、「シリアス」となると、「やっぱりゴッドファーザーのほうが面白かったね」という視聴後感を持って映画館を後にした観客が多かったでしょうね。 デパルマは打ちひしがれ頭を抱えたと思う。チェーンソーなんかではダメなんだと。 そして、どシリアスな「ゴッドファーザー」を超えるために「カリートの道」でデパルマが取った方法は「アレ」でした。好みの問題もあるけど「カリートの道」には11点以上をつけたい気持ちです。[DVD(字幕)] 8点(2006-08-13 00:27:14)《改行有》

15.  スリーサム 《ネタバレ》 これはですね。25歳までに見れば違った感想を持ったかもしれません。 「オールドボーイ」などの強烈なやつは、若いうちに見ないほうがいいけれど、こういう「坊ちゃん嬢ちゃん」の話は、今の私にとって訴えるものがないし。しかも似たような青春の思い出があるわけでも無いし。単に男2人女1人の3人組で究極の(?)3Pへ持っていくまでの話でしょ。そんでどいつもこいつも他人と見ればセックスしたくてムラムラしている発情期。…「腹は減っているがそのこってりしたステーキは出さないでもらいたい」というところでした。何が一番ダメかって、自分が男だったとしてもララ・フリン・ボイルにはこれっぽっちもそそられないであろうこと。(化粧がケバい。薄い唇に真っ赤な口紅。首が短い。下品。肌が汚い。)これは見る人を選ぶ映画だなあ。ボールドウィンの髪型が可愛かった。[DVD(字幕)] 5点(2006-07-29 16:39:00)《改行有》

16.  スケルトンマン 史上最悪の死神<TVM> 《ネタバレ》 いやいやこういうの好きなんです。 いいねー謎解きもなく、オチもなく、怪物に弱点もなく、誰もが主役と思っていたキャスパーは単なる脇役で、気がつくとおじさんが一人で張り切っているって、いったいなんなのよー。えっ。 このバカバカしさ、あなどれませんね。こういう風に期待を裏切られるのって好きですよ(えっこいつ主役じゃなかったのけ?的な) 「プレデター」+「スクリーム」+ホラーてな味わいで、5%くらい「山猫」が入っている気もする(冒頭のヘリ場面とか。) 私見ですが、スケルトンマンを倒すには、「弓」しかないのではないか? 捜索隊に若い女が4人も居る事じたいが有り得ない気もするし、しかも皆やたらと肌を露出するし、「あの子はレンジャースクールを卒業したから大丈夫」とか言っても全然そうは見えないし、生き残った金髪の女の子は銃の構えがシロウト同然でへっぴり腰だし。 そういうつっこみどころがかすんでしまうほど、ナンセンスで意味なく強いスケルトンマン。「ヴァンパイア 最後の聖戦」のボス吸血鬼並みの強さだぞ。マニア受けしそうです。なんとなく続編の匂いもする。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-19 23:06:57)《改行有》

17.  スペシャリスト(1994) これに対してはとくに何もないのだけど、ひとつ強烈に印象に残っているのが、酔っ払ったシャロンがタバコを手に持ったまま車から降りてきて、しかも千鳥足で泥酔一歩手前のまっすぐ歩けない状態。(もちろんお衣装は露出過多)そんで「もうなにがどーでもいいのあたし」てな雰囲気で家までフラフラ歩ってくるところ。 きれいな人がやると、こんな状態でも絵になるよねーほんとに。またそのフラジャイルな感じが(今にも駆け寄って肩を貸したくなる)うまいねー。女優さんはこうでなくっちゃ。(シャロンについて語るといつもこうなるけど)[DVD(字幕)] 5点(2006-07-17 23:37:39)(良:1票) 《改行有》

18.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 昔見たときは、やけに感動に乏しいSFとしか思ってなかった。そして現在。やばい。非常にやばい映画じゃないか。原作の事は知らないが、ベトナム戦争への皮肉てんこもり。「死んだ虫だけがいい虫だ」「先に攻めたのは地球らしい」「虫じゃなく人類が未来永劫支配する」って。虫をベトコン、人類や地球をアメリカに置きかえればまんまだ。 この主人公のジョニーてのは、青2才で、家が金持ちで、頭カラッポでフットボールに燃えて、女にやたら弱くて、どう見てもアメリカそのものとしか思えない。きっと「アメリカ」という国を人で現したらこんなふうだろう。そのジョニーが、民主主義が死んだ社会で軍に入隊して(しかも女目当て)さしたる思想もなく「とにかく死ぬまで戦うのじゃ。そこに人類を脅かすものがある限り」て、間単に思いこむし。んで何の疑問もなくバカ全開でノリノリだし。バーホーベンにはアメリカがそう見えているわけね。Bメロ的なテーマとして「女のほうが一枚上手だよね」てのがあると思ったが、現れた怪物はなんと女性器そのものだし。それいじめるし。ああバーホーベンたら。とにかく最初から最後までものすごく金のかかったジョークだ。キャスパーとデニースなんてお人形感のある(人間ぽくない)2人をチョイスしてさ。映像は終始美麗。[DVD(字幕)] 8点(2006-03-12 00:16:42)(良:2票) 《改行有》

19.  スーパーサイズ・ミー これは傑作。新種のマイケル・ムーアと思いきや、モーガンというやつは、なかなかいい男なんだ。ルックスもGOODだし、個人的にこの人の英語の発音がとても好きだ。どういう経歴の人か知らないが。こんな内容で、最初から最後までほとんど一人出ずっぱりで抵抗なく見られるのは、モーガンがいい男だから(ムーアならムリ)。 それでまあ、以下の2点のことを感じた。「アメリカ人は何を食べたら体にいいか自分で分からないほどバカなのか」栄養成分表を見ないと、体にいいか悪いかわからないというのは、動物としての本能が退化しておる。犬だって猫だって、「草が必要」と体が要求すれば勝手に食べてる。なおかつ、1日に平均1.6キロしか歩かないとか、「カロリー」の意味を知らないとか、学校のランチの配給とか、恐るべき実態である。古来から日本人にとって、自分の体は自然の一部であった。西洋人にとっては、「神様から借りている乗り物」であるらしいが、前々から自分の体を「モノ扱い」する人々よのう、とは思っていたが。この違いは「畏れ」の有無と思う。 2点目、「ホモサピエンスは放っておけば炭水化物と脂肪ばっかり摂りたがる生き物なのか」2年くらい前、「ナショナルジオグラフィック」で「太りゆく人類」というものすごい題名の特集があった。それによると、人類は過剰なカロリーを摂取するようになったが、その増えた分はほとんど炭水化物と脂肪であるという。まさにこの作品のテーマとかぶっている。タイムリーなテーマとはいえ、マクドナルドを攻撃するという、こんな作品がよく作れたものだ。まさか「新種の広告」ではないだろう。ヘラヘラ笑っているモーガンの態度もいいし、「ロックンロールマクドナルド」などの挿入曲も爆笑。「スーパーサイズ ミー」というネーミングも皮肉で絶妙だ。オリジナルとおぼしきイラストが怖い。彼女がベジタリアンでよかったね。ちなみに私自身はマクドナルドはおいしいと思わない。スナック菓子と糖分の入った飲料はいっさい摂らない。なぜなら体が嫌がっているから。[DVD(字幕)] 8点(2006-02-26 12:31:22)(良:1票) 《改行有》

20.  THREE/臨死 《ネタバレ》 これはタイトルどおり3つの話が入っているけれど、投稿する動機となった最後の話(ピーターチャン香港)に絞って書きます。まず、大したことない話が2つ続いたそのあとに真打ピーターチャン登場。この最後の話のなんという力量の違いよ。インファナルアフェアのサムが出てるし、いい味出してるし。どんでん返しもあるし。あのオチにはみごとやられました。「ええええっ」(←私の叫び声。)「巧」の味がしました。もうあの死体フェチシーンの連続には、「どうするんだこんなもの延々と見せて」のヤバヤバ状態。あの変態夫も、そういうワケ(オチ)で必死だったのねえ。「生き返るのか?生き返らないのか?」と最後まで引っ張ること引っ張ること。ここからは見た人のみ。ところでなぜ失敗したのでしょうねえ。逆の時は成功したのにねえ。「ぴくり」くらいまでしかいかないなんて。うっとうしいくらいの夫の愛の力は、なぜ通じなかったのかしら。それはねえ、女の愛の力と男の愛の力の違いだと(ピーターチャンは言いたいんだと)思うのよ。女の愛は命を生んで育む力を有するけど、男にはそれが足りなかった、ってことじゃないかな。実は鑑賞中は「なんとか生き返ってくれい」と思いながら見てしまいました。このようにきちんと組まれたドラマ性を求めている私なのでした。ピーターチャンおそるべし。[DVD(字幕)] 8点(2006-02-11 00:59:25)

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