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1. エミリー・ローズ
《ネタバレ》 これはホラーなのか?ホラー×オカルト×法廷劇という新ジャンルの誕生? いやはや、エミリーを演じたジェニファー・カーペンターの迫真演技が凄まじい。エクソシストや死霊のはらわたなどの過去の憑依系エッセンスをギュっと絞り込んだような豹変ぶりを見せます。正直、「輪廻」や「サイレン」なんかより断然怖いです。しかもこれが実話というからなおさら怖い! 悪魔祓いで投薬を中止したから彼女は死亡したとする検察側と、悪魔は実在して彼女の同意に元に儀式を行ったという被告側。手に汗握るような緊迫感はないものの、科学的根拠と超常現象のぶつかりあいの法廷シーンはよくできていると思います。実際に、何が本当で悪魔は実在するのか、聖痕はあり得るのかは当事者しか分からないことですし、謎は謎で良いと思います。その落ち着きとは正反対に、ときたま唸る音響効果と、エミリーの異常な姿勢(予告とかで話題になった)はショッキングで血圧上がります!ああ、今日から午前3時が怖い。[映画館(字幕)] 7点(2006-04-13 21:12:43)(良:1票)
2. 映画ドラえもん のび太の恐竜2006
《ネタバレ》 やましんの巻さんの後にレビューとは僭越ですが、辛口でいきます。 ドラえもん映画と思わないで見れば良作かもしれません。しかし、オールドファンにとってドラえもんの映画に欠かせない要素が今作には無いのが残念。すなわち、ドラえもんの主題歌と武田鉄矢の映画主題歌であり、頼りになるドラえもんであり、友情に厚いジャイアンであり、最後に男を見せるのび太であり…。それらが今作ではまったく出てこない。ドラえもんは最後まで何にも解決せずに道化の存在として終始する。ドラえもんというのはのび太を暖かく見守ると同時に母性を併せ持ったロボットであったはず。それがトラブルを笑って誤魔化すような存在にまで堕ちてしまった。のび太と恐竜ハンターの一騎打ちという名シーンもカットされ、彼が男として自立し世界を守るといった描写も見られない。彼らは受身の存在から脱することなく物語はエンディングに向かってしまう。 ピー助を白亜紀に帰すために1億年前まで旅立つストーリーは夢があるけれど、ピー助と別れを告げるまでの物語も薄い。変に表情やキャラクターのオーバーリアクションで表現しようとする作画も稚拙に見えてしまう。オープニングの「ハグしちゃお」で、もう過去のドラちゃんとは別物なんだと覚悟はしていましたが、見事にそれを認めざるをえない気持ちです。鉄人兵団や海底鬼岩城、魔界大冒険といった一大物語に往時をしのぶばかり…。 ドラえもん最盛期をリアル世代で育ったからこそ、現在のドラえもんには違和感を覚えます。ドラえもんというのは原作を読めば分かるようにブラックな描写もいとわない大人も楽しめる漫画・映画であったはず。飴玉のように甘くして、表面上の画だけ藤子先生のテイストを取り入れても脚本がこれでは台無しです。頼りにならないドラえもんはドラえもんじゃない!そう感じたリメイク版でした。[映画館(字幕)] 4点(2006-03-16 22:11:59)(良:2票)
3. エネミー・ライン
米海軍の航空母艦・カール・ヴィンソンを実際に撮影に使用した努力は大したもの。しかし、それ以上のモノはない。娯楽作でありながらドキュメンタリー風にもしたかったらしい監督のあいまいさが露呈した戦争娯楽作品。4点(2002-03-21 02:11:03)
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