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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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41.  SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 唐突なラストにア然とするのと同時に、心が締め付けられました。まさかこんな“途中”で幕切れとは。最後はてっきり感動のライブが待っていると思っていたのに。でもよく考えてみれば、人生とはそんなもの。志半ばにして終わるのが常。それに何も積み重ねていない奴らに、晴れの舞台などあろうはずもありません。そもそも表現者として、観客に届けたい“思い”があったのかさえも疑わしい。しかし居酒屋でのデブニートのラップには、訴えかけるモノがありました。無様です。情けないです。カッコ悪いです。それよりちゃんとバイトしろよって話。でも心に響きました。負け犬の遠吠えだとしても、吠えるのを諦めるよりは100倍マシ。たった一人でも心を揺さぶる事が出来たのなら、もしかしたら観客の心にも届くのかもしれない。それがこの映画が伝えるささやかな希望でした。馬鹿は諦めが悪いもの。でもその馬鹿が羨ましい。そして愛おしいのです。絵に描いたようなダメ人間に感情移入が叶うのは、奴らの本質が腐っていないから。仲間と上手くやりたいのなら同意できなくても適当に話を合わせておけばいい。でも奴らにはそれが出来なかった。その純粋さは、捨てちゃいけない。一度手放したら二度と手に入らない宝物だと思うから。ラストシークエンスや謎の小声先輩タケダのエピソード等、サプライズが感動に直結する見事な脚本と、リアリティある人物造形に強く共感する、痛痒さ満載の笑って泣ける青春讃歌。素晴らしいです。大好きです。遅ればせながら、続編も必ず観ます。[DVD(邦画)] 9点(2013-06-16 17:58:39)(良:1票)

42.  エグザム 《ネタバレ》 試験の質問を手探りで探していく課程や、受験者の人間性が露呈していく展開はなかなか見応えがありました。社会背景や状況設定をブラインドにしたのも上手いやり方。受験者同様、観客も物語の行方を掴むのに必死で、緊張感を失う事なく最後まで観られました。結末は完全に自分の想定外。とんちか?!と突っ込みたい気も無い訳ではありませんが、不思議と腹は立ちません。あの質問文を読み取れる程の“注意力”と“忍耐力”が合格者には必要だったという事なのでしょう。それに安易に人を蹴落とさない“人間性”も。じゃなきゃ、こんな回りくどい遣り方じゃなく、1万ピースのジグソウパズル作成でも良かった訳ですし。[DVD(吹替)] 6点(2013-01-13 22:29:01)

43.  エッセンシャル・キリング 《ネタバレ》 “主人公の台詞なし”も然る事ながら、より驚かされたのはBGMの使い方でした。状況、心情を煽る楽曲が皆無なのです。正確に言うと、微かに流れているシーンはあるものの(笛の音?でしょうか)、現場の状況音を掻き消す程の音量ではありません。観客が耳にするのは、常に主人公が耳にするものと同じ。風の音、雪を踏みしめる音、野犬の鳴き声、ヘリコプター音、時にはカーステレオから流れる大音量の音楽。主人公の視線に肉薄するカメラワークと相まった臨場感の創出はお見事でありました。普段、如何に私たち観客が音楽演出に慣らされているかを理解しました。映画のBGMは料理で例えるなら調味料。濃い味付けや化学調味料を使うと、確かに分り易く美味しい料理が作れます。でも一つまみの塩で素材の良さを引き出すような一品に出会うと嬉しくなります。料理人(監督)の力量が窺えるというもの。一見、単純な脚本に見えますが、主人公の回想シーンに込められた意図も興味深く(未来の出来事が挿入されていたり、主人公が目にしていない情景が含まれていたり…まるで神の視点のよう)、表層的な理解のみで語る事の出来ない作品であると感じました。分り易いエンターテイメントのみが娯楽にあらず。本作も立派な“娯楽”作品と考えます。映画における表現方法の奥深さを教えてもらいました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-06 17:39:03)

