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プロフィール
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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41.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 これだから3Dは・・・。メガネの上に3Dメガネな私、ラスト20分くらい、メガネが目から出た湿気で曇って画面がよく見えないよ、って。いやもうラストの怒涛の展開は激しく心にクるものがありましたねぇ。やがては手放されてゆくオモチャの視点から人の成長を語り、モノの役割を語り。シリーズお馴染みの面々が迎える最後の物語、きっちりと終わりが与えられた完結編。ウッディやバズが、自らの役割を認識してゆく姿は、シリーズを通して親しんできただけに、切なく迫ってきます。ただ、このシリーズ、いつも途中でダークな空気を漂わせるパターンが個人的にはイマイチで、今回の刑務所に模せられた幼稚園での虜囚物語部分も、少々ストレスを感じてしまいました。だからこそ、クライマックスからラストにかけての神がかった展開を心から堪能できたとも言えますが。意外な英雄の勇姿に涙だだ漏れ。あと、ラテンなバズ最高。全編CGで映画一本なんて無理じゃない?という猜疑心をすっ飛ばしてみせてくれた1作目から15年、CGに色々な事を教えられ、気付かされる世界になりました。さりげなく凄いピクサーの功績に心からの敬意を。[映画館(吹替)] 9点(2010-07-12 13:48:58)

42.  時をかける少女(2010) 《ネタバレ》 1974年っていうと、私が映画オタクになった年ですなぁ。この映画の中の映画オタクにはあんまりシンパシーを感じなかったけれど。さて、今回の『時かけ』。悪くはないのですが、『時かけ』のルールにぐるぐるに縛られた上、作る方もそのルールゆえの安易な物語作りでラクしてないか?と。原作と大林版とに依存して一本の作品として独立できていない上(芳山&深町の物語が大前提として存在していて)、物語は『時かけ』の縛り(時間旅行者に関わった全ての人間の記憶を消す)を反復するゆえに、過去の『時かけ』をなぞって『時かけ』ループの中に収まり、不幸がまた1セット追加されました、という状態。過去作に配慮して冒険してないんですよね。原作も過去の映画も壊さない、傷付けないための妥協の産物。アニメ版の方がよっぽど冒険してました。原作や大林版、アニメ版から逃げないで(あるいはそのお仲間にさせてねって姿勢でなく)もっと勝負に出て欲しかったですよ。あと、重箱の隅ですが涼太の部屋にあった映画のポスター関連、時代考証ミスが何点か。1974年2~3月時点で公開されてない映画があります。一方で仲里依紗主演の青春映画としては良くできていたと思います。豊かな表情をいっぱい捉えてましたし、チープな画づくりが気になったものの情感に溢れていましたし。なので『時かけ』としては落第、青春映画としては合格というところ。[映画館(邦画)] 6点(2010-03-17 17:15:30)(良:2票)

43.  Dr.パルナサスの鏡 《ネタバレ》 悪夢の中でもがいているような感覚が全編を貫いていて(鏡の向こう側のシーンだけではなくて、こちら側の世界でも)、正直なところ、そこは苦手。テリー・ギリアムの映画が毎回どうも苦手な原因って、そこにあって。見ていて疲れちゃう。彼の映画はいつだって、足元がもつれるかのように物事が真っ直ぐ進みゃしないです。でも、自分の好きなテリー・ギリアムは、テレビの『モンティ・パイソン』時代の、アニメーターやってた彼だったワケですが、今回の映画はその当時のセンスが意外にもあちこちに出ていて、そこは楽しく、嬉しかったです。警官のダンスに「ああ、そう言えば『モンティ・パイソン』ではよく警官を題材にしてたねぇ」って。鏡の表裏をモチーフに箱庭のような世界に作られたダークなファンタジー世界で美と醜が、神と悪魔が、善と悪が、男と女が、運命と偶然が、様々な対立する要素が絡んで人の生を象徴してゆきます。テリー・ギリアムとしてはあまりに判りやす過ぎな気もしますが。故ヒース・レジャーと、彼への友情から出演した3人がメインのような売り方をしておりますが、見終わってみれば印象に残るのはそこではないあたり、余計にシニカルな映画になっちゃった感じがなきにしもあらず。この映画の色、ワリと好きですけどね。[映画館(字幕)] 7点(2010-02-12 21:36:10)

