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1. ピエロの赤い鼻
《ネタバレ》 この映画の主題は、ピエロが持っている「道化のおかしさ・切なさ」と「自己犠牲の尊さ」だと思う。主人公とその友人は好きな女性によい格好を見せようと、ラジオからの戦争高揚のアジテーションに載せられて、遊び気分で爆弾を使って、鉄道施設を爆破してしまう。おそらく二人は成功するとは思っていなかったはず。サーカスの余興でピエロがするように、ほんの悪戯に過ぎなかったはずなのに・・・。そして、その二人をかばった見張り役のドイツ兵が、そして当日鉄道施設で宿直していた者が、本当にあっけなくゴミ箱に紙くずを投げ捨てるように、射殺されてしまう。でも、その行為は決して無駄ではなく、主人公と女性の結婚、子どもの成長をはじめ様々な平和な明日に繋がっていく、大切なものであったことがわかります。少し切なさを伴って・・・。そう思うとピエロの化粧も、赤い鼻も、スポットライトにあたる姿も切なく見えてしまうから不思議です。また「ピエロとアコーディオンとシャンソンは相性が抜群」そんなことをエンドロールをぼ~っと眺めながら感じてました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-10-26 22:21:25)
2. ビッグ
《ネタバレ》 久し振りに面白い、心暖まる映画を見ました。トム・ハンクスも若くまた、エリザベス・パーキンスもチャーミングで、できればあのままの二人のままでと思ったけれど、それも続くわけがなく、その理由がトム・ハンクスが子どもに戻りたくなったからという気持ちの動きが切なくまた可愛らしくて、本当に楽しい、大人のおとぎ話を観ました。
それにしても、このようなお話しのコメディー・ドラマは日本にもありますが、アメリカの映画はさっぱりと垢抜けていてグッドです。というよりも日本の俳優・風景だと身近すぎて、今ひとつコメディー・おとぎ話に心を委ねきれないということかもしれません。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-01 17:43:58)《改行有》
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