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1. ソロモンの偽証 後篇・裁判
《ネタバレ》 子供たちは頑張って演技していると思う。だが、その他は映画としてとても評価できない。
前編での柏木を屋上から落とすシーンと松子が車にはねられるシーンはいわば虚構の映像であり、これを真実のように挿入するのはどう考えてもイカンだろ。女子生徒の口から語られるだけにしないと映画として成立せんのではないか。
突き落としたのが3人で、それらのアリバイを調べた状態で潔白なのは明らかなのに、それには触れず主犯の生徒ばかり追い、裁判。
どこで知りえたのか大出の数々のイジメを暴露する神原。実は柏木の死の真実も全て知っており、「自分こそ裁いてほしい」というエゴで生徒、保護者、教師、地元の人々を茶番に巻き込む。それに怒ったのは大出のみ。大団円かのように皆仲良く「終わったね~」ってウソだろ。
裁判の真似事すらにもなってない。
柏木と神原の関係性もよくわからないし、あそこまで罵倒されたら誰でも「勝手に死ね」と思うだろう。死にたくて死んだ少年に対し、そこまで罪悪感を持つか。自分の過失で人を死なせ苦しんでいる人は沢山いる。
すぐに事故の真相を伝えなかったのが一番の罪だろう。
あと、泣いたり倒れたりするシーンばかりで萎えた。
元担任が隣人に殴り殺されかける事件もその後謝罪されるのも全くもって意味不明。必要?
原作を読めば納得のいくお話だったのかもしれないが、映画を作った人の腕がなかったのでしょう。[インターネット(字幕)] 4点(2016-08-26 22:14:43)《改行有》
2. ソロモンの偽証 前篇・事件
《ネタバレ》 後編を観たいとは思えない出来。
大体前後編に分けるほどの内容ではないのではないか。(後編を観ていないのでまだそう言い切れないが)
死体を見付ける導入部はツカミとして良いと思ったが、その後は物語が動き出すでもなく冗長と思えるシーンが続く。
告発文を捨てたのは自分じゃないという担任教師の言い分を全く聞こうとしない同僚、傷害事件になってもおかしくない二人の女子高生への白昼のリンチ、定年間際なのに生徒のために辞表を出す教師などあまりに無理があるようにも感じる。
本当に犯罪現場を見て、正義感故に告発文を送ったのなら匿名であれ恥ずべきことではないだろう。
最後のシーンで記者宛の手紙を母親に見られて両者とも取り乱すのも違和感。
後編でなんとかスッキリさせてもらいたいと思う。[インターネット(字幕)] 4点(2016-08-25 02:46:09)《改行有》
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