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プロフィール
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性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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1.  エニグマ 《ネタバレ》 これはなかなか質の高い力作だ。ミック・ジャガー入魂のプロデュース作品だけのことはある。「いっとき話題になって消えていくより残る作品を」という彼の言のとおりだ。 悪い女にだまされて滅入っているうぶな数学者、という超プライベートなつかみから入って、話が全世界的に放射線状に広がっていく感じはストーリーづくりとしては面白い。 また、戦時中の隠された解読基地というドンパチやっていない場所で、どのように「戦争」を描くのか、ということにも細かな配慮がされている。例えばケロイドだらけの元海軍の片目の情報員、受信基地の女性兵士の発言(自分達の役割は意味の分からない暗号を受信して伝えるだけで戦っていることになるのか)、カチンの森でのドイツ軍による発掘作業、など。戦争映画の棚にあるのに、誰一人血を流して死ぬ場面を写さず、戦争の裏側を描く。ひとつの試みだ。 ヘスターという新しい女性像を登場させて、「女の頭脳が男より劣っているなんてことはない」なんてこの時代に言わせてしまう。彼女は現代でも堂々通用する女性であり、「守られるだけじゃイヤ。あたしだって何かやれるわよ!」というパンチの効いたたくましい女なのだ。このヘスターのキャラが効いていて、基地内での男ばっかの政治的な人間関係でげんなりした女性客をシラッとさせずつかんでいく。しかもブリジョン並みの豊満ボディに変身したケイト・ウィンスレットはなかなか可愛く(甲乙つけがたい)、なおかつ女性の嫉妬心も煽らない、グッドなキャラである。ケイトはいつもこれくらい太っていてもよいのでは。 そしてジェレミー・ノーザムの嫌らしさといったら見逃せない。まんま50年前の映画から抜け出たようなそのクラシックな容姿、イギリス紳士は常に身だしなみをかっこよく、そしてやることはえげつなく。いいですねー、ノーザム。俳優さんとしては、古典的な容貌が邪魔して使いにくそうだが。私はディカプリオだのブラピだのと受けを狙った顔立ちよりこういう正統派のハンサムを見ると、なにか「感動」に近いものを感じるなあ。生き残っていた絶滅保護動物を見るような。 あ、ダグレイ・スコットのアスリート並みの全力疾走は一見の価値あり。早回しか?というほどのド迫力だ。数学者にしてあの徒競走走り、デキる。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-27 21:48:03)(良:1票) 《改行有》

2.  エクソシスト 《ネタバレ》 この作品の主役はメリン神父である。メリンと悪魔の長い闘いの最終章なんである。メリンが出るまでのドキュメンタリータッチの部分は、観客の興味を引き付けるためにある。「(悪魔は)一匹だ」と断言したメリンのセリフが、主題である。「悪魔は決してお互い協力しあったりしない」ということである。人間は、「人間どうし力を合わせる生き物なのじゃ。そこが悪魔と違う人間の切り札なのじゃ。」という意味だと思う。メリンと悪魔の闘いがメリンの肉体の老化によって一旦敗北に終わったあと、「メリンは殉教しました。えらい人ですね。終わり。」とならなかったのは、若いほうの神父がメリンの殉教する姿を見て、初めて神の力により悪魔を滅ぼすことを信じる気になったからである。メリンが殉教するまで、この人は信じていなかったのだ。若い神父を登場させた意味は、これである。そうでなければ、別にいなくてもよい。フリードキンはいやな奴でも天才。最強の神と悪魔の闘い映画。[DVD(字幕)] 9点(2005-11-06 18:54:04)