44.  ドゥームズデイ 《ネタバレ》 ううー、酷い。この映画、予告編だけの知識しかなかったのですが、近未来を舞台にしたアクションヒロインものだと思ってました。最初に乗り込んでゆく段階でモロに『エイリアン2』、ただし敵はエイリアンでなくてスコットランド人、って状態でイヤな予感。そしてこのスコットランド人達が『食人族』で『指輪物語』のブラックライダーやウルクで『マッドマックス2』で、って。殺人ウィルスが題材になっているのですが、それは単なるマクガフィンで、要は隔離されて悪の要塞と化したスコットランドに乗り込んで大殺戮、前記の映画群を再現したいだけっていう。グロなシーン続出、特に食人シーンなんて最悪な趣味の悪さ(もう映画館から逃げ出そうかと思いました)。首や腕をぶった切ったり、車がクラッシュしたりっていうのがメインで、物語なんてメチャクチャ。たった25年で何故文化があそこまで退行すんの・・・。ヒロインが魅力的でもなければ強くもなく、いちいち捕まるわ、仲間のピンチを救えないわで、アクションヒロインものとしてもフラストレーション溜まりまくり。オチまでそれでいいんかい、って状態で、私にとってはひたすらストレスだけで構成された映画でした。せめて、この映画独自のセンスってのがあればなぁ。全部借り物。それにしてもこの映画を作った人々はスコットランド人になんの恨みがあるのやら。[映画館(字幕)] 1点(2009-09-23 10:55:05)(良:1票)

45.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 前作を散々貶したんだから見るなよ、って意見もございましょうが、IMAXデジタルってのを体験しておきたかったもので。アナログな70ミリ15パーフォレーションのかつての新宿・品川に比べて川崎はあまりにショボ過ぎてガッカリ。他のデジタル方式と同じ、ギラついた、明色暗色の極のコントラストに弱い、エッジの浮いた着色写真風な映像の毎度のアレ。アレが六本木7番よりふたまわりほど小さいトコに映ってるだけという。この程度なら私としては35mmフィルムのデカいスクリーンで見た方がマシ。さて本編ですが、映画オタク心をなーんにも刺激しないという。CGで過去の映画の寄せ集めやってるだけ。『グレムリン』とか『エイリアン』とか『インディ・ジョーンズ』とか、臆面もなくそのまんまで出してきて。単純でヒネリがなさ過ぎる物語を、ゴテゴテとした映像と余分な登場人物と、その連中が生み出す意味のないエピソードと、そして神経を逆撫でするような騒々しいバカリアクションで飾り立てた、毎度のマイケル・ベイ製カラッポ映画。必要なカットが抜けてて、要らないカットがいっぱい入ってるのも毎度おなじみ。ほんの数キロ先に辿り着くだけ、っていうのをクライマックスに据えて延々引っ張って、バカじゃなかろか?って。こんな映画をわざわざ見てる自分っていうのが情けなくて惨めで笑えてきました。まあ、それでも未来の映画小僧を生み出すには必要な存在だとは思います。個人的には「必要悪」だと思ってますけどね・・・。[映画館(字幕)] 1点(2009-06-28 22:01:13)(良:2票)

46.  トラフィック(2000) 3つの色調で区別されて描かれた3つの物語は、1つ1つを単純に分けて見るとワリと新鮮さのない物語でしかない気がします。でも、麻薬という要素だけで繋がった3つの物語がバラバラに解体され、1本の映画という形で再構築された時、そこに麻薬をめぐる現実が浮かび上がってきます。社会に深く喰い込んだ麻薬というものに対して、楽観でも悲観でもなく、ただ観客に向かって状況を突き付けてみせる映画。キーワードは「子供」。自分じゃない、その子供達の未来にどう落とし前付けるか。その選択を迫られているようです。デル・トロのこってり濃い存在感が目に焼き付く映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 13:49:52)

