みんなのシネマレビュー |
|
81. 駅馬車(1939) 駅馬車内の人間模様も良いのですが、とにかく追撃戦が必見中の必見。カーチェイス映画の原点ですが、やはり馬の疾駆する姿には、自動車にはない迫力があります。今観てもいつ観ても、圧倒されます。一体どういう了見でコレをわざわざリメイクしようという発想が生まれるんでしょう?8点(2003-10-04 21:51:38) 82. エビータ(1996) A・パーカー監督にO・ストーンが一枚噛んでると来れば、思い出すのは『ミッドナイト・エクスプレス』。そのノリでミュージカルを作ってしまうと、やはり摩訶不思議な世界に。確かに、舞台では味わえない映画ならではの映像をテンポよく見せてくれて、豪華さを味わうことができます。が、この重い映像がら音声を取り去ってしまったら、よもやこんなソウルフルなナンバーを歌ってるシーンだとは想像もつかんでしょう。その中でやはりマドンナは光ってますね、歌い方と見せ方を知り尽くしているようです。スキャンダラスな彼女がエビータ役を演じる事に当時は抗議の声も上がったようですが、いざ観れば、むしろ彼女の存在のお陰で映画のバランスが取れ、いわば毒消しの役目を果たしているような気がします。7点(2003-09-27 10:14:42) 83. エンド・オブ・デイズ 「シュワ主役で一本撮りたいんだけど、誰と戦うのがいいかねえ」「ミレニアムイヤーに便乗して、ゼヒ悪魔でいきましょう」「でどっち勝たせるんだよ」「まあ細かい事はいいじゃないですか」そんな製作者サイドの会話を想像してしまう映画。アクションだけでなく、闇の描き方がうまく、ハイアムズ面目躍如。ですが、いかんせん、肝心の悪魔がスケール小さくて、イマイチ話が広がりません。それに、G・バーンが悪魔だなんて、『ディアボロス』のA・パチーノの二番煎じみたい。とまあ不満は色々あれど、見せ場は多く、それなりに楽しめます。7点(2003-09-15 14:11:16) 84. 永遠と一日 1ショットずつが非常に長いんですけど、カメラはあんまりアングルを固定せずに、ゆるやかに移動やズームを繰り返して、一種独特の時間感覚があります。そうやって描かれる、ある一日。同じ一日でも違う人の目には違うように映るというのは、まあ当り前の事ではあるのですけど、改めて気づかされます。そういう時間の多重性が「永遠」でもあるのでしょうか。8点(2003-09-12 21:46:26) 85. エル・ドラド(1966) 腰に爆弾かかえたガンマン、アル中保安官、銃は使えないナイフ投げ、といった、少しポンコツなところのあるヒト達を主人公に据えたところが、ミソと言えばミソ。ところで、ジョン・ウェインとロバート・ミッチャムが肩並べて歩くラストシーン、全く、取ってつけたようにしか見えない不思議なシーン(ジョン・ウェインの服装が違うし、杖の突き方も変)ですが、何か深い意味のあるシーンなんですか??7点(2003-08-23 22:44:11) 86. F/X 引き裂かれたトリック 人をハメているのか自分がハメられているのかわからなくなってくる意外な展開は、サスペンスとしてよく出来てますが、何と言っても、映画の特撮マンが特殊効果を駆使して敵と戦うってのがとにかく楽しい映画です。こりゃ嫌でも心をくすぐられます。8点(2003-06-29 00:59:52) 87. エメラルド・フォレスト さすがにインディオの皆さんが観たら怒るのでは?偏見に満ち満ちた映画である事は否めません。その辺に目をつぶれば、破壊されていく自然、それでもジャングルに固執する息子、一肌脱ぐ親父、といった、ナニワ節的なツボを押さえた映画で、なかなか楽しめます。クライマックスもちょいとダイナミック。ところでブアマン監督は息子にちゃんと厳しく演技指導したのか??7点(2003-06-21 08:14:02) 88. エクスタミネーター B級映画の鉄人、グリッケンハウスの代表作にして、ロバート・ギンティの人生を決定づけてしまった作品。首チョンパシーンにお金遣い過ぎたか?いかにも普通人の刑事と、孤独でクールな仕事人ギンティとの対比が、陳腐すぎて素晴らしい。7点(2003-05-31 01:48:33) 89. エバースマイル、ニュージャージー 歯医者さん版「カンゾー先生」てな感じのロード・ムービーです。ほのぼのしてて、でも何となく一抹の寂しさが残らんでもない、そんな映画。7点(2003-05-17 13:02:03) 90. 英国式庭園殺人事件 P.グリーナウェイ&M.ナイマンコンビの贈る、爆睡映画。面白くもなーんともないヨ。ただ、映像の左右対称の構図が知らぬまに視神系に焼き付いたのか、その後別の映画で同様の構図を見かけると、ついついこの映画を思い出してしまうのですが。2点(2003-05-17 11:12:06) 91. エリック・ザ・バイキング 基本的にはモンティ・パイソンの面白さがよくわからん私としては、この映画にも同様の感想を持ってしまうのですが、噂の「関根勤登場シーン」はかなり笑いました。未見の方のため、ネタはばらしません。6点(2003-05-16 23:22:49)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS