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1. ズートピア
《ネタバレ》 面白かった。CGの動物たちが愛らしい。人間の描画で感じられる何とも言えない「気持ち悪さ」が動物にはないなあ。
子供時代のジュディがスキップでピョンピョンスキップする様など可愛くてずっと見ていたいぐらい。
そのように、画面に映っている全ての生き物の表情仕草に徹底的にこだわり、それでいて自然に見せていることに驚異。
うさぎ村からジュディが旅立ち、人口が一人減るところがどんどん増えていってるなど細かなネタも随所にあり、もう一度観たいと思わせる。
肉食動物が他の動物を捕食せずにすむようになったことによりズートピアが誕生した、という前提があるのだと思うがそれについての説明はなく、釈然としない部分はある。キツネのニックがブルーベリーを食べるシーンに暗示されているのかも。
テーマとかメッセージとか謎解きとかより、伏線の置き方回収が秀逸だったり全編に感じるサービス精神が、娯楽映画はこうでなかったらと唸らされる。日本人には作れないだろうなあとも。
ニンジンレコーダーのくだりはちょっと多過ぎかな。ラストの効果が弱まった感。[映画館(吹替)] 8点(2016-05-28 13:59:57)《改行有》
2. STAND BY ME ドラえもん
3Dになって、一番多くの人が気になってたと思われるスネオの髪の毛だが、意外と自然な感じ。映像全体としても「キモい」、「どっかおかしい」という印象はなく、上手く処理していたと思う。これはこれで新鮮な感じで良かった。
ストーリーとしてはドラえもんの中の感動的な単体エピソードを上手く繋げていたと思う。が、しずちゃん絡みの話+さよなら&帰ってきたドラえもんを繋げているので、どうしても性急な感じは否めない。そのあたりは観客側が充分わかっているという前提なのだろう。
藤子氏に対するリスペクトもあるのか、原作から大きく逸脱することはなく。3Dをどのように効果的に使えるか、ということに力を入れてるように思えた。
ただ、今から14年後の世界があんなに未来的になってるのはかなり無理がある。あれでは次世紀の街だ。
監督ものび太と共に成長してきたドラえもん世代であろうから、このような映画を作りたいという動機は理解できなくもない。
私もそうなので、テレビで放映される時には観てみたいなと思っていた。
しかし、莫大なお金をかけ沢山の人が動いて作られた作品でありながら、藤子氏が書いた数ページの原作を読んだ時の感動には遠く及ばない。
それは監督が無能なのではなく、藤子氏があまりにも偉大だということなのだろう。[地上波(邦画)] 6点(2015-08-30 23:44:22)《改行有》
3. スピード・レーサー
《ネタバレ》 予想を遥かに超える前衛的(?)な映像。
映画として良いか悪いかは別にして、あのブッ飛んだ映像は新鮮で楽しめた。
前の人のレビューにもあるけど、ストーリー展開のスピード感が乏しく、観終わった後の爽快感に欠けるかな。
設定がごちゃごちゃしてたり、マシンアクションも同じようなパターンが多く見られたりするのがその一因かも。
もっと割愛できる部分は割愛して、えっもう終わり!?って思わせるぐらいで丁度じゃないのかなこの手の映画は。2時間超えは明らかに長過ぎる。
あと最近字幕を読むのが面倒なので吹き替えで観ることが多いのだけど、素人ジャリタレの吹き替えだけは勘弁して欲しいわ。[DVD(吹替)] 7点(2009-02-25 02:15:31)《改行有》
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