3.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》 かなり楽しめた。ような気がする。 しかし、エンドロールの後のシーンは何? ブレット・ラトナー、彼の特徴はドラマ性、それも「メロ」にかなり近いドラマを持ってくること。 よって、登場人物の造形はあまり複雑なものとはならず、10人中9人がシンパシーを覚えるようなドラマを盛り込むのがラトナーの常である。私はこういうの嫌いじゃないけど。 しかし、映画に「娯楽」以上の何か、たとえば「ブンガク性」を求める場合は、ラトナーのような芸風は「俗」の一言で切り捨てられるのだろうなあ。エスねこさんがおっしゃっていたように、私も「映画は祭り性のもの」という意識があるので、「ブンガク」している日本人監督の一群からは逃げ回っている。それはどうでもいいが。 楽しい「3」に対し、いつものようにキャスト面での突っ込み開始。 ファムケ・ヤンセンだ。「3」は「ジーン」に始まり「ジーン」に終わる。「ジーン」とは、複数の男たちに求められ(色んな意味で)、追いかけられるすべての中心となる存在。なんでこいつばかりがそんなにモテる。それが、老けているうえこんなオカマのようなルックスの女優でいいのか。 ヤンセンはデカいだけでなく、ドイツ女だけに、ゴツい。そして、この老け方というのは、無理なダイエットで撮影のために急激に体重を落とした時の状態(キャリー・アン・モスと同じ)。イタい。 どっから見ても女装のオカマ(ニューハーフのミュータント以上にゴツい)であるのに、ありもしない色気を発散し、各方面から追いかけられるジーン。この場合は、アンジェリーナ・ジョリーでもなければ無理というものだろう。 そして、アイスマンのボビーだ。どういうわけか、この子も複数の異性から思いを寄せられる。 …が、いかに好意的に解釈しようが、ショーン・アシュモアにアンナ・パキンの人生を変えるほどのモテ男ぶりを見出すことはできない。どうしたらいいのだ。この顔が、ハイスクールに居たとしたら、そんなにモテるか? そして、なんだなんだ「キュア」の子というのは。「ウルトラヴァイオレット」と同じじゃないかあ。 別の映画で同じ子を同じような役で起用。…確かにこの子はピュアな感じが印象的だが。それにしても(使いすぎ)。[DVD(字幕)] 8点(2007-04-18 14:40:51)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

4.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 ツタヤでディレクターズカット版を発見したのでしみじみと見てみた。あんまし変わらないけど、繭のシーンは余計なように思った。リマスター効果なのか、映像はものすごくキレイだった。ところが、しみじみ見た結果、「アッシュ」の人造人間としてのリアリティに激しく疑問を抱いてしまったのだった。いったい、どのような組成になっているのか?コーヒーも飲むし、メシも食う?表情もあるし。そんで明らかに「感情が芽生え」てるし。「君らが生き延びられないことを残念に思う」なんつって皮肉をいうほどまでに。アッシュの前半のふるまいについてはちょっとずるいんじゃないかと思った。改めていうまでもないが、「新しい女性像」を提供したことについてはこの映画の貢献度は高い。何に対するといったら、「女の子が震えるほど怖い対象と出会った時の対処法」の。それは通常は「地球外生物」でも「アンドロイド」でもなく、「人間の男」だったり「人間の女」だったり「何かのノルマ」だったり「災害」だったりするわけだ。「エイリアン後」も、多くの映画作品では「庇護の対象である女」「応援する女」「耐える女」が描かれつづけていることは事実であり、「需要」があるのだろうが、振り返れば「ここにリプリーあり」を示してすっくと立ちつづけるこの作品。少女期に「リプリー」を見た女の子達のその後の人生は、多かれ少なかれ影響を受けている。がしかし、やはりSF作品としては、「遊星からの物体X」に劣る。[DVD(字幕)] 8点(2006-02-04 16:33:12)

