みんなのシネマレビュー |
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1. Pearl パール 《ネタバレ》 ホラーの怖さは人間の怖さを見せつけてくれる傑作。 クライマックスでパールの心の闇の告白をずっと聴き続ける義妹の心境はいかがなものであっただろうか? 「どうやってこの場を脱出するか」で頭の中は目まぐるしく回っていたと思うし、側から見ても精一杯の対応だったと思うが、逃がしてくれるはずもなかった。 オーディションに合格したことを白状させられた時は総毛立つ思いだったに違いない。合掌。[映画館(字幕)] 9点(2023-07-07 16:40:49)《改行有》 2. パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 ダークファンタジーと言うジャンルを強烈に植え付けた作品です。ファンタジーでありながら現実の痛み(物理的な痛みも含めて)をこれでもかと見せる。拷問の恐ろしさばかりが強烈に残るなと思ってたらラストに更に強烈な痛みが待ってました。このラストはあんまりだ。強烈に落ち込みました。落ち込んだが、これは評価せざるをえない。二度と見たくないが傑作だと思います。[DVD(字幕)] 9点(2014-04-06 22:03:47) 3. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 キューブリックのカメラワークの素晴らしさが良く分かる作品。 どのシーンでも「ここを見せたい」と言う部分に自然に視線が行くのは、観客の視点を良く理解して撮影しているからでしょうね。文句なしの傑作と言って良いです。[DVD(字幕)] 9点(2013-05-07 23:35:33)《改行有》 4. ハロウィン THE END 《ネタバレ》 これはかなり意表を突かれましたね。 このシリーズは前2作がスプラッター&スラッシャー映画だし、本作で「ついにブギーマンとの決着だ」と言う作品を予想してたのに、蓋を開けてみるとブギーマンはほぼ出番なし、1人の善良な青年がブギーマンに堕ちるまでを描いてました。これは賛否両論だろうなぁ。でも見応えは充分あったし私は肯定したいです。 クライマックスで娘も暗黒面に堕ちるかと思ったが、結局おばあちゃんについたのはやはり彼のことを心から信じてなかったというか「こいつやっぱりヘンくね?」と言う思いがあったからであろう。最後にブギーマンときっちり決着をつけたのは素晴らしい。本当にこれで最後だろうねと言うことでおまけの8点を献上します。 ただし、また何か作ったらここに戻ってきて点数下げるよ。[映画館(字幕)] 8点(2023-04-26 15:27:56)《改行有》 5. ハッピー・デス・デイ 2U 《ネタバレ》 前作で完結していると言ったのは誤りだった。前作がそのまんま伏線であった。これを2週間と言う間隔で公開したのは心憎い演出だと思う。でも前作を2週間で打ち切るのは何とももったいない。これ、前作を見てないと全く訳がわからないんで人に勧めようがない。同時公開で前作も上映を続けて欲しかった。前作はループ系だが本作はパラレルワールドになり、主人公がどの世界を選択するかにまさかの感動系もある。面白さでは今年一番かもしれない。[映画館(字幕)] 8点(2019-07-13 18:56:43)(良:1票) 6. ハッピー・デス・デイ 《ネタバレ》 キャッチコピーは「時をかけるビッチ」。この瞬間「見たい」と思った。内容は最後に殺される誕生日を永遠に繰り返す女子大生の話だ。犯人は誰だ?から始まり、どうすれば殺されないか、そして自分のふしだらな生活と向きあい、母親との楽しい思い出や父親との確執まで、全くダレることなくストーリーは一気に進む。私はこう言う作品が見たかったんだと確信した。去年の「カメ止め」もそうだが低予算のイキのいい映画でした。 2週間後の続編も見るけど、話自体は完結してるんだよね。そこは唯一心配。[映画館(字幕)] 8点(2019-06-30 19:13:45)《改行有》 7. パシフィック・リム 《ネタバレ》 充分面白かったです。娯楽作品としては一級品だと思います。 巨大怪獣や巨大ロボット好きはもちろんですが、一般の方でも充分楽しめる内容だと思います。 始まりから全く無駄がなく、ラストもきっちり決着を付ける、これこそが娯楽映画の王道ですね。 えっ?あんな巨大ロボット作るヒマと金があったら対艦ミサイルを山のように打ち込んだ方がいいんじゃないかって?