44.  エイリアン・ビキニの侵略 《ネタバレ》 また“ふざけた邦題を付けたもんだ”と思いきや、英語原題にもBIKINIの文字が。誰も水着になっていないんですが、というツッコミはさて置き感想を。『スピーシーズ・種の起源』からインスパイアされた作品であろうことは疑う余地が無さそうですが、DVD特典の監督インタビューからは“完全オリジナル”とのスタンスが読み取れました。流石『リザレクション』を『マトリックス』とは無関係と言い切るお国柄。でもそんな事はどうでもいいです。面白ければ。実際本家のお色気エイリアンよりも、本作のモニカ嬢の方が好みでした。アジアンビューティーな大人の色香にメロメロでした。VS童貞くんというアイデアも素晴らしい。最後にホロリのSFコメディとして十分通用する設定だったと思います。ところが物語が進むにつれて、折角のコメディテイストが崩れてきます。少年誌の青春コメディを読んでいたつもりが、いつの間にやら『天使のはらわた』みたいな展開に。バイオレンスシーンのエゲつなさにドン引きでした。韓国映画はそのアクの強さが魅力と考えます。しかし本作は、それが裏目に出た気がしました。ホント、前半は凄く楽しめたのですが…。[DVD(字幕)] 5点(2012-06-19 19:23:17)

45.  AVN/エイリアンVSニンジャ 《ネタバレ》 CGに頼らないクリーチャー(つまり着ぐるみですな)ゆえ、どうしてもライダーや戦隊モノの怪人に見えてしまうのが難点。『エイリアン』と『プレデター』を足して2で割り、忍者ではなく“ニンジャ”というオリエンタルエッセンスを振りかけた奇妙なアクション映画でありました。エイリアンVSニンジャよりも、ニンジャVSニンジャの戦いの方が見応えがあったのはご愛嬌。最近、くノ一が板につき付きつつある肘井美佳はなかなか美人だと思いました。コメディパートの大半を担っていたナイスなキャラクター寝隅の扱いに、愛が感じられないのは×。[DVD(邦画)] 5点(2012-04-07 22:51:08)

46.  エイドリアン・ブロディ エスケイプ 邦題は『エイドリアン・ブロディ エスケイプ』。確かにエイドリアン・ブロディが出ずっぱりです。でもタイトルに俳優名が入る時には、ある意図があると思って間違いありません。それは役者のネームバリューがプロモーションに必要だということ。物語の真相は観客の想像と寸分違わぬものでしたし、脱出サバイバルとしても面白みはありません。つまり作品自体にセールスポイントが見当たらないのです。特別出来が悪いとは思いませんが、日本劇場未公開だった事も頷けます。[DVD(字幕)] 4点(2012-02-27 18:56:50)

47.  END CALL エンドコール 《ネタバレ》 (いきなりネタバレあります。未見の方はご注意ください)     ラストで事件の黒幕が明かされます。その正体はバッティングセンターで死んだ犠牲者の姉で、10年前に起きた同類事件唯一の生き残り。名は「リツコ」。10年前彼女は、自分自身を悪魔にして欲しいと願ったといいます。つまり今回の事件は、悪魔となったリツコの魔力によって引き起こされたという意味です。でも額面通りに受け取ってよいのでしょうか。どうして10年前、彼女だけが死なずに済んだのでしょう。一度死んで悪魔として生まれ変わったのなら、尖った尻尾の一つも見せて欲しいところ。そこで自分は次のような仮説を立ててみました。10年前も、今回も、彼女は特殊技能を使って事件に関与したのではないかと。もちろん人間として、です。命を落とした人々は確かに不可解な死に方をしています。でも悪魔でなければ不可能な仕業とも思えません。例えば催眠術。強力な暗示で自殺を誘発できるとしたら。もっとも、そんな事が出来る人間は、もはや悪魔と呼んで差し支えないかもしれません。高額な電話料金について。携帯の電池を抜いても、契約を解除しても無駄だといいます。もし『着信アリ』に出てくるような携帯ならば、人外の業で間違いないでしょうが(※『着信アリ』の方で【玉葱】さんがエンジニアの視点から面白いレビューを書いておられるのでご一読を)、電話会社に取り合ってもらえないという意味ならばどうでしょう。課金は正当という事です。海外へ接続されてしまったか、あるいはクローン携帯か。これはもうポリスか消費生活センターへGOな案件。詐欺をする族(やから)も悪魔と言えるかもしれませんが…。我ながら強引にも程がある仮説ですが、受身では楽しめない場合は勝手に楽しむのもひとつの手。自分にとって本作はそういう類の映画でした。お許しください。[DVD(邦画)] 5点(2011-12-18 17:57:14)