5.  A.I. 《ネタバレ》 某月某日、1日にしつこく何度もこれを放送している日があり、ほかに見るべきものが無いので何度も見る。疲れる。 私は初見の時コレをマザコンもののごとく感じ、不快感を覚えてそんなレビューを書いたのだったが、何回も見ているうちにそうでもないような気がしてきた。 男の子の母親への執着という感情を話の中心にしなければならなかったのは、制作上のいろいろな都合ゆえ、というふうに考えると、べつにこれはマザコンもの、というふうに断じることはできないのかなあと。オスメント君の迫真の演技ゆえに、というかあまりのキモさに、「マザコン、ノー」と反射的に拒否反応を示してしまったとも思う。 あえて「無機物(メカ)」を登場させて「有機物(オーガ)」と対比させることによって、命あるものの儚さや、ラストでメカ宇宙人が言っていたように「いずれ死ぬと知っていながら、どうやって正気を保って生きていけたのか(人類は)」ということが本来のテーマなのだと思う。 だから、母子物語でなくても成立した話だった。けれど母子物語になったのは、おもにスピ側の事情「子供の無意識の邪悪さを徹底的に描きたい」という歪んだSM嗜好と、オスメント君という絶好の素材「困り顔の子供」を得たことによる。 無意識に邪悪な子供たち(それも登場するすべての人間の子供)が困り顔のオスメント君をいじめる。でもオスメント君の目的はママに愛されることだけなので、別に平気。無視してママだけにつきまとう。ますますオスメント君へのいじめが悪化。オスメント君のママへの執着も強化され、ほとんどストーカーに見えてくる。 というように、いじめられて可哀想なはずのオスメント君がどんどんキモく見えてきて、子供のいじめも、ロボット破壊ショーでの残酷な仕打ちも「何命乞いしてるんだこのストーカーが」という気持ちになってきたのです個人的には。 モニカに「愛」を吹き込まれたために「感情」を学習していくデイビッドは、ラストではついに「嘘」もつけるし「憎しみ」も表現できるようになります。成長したものだが、私には彼がモニカのストーカーにしか見えないので全然嬉しくなく、「デイビッドの母を求める気持ち」が何年続こうが、2000年後に夢が叶おうが、「よかったねー」とは少しも思えない。感動した、ともいえない。 とても異形ななにかを見せられた感じ。オスメント君でなければ、こうはならなかったと思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-26 12:48:11)《改行有》

6.  NYPD15分署 《ネタバレ》 オリバーが絡んでいるが、これはけっこう好きだ。どんでんもあるし。とにかくチョウユンファ。顔がゆるんでしまうなあ。ユンファの部屋の、キッチンの蛍光灯が、「青い」んですよ。「青」なの。「へー」と思ってハンズで青い蛍光灯を買ってきてキッチンにつけてみたけど、ただ暗いだけだった。即やめた。娼婦とHのあと、青い蛍光灯のキッチンで鼻歌もんで料理をするユンファ。このシーンが見られただけでも、もうけた。フェロモン出てます。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-15 21:32:03)(良:1票)

7.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 ネタがネタだけに、まともな評価がされないおそれがありますが、楽しめた。 プレデターと人間の女が協力してしまう、そのアイディアはなかなかよいではないか。 1人のプレデターを特化して描いたのもよかった。もっともよかったシーンは、プレデターが、エイリアンの頭を武器化してヒロインに渡すところ。個人的に、続編のネタを考えて楽しんでしまいました。あのヒロインが子供プレデターを助けて、養育するっていうやつですけどどうでしょう。それで、研究機関から守ろうとして、闘ったりするわけ。そこに、とうちゃんプレデターが迎えにくるとかいうんだけど。いいと思うけどなあ。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 22:49:46)《改行有》

8.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》 「悪魔に魂を売った男」てのは映画としてはめずらしくないが。さらに日本人が見ても、心の底から「なんてことをするだー」とは思いづらいが。これは「穢れ」に対して欧米人が「So what」と思うのと同じなんでしょうね。ともあれミッキーロークは総入れ歯で2枚目を演じるとはご苦労なことだ。ヒラヒラパンツでボクシングも。それとデニーロが何個卵をむかされたのかが気になる。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-31 22:42:40)

9.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 なんていうか「蝿の王」の大人バージョン?だいぶちがうけど、印象的には似てる。これほどまでに神(もちろん創造神)がないとダメなのか欧米人は。農耕性の欠如。とってつけたようにレイプシーンを入れるのはやめましょう。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 11:18:15)

