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プロフィール
コメント数 204
性別 男性
年齢 46歳
自己紹介 専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)

最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。

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1.  海と毒薬 前半、結核患者の手術に際して白黒の画の中で流れる血が、白黒なのに異様にリアルで赤く見えそうなほどで、震えながら観たことが鮮明に記憶に残っています。その時はまだ、僕は原作を読んでいなくて、「白い巨塔」のような医師の世界の矛盾だとか、戦争の悲惨さを伝える映画だと思っていました。しかし今は、もっと深い宗教性と、「白い人・黄色い人」に近い日本人ゆえの悲しみに似たものを感じています。特に、ラストでの勝呂と戸田の会話は、どちらも、この社会の真理の一端を突いており、「殺人」を犯した者が得たことが何だったのか、それを語っているように感じました。また、原作では愚鈍で純朴な印象の強い勝呂医師を、奥田瑛二という適役だとはとうてい思えなかった俳優さんが見事に演技していることに意外な驚きを感じました。それに対してクールな戸田に渡辺健を持ってきていることには二重の驚きでしたが、その役を上手く使いこなせていたと思います。ヒルダ夫人と上田看護婦のエピソードは非常に大きなインパクトを与えています。大連で死産になった子供が、ちょうどヒルダ夫人の娘と同じくらい。「白人の肌って切りにくいのかしら?」と口走った彼女の、冷たい心のうちが透けて見えます。 原作を読んでいる方にですが、実は遠藤周作の「海と毒薬」には続編があります。「悲しみの歌」というタイトルで、「海と毒薬」とは全く違った毛色の作品ですが、勝呂医師のその後をこの作品で読む事が出来ます。8点(2004-01-19 06:37:54)《改行有》

2.  歌っているのはだれ? 《ネタバレ》 ユーゴスラビアなんて白地図渡されて「どこ?」と言われてもわかんないような国の映画が、この日本でちゃんと日本語字幕がついて観れるんだからダメ作品のわきゃないだろうというしごく最もな理由で観た映画。本当に何語かわかんないですが(セルビア語?)、邦訳された方お疲れ様です。貴方の努力が、我々を楽しませています。さて、この映画なんですが、テープやカメラなどからくるだろうハード面の悪さは別として、悪くないです。まず、ジプシーのキャラがいいです。彼の十八番の歌を繰り返し繰り返し聴く事によって、なんだか寂しい気持になってきます。しかも耳に残る。彼の寂しげな目も良し。各キャラクターがすごくキャラクターを持っていて、観ていて笑ってしまうようなシーンがたくさんあります。そしてブラックユーモア。その鋭いセンスにビックリします。紳士が川に落ちるシーンなんて、「え!?」と思うこと間違いなしです。最後の結末も、あっさりとしていて毒があって、さらにシビア。全体が短くまとまっていることも好印象です。ユーゴスラビアという未知の国を、この映画で体験してみるのもいいかと。7点(2004-01-19 04:30:15)

3.  うつつ UTUTU 僕はよくわからなかったわけなんですが、夢オチで、さらに最終的にどうなったのかな?モヤモヤとして終わってしまいました。読解力不足に反省。佐藤浩一は真面目で疲れたサラリーマンをやらせると一番ですね。しかも日常に倦怠を覚えていて脆い。完璧。それに宮沢りえに大塚寧々の和風な色気。ちょっとけばさが見えるが、なんだか惹かれてしまう小島聖。キャストが上手い。けど、なんか不満足。5点(2003-12-13 14:29:00)

4.  ウンタマギルー いや、実に変な映画ですね。冒頭のシーンで「え?なに?」と思いましたが、ちゃんとしたストーリーになっていて、意外に解り易かったです。とは言っても、『ウルギンタマルー』だとか『キジムナー』だとか沖縄の伝説上の人物が大勢登場してくるんで、本当はよくわかってなかったのかもしれません。風刺や日々の日常を唄にして楽しむ人々や、神を信仰するところなど、見所は多かったと思います。しかし、沖縄の自然がなんだかそう美しく見えません。光線の具合だと思うんですが、惜しかったと思います。5点(2003-12-12 18:41:45)

5.  ウーマン・オン・トップ ペネロペ可愛いなぁ。いや、あんな女房いたら破滅しますよ。仕事行けない。あんまりコメントもないっす。ペネロペ映画。5点(2003-12-03 22:25:43)

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