48.  エアベンダー 《ネタバレ》 ベンダーの中国拳法を思わせる独特の動きと、各エレメントを使った術の数々。未熟な主人公が救世主へと成長していく過程を描くストーリー。原作は存じませんが、日本の少年漫画やTVアニメにありそうなプロットです。ですから日本人には、本作を受け入れ易い素地が備わっていると考えます。にもかかわらず、何故評価が芳しくないのでしょうか。理由は前述した日本作品と比べてみると分かります。その1。【敵と好敵手の不在】本作の敵は『火の国』という国家。国王が一応悪の親玉なのでしょうが、存在感薄し。ライバル候補だった火の国の王子もあっさりリタイア。シャアの居ないガンダムは物足りないです。その2。【主人公のビジュアル】身も蓋も無い言い方ですが、主人公の見た目がイマイチです。ここぞという場面で光る矢印。えっ、カッコ悪い。額に文様が浮かび上がる、とかではダメだったのかな。クリリンは大好きだけど。その3。【術に一工夫を】術の効用は一目瞭然ですが、ワクワクの琴線に触れません。RPGのように術をレベル別けして、呼び名があるといいかも。「ファイア!」「ファイラ!!」「ファイガ!!!」みたいに。こうしてみると、日本製漫画・アニメのプロットが如何に洗練されているかが分かります。ハッキリと児童向けの映画なので、子どもが満足すればそれでよいのですが、どうなのでしょう。[CS・衛星(吹替)] 5点(2011-12-15 21:52:44)(良:1票)

49.  エンジェル ウォーズ この映画はプロレスだ。本物の、リアル“プロレス”だ。現役プロレスファンは勿論のこと、かつてのプロレス者も是非劇場へ足を運んで欲しいと思う。プロレスについて長く考えた人、深く考えた人は、この映画の意味がよく分かると思う。私たちが何故プロレスを愛したのか、愛しているのか、その答えがこの映画の中にある。惜しむらくは、自分が40歳目前のオッサンだということ。出来ることなら20年前に本作に出合いたかった。限りなく満点だが、満点は付けられない。それが私の20年の道程だ。マイナス1点の大人の自尊心。それが悲しくもあり、嬉しくもある。[映画館(吹替)] 9点(2011-05-01 22:50:23)