47.  12モンキーズ 《ネタバレ》 結構複雑な物語だった気もするんですが、時間が経って、頭の中の物語はかなりシンプルに整理されております。「コールが感じてゆく閉ざされた世界での自己の不在、孤独の物語」と当時書いたノートにありますが、そんな映画でしたっけ? んーと、「ブラピがお尻見せてフラミンゴが綺麗でウィリスが『なるほど納得』で最後にちょっとだけ変化の兆しが」そんな映画だったと頭の中の映画領域に記録されております。「テリー・ギリアムのクセの強さがあんまり好きじゃないけれど、これはそんなにクセがなくて、あっさり風味で楽しめた」とも。んー、人間の記憶は曖昧ですわぁ。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 13:47:54)

48.  トイ・ストーリー 全編CGだけで1本の長編映画を作るというのは公開当時、とてもインパクトがありました。パステルトーン中心の色彩は、それまでのCGの、こってりした画調のイメージを変えましたし、おもちゃが主役という事で、CGでも自然に見られて。人間が出てくると、かなり違和感があったのも事実ですが。ウッディが善人じゃなくて、結構イヤなヤツだったり臆病だったりするところが逆に魅力的で、おもちゃにもちゃんと社会が存在するのが楽しくて。でも、おもちゃだからスケールは小さくても仕方ない、って感じで舞台に広がりがなくて、小さくまとまってる感がしちゃうのは、ちょっとマイナス。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 13:42:54)

49.  トッツィー 映画館で見たのですが、どうもテレビの小松政夫の吹き替えの印象が強い映画ではあります。ダスティン・ホフマンの女装って、どーなのよ?とは思うんですけど、アメリカにはあんなオバサン、ホントにいそうですしね。ジェシカ・ラングとの友情物語は、結構笑えた記憶がありますが、パパは可哀想。それにしても、当時のアメリカのスタジオ撮りドラマの現場、っていうのはあんなにいい加減だったんでしょうかねぇ? VTRにコーヒーこぼしてダメにして突然生放送とか。んなワケないか。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 13:41:22)

50.  トワイライトゾーン/超次元の体験 最初に見た時には一本一本が短く、物足らなくて仕方なかったのですが、ハマってしまって結局公開中に6回見に行きました。スピルバーグ風お子様ランチの世界、という感じですね(悪い意味ではなくって)。根がシンプルな私としては、人種差別を描いたスパイシーなセグメント1や、ジョー・ダンテ趣味のゴテゴテした原色に溢れた独特の臭みのあるセグメント3よりも、スピルバーグ王道のファンタジーな甘みのセグメント2、ガンガンとモンスターパニックを叩き付けてくる、こってりボリューム満点のセグメント4が好み。つまり、玉子焼きとハンバーグみたいな。残りのエピソードもエビフライとかスパゲティとかだったら最高だったんですけど。なんの話だか判んなくなってきちゃった。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:39:24)

51.  ときめきメモリアル 「私は大好きなんだけど、それを公然と言うと思いっきり『はぁぁあ?』とヒかれる」三大日本映画、というのがあります。それが『パラサイト・イヴ』『アンドロメディア』と、これ。ええと、名画だと思うんですが。オリジナルなゲームの方は全然やった事がないので、ゲーム版と比較してどうこう、という事はできませんが(なんか、ファンにとっては悪夢のような映画らしいんですけど)、日本映画には珍しいリゾート青春映画としていい感じにまとまっているんじゃないかと。リゾート地を舞台にした映画って、日本じゃ不毛な感じがするじゃないですか。ベタベタ甘いラブストーリーとか軽薄なバブリーに外した感じとか。この映画、出だしのラブラブ学園モノのノリは「うわ~、最悪!」って感じもしますが、やがて夏を愛し、過ぎ去ってゆく夏の時を惜しむ、その切なさを描く青春映画に。みんなで過ごす最後の夏休み。私のような遥か昔にその時期が過ぎちゃった人間にゃ、「判る、その切なさ、よーく判るよ」って感じです。まだ現役な世代より、そこを過ぎちゃった人間の方が心に効いてくる映画かもしれません。[映画館(邦画)] 7点(2009-06-25 01:51:42)