それは言いっこなしです。それは。 ラストに出てくるクレジットにも胸熱となります。本当にリスペクトが感じられ見終わった後もいい気分になります。良作です。[映画館(吹替)] 8点(2013-08-10 17:14:09)(良:1票) 《改行有》 8. バンデットQ 《ネタバレ》 本作でテリー・ギリアムのファンになりました。 イアン・ホルムのナポレオンに「人間的だ」とのコメントに共感し、悪魔の驚異的な強さに驚かされ、ジョージ・ハリソンのケッタイな歌にも魅了され、一つ一つの要素に惚れ込みました。友人は「どこが面白いのか分からない」と言っていたので、私は波長が合ったのでしょう。英国的なブラックユーモアが良いです。[映画館(字幕)] 8点(2013-04-24 23:41:13)《改行有》 9. バクラウ 地図から消された村 《ネタバレ》 昔、話題になった映画だなと思って見ました。これは確かにSFじゃないですね。中盤までは前衛芸術かと思った。個人的にはこう言う作品は苦手の極みなんだけど、終盤のバイオレンス描写が思いの外楽しめたんで点数が上がりました。終わりよければじゃないけど本当は6点でも高い作品ですね。[インターネット(吹替)] 7点(2021-07-24 21:26:15) 10. ハロウィン(2018) 《ネタバレ》 この作品、ジャンル分けするならスプラッタームービーなんだろうけど、スプラッターとして見ると大変おとなしいです。マイケル自身40年も病院に収監されてたんで、その間、殺しの技術を磨く事もなく、殺す手段はブチのめすか包丁でめった刺しにする程度です。(程度ですってのもひどいけど。)この作品の面白さは脱走したマイケルを迎え撃つおばあちゃんとお母さんと娘の3人にあります。マイケルはこの手で殺すとばかりに用意周到に準備されたおばあちゃんの家はからくり屋敷のごときギミックにあふれています。このおばあちゃんの普段の行動に引きつつも、いざマイケルの脱走を知ったらそりゃ「おばあちゃん助けて!」になるでしょう。「任しとき。私が倒しちゃる」と武器庫を開けるおばあちゃんのたくましさ。反面、男はやられキャラしかいません。娘の友人の女の子はいい奴だったのに無残に殺されたのはスプラッタームービーならではの理不尽さでしょう。それなりに堪能させてもらいました。[映画館(字幕)] 7点(2019-04-15 00:39:00)(良:1票) 11. パッセンジャーズ 《ネタバレ》 アン・ハサウェイの魅力が120%詰まった作品。勝手な思い込みだが人柄の良さが顔ににじみ出てるんだよなぁ。終始見とれてました。お話は「えっ?そっち系?」だが、監督の腕が良いのかちゃんとみれた。最後に登場するお姉さんが切ない。[ビデオ(字幕)] 7点(2016-09-08 21:16:38)(良:1票) 12. ババドック ~暗闇の魔物~ 《ネタバレ》 これ結構凄いです。何が凄いと言って母親と息子の演技が演技とは思えない。リアルであるだけに子育てに悩む母親の苦悩がストレートに伝わってくる。疲れきった母親が手にする飛び出す絵本「ミスター・ババドック」。これを読んでババドックに何を感じたのか?不遇の死を遂げた夫の無念か、扱いにくい息子への怒りか、それ以来、ババドックは彼女の周りに現れ始める。ババドックは現実か妄想か。最後まであいまいだが私の中では決着はついたと思う。ババドックの絵本、欲しいと思うけど息子には絶対に読ませたくはないね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-23 21:34:14) 13. バートン・フィンク 《ネタバレ》 劇場で一度見たきりの作品ですが、今だに覚えているのはホテルのベルを鳴らすシーンですね、あれは最高でした。何か不快感が残るなと思ったらまだ鳴ってたのかよ!って。[映画館(字幕)] 7点(2013-05-08 21:35:44) 14. パラドクス こんなケッタイなループ物は見たことがないですね。 まぁ年に1回くらいはこんな映画を見るもの良いかもしれない。 この監督は変な奴である事は間違いないと思う。[インターネット(吹替)] 6点(2023-08-11 09:55:11)《改行有》 15. ハロウィン KILLS 《ネタバレ》 本作もそれなりに楽しめました。ただ、ブギーマンは「恐怖の象徴」として超人になってしまったが。こうなると、病院で半死半生のおばあちゃんではどうにもならない。様々なモブキャラたちがブギーマンに挑むが当然のごとく返り討ちに遭う。