50.  エクスクロス 魔境伝説 《ネタバレ》 同ジャンルの作品としては、『片腕マシンガール』が思い浮かぶのですが、本作の方がバイオレンス・ホラー・ギャグの各要素の配合割合が程よく、取っ付き易いと感じました。スベリ笑いに逃げていない感じもいいです。“混ぜるな危険”で、やっと本作がコメディだと認識したくらいです。センスも悪くなかったですよ。例えばクライマックス。敵を相手にアミーゴが手にする最終武器は、巨大バサミでもチェーンソーでもなく、携帯電話。確かにキーアイテムではありますが、いかんせん殺傷能力はゼロ。どう使うのかと思ったら、まさかの写メ攻撃。“ペンは剣よりも強し”ならぬ“電子データ流出は斧より怖い”。結構ハイブローなギャグじゃないですか。ネット社会の恐ろしさを監督は知っているようです。もしかしたら以前にネットで叩かれたことでもあるのかな。初メガホンは『バトルロワイアルⅡ』ですか…なら納得。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの松下奈緒と、もはや何処を飛んでいるのか分からない鈴木亜美コンビのミスマッチぶりは新鮮だし、2人のサービスカットにもニンマリ。小沢真珠が悪ふざけに付き合ってくれたのも嬉しかったです。あとはキーファー・ザザーランドが出てくれたら完璧でした。だけど、岩尾はナイなあ。ただのブサイクオチじゃもったいないです。同じ芸人なら、どきどきキャンプの岸じゃないと。とはいえ、自分は本作を気に入りました。結構な珍作。深作ジュニア、もしかして侮れない?![DVD(邦画)] 7点(2011-01-25 17:57:06)

51.  映画 レイトン教授と永遠の歌姫 《ネタバレ》 レイトン教授が納屋にあった道具で小型ヘリコプターを作ったところで不安になりました。それがOKなら、何でもアリになっちゃう。要するにヤッターマンと同じテクノロジーですから。爆発してもチリチリ頭の煙プシューで済んでしまう世界。ギャグコメディなら勿論アリですが、本作でソレをやって大丈夫ですかという話。クライマックスも同じです。一番弟子くんの空中ダイブ。普通の男の子があんな真似をして無事でいられるワケがない。レイトン教授の玉砕にしてもそう。“ファンタジーだから”あるいは“主要キャラだから”という言い訳でしか説明がつきません。これでは白けてしまう。手品のタネを明かすようなものだから。観客が手品に望むのは本物の魔法ではなく、見事な騙しのテクニック。映画においてもそれは変わらない。ルークを飛ばせるには観客を納得させる設定と理由付けが、レイトンにはせめてパラシュートが欲しかった。「未来の英国紳士ですから」なんて上辺を飾る台詞は要らない。宮崎アニメのアクションだけ真似てもダメ。同じアクションでもコナンやルパンに“許されて”、何故彼らには“許されない”のかを考えて欲しいです。どのキャラも基本的に薄口なのは、キャラにプレイヤーを投影させるゲームゆえの特性でしょうか。絵柄も含めて、心掴まれる何かが本作にはありませんでした。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-12-24 18:26:38)(良:1票)

52.  エスター 《ネタバレ》 怖い・気持ち悪い・腹立たしい、の3拍子揃ったA級ホラー。なんといってもエスター役のイザベル・ファーマンが素晴らしい。あの目つき、表情、口ぶりの忌々しいこと。そして恐ろしいこと。反社会性人格障害は、人格障害の中でも殊更タチが悪い。一般人が対処できるものではありません。でもそれ以上に悩ましいのは、彼女への攻撃が許されぬこと。子供は弱者です。社会的にも肉体的にも。どんなに憎くても、大人が手を出したら負け。悪者にされる。実際、母親はエスターに手を上げたことで貴重な時間を奪われ、大切なものを失った。この制約は大きなストレス。ですからエスターの正体には驚いたものの、同時に安堵もしました。心置きなく戦えるから。反撃の許されぬ自衛など無意味です。交戦力を持たぬ者は逃げるしかありません。でもエスターがこれほどのタマとは思いも寄らない訳で、逃げ遅れたことを責めるのも酷かなと。ただし、多分に自業自得な側面はあります。まるで猫の子でも貰ってくるような気軽さで、エスターを家族に招き入れてしまった。これは軽率を通り越して罪です。おそらくはエスターが指摘したように、今いる2人の子からは得られぬ喜びを彼女に求めたのでしょう。子を持つことは、その子の全てを受け入れること。利発さと芸術の才だけ望むことはかないません。人の親なら重々承知のはずなのに。この両親は、養子をもらう覚悟を理解していなかった。ですから、仮にエスターが良い子だったとしても上手く行かなかった気がします。それにしてもイザベル・ファーマン。本作では某デ○夫人みたいに見えますが、素の彼女は普通にチャーミングなんですよね。この化けっぷりには舌を巻きます。本物の女優でした。これからが楽しみ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-06 19:55:48)(良:3票)