10.  エレファント 《ネタバレ》 うーん、狙いがわからない。「普通すぎるほど普通の日常」の中に突然訪れた「異常」。この「異常」を際立たせるための演出であろうか。「あっけなさ」を表現したかったのであろうか。ダイアンキートンの製作はわかりにくいなあ。3Dのゲーム感あり。「淡々と」。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-21 21:14:17)

11.  エリザベス 《ネタバレ》 ケイトブランシェットの地味めの容貌が吉と出ました。これ、可愛い系でもセクシー系でも超美人系でもダメですよね。これはリアルに見える映画だった。「へー。1世てこんな生活しとったんかー」と覗き見感覚もあり。フランス王(王子?)とのやりとりが良かった。大人のあしらい、しびれますねエリザベス。「男を人生の中心に置かない」というのは、ロシアのカテリーナ2世にも通じますね。そこに至るまでには色々あるわけですが。「私は父の娘です」て、すごく重要なセリフなんですよ。母を切ることでしか、自己肯定できない立場にあったんですから。そして「父の娘」(しかも女癖の悪い父)であることが彼女のアイデンティティのすべて。とにかく「本物に見える」こと、「本物の威厳を感じさせる」こと、がんばったと思います。ラスト荘厳。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 17:46:11)

12.  エヴァとステファンとすてきな家族 《ネタバレ》 例によって殺人も起きず、ゾンビも幽霊も宇宙人も出てこない映画である。例によってというのは…スカパーを導入したことにより、チャンネルの選択という必要不可欠な行為を通して、自分自身の好みというものをはっきり認識せざるを得なくなってきたからです。で、殺人も起きずサバイバルもせずゾンビも幽霊も宇宙人も出てこない映画というのは自分にとって異物(数ある映画のジャンルの中で)なのだなあ、という前提のもとに見てみる。 殺人も起きずサバイバルもせずゾンビも幽霊も宇宙人も出てこない映画としては、なかなかうまい見せ方である。話の省略の仕方もおおむねよい。父親のシャワーシーンあたりはくどいが。 子供の描き方もうまい。子供ながらもステファンが父親ゆずりのマチズムをすりこまれていることを、「女の靴か男の靴か」でさりげなく見せたり、浮かれる母親の影で鬱屈がたまっていくステファンの様子を自然に描いている。 当然ながら、ムーディソンというのは映画の中で「ジャッジ」をしない。 口下手な夫に手を上げさせるまで追い詰めたと思われる未熟な母親も、口が重いから先に手が出てしまい、逃避に走って酒びたり、の父親も、優柔不断を「自由」と思い込んでいる叔父さんも、幼児なのに酒タバコを覚えたテトとそれを教えた大人も。 特に、母親の描き方が非常に微妙である。 無一文で子供を連れて家を飛び出す割には、弟に頼るという依存心、他のコミューンのメンバーへの迷惑を承知しながら、口をつぐんでいるずるさ、家を出た開放感でいっぱいのあまり、子供のメガネが壊れたことにも気付かず浮かれ遊ぶ中年太りの母親。 私は、他のメンバーよりもなによりもムーディソンは「母親」の変化を描きたかったのだと確信する。 この状況では、父親の謝罪を受け入れ夫婦が和解し、迎えに来た父親と一緒に一家が帰っていく、というのが普通である。 だからこそ、母親が「あなたを愛しているけど帰らない、育児と家事に縛られるのは二度と嫌だ」と言い放つところこそが、衝撃のラストだったのである。なんだかほんわかムードでごまかされて終わるけどもー、ここは「家族学(そんなものがあれば)」的に考えればショッキングな場面なんだ本当は。 そして、ムーディソンはさらにすごいことをほのめかす。「パパがここに住めばいいんだ」。 それが「TOGETHER」の意味なのか。…私はちょっとムーディソンがこわい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-23 12:29:36)(良:1票) 《改行有》

