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1. 天地明察
もっと地味でお堅い映画かと思いきや、意外に面白く最後まで観ることができた。たぶん、この監督は語りがうまいのだろう。ただ、語りのために脚色が過ぎて、史実から遠く離れるところも多々あるにちがいない。そんな感動娯楽作として割り切ってみれば、けっこうよくできていたように思う。[DVD(邦画)] 8点(2013-07-17 05:51:37)
2. 天然コケッコー
うわーっ、しょんべん臭い青春映画。このしょんべん臭さは新鮮だ。監督の力量も認める。だが、わしゃあ、こんな映画好かん。2時間もつきあわされてしもうたわい。[DVD(邦画)] 3点(2008-04-15 03:02:29)
3. 手紙(2006)
うまくできていると思うが、「うまく」というのは観客を泣かすのにうまいという意味です。日本映画はまたこんな泣かしの映画を作って、観客動員をはかった。見え透いてはいませんか。話としては、登場人物があまりに類型的すぎる。犯罪の動機が、いくら弟思いでも強盗までして大学にいかせようというのは一見美談だが、冷静に考えればひどいエゴだし、もみあううちに手がすべって人を刺したという描き方は、まるで人権派弁護士による筋書きのようだ。そんなわけで、高い評価はあげられません。[DVD(邦画)] 4点(2007-07-08 04:28:30)(良:1票)
4. 出口のない海
前に観た同じ監督の『半落ち』は、つめが甘いうえに、やたらと感傷的な作風が気に入らなかった。本作も同様で、さらにそれ以下の評価しかさしあげられないのは、戦時下の張りつめた緊迫感がまるで感じられなかったことだ。はっきり言わせてもらえば、凡庸な監督による凡作。[DVD(邦画)] 3点(2007-05-22 03:38:42)
5. 電車男
《ネタバレ》 内気な人間なら誰でも一度は抱いたことがあるような、妄想を描いた映画。観る者に身もだえさせるほど、気恥ずかしくも美しい妄想。しかし、あまりに夢物語のストーリーに、作り手自身が気恥ずかしくなったのか、お話は妄想でしかありませんでした、という最後のオチは、「そうだろうな、そんなわけないわな」と現実に引き戻す。ところで、これは主人公の妄想でした、という無茶などんでん返しは『カリガリ博士』か。いや、電車の中で定期券を拾う一瞬に見た妄想だということならば、これは中国の古典『邯鄲の夢』か。どうせなら、とってつけたようなオチでがっかりさせるようなことはやめて、とことん妄想で終わってほしかった。どうせ映画は映画で、現実でないのだから。妄想でもいい、皆が幸せな気分で元気になるなら。作者もそこがねらい目ではなかったか。[DVD(邦画)] 7点(2006-07-16 08:24:29)
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8 | 40 | 19.70% |
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10 | 17 | 8.37% |
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