53.  SF/ボディ・スナッチャー 《ネタバレ》 (モロネタバレあります。ご注意ください。)地球外生命体に体を乗っ取られた人間は、眠っている間に記憶と体組織をコピーされる。キャベツ畑人形の如く謎の植物から出てくる新しい体。コピー完了と同時にオリジナルは消滅する仕掛けです。イメージ的にはデジタルデータのダウンロード。コピーが成功するまで、バックアップは保持するあたり抜かりない。この発想はかなりキテルと思います。人面犬はコピーエラー?サヤ製造工場なんてのも面白いです。何よりラストの余韻が絶品。よく考えれば当然のオチですが、ドキリとしました。間髪入れずに無音のエンドクレジット。痺れます。アクの濃さ・惹きの強さはリメイクの『インベージョン』(2007)を遥かに凌ぎます。ただしその分、細部の創り込みは粗い。コピーは表情が無いと言いつつ人間と大差無かったり、“眠ったらアウト”という重要な設定が十分観客へ周知されていなかったり。リメイクを知らなかったら理解し辛い部分が散見されました。ですから、これら不具合を改善した『インベージョン』は、意味あるリメイク作品と言えそうです。個人的な好みを言えば、事の真相を伏せたまま出来るだけ引っ張りたい。初っ端から解答をさらけ出すより、妄想説や病気説、ドッキリカメラ説等いろんな選択肢を残したほうが面白いかなと。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-08 19:18:49)

54.  エンジェル 僕の歌は君の歌 《ネタバレ》 織田裕二が初々しいです。演技の方は今と変わらずアレですが、本作のような直情熱血バカキャラがよく似合っています。何せバカのやることですから、どんなに滅茶苦茶やっても許されてしまうのが凄い。世の中、小利口に生きるより、バカの方がお得だということが分ります。それにしても爽子ちゃんは可哀相。織田は彼女に何の感謝もしていません。当然のように恋人を助けてもらえると思っている。その図々しさを見習いたいです。恋は盲目。天使も盲目。だから仕方が無いのかな。誰に感情移入していいのか分らなかったです。ごめんなさい。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-22 17:23:49)

55.  エスケープ・フロム・L.A. 前作に当たる『ニューヨーク1997』(邦題)を鑑賞済みである事が、本作を味わい尽くす上上での重要な要件。本作単独で観るのと、『ニューヨーク1997』の後日談として観るのとではまるでコクが違う。「牛丼並盛」と「牛丼特盛つゆだく玉入り鬼盛紅生姜」くらい違う。前作の設定と脚本を踏襲しているのですが、それがイチイチ面白いのです。監督は山田洋次かと思いました。自分が配給会社の宣伝マンなら『スネークはつらいよ・LA恋のコウモリグライダー』という邦題を提案します。そして上司から怒られます。終末世界にバカ要素がいい具合にブレンド。チープなCGが華を添えます。ラストの取って付けたような文明批判がこれまた芳しい。悪くない。悪くないです。これくらい思いっきりバカをやってくれた方がスッキリ楽しめるというもの。前作もバカでしたが、本作は大バカです。いわゆるB級映画のテイストが好きな人には、タマラナイ映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2010-05-07 20:14:54)(良:2票)

