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プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 63歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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1.  エアポート’77/バミューダからの脱出 空でのパニックシチュエーションが底をついたので、海底にしようか、なんてことはないのでしょうが、エアポートシリーズの中では異彩を放っている作品です。海中からの脱出劇は見物ですが、オールスターの謳い文句に懐かしの名優ばかりが顔を揃えている時点で同窓会旅行の際におこった事故みたいな印象を受けてしまいます。いずれも一時代を築いた名優ばかり。救助しないと、そりゃいかんでしょ。そんな事を考えてしまうので、内容にはあまり感動せず。平凡な印象を持ってしまいます。5点(2004-03-25 12:08:42)

2.  エアポート’75 《ネタバレ》 パニック映画というのはどうにも筋みたいなものが先に読めてしまう節がありますので(他の映画でも時々ありますが)、純粋に楽しもうと思うと一切の情報をシャットアウトし、スチール写真も見ない、噂も聞かないという努力をしなければなりません。この映画も公開当時に見に行きましたが、今と比べてタウン誌もなければ映画専門誌も少なく、公開前の露出度もそんなに多くはなかったです。映画に触れるには極めて良い環境であったと記憶しています。ですから、心をまっさらにして観る事ができたのですが。しかし、印象的にはパニックというよりはアクション映画みたいな。旅客機の操縦室部分が別の飛行機と衝突して破損し、パイロットが外に放り出される。残ったスチュワーデスが1人操縦桿を握り、頑張る。そこへC・へストンが空中でその操縦室に乗り込むというスカイアクション映画というのが自分の観た感想になります。へストンとジョージ・ケネディが出てくるだけで「ああ、ちゃんと助かるんだ」と妙に安心して観れてしまうのです。空中で移動する場面はそれなりに迫力があります。正月映画としての大作感もあります。でも、感動はしなかった。スチュワーデスが非常に強かったから。女優がこの場合ミス・キャストだったのでは。と、中学生だった私は小生意気にもそんな事思ってました。6点(2004-03-22 10:25:57)

3.  駅馬車(1939) 故淀川長治先生が「西部劇の傑作!私の命のような映画」とおっしゃっておられて、これは是が非でも観なければならん。観なければ映画好きを自負できないとまで、追い詰められた忘れられない映画です。ジョン・フォードの映画は、それまでTVでよくやっていまして西部劇の巨匠として認知はしていました。しかし、この作品を観まして、西部劇の神様になりました。人物描写もさることながら、街の情景、荒れ地など、確かにモノクロなのに色のついているように見えてしまうのです。ついでに砂の匂いとか、飲んだくれ医者の酒の匂いとか。感覚とでも言うのでしょうか。そこにあるみたいな。手で触れられるみたいな。それだけ画面に映る物すべてに存在感があり、理由があるからなのでしょう。ただの西部劇とはちがうぞ。こんな作品を自分が生まれる遥か前に(まだ、空気みたいな頃に[淀川先生がよく使ってらっしゃった])作っていたなんて。今観ても充分面白いですし、退屈などしません。名画として輝き続ける1本です。9点(2004-03-10 12:34:54)(良:1票)

4.  エクスタミネーター 《ネタバレ》 う~ん、困った困った。なんでこの映画を見にいったんだろ。「面白い」って聞いてたのかな。始まって数分、あれ、戦争映画なの?から(ベトナム戦争らしいけれど、あまりそんな雰囲気はせず)ラストまで、主人公に感情移入できず、新聞の3面記事を読んでいるような感覚で映画館を出た記憶があります。残酷だと評判だったらしい、首切りシーンもなんだかなあ、の出来栄で、人間ミンチももひとつなんだなあ、と非常に感情の起伏の乏しい評価になってしまいます。結局、この映画、何が言いたかったのか。分りませんでした。4点(2004-03-03 18:52:18)

5.  エイリアン2 《ネタバレ》 前作とはうって変わって、こちらはバトルがメイン。アクション大作として仕上がっています。個人的には、こちらの方が性に合っています。(比べる要素など何もないのだけれど。全くの別物ですから)前半の、リプリ-だけが知っている「真実」を、うまく理解してもらえない焦燥感、中盤の「真実」を知った時の仲間の恐怖感、そして後半、「真実」に真っ向勝負の爽快感(うまい言葉が見つかりません)の3つの展開がうまく表現されています。メカ系のデザインや基地内のデザイン等は、キャメロン好みというか、やたら質感のあるものばかり。(これがいいのだけれど)ただ、演じる俳優達の描き方が、定石通りなのがほんの少しだけ残念です。でも、迫力ある「画」づくりはさすが!優れた音響システムの中で、もう一度観たい作品です。9点(2004-03-02 11:21:20)(良:1票)

6.  エイリアン 造形的に、目を見張るものが多い作品です。エイリアンはもちろん、ノストロモ号やその船内、エイリアンの朽ちた宇宙船など、従来のSF映画にはなかったような美術が光っています。物語的にも、宇宙という(空気がなく、人もいない)空間を背景に、さらにその空間を漂う宇宙船内での進行で、とてつもない閉塞感があります。初めて観た時、劇場に人があまりおらず(朝早かったせいもあり)自分が宇宙に放り出された様な感じを受けました。 8点(2004-03-02 11:05:00)《改行有》

7.  A.I. ロボットがロボットであることを否定すれば、何が残るのだろうか?(人間が人間を否定しても同じ)機械の体。感じる心も冷たい機械。でも、人間に憧れる。人間の母親に憧れる。「愛情を受ける対象」に憧れる。叶えられないむなしさを、2時間あまりの中に詰め込んで、観ていてつらくなる。ロボットとしての自尊心や誇り、そういったことを謳った方が前向きな気がするのですが。 主人公の「人間になりたい」という苦悩よりも、鉄腕アトムがロボットと人間の共存(互いを認めあう、互いを信頼しあう)の為に苦心する姿のほうが胸を打ちます。アニメーションと比較しても、とは思うのですが、手塚治虫は何十年も前から、こうした題材を取り上げていたので、今、改めて映画として訴えられても、という感じがどうしてもしてしまいます。4点(2004-02-24 01:15:57)《改行有》

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