52.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 これって、「お父さんの手から離れてゆく息子の映画」だと思いました。あの大きなセットの中は、お父さんの家の象徴でもあるし、母胎の象徴でもあるし、って。狭い世界でメディアに支配されている生活も、与えられた小市民的ユートピアも、「普通の人」を「演じている」人々も、それ見て喜んでいる人達も、今の時代の象徴なのかな。そこから一人の人間として旅立ってゆくトゥルーマンの未来は、だから、必ずしも明るく希望に満ちている訳じゃないだろうけれど、それでも私が旅立つ彼の姿に感動してしまうのは、やっぱり彼に共感してて、そして願望を満たしてくれているからなのかな。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-19 20:21:30)(良:2票)

53.  突入せよ!「あさま山荘」事件 リアルタイムで中継を見た記憶はあまりないのですが(まだ子供でしたしねぇ)、当時この事件が大ゴトだったという記憶はハッキリ残っています。それは山荘の建物を見上げた映像ばかりが記録された世界でしたけれど、その場所で実際に動いていた人達、そこに色々な物語があった事を描いたこの映画、とても興味深く見ました。映画は事件の経緯を殆ど説明せず、起こった事件に対しての警察の対応を描いていて、その混乱ぶりは滑稽でもあり、情けなくもあって、だけど人間臭くて。一方で犯人側については全く語られないワケですけど、別にそこをちっとも見たいとは思わないのは、私が世代的にその人達を理解したくもない状態だからかなぁ。安易に世代論で割り切っちゃうのはいかんですよ、と頭では思ってるんですけどねぇ。デジタル撮りをフィルムに焼いた映像は暗部がごってりとイヤな色の乗り方していて、それが難点と言えば難点でした。[映画館(邦画)] 8点(2009-06-19 19:56:32)

54.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 一夜明けると、そこには非日常の世界が広がっていたのでした、という導入部がとっても上手くて、あっという間に映画の世界に誘われてゆきました。でも、さっさとショッピングモールへ行く展開、惨劇が繰り広げられているらしい基地の状況を見せてはくれない状態に、なんだ、製作費足らないのね、ワリとチープだったりするのね、なんて思ったんですが、そうじゃなくて、それは早く閉ざされた世界へ誘うためだったんだな、って後で理解しました。社会との繋がりが断ち切られて孤立してゆく不安感が、躁状態な映像と展開の中にひたひたと染み込んでくる感じが秀逸です。ゾンビという存在そのものが怖いというよりも、コミュニケーションを失った存在になってゆく、というのが怖くて、徐々に失われてゆく仲間という名の希望に、熱い画面とは裏腹な冷たい空虚な気持ちに支配され、見終わってこれが作り物の映画だって事に安心、って感じです。どん詰まりの終末の世界へ向かって疾走するパワフルな悲劇に、意外なくらいに感心しました。ただ、オリジナルとの安易な比較はできません。オリジナルの方は、つい最近見たために、時代性の違いを感じてしまったので、どうしても今のこの時代に語られたこちらの印象が良くなってしまって。映画は作られた時代にリアルタイムに見るのがいちばん、というのを実感させられました。あと、ゾンビものとしては残虐なシーンが少なめ、みたいに言われていたので油断しちゃってたのですが、私にとってはかなりツラい映像いっぱいなのでした。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-14 22:13:34)(良:1票)