あのゲイのカップルは弟分は強そうだし一矢報いるかと思ったがあえなく惨敗だった。他、もうちょっと頑張れる奴が欲しかったが、3部作の2作目だとこんなもんかな?やはり最後はおばあちゃんとの決闘でしょう。私はこう言うB級の方が性に合っているがあの黒人夫婦の惨殺は少しやりすぎだと思った。[映画館(字幕)] 6点(2021-11-01 23:47:56) 16. パシフィック・リム:アップライジング 《ネタバレ》 前作はきっちり決着をつけたところも傑作となった所以だ。その続編を作るのはさぞ大変だろうと思っていた。そこはお手並み拝見だが、前評判の悪さから「やっちまったか?」と思いつつ見た。見た感じはそこまで悪くはない。前作と比較してしまうとどうしても見劣りするところがあるから評価も辛くなるのだろうけど、1本の映画としてみれば水準レベルは保ってます。お話はエヴァンゲリオンの影響を多分に受けている。無人機はエヴァの量産機だし、シンクロ率が問題になるところも。クライマックスに1カットだけ出てくるガンダムと言い、スタッフはやはり相当なオタクだと思う。私の好きなジン・ティエンも出てるしそこそこ見れた。しかし致命的だったのは肝心のイェーガーが全く没個性となってしまった事。ここをもうちょっとなんとかしてくれたら7点以上あげられたのに、実に惜しい。3作目は今度こそ大失敗しそうだなぁ。もうやめた方が良くない?[映画館(字幕)] 6点(2018-04-15 22:33:59) 17. パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 まぁ色々詰めの甘い点もあるし何よりもラストが甘すぎるんだけど、そこに目をつぶれば一応の見応えはある作品でした。シチュエーション物として見ればかなりの物です。久々の映画館でハードルが下がりまくっていたからかもしれませんが。ただ私なら絶対に許さないよ。何があっても。[映画館(字幕)] 6点(2017-03-26 17:38:28) 18. ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 一言、微妙。別に批判したいわけではありません。良い映画か悪い映画かと聞かれれば間違いなく良い映画だ。しかし予定調和で無難にまとまりすぎてて、見ててハラハラすることがありません。肝心の、と言うか不時着のスペクタクルが見たくて見に行った私のような不届きな観客からすると、不時着シーンもぶつ切りであまり見応えがありません。何よりも事故調査委員会のあまりにもお粗末なシミュレーションには呆れるしかない。あんなバードストライクから即飛行場に引き返すなんてあり得ないなんて素人にも分かるでしょう?これで責任を問われるわけがないってのも明らかで、途中から何だか居心地が悪くなった。多くの人の果敢な行動で一人の犠牲者も出さずに済んだのは事実ですが、何だかお尻がムズムズする。何だろう、この違和感は。私がひねくれているだけかもしれませんが。 クリントイーストウッドは「グラン・トリノ」をピークにして、その後の実話ベースのお話は切れがだんだん悪くなっているように思えてます。抑制の効いた演出は相変わらず素晴らしいんですが。[映画館(字幕)] 6点(2016-10-01 15:54:03)《改行有》 19. ハネムーン(2014) 《ネタバレ》 終盤、オチが見えてから失速したがそこまでの展開はなかなか良かった。楽しいはずのハネムーン。妻の様子がだんだんおかしくなってくる。今、目の前にいるこの女は本当に自分の妻なのか?ハネムーン特有のちょっとピリピリしたムードも良く出ていた。ラストがとにかく残念の一言。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-03 17:26:24) 20. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 これは何とも評価が難しい。アベンジャーズとは正反対な暗く重い映画。あまりにもパッパラパーなアベンジャーズよりは余程好感が持てる。が、それも度を越すと人にお薦めもしかねる、そう言う作品。ザック・スナイダー監督はウォッチメンはあれだけ素晴らしかったのに何故最近の作品はこうもシャープさに欠けるんだろうか?ただ、表立って批判されたらたぶん私はかばうと思う。悪い映画ではない。[映画館(字幕)] 6点(2016-04-02 22:30:12)(良:1票)
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