13.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 「エクソシスト」を激しく愛する私は大変楽しみにしていたのですが。 実話の映画化という面に重点を置くか、映画としての完成度をめざすか、重心が定まっていないように思う。それが、法廷のダラダラ場面などになってしまっているが、ダラダラ見せるなら見せるで、あくまで再現フィルムをめざして作ればよかったのに。そこにローラ・リネイの午前3時シーンが何度も出てくると、一気に「再現フィルム性」が低くなる。ローラ・リネイの午前3時シーンを何度も出すということは、「客観性」を低めて「お話度」を高めていることであるから、全体のバランスからするとヘンなんだよなあ。「エクソシスト」のような芸術性・完成度から見るとレベルが違いすぎる。 正面切って「ダメ」というほどの作品ではないが、製作側の目的がバラバラな感じ。 内容のことをいうと、19歳の女の子にそこまでの自己犠牲の念があったとは到底私には信じがたいぞ。誰でも「手紙」には自分に都合のいいことを書くと思うぞ。べつにいいじゃんか、ただ「今すぐ死にたくな」かっただけでも。常識的に考えたらそんなこと(手紙の内容の本人の決心のところ)有り得ないって。でも死んじゃったから勝手に「Saint」にされてしまってなんだかなあ。 あと、やっぱりローラ・リネイがなあ。ダメなわけじゃないんだけど、これがジョディ・フォスターだったらぐっとしまると思いませんか。たぶんローラ・リネイっていい人なんだと思う。いい人って、女優さんとしてはあんまり面白くない(しばしば。) それから、神父に迫力がなさすぎる。そこがリアルでいいと思ったのか知らないが、マックス・フォン・シドーのメリンを見てしまった多くの人にとっては、どんな神父が出てこようが役不足なのじゃ。超イヤなやつフリードキンのつくった「エクソシスト」はとにかくすばらしい!(なんのレビューだっけ) [DVD(字幕)] 6点(2006-07-22 00:49:11)《改行有》

14.  エイリアン2 ここで火器を使いすぎて、3のフィンチャーはナシにしたというのもうなずけるドンパチ映画。しかもラスト「母性愛」で落とすというお約束ぶり。産んでないのに。ここらへんからなんでもかんでも「母性愛」の大放出だ。あまりにも「娯楽作」。あまりにも「大衆作」。つまらないとは言わないけど。当然1とは別物。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-21 17:31:14)

15.  エコーズ 《ネタバレ》 あんまり怖いわけではないなあ。とにかくケビンベーコンが掘る。掘る。ちょっとばかりの「シャイニング」感あり。しかし監督の力量の差ですなあ。こじんまりした作品になってます。監督でもないケビン君はずいぶんでしゃばっていたみたいですね。夫婦の関係が濃く描かれているのには感心。妙にスリムなケビンだった。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-24 22:21:06)

16.  エム・バタフライ 《ネタバレ》 中野翠と石川三千花の仲良しコンビがものすごくこきおろしていたので「そんなにすごいのか」と思わず見てしまった作品。「そんなにすごかった」ですなあ。なんか「見てはいけないもの」を見てしまったとか、「サーカス」とか「奇術」とかいう言葉が浮かんでくる。 ジョンローンは美しいが、女は無理だぞ。香港の実業家とか、やっててほしいぞ。 ジェレミーアイアンズもなあ。「貴族顔」なのに。ジョンローンに惚れる演技ってよくできたなあ。あの及川光博でさえ、女装するとおかまにしかみえないんじゃ。美しい男性が女装したらさぞ美しかろう、というのはおおまちがいなのであった。皆さんがおおまじめに演じているのが痛いなあ。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-14 23:03:58)《改行有》