55.  時をかける少女(1983) 冒頭、白黒の、描き割りみたいなお星様見上げる芳山和子こと原田知世の映像。ここでノレれば名画、ハズレると失笑の嵐となるビミョーな映画ではあります。私はここで「は~(ポッ)」となってしまったので、すっかりこの世界の虜になっちゃったワケですが。作為的な映像に溢れ、リアリズムから遠く離れたこの世界に、心がわくわくずきずきどきどき感じっ放しだったような状態、夢のようなひとときだったのですが、最後に場内大失笑状態だったのにはもうガッカリでした。あのエンディングこそ、夢から覚めて「A MOVIE」を締めくくる名シーンなのに~。[映画館(邦画)] 9点(2009-04-21 23:57:30)(良:2票)

56.  トワイライト~初恋~ 《ネタバレ》 邦題に恥ずかしいオマケが付いちゃってるじゃないですか。~初恋~。やめてくでー。映画そのものの地雷臭を更に彩ってるわぁ、みたいな。で、映画は・・・青いよ。ずーっと画面青いよ。カメラマンの助手がタングステンタイプのフィルムにフィルター忘れちゃったんじゃないかってくらいに青いよ。それはともかく、なんか地雷かと思ったらそうでもなくって、ワリと楽しんでる自分がいて。いやいや、とってもユルくてヌルい映画なんですよね。一体いつになったら物語が展開するの?ってくらいにユルユルな状態が殆どで。ラスト30分くらいだけ、一応バタバタして。青年はつよぽんにウド・キア混ぜたような顔で、いいオトコ・・・かぁ?みたいな(ウド・キア入ってる時点で吸血鬼顔としては合格なんですけどね)。だけど、最近のハリウッドの脂身タップリコッテリクド過ぎ状態とか、エログロに走って汚物をスクリーンにぶちまけてるような感覚のとか、ああいうのにゲンナリした目に、このユルさは心地良いです。悲恋として伝わってこない(ヒロインが「さあ殺せ~、とっとと殺せ~」って状態じゃあねぇ)とか、展開ヘンとか(野球で唐突にクライマックス突入、追う事を楽しむって言いながら卑怯なテでおびき寄せる敵さん、なんやの?)ありますけど、私としては、こんくらいのヌルさが本来のアメリカ娯楽映画(ハリウッド製だと思ってましたが、製作会社、ネバダ州にありますね)の良さだと思ってるんですけどねぇ。スプラッタなし、ホラー要素も殆どない、バンパイアものにつきものな耽美すら微量な安心ラブラブ映画ざんした。[映画館(字幕)] 6点(2009-04-06 10:47:35)(良:1票)

57.  DRAGONBALL EVOLUTION 鳥山明というと『ドラクエ』や『ブルドラ』等、ゲームのキャラでは今も馴染んでおりますが、マンガは『Dr.スランプ』止まりというか、『ドラゴンボール』は悟空が小さい頃までがせいぜい。延々と続く天下一武闘会とか、死んだ人間が平気であの世とこっちとを行き来してたりとかいう状態になると、全くついて行けなくなったワケで、だから原作に全く思い入れがない分、まだ楽しめるんじゃないかなぁ、と期待しておりました。まあ、結果はほぼ思った通り。ゆる~くそこそこ楽しめるアジアンテイストB級アクション映画、ってところで。ミョーにテクノロジーが進んでるかと思うと学校は現代風だし、日本語を話してる村は弥生時代みたいだし、一体いつの時代よ?みたいなヘンな世界観は、やる気があるんだかないんだか、とにかくツッコミどころ満載って感じですし、地球の危機もへったくれも、具体的な描写がなくて、ごくごく一部の人間が「エラいこっちゃ!」って騒いでるだけなので、なんにも迫ってきません。大体、駆け足でサックリと終わり過ぎ。何しろ映画が始まって1時間15分ほどでエンドクレジット出てきちゃいますから。でも、『ベスト・キッド ファンタジー編』みたいなノリを楽しむが勝ち、ってところですかね。その、イメージを上手くまとめる力がないために、色々な素材が調和せずにごろごろ溢れ出てます、ってカオスっぷりがいっそ楽しいや。個人的には最初の方で関めぐみが出てきた時点でさっさと全肯定!ってカンジですが・・・[映画館(字幕)] 6点(2009-03-15 17:13:15)(良:1票)