56.  ECHO エコー 《ネタバレ》 (ネタバレありますので、未見の方はご注意ください) エコーの正体は霊能力者だった母親を軸とする音声記録。その発生源は、屋敷の地下。屋敷を買い取りたがっていた村長の台詞「あの辺は穴が多くて」から、屋敷の下にも不法投棄された農薬(タール状の液体がドラム缶詰めされたもの)が眠っていると推測されます。母親の「土地に問題がある」発言も、この事実を裏付けます。この附近一帯、土壌汚染が進んでいる。某人気ホラーでは井戸水に怨念が留まったように、本作では投棄された農薬に母親からのメッセージが蓄積されたのでしょうか。石床を壊した事で溜まっていた音が一気に溢れ出し屋敷が倒壊した。ちなみに主人公が音声を聞き取れたのは、霊能力者の血を引いていたから。以上が物語の外郭を自分なりに整理したものです。こうしてみると、推測・憶測に依る部分がほとんどです。エコーの規則性は判然としないし、不法投棄の真相も不明。“一杯の水で死んだ”とはどういう事?謎ばかりです。ただ、これは“筋立てがいい加減”なのではなく“編集が行き過ぎて意味が通じなくなった”のではないかと思われます。元のシナリオ自体は悪くなかったのではないかと。そう感じるのは、脚本以外の出来がとても良いからです。陰影の付け方、手持ちカメラの使い方など画作りは上質で、“紐が張り巡らされた部屋”等インパクトある仕掛けも冴えています。それに控えめなBGMも素晴らしかった。恐怖演出を音楽に頼ると、どうしても安っぽい印象になりがち。本作のようにBGMを使わないことで緊張感を煽る手法をサスペンスはどんどん活用して欲しい。雰囲気は抜群です。これで中身が伴っていれば傑作だったのに。惜しかった。[DVD(字幕)] 6点(2010-04-01 21:08:09)

57.  えびボクサー 《ネタバレ》 面白いかと聞かれると正直どう答えていいか困ります。気軽に人に勧められる映画ではありません。バカ映画には違いないでしょう。でも、そんじょそこらのバカ映画とは一緒にしたくない。そんな気持ちがある。観終わってじんわり沁みてきました。まず気に入ったのは、キワモノ設定に逃げていないこと。スベって当たり前。むしろ設定を免罪符にして、失笑路線に逃げているB級映画がなんと多いことか。でもスベリ笑いは狙うと寒い。それはもう凍える。危険な「スベリ」に安易に手を出して、火傷している人や映画ほど痛々しいものはありません。かく言う自分も霜焼けだらけです。その点、本作は真面目でした。冗談ではなくホントに。バカは真摯に取り組んでこそ光りかがやく。主人公のシャツを見れば分かる。一世一代のプレゼンショー。中年男のシュルダータイツ姿の味わいを知ってくれ!オヤジ最後のマイクアピール。そんな告白知らんがな。相棒の呟きは観客の心の声です。でも主人公の想いは胸に届きました。えびの世話を通じて、彼は必要とされる喜びを知った。使い捨てでは得られない温くもりを感じた。やっぱり100回のゴムより1回の生なんです。スミマセン。カッコ付け過ぎました。でも心意気はそう。それが愛でなくて何なのか。ちょいポチャ娘も成長しました。傷ついた分、大人になった。背伸びして染めた髪はもう元に戻して大丈夫です。ダメ人間はどこまで行ってもダメかもしれない。でも動き回れば何処かに辿り着く。そこは南の島かもしれないし、おデブいや失礼、ダイナマイトバディの腕の中かもしれない。もし今が最低だと思うなら、とりあえず全力で走ってみよう。そう思えただけで大収穫です。[DVD(字幕)] 8点(2009-03-04 18:59:03)(良:1票)