17.  永遠のこどもたち 《ネタバレ》 デル・トロ印の子供を扱った映画その?弾。 イマイチ。昔の因縁の明かされ方がどうもなし崩しで、「みんなでトーマスをいじめた」の背景や原因も感じられず腑に落ちない。それに続く「トーマスの母が仕返しに子供たちを殺して隠した」も、とってつけたように言われただけで、実感できるわけじゃない。 全体的に説明の仕方が下手で、よろしくない。説明はありすぎても無さすぎてもダメだけど、核心部分をぞんざいに扱っているのが良くない。 あと、HIV陽性と分かっている子供を養子に出したり、ましてやもらったりするのはいくらなんでも有り得ないんじゃないだろうか。それに、HIVの件がストーリーと全く関係ないところが余計に意味不明。…万難を排して養子を迎えたということを強調したいためなのかもしかして? 尺も妙に長い。これはあまり他人に勧めません。[地上波(字幕)] 5点(2010-07-15 18:26:04)《改行有》

18.  88ミニッツ 《ネタバレ》 ネタばれますので注意。 「8月のメモワール」とか「アップライジング」などのヒューマンドラマを撮ってきたアブネット監督が、なぜこのようなショボいTVドラマもどきのシリアルキラーものを?? 私は「8月」とかすごく価値のある映画と思っているしー、アブネットがそこらの十羽一絡げの安い監督と同じとは思っていなかった。でなければパチーノが出ていてもこんなの見ない(パチーノは「リクルート」とか安い前例がある)。 今回の内容は、FOX製のTVドラマでも最近は質の良いものがあるのではっきりいって見なければ良かったというようなお粗末さだ…。 私はもう正直パチーノが老いても枯れないスキモノ老人を演じているところを見たくないなあ。勘弁してもらいたい。もっとこう、マジメで堅実な年金生活者とかいっぺんやってみたらどうよ。今までは映画に出れば物をこわし周囲を散らかすばっかだったんだから、清掃活動に励む善意の老人とかさ。 最近のパチーノといえば孤高で喰えない老人系がすっかり定型化してしまってとてもつまらない。 まあそんな感じで、この作品もパチーノの枯れない老人力を当てにして作られているようで、だからそれはもういいってば、という感じなのだが、パチーノ頼みのあまり20代の女が「先生と寝るのが夢」とかどう考えてもムリムリな構成に、犯人当ての意味もないような不自然きわまりない真犯人であって、ええー、ちょっと観客バカにすんのもいいかげんにしてと思う。 するってえとなんだ、あの女は自分と同じくらいの体重の他人を襲って縛って釣りおろすとかひとりでできるわけだからすごい筋力なわけよね。そうは見えないけども。あんだけの金髪ロン毛をバイクのメットの中に見えないように入れるのも大変だと思うけど、メットの着脱の際にはその都度気を使って毛を入れていたということよね。そもそも死刑囚のフォースターは、面会時間だけで他人を洗脳して操る才能があるほどの男ならなんで簡単に捕まってしまったのかヘンだなあ。考えれば考えるほどリアリティが無くなっていき、いまどきこんな怪人二十面相のようなことでいいのだろうか…。パチーノは作品を選んでほしいです(私の希望としてはセントオブウーマンぽいほのぼの系でお願いします)。[DVD(字幕)] 5点(2008-12-06 19:31:51)《改行有》

19.  えじき 《ネタバレ》 ひまだったんでDVD特典までしっかり見てしまったが、「こんな低予算で本格的な良いものができた」と、宣伝割り引いても本気で思っているみたいよ。なんかの賞ももらったらしい。低予算なのになぜか時代劇を選んだのはよいが、やっぱりなあ。家の中とかかなりしょぼかった。役者さんは一生懸命その時代らしくがんばって演じていたし、キャラも一筋縄ではいかない設定だったし、化け物もかなりイヤーな感じに仕上げてはあったし、B級としては私は「つまんない」とは言わない。ただ、あの家の中のしょぼさが悲しい。それはそうと、白人も黒人も、あーゆー格好するとその時代の人にたちまち見えてくるじゃん。でも今の日本人が着物とか着ても、「現代人」にしか見えないよね。私たちって、ものすごく体型変わったんだよねやっぱり(他の国の人に比べて)。[DVD(字幕)] 5点(2006-01-02 22:50:31)

20.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 某評論家が絶賛するほどいいとはどうしても思えなかった。なんというか、「引っかかる」ものなし。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-11 00:06:12)

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