58.  とかげの可愛い嘘 《ネタバレ》 前半笑わせ、後半泣かせの毎度の韓国恋愛映画フォーマット。いい加減飽きるわ!ってところですが、あの手この手で料理法を変えてくるので、なんとなく楽しめてしまうのですよね。でも、冒頭の子供映画風、前半の『アメリ』風な物語がそれぞれ楽しかったので、もうそこだけで映画作ってくれればいいんですけど。HIV感染のお話、という種あかしが登場した時点で全てがばーっと見えてしまって、映画の底と限界が露わになって、あとは消化試合状態になってしまうのが残念です。境界を越えてしまった事で訪れた出会いと喜劇と悲劇の物語は、全編に渡って人と人とを隔てるものとして象徴的に境界が描かれてゆきますが、そんな凝った作りも、辿り着く世界が当たり前の場所ではもったいないなぁ、って感じがします。いっその事、『ドリームキャッチャー』『フォーガットン』くらいのトンデモ系に走っちゃった方がスッキリするんですけどね・・・ダメか・・・。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-29 20:14:30)

59.  トランスフォーマー 中学生なら楽しめるんだろうなぁ、と思いつつ、じゃあ自分が中学時代にコレ見たら、本当に楽しかったか?っていうと多分あんまり楽しめてないだろうなぁ、なんて。自分には徹底的にマイケル・ベイマインドが欠けてるようで。例によって物語に大して重要でないエピソード、ちっとも役に立ってないキャラクターが大量動員されていて、いい加減ウンザリゲンナリ。前半1時間くらいで飽きました。予告で見た時には、『トランスフォーマー』とは名ばかりの、メカ生命体侵略話か?って感じでワクワクしたんですが、蓋を開けてみれば、きっちり『トランスフォーマー』だったりして、ファミコン版のコンボイの謎って結局何が謎だったんだろうねぇ?なんてどうでもいい事を思いながら見てました。なんだかカメラワークで誤魔化されてるようなバトルシーンと、繋がってないカットで(この映画にはモンタージュ理論って言葉はないのきゃ?)、映画に集中しろ、って方が無理な状態で。シネスコ、DTS、THXってせっかくのステキな環境で見てる事も、どうでも良くなっちゃった。メカメカしいモノがガチャガチャ動いたりぶつかったりしてる感覚は面白かったです。それもあんまりクドイと煩わしいですけどね・・・。[映画館(字幕)] 4点(2007-09-01 18:14:54)

60.  ドリームガールズ(2006) 私は昔から「シュープリームスよりはスリーディグリーズ」ではありましたけど、眩い歌の世界は最初から鳥肌モノでしたね。もう冒頭の世界だけで描いてくれればそれで充分、物語とかいらない、とか思っちゃいました。まあ、そうはいかないでしょうから、成功とそこから生まれる影のドラマが描かれてゆく訳ですが、その部分はどうも今ひとつピンと来なかったかなぁ。散文調で一本芯を通す部分がなくて、それは舞台のミュージカルのスタイルにはありがちなのですが、映画としては脚本に芯を与えて流れを作って欲しかったな、と。観客に注目ポイントの選択肢のある舞台と違って映画って決まった映像だけをキッチリ見せるものですから、案内役不在だと意識が映画から離れる瞬間が生まれてしまって。でも、ソウルって何よ?ファミリーとかブラザーとか言うけど、言葉に縛られてるばかりじゃないの?っていう、内省的な意識は、ちょっとグッと来ました。劇場の音響が少々過剰気味な上に、ちょっと盛り上げ過ぎじゃない?って曲が多くて、最後にはぐったりって感がなきにしもあらずでしたが・・・。[映画館(字幕)] 7点(2007-03-03 21:52:13)

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