58.  映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝 《ネタバレ》 良い台詞や感動的なシーンは多々あるものの、どれも単発で終わっている印象があります。例えばラストのキー坊の演説。「地球人は反省した」と言います。さて、それはいつ、誰のことを指しているのでしょう。今回の緑の侵略を地球人は認識すらしていません。のび太たちも今までの生活態度を反省した様子はありません。キー坊の演説は希望的観測に過ぎません。キー坊とのび太の別れの場面。キー坊は「宇宙を見たいから」「勉強したいから」「長老のようになりたいから」と言い残して旅立ちます。のび太とキー坊は友達というより親子に近い関係。悲しみをこらえるのび太の姿に心打たれます。でもその一方、キー坊は地球に留まらない事は容易に予想できました。彼と同種は地球上には存在しないのですから。物語は前後が繋がってこそ価値があります。感動が溢れ出してくる。キー坊の演説を活かすためには、人間をきちんと懲らしめる必要があったと考えます。キー坊の旅立ちを意味あるものにするには、彼にこう言わせればよかったのではないかと。「いつか帰ってきます」。緑の巨人による地球侵略から事態収拾までの状況把握は至難の業で、出口の無い迷路に放り込まれたような不安に襲われました。どう決着が付いたのか分からず仕舞い。其処にきて前述のような感動話を挿入されるものですから、どう受け止めたらよいのか途方に暮れました。『ドラえもん』は日本が世界に誇れる極上のブランドです。そのブランドが競合他社の売れ筋の型番を模倣したらいけません。これなら旧作のリメイクの方がずっといいです。新生『ドラえもん』が満を持して放ったオリジナル脚本がコレでは、あまりに切ないです。新生ドラえもんには本当に期待しています。だから辛口です。ごめんなさい。[地上波(邦画)] 5点(2009-02-19 22:58:21)

59.  L change the WorLd 《ネタバレ》 原作も映画にも思い入れが無かったので、本作がスピンオフの体裁を整えていない事はこの際不問にします。それでも、本作単独で評価してコレはいただけない。“FBI”や“地球の浄化”等、規模のデカイ単語が虚しく響きます。だってスケールちっちゃいですもの。“change the world”なる壮大な副題をつけるなら、それなりの世界観を構築しなくては白けてしまいます。例え賑やかしだとしても、悪の秘密結社にショッカーは必要。FBIは何時から自営業になったのか。決死の逃亡劇がサイクリングって何?まさしく「羊頭を掲げて狗肉を売る」が如し。観客を、デスノートファンを楽しませようという気配りが感じ取れません。そういう映画は好きじゃない。[地上波(邦画)] 1点(2009-01-20 18:56:01)

60.  エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000) 《ネタバレ》 完全版を鑑賞。正直、「3時間半は流石に長いだろう」と思っていましたが、なかなかどうして、飽きずに観られました。最初の1時間はほぼ現状説明に費やされます。核戦争後の世界。人類は滅亡の危機に瀕しているという。だのに悲愴感や滅亡への恐怖が感じられません。木々は青々と生茂り、人々の生活も日常の中にある。昨日と変わらぬ今日が来たように、今日と変わらぬ明日が来るだろう。そう思えるのです。しかしこの認識が途方も無く甘かった事に気付かされます。スカイダイブした後にパラシュートを付けていない事に気付いたような。“楽観”は決して悪ではありません。生きていくための知恵。でも現状認識を鈍らせ、想像力を狂わせる作用も孕んでいる。楽観も過ぎると、しっぺ返しを食らうかもしれない。人類滅亡を描いた物語でありながら、死体がほとんど出てこないのは特筆モノ。直接的な“死”を扱う描写は驚くほど少ないです。多分製作費に起因するのでしょうが、結果的にコレが良かった気がする。壊れた大橋。人のいない街。それで十分伝わりました。取り返しのつかない過ちを犯したことが。死体を出さずに、観客に死を意識させることに成功していると思います。それに結果を見せなければ結果を想像出来ないようなら、核戦争は絶対に防げないとも思う。それにしてもこの邦題とDVDパッケージはナイ。日本の配給会社の苦心の程が想像出来ますが、B級C級パニックものを期待したであろう観客の精神的ダメージは大きいでしょう。シュワちゃん主演のオカルトアクション映画の題名にも被ってるし。[DVD(字幕)] 8点(2008-09-23